レビュー用作例が必要なカメラと時前のE-M1を携えてまずは渋谷へ行ったのである。
ヒカリエから渋谷川を撮影して、あとはブラブラとレビュー用作例でも撮ろうかなという算段。
最近はよく知られるようになったけど、
新宿御苑あたりから流れ出た川は原宿から渋谷を流れ、広尾をすぎて、下流は「古川」という名前になって海に注ぐ。
今は地下を流れる暗渠になってるので普通は知られてないが、
渋谷駅南の「稲荷橋」から開渠となって顔を出してるので
ああ、ほんとに渋谷駅前を流れてるんだなとわかるわけだ。
当時の地図をひっぱりだしてみるとこんな感じ。
いやあ面白い。
左は明治時代後期の渋谷。
山手線はもう通っているが、渋谷駅の場所が今とは違う。
わかりにくいけど、山手線の内側を渋谷川が流れてる。
「東京時層地図」の方が見やすいので、そのスクリーンショットにちょいと書き足してみたのがこちら。
左が明治の終わり、右が昭和末期の渋谷。東京時層地図より。 |
渋谷南口の稲荷橋は現存。名前の元となった稲荷神社は元は駅前にあったが
今は遷座して、金王八幡の隣の「豊栄稲荷神社」となっている。
駅前バスターミナルに稲荷がポツンと残ってても面白かったのだけど、まあちゃんと遷座してますってことで。
で、バブル期の地図にある青い四角が、今日顔を出していた渋谷駅。
駅に着いたら寄り道せずにヒカリエに向かい、即行で9Fへ。
西方面はここが一番観やすくて人も少ない。
駅を見下ろすと……絶賛大工事中
もともと渋谷にはめったに近寄らないのでよけい変貌過程が新鮮なのだが、
東急東横店は半分以下になってて向こうにスクランブル交差点は見えてるわ、
東急渋谷駅跡はもう屋根もなくどんどん削られてるわ。
そして駅前にぽかんとあいた狭いスペースに顔を出してる暗渠。
中はよく見えないのだけどあれが渋谷川だろう。
iPhone5s+アプリあれこれ |
ついでに歩道橋からも。
にしても、
渋谷駅東口は大変貌しますな。
渋谷駅に西側から……つまり井の頭線でアクセスする身としては
ダンジョンっぷりに拍車がかかって混迷の度を深めております。
ついでにぶらぶらとカメラを持って散策し、
神泉駅から井の頭線。
池ノ上で降りて、森厳寺経由で下北沢駅へ。
下北沢駅も絶賛大改造中で
駅前にあった戦後を思わせる下北沢駅前食品市場も徐々に閉鎖されつつあり、
一部だけが細々と残っているありさま。
古いものがなくなるのは寂しくはあるけど、
まあ東京なんて徳川家康入府以来、こんなスクラップ&ビルドと改造の繰り返しの上に成り立ってきた都市なわけで、いまさらなにをかいわんや、という気がしないでもありません。
夜は新潮講座のための準備をあれこれ。
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