朝早く、新宿集合。
街歩き仲間10人で2台の車に分乗し、
一路埼玉へ。
埼玉といえば埼玉県のさいたま市であるが、
実は埼玉県の埼玉はさいたま市ではないのだ。
それどころか、
かつて武蔵国は20個以上の郡で構成されてて
今の埼玉県はそのうちの10個以上の郡がくっついたでかい県なのであるが、
さいたま市(要するに大宮や浦和)は埼玉郡ではなく、足立郡だったのだ。
埼玉県の埼玉といえば、埼玉郡である。
埼玉郡にはそのものずばり「埼玉」って地がある。
それが今の行田市埼玉。
むかしは「さきたま」と呼ばれており、前玉と書くこともあった。
そこに巨大な古墳群があるのである。
「さきたま古墳群」。
そこにあるひときわ高い円墳「丸墓山古墳」が
1590年、忍城を攻めた石田三成が陣をおいた場所。
行田市は「のぼうの城」の舞台である忍城があった土地。
丸墓山古墳の上に陣をおいた三成が
全長28kmという巨大な堤(石田堤)を築き、
忍城を水攻めにしたはいいものの、
数日で堤が決壊し、大量の水が自陣を襲ったという
涙無くしては聞けない物語の場所なのである。
で、今回は
・忍城址を訪れる
・さきたま古墳公園で古墳に親しむ
・さきたま古墳カレーとゼリーフライを喰う
さきたま古墳カレー。古墳公園脇のビストロフジヤマを選択。 |
の4つのミッションをコンプリートするべく決行されたのである。
とはいえ、平日に10人も集まるんだからどんな大人たちなんだか。
にしても面白いとこでしたよ。
特にさきたま古墳公園。
古墳好きにはたまらん場所で、
今の古墳って、1000年以上昔のものだから、
木が茂ってこんもりした森状になってるのが普通なんだけど、
ここはぜんぶ木を抜いて(たぶん)、
諸般の事情で壊された箇所は修復して、
古墳が作られたときのイメージを復元してるのだ。
荒野の中に前方後円墳がポコポコと盛り上がってるのである。
それが9基。
感動いたしましたですよ。
将軍塚古墳なんか、古墳の中にはいれるんですよ。
(正しくは、削られて失われた箇所を復元する際、
古墳展示館を中に作った)
丸墓山古墳なんて墳頂に上って、石田三成気分を味わえるんですよ。
前玉神社なんて、さきたまのルーツですよ。
たまらん。
で、写真もパノラマもシータもたくさん撮ったのだけど、
ゆっくり貼り付けてる時間が無いので、いずれ別エントリーで。
とりあえず、丸墓山に落ちる夕日の写真。
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