箱根湯本駅をおり
駅前を走る国道一号を西へ。
このあたり、国道一号バイパスでもある小田原箱根道路ができたおかげで
国道一号であるものの道幅も交通量も抑えられて沿道には
温泉系観光地らしい土産物屋やイマドキのカフェ的なあれやこれやなんやかんやが並び16時過ぎると店を閉める準備をはじめるような温泉系観光地らしさを醸し出しつつ
ほどよく佇んでいて
猫とも出会ったりする。
そんな土産物街の外れ近くにある「ちもと」の「湯もち」は旨かった。
またたべたい。
小田原馬車鉄道湯本駅跡を抜け、早川を渡り、
源泉の熊野神社を訪問。
かどっこにある和菓子屋さんわきで湧いてるのは温泉。
触るとあたたかい。
そのままつらつらと坂道を上るとやがて、旧東海道、つまり江戸時代の東海道に出る。
今の国道一号は川沿いの谷地だが、旧東海道は少し高い斜面の途中を通っていたのだ。
途中、小さいが手入れされた石の祠に出会う。
なんだろねと話をしてたら向こうからやってきた地元の老女が
これは道祖神で、おうちの人がきれいにしているのだと教えてくれた。
このあたり、江戸時代の箱根湯本の宿であり、古い集落なのである。湯本茶屋というくらいだから茶屋も並んでいたのだろう。
少し歩くと、北条早雲の名をとった早雲寺。
臨済宗。三代にわたり小田原北条氏の帰依を受けていたが、
秀吉の小田原攻めの際、秀吉の本陣とされた。
でも境内には北条五代の墓がある。
これは1670年に北条氏の子孫が先祖供養のために建てた供養塔。
一番右が北条早雲。
早雲寺のはす向かいあたりに湯本白山神社がある。
ここは未訪問なので立ち寄る。
この神社自体は早雲寺境内にあったものが江戸時代にここに移されたようだが、
境内に残る「大岩」や「湧水」を見ると、もともとそういう信仰の場ではあったんだろう。
ここから少し歩くと下宿のバス停。
湯本宿の下宿があった場所だ。
にしても、箱根湯本の旧東海道で宿があったともなると、
しかも早雲寺まであるわけで
それなりに歴史スポットのはずだが、
「ここが旧東海道です」という案内一つも無いのはもったいないことである。
旧東海道から降りて駅へ向かう。
時計を見ると、次のロマンスカーに乗れそうってことで急ぐ。
EXEだったがまあしょうがない。
町田までEXEに乗り、急行に乗り換えて経堂へ。
妻と合流し、3人で夕食。
今日のログはこんな感じ。
時間がなかったので大して歩いてないが、
風祭から旧東海道を辿る散歩ってのもよさげ。
旧東海道をさらに箱根に向かいたいが、地図を見る限り、
そっちへいっちゃうと、芦ノ湖まで歩く羽目になりそうであるが、
一度は旧東海道の石畳も歩いてみないとなあと思ったりもするわけである。
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