にしても天気が悪くて寒いですな。困ったものです。作例も撮れない。
じゃあ晴耕雨読だなってことで
パラパラと「図解 デジタルカメラの仕組み」を読む。
実はこれ、アサヒカメラ誌の連載をベースに加筆・訂正したものだそうで、
金曜日に担当編集者から、ぜひ紹介してくれといわれたのですよ。
で、読んでみて驚いた。
一見、初心者向けなんだけど、中身はすげーテクニカルなの。
ほんとうに「図解」。
カメラの構造をベースにひとつひとつの機構やパーツやデジタル処理の中身を丁寧に図入りで解説してくれてる。
撮像素子ひとつとっても、ベイヤー配列の話からマイクロレンズ、ローパスフィルターといった細かいところまで、
シャッターに至っては、シャッターボタンの半押しに仕組み、昔ながらのシャッター幕の構造や動作から、電子シャッターによるローリングシャッター歪みの理由まで、
さらにAFの仕組み、ボディ構造、三脚、WBや動画、画像処理エンジン、カメラの清掃の仕方などなど
ひとつひとつをバラして細かく丁寧に説明してくれてるのだ。
けっこう細かいところもつっこんでくれてるので
今のデジカメにどんな技術や工夫が詰まっているかが、
メカ的な部分からデジタルな部分までわかる。
わたしにとって有難いのは、内容が信頼できることと、
ひとつひとつの項目についてちゃんと技術者に取材してそれをかみくだいて書いてるのが読んでてわかる。
技術に明るくない人になんとなく動作概念をわかってもらえればOkって本じゃなくて、
きちんと技術的に正しく書こうとしてるし、
可能な限り最新の情報が盛り込まれているので
ある種のリファレンスになるのだ。
わたしもなんとなくはわかってるけどいざ説明しろといわれると困るような技術や機構はけっこうあるわけで、
そういうときは、いい加減なこと書いちゃいけないからその都度調べて確認してるんだけど、その際、もっとも役立つ本として手が届くところにおいておきたい感じです。
というわけで褒めてみました(笑)>担当編集者さま
まあマジで役立ちますよ、これ。
さて、夜、Windowsマシンを引っ張り出して、つなぐネットの連載を書く。
初心者向けの連載で、今回はデジカメの写真をメールしたりプリントする話。
昔はこういう原稿をよく書いてたので、頭の中がそういうモードに切り替わると比較的サクサクと進むが、切り替わるまでの下準備に時間がかかるのです。
で、Windowsマシンでスクリーンショットを取りつつMBAで原稿を書き、
なんとか明け方までに図版の整理も終わってメールして一段落。
1 件のコメント:
ありがとうございますー(担当編集者)
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