それなりにその鑑識眼審美眼に一目置いている人たちがこぞって
絶賛してるのである。
これは観に行かねばなるまいと思ってた「シン・ゴジラ」。
TOHO CINEMAS 新宿のIMAXシアター。
夫婦50割。IMAX分の500円を追加しても安い。
平日なのにけっこう埋まってるけどなんとか予約完了。
新宿へ。
「シン・ゴジラ」である。
なんとみんなでTOHO特製モンスターボールを投げて
ゴジラをゲットするという映画であった。←ちがいます!
日本の特撮映画なんて、「平成ガメラ」以来である。
「シン・ゴジラ」の感想っていたるところに上がってるのだけど、
面白いのは、
みながみな、「ネタバレせずに絶賛する」よう苦心してること。
おかげで事前情報先入観ゼロで観に行けたのである。
感謝。
で、だな。
これは面白い!
想像の10倍くらい。
「特撮は楽しめるだろうけど、学芸会なアイドルやら謎の恋愛シーンやらを我慢してみなきゃいかんかなあ」と思ってたのだが、
そういう夾雑物が一切ないのだ。
ゴジラから東京を救ったのは愛だった、てな話を期待してる人は
肩すかし。そんなものは一切ないのだから。
その代わり冷徹なのである。
だって、主人公(的な人)が内閣副官房長官ですよ。
そんな特撮映画観たことない。
日本が日本であるまま怪獣と立ち向かう、
日本にしか作れない日本映画なのである。
でもって、総監督が総監督なだけにディテールや様式美にすごくこだわってて
ひとつひとつのシーンがいちいちたまらんのだ。
ゴジラの哀しい叫びも含めて。
100点満点で98点くらい。
マイナス2点は……細かく語るとネタバレになるので書かない。
やはり、これを観たら
「感想を書きたいけどネタバレはしたくない」
気分になるのだ。その気持ちよくわかる。
できれば、事前情報なしで観に行って欲しい。
パンフレットにもそう書いてある。
そういう映画なのである。
わたしはこの手の映画が大好きなので大絶賛なのであるが、
アニメ特撮SF……そういったものにまったく興味がないうちの妻が
見終わったとたん「パンフレットは買わないの?」といったくらいなので
やはり映画として面白いのである。
にしても、本気になればこんな映画作れるんだなあ。
帰宅して
残りの仕事を仕上げてメールして寝る。
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