2012/02/27

今年のCyber-shotはmicroUSB端子を持っているのがミソなのだ

ITMediaにTX300Vのレビューが上がったのでその補足。

USB充電の話。
2011年(もしかしたらその前年)からUSBで充電できるデジカメが出始めたのだが、
2) カメラ側のUSB端子がmicroUSBでもミニUSBでもないので専用ケーブルが必須だった
2) どこをチェックしてるのかパソコンのUSB端子と付属ACアダプタ以外では充電してくれないカメラもあった
わけで、なんとも不便だったわけである。

なぜデジカメ側のUSB端子が特殊なコネクタだったのか。
実は、USBの信号(信号線と電源)以外に、アナログ映像・音声信号用の端子も一緒になってたのである。
片側がピンプラグになった映像・音声ケーブルと、USB端子になってるデータ転送用ケーブルをつけかえられるようになってたのだ。
でも今やどのデジカメも映像音声用にHDMI端子を持っている。
クオリティを考えれば、もうアナログ映像出力はいらんだろうと思うのだが、一度つけた機能はなかなかはずせないのか、ずっとひきずってたのである。

で、今年のソニーはさりげなく、カメラ側の端子をmicroUSBにしたのだ。
そうすると汎用のケーブルやACアダプタが使える。iPhone用のACアダプタも使える。
うちはこんな感じでバード電子のTS3(USB出力を3つ持ってる、USB電源アダプター)を使って、Android機やiPhone、エネループ、Wi-Fiルーターなんかを充電してる。
デジカメもここで充電できるとなると、バッテリ充電器も不要だし、専用ケーブルも不要だしでメチャ都合がいいのだ。
(TX300Vも、うちにレビュー用に来てた個体は、上記の環境で充電できた。製品版でもできると思う)
microUSBならケーブルもいろんなのが出てるから、短いケーブルなら邪魔にならない。
さらに、エネループモバイルブースターを使えば、それひとつでiPhoneもIS05(同じシャープ製Android機でもInfobarはケーブルやACアダプタを選ぶので厄介だが)もCyber-shotも充電できるので外出先での不意なバッテリ切れにも対応できるのだ。

これは、イマドキのモバイル機器として当然こうあってしかるべきだと思うわけである。
予備バッテリを持って行くより、充電器を持って行くより、必要に応じてエネループモバイルブースターか、iPhone用ACアダプタをひとつ持って行けばOkという方が楽じゃないか。

USBを「直流5Vの電源端子」として使っていいのか、規格的にどうなのよという問題や、付属のACアダプタとケーブルのセット以外での充電はメーカーが保証できないじゃないかというのはさておいても、
USBが当たり前のようにそう使われてる現状を(こっそり)追認してくれた方が利便性はぐっと高くなる。
ただし、どの組み合わせでもうまくいくとは限らないので、自己責任でどうぞ。

バッテリを取り出して充電器にセットするのは7.2Vのリチウムイオン充電池を使うハイエンド機やレンズ交換式カメラだけでいいじゃないかと。

そんなわけで、もういっそのこと、本体側の端子はmicroUSBに統一してくれ、と。そう思う次第であります。

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