麻布台ヒルズから虎ノ門ヒルズへ歩く。
のだが、
我善坊谷が埋められて麻布台ヒルズになったことで、もともと高低差がある別々の土地だった「我善坊谷」と「仙石山」がつながった。仙石山はかつて仙石氏の屋敷があったことに由来する。
仙石山の住宅街には昭和12年に建てられた「仙石山町会防護団」の碑があったのだが、あれは残ってるのかなと立ち寄ってみると、ありました。
碑の隣や後ろにあった家は取り壊されてしまい、ぽつんと碑だけが残ってた。
2019年撮影の仙石山 |
2024年撮影の仙石山。碑の周辺がすっかりまっさらに。これから開発がはじまるのか。 |
ぽつんと残っていた「仙石山町会」の碑 |
さて、再び虎ノ門ヒルズへ。
愛宕神社で出会ったねえさまから
「あそこに見えるビルにあまり知られてない展望フロアがあっておすすめだから行ってみて。エレベーターで7階に上がって8階にエスカレーターで行ってそこからカフェの横にある通路に入って奥にあるエレベーターで45階に行けばあるから」
と云われたのだが、それでたどり着ける気がしなかったので
「そのフロアの名前はなに?」と聞いたら「東京ノードだったかな」という。
なので「東京ノード」というキーワードを頼りに言われたビルへ向かう。
このビルの少しデザインが違うフロアがそうなのだという |
ビルの袂に辿り着くと、「TOKYO NODE」はこちら、という矢印の案内がある。
それに従うと、人々が多く出入りしてるショッピングや飲食の出入口ではなく、
その横のオフィスフロアへの扉に向かわされる。
この時点で不安になるが、ここまで来たら行くしかあるまい。
休日でほぼ人がいないフロアにはいり、エレベーターで7階に(乗ってるのがわたしひとり)行くと、だだっぴろいヒトケのないフロアに連れて行かれたのだが、確かにそこに「8階へ上るエスカレーター」があり「TOKYO NODE」と書いてあるではないか。
ひとの気配が僅かなので不安になるがこれを上るしかあるまい。
上がってみると、確かにカフェの脇に「TOKYONODE」と書かれた通路への入口がある。
他に誰もいなくて不安に思いつつ、思い切ってそちらへ向かう。いやな予感しかしない。
そこは無機質でところどころが光っていて左右には閉じられたドアがあって、
SFならレーダーが張り巡らされていて侵入者を見つけたらレーザーで攻撃されそうなそんな通路だ。
突然屈強な警備員が出てきて追い出されそうな通路を奥まで行ってみる。奥に何があるかわからないけどとりあえず行ってみる。すると突き当たりの右にエレベーターが。
これに乗るしかないなとエレベータの箱にはいると、「8」と「45」の2つのボタンしかないのである。
思い切って「45」のボタンを押す。
直通エレベーターはぐいぐいと上り、やがて45階に到着。
奥に大きな窓がみえる。
どうやら自動ドアの向こうが「TOKYONODE」らしい。
なんと、誰もいないではないか。
でも、そのフロアにあるお高そうなバー以外は確かに開放されているのである。
落ち着かないけどそれがまた楽しからずや。
そして東京を見下ろすには最高の場所なのだ。
窓からは警視庁やら皇居を見下ろしまくり。この上空から皇居一帯を見下ろせるとはおもわなんだ。すごいな森ビル。
国会議事堂を真横から見下ろすとか、丸の内のビル群を一望できるとか
なかなかすごい眺めなのであった。
まだTOKYONODEの目玉である上階のレストランはオープンしてないようで
オープンしてしまったらもっと人も多く来るだろうが、
ちょいと敷居が高そうなルートを通る必要があり、
これはあらかじめ教えられないと来ることできない場所ではあり続けそうである。
てなわけで帰宅して、
ascii.jpに猫連載を書いてメールして寝る。
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