2013/03/17

小田急もまもなく一部が地下に潜ります

東急東横線の渋谷駅が地上2Fから地下5Fに、てなニュースが巷を賑わわせておりますが、小田急線ユーザーにとってはこっちの方も重要なのであります。

小田急の世田谷代田-下北沢-東北沢間が3月22日始発から地下に潜る。
小田急の梅ヶ丘から登戸はすでに「高架化」という形で複々線化されているのだけど、
梅ヶ丘より東、つまり環七より内側は高架化が難しくて(土地の確保問題もそうだろうし、下北沢で井の頭線の下をくぐってるのだけどそこをどうするという問題も有るし)、地下にもぐることになったのだ。

梅ヶ丘まで高架を走ってきた小田急線は、梅ヶ丘駅をすぎると地下にもぐって環七の下をくぐり、東北沢駅をすぎると地上に出てきて、代々木上原駅で地下鉄と連絡するという、
地下から地上に出て地下鉄に乗り換えるという楽しい構造になるのである。

その辺はシモチカナビというサイトに書いてあります。
シモチカ ナビ
特にこの地下化工事の概要がお勧め。
シモチカナビ(構造と工事の進め方)

下北沢駅は地下3Fに急行・特急用ホーム、地下1Fに各停用ホームを作り、最終的には地下2層構造になるのだが、22日はとりあえず先に作った地下3Fのホームへまとめて移行し、そのあと地下1Fの各停用ホームを掘削して作るのだそうで、完成はまだまだ先なのだけど、その前に、今まで1Fの小田急と真上を交差する2Fの京王井の頭線の乗換は、乗車位置を間違えなければ1分かからなかったのに対し、地下3Fから2Fへの5フロア分を約5分かけて乗り換えるという不便さを一足早くあじわわせてくれるということで、
たとえば、小田急線→井の頭線→東急東横線と乗り継いで横浜に出ていたわたしにとっては、下北沢での井の頭線への乗換、渋谷での東急東横線への乗換の両方がいっぺんに遠くなったわけで、さてどうしようかなと、
下北沢はスルーして、代々木上原→千代田線→明治神宮前→副都心線(東横線乗り入れ)の方がいいのではないかと思ったりする次第。
まあ、次回横浜へ行くのはいつになるかわからないのだけど、
覚えてたらやってみる。

そんなわけで、自転車で作例を撮って回ったのだけど、
世田谷代田から下北沢方面へ行くと、踏切ごとに、あるいは線路を越える陸橋ごとにカメラを構えてる人がいて、この一週間はここも大変だなと。
特に小田急線にはフォトジェニックなロマンスカーもいるからな。
たとえば、環七の上を横切るロマンスカーの写真なんてのも今週いっぱいで撮れなくなるのだ。
この姿を見られるのもあと数日
OLYMPUS XZ-2。撮影場所は内緒w

世田谷代田陸橋上から新宿方面を
OLYMPUS XZ-2。世田谷代田の陸橋から新宿方面。
さらにシモキタへ近づくと、
踏切待ちをしてる人はみんなでスマホやらケータイやらで写真撮ってるし、端っこには鉄道好きがずっと踏切を渡りもせず写真を撮り続けているし。
下北沢駅に入っていくロマンスカー
OLYMPUS XZ-2。下北沢駅に入っていくロマンスカー。
下北沢駅
OLYMPUS XZ-2。下北沢駅を出発する急行。
もう踏切からすぐ見える駅のホームという私鉄っぽい風情はなくなるのだけれども、よくもまあこの狭い駅で長年がんばってきたなあとも思うわけで、古いもの好きとしては複雑な心境であります。
もっとも、梅ヶ丘以西が高架化されたときにけっこう諦観はしてるんだけど。
昔の千歳船橋駅は私鉄の各停駅って感じで改札から5秒で電車に飛び乗れたりしてよかったなあ、昔の豪徳寺駅はその地形をいかしたデザインで改札を抜けたら斜面に掘られたトンネルを抜けてホームに行くという構造がよかったなあ、と、今でもいいたい感じはあるのだけど、まあこうして、どんどん街をフラットにしていくのが東京のさだめといえばそれまで。まあ、愛はさだめ、さだめは死であります。

個人的には、地下化って好きじゃない。高架化の方がまだいい。
だって、地下にもぐると車窓からの風景が見えなくなるから。
あれはちょっと寂しい。

で、帰宅して、ITMediaにDP3Mの原稿を書くが、推敲してから送ろうと思って寝かす。
さらに、MacPeopleにSmartTriggerのレビューを書いてメールする。

そうそう、FUJIFILM X20のレビューを書いてて思ったけど、
わたしの撮影スタイル……なんて大げさなもんじゃないけど……にはX20よりXZ-2の方が合うみたいです。X20はいいカメラだけどXZ-2もいいカメラで、どっちがいいかは(まあ、ディテールの解像感はX20の方が上だけど)、どういうスタイルでどういう写真を撮りたいのかで決まるのでしょう。XZ-2はよいですわ。

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