あと1時間はやく起きないといかんよなあと思いつつ寝坊したのはしょうがない。
朝7時ですでに猛暑。
狭い路地で人なつこい猫。XZ-2 |
「畑へ行けば畑へ、浜へ行けば浜へ、ついてきよるんよ」という。
猫がいる路地を抜けて港へ出る。
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猫好きのおっちゃんらしく、港をうろうろしてる他の猫も後をついていく。
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海老の選別をしたりしてる。
小さな漁港である。
さばいた海産物はその辺の道ばたでおばちゃんやらおばあちゃんやらが売ってて、
近所の人がふらりとやってきては買って行く。
風光明媚なとこなのでカメラをぶら下げた観光客も多く、
またこんな生活の場所まで撮りに来て……ってうさんくさげに見られたり、
顔なじみからは「いつきたん」みたいに声をかけられたりする。
狭い路地で(まあ狭い路地しかないんだが)、80は過ぎていようかというおばあちゃんが座って団扇で扇ぎながら涼んでる。その足元に猫がいる。
「家にいるよりここの方が風があって涼しいけん。この団扇も座ってたら誰かがくれた」といって笑ってる。この猫はすぐ膝に乗りたがるといって団扇で遠ざけてるのがおかしい。
この辺、ここ10年で20回はきてる。
「こんな何もない田舎、もう見るとこもないやろ」といわれる。
そこで生活してると当たり前のことでも、外から見てると何度も来ても面白い。
でも訪れるたびに廃墟や家を取り壊した跡地が増えている。
観光地となっている鞆港周辺はそれなりに観光客で賑わっているが、
その奥にある地区は買い物難民状態だという。
難しい問題である。
あまりに暑いのでいったん帰還し、朝ご飯を食べてまたちょっと、今度は山の方へ散歩。
猫が日陰に避難してへちゃーとつぶれてた。
コントラスト差がでかいのでHDRモードにして無理矢理、海と一緒に。
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