2014/06/07

[古道散歩]雨中の新潮講座「東京古道散歩」の日

東京古道散歩もとうとう雨中に飛び出しました。
てなわけで、雨。
小雨になってくれたのでそれもまたよし。
神社仏閣の類いって雨のしっとり感が妙に似合うし。

千駄ヶ谷駅に集合。
駅前にはいい具合に屋根があるのでそこで概要を説明し、
鳩森八幡神社へ。
雨中の富士登山。

観音坂を下って聖輪寺。
聖輪寺と鳩森八幡はいずれも平安時代創建との伝承がある場所で、
古道に相応しい。

観音橋で渋谷川(暗渠)をわたって国立競技場や日本青年横目に
都営霞ヶ丘アパートと外苑マーケット。
そして勢揃坂を上り、青山熊野神社を尻目に原宿へ。
妙円寺で原宿発祥の地の碑。
なぜここがこんな碑を建てたのかはナゾ。

戻ってまい泉前、オープン前のAppleStore表参道脇を通り、そのまま裏道を国連大学方面へ。
突き当たったら青山通りに出て、岡本太郎の前から
青学脇の八幡通りを金王八幡宮へ。
ここ、渋谷城址。屋根もあるし宝物殿もトイレも喫煙所もあるのでしばし休憩。
時計を見ると思ったよりハイペースで辿り着いてる。
それはきっと雨だから。
公園や神社などに立ち寄ると、最後尾到着の待ち時間や参加者の動きを見て、
そこにとどまる時間を調整してるのだが、
雨のせいか、立ち止まって写真を撮る人も少なく、
いつもより列も間延びしない。

この分だと15時には目的に達しちゃうなあと思いつつ、
並木橋をわたり、猿楽古代住居跡公園に立ち寄ったりしつつ
猿楽塚へ。ここで終わりの予定だったが、まだ15時。
足を伸ばして、目黒元富士跡へ。

ちょっと早いけど駅へ向かうかと思ったら、
せっかくだから坂を下りて中目黒まで行きませんかとの声。

みなさまがよければそうしましょう、ってことで
目切坂を下り、宿山橋を渡り、
それでおわってはつまらないので、
宿山方面へ坂を上る。
予定の時刻は過ぎそうだけど、
せっかく目黒川を渡ったのだからひとつふたつは面白いポイントを案内したい。
がんばって小川坂を上り、
崖をおりて烏森稲荷神社へ。
ここ、手水舎に崖からの湧水を使ってたりしてなかなか面白いのだ。
狐の口から水が湧いてます。寿福寺にあった稲荷を江戸時代に遷座したらしい。
そして、蛇崩川沿いに中目黒駅へ歩いて解散。
4月期の「東京古道散歩」講座はこれで終了です。
お疲れ様でした。
7月期は机上フィールドワークってことで、スリバチ学会の皆川さんとふたりで遊びます。
よろしければぜひ。
講座詳細 | ヨム・カク・ミル・シル 新潮講座 SHINCHO CHAIR | 新潮社


解散したら、新潮講座担当者らとおまけ散歩。
もうちょっと歩きますかと、
烏森稲荷神社に戻り、
宿山庚申塔群、寿福寺を訪問。
寿福寺は江戸時代創建というけど、実は鎌倉時代の板碑も残っていて
もっと古いはずだといわれてる。そう思う。板碑なんてそう残ってるもんじゃない。
その板碑はどこにあるのか。実は奥に立ててありました。
雨に濡れる板碑。

続いて、目黒区と世田谷区の境界をとおって蛇崩川を渡り、
葦毛塚訪問。

宿山を抜ける鎌倉街道はこの区界で川を越えて、葦毛塚に抜けていたのだとわたしは考えております。

これ以上歩くとどの駅からも遠くなるので、
蛇崩川に戻り、駒繋神社を経由して、
三宿へと向かい、
246沿いの夕方オープンの板そばのお店で
ビール飲んでそばを食う。
ここ、旨いのでお勧め。

結局、雨の中、2万歩以上歩いたのでありました。


帰宅してシャーロック3を見ようと思ったけど、
疲れてたのでそのままバタン。






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