日本vsコロンビア戦はNHKとテレビ朝日が放送してて
普段なら民放のあおり具合やら頼りない解説やらが気に入らないのでNHKを選ぶのだけど、テレビ朝日の時だけは別。
松木だからである。
親善試合時や試合がまだあまり動いてないとき、
日本が余裕で勝ちそうな時の解説は
おなじみの「うるさい応援おじさん」なので
まあ気楽に「日本が倒れたら全部ファールかよ(笑)」と
見ていればいいのだ。
松木の真骨頂は試合が拮抗してきたときにあらわれる。
松木が本気になる瞬間だ。
口調は変わらないけど、
さすが元監督、指摘がどんどん具体的に的確になっていくのだ。
今回はコロンビアの2点目。
せっかく追いついたのだからぜったい突き放されてはいけない場面。
ここで1点取られたら逆転するのは(日本の攻撃力からいって)むずかしい。
そんな局面、
右サイドでコロンビアの4番がボール持ったとたん、
まだ日本のゴールは遠いのに
松木が、そこは詰めなきゃだめだ。持たせちゃだめだ。
と何度も叫んだのだ。
結局、その4番から10番のロドリゲスにボールが渡り、
DF陣がロドリゲスに3人釣られたところで
左サイドのマルティネスがどかんと決めて勝ち越された。
松木の目は正しかったのである。
同じようなことがアジアカップでもあった。
FKだったかな。そこを空けてはダメ、といったとたん、そのすきまから決められた。
逆にゴール前に攻め込まれても、松木が黙ってるときは大丈夫である。
点は取られてない。
つまり、
サッカーに詳しくなくても、松木の様子をちゃんとつかんでいれば
勝負どころがわかるのだ。
松木がのほほんと応援してるときは「まだ大丈夫」
守備において「ダメ出し」をはじめたときは
本格的なピンチで、ヤバいときと思えばいいのである。
一見、やばそうでも、松木が本気モードになってないときは
静かにしてるときはちゃんと守れるのである。
だから松木解説のサッカーは面白い。
攻撃はともかく、守備や選手交代面での松木の目は信用できます。
さすがプロです。
パブリックイメージとは違って、松木の解説はすごいのだ。
ちなみに、日本テレビでは都並が、テレビ東京では松原がよかった。
TBSとフジはよく覚えてない。
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