昼間、雑誌のデジカメ特集ってことでオンラインで取材を受ける。
たまにはこういうのもなかなか楽しい。
買い物ついでに普段通らない道をぶらぶら走ってみたら暗渠で猫に会う。
昨夜ソニーからα7Vが発表され、本日メディア向けの説明会。
α7IVってすでに4年前で、その後α7RVとかα7C IIなどα7 IVより新しい世代のカメラが登場したため、スタンダードモデルが他より中身が古いという状況になっており、α7 Vの登場が待たれていたのである。
それがまあ、この3〜4年で進化した機能を全部入れてきた上に、背面モニタもマルチアングルに成り、センサーも部分積層型になりとすげー進歩してきたのだった。
良いですな。大変良い。価格は上がったけど、ここまで性能も上がったならまあ満足かなと。
これで各社のスタンダードクラスが出そろった。
一足早かったニコンのZ6IIIは部分積層型。
α7 Vも部分積層型。
EOS R6 IIIは積層型じゃない。
そこにちょっと差はあるけど、どれもAFは速くて電子シャッター時の連写速度も速くてLOG対応で動画もちゃんと撮れて、って時代に突入したわけである。
ここまでくると「いや、そこまで連写いらん」「ポートレートや街のスナップは撮るけど電車や野鳥は興味ないから被写体検出AFの性能はそこまでいらん」って人もいっぱいいるだろうから、そういう人には、Z5 IIやR6 IIやα7C IIがあるのだ。その方が安いしね。
わたしは「超高速連写はいらんけど、めちゃ賢い被写体検出AFは欲しい。高感度もそこそこ欲しい」「高性能より軽くて携帯性が大事」って人なのでα7C IIが今のところベストなのである(これでモニタがチルト式ならなおよかったのに)。
で、帰宅してから深夜までこの説明会をベースにα7 Vの記事を書く。
週末に開催される「東京古道散歩」の下見で四谷へ。
四ッ谷駅改札脇の「史跡展示広場」が充実してて良いが文字が多くて図も細かくて詳しすぎて、立ち止まって熟読する人なし。もったいない。
四谷見附→心法寺→外濠に沿って歩いて喰違木戸跡。
迎賓館(紀州屋敷跡)をぐるっと回って鮫河橋から寺町を歩き、須賀神社から於岩田宮稲荷経由で四谷三丁目駅へ。
若葉町の崖下にあった小さな謎の祠。たまたま近所の人らしいおっちゃんがいたので聞いてみると、詳しくは知らないが、関東大震災の被災者供養のためと聞いているそうな。謎がひとつとけた。
ちょっと時間があったのでさらに歩いて新宿歴史館へ疲れた足を伸ばす。
良い発見は「○〆猫」。前回訪れたときは気づかなかったわ。
これ、招き猫の元祖といわれる「まるしめ猫」が新宿区にある遺跡から発掘されたもの。
招き猫の元祖は今戸神社か豪徳寺か、と言われることあるけど、
豪徳寺は大正時代末期(と考えられる)のに対し、浅草にはすでに「まるしめ猫」という名で江戸末期に存在していた(ポーズはあきらかに招き猫だ)ということで、今戸神社(当時は今戸八幡)が発祥かどうかは別にして、浅草の今戸焼だったのは確かなよう(武江年表の嘉永五年の項に、はっきり今戸焼とあり)。浅草神社(三社権現)の前で売っていたそうな。
こちらは国立国会図書館デジタルコレクションにあった該当の絵。横向きに座って顔をこちらに向けているのが特徴。
なるほど。