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2024/01/13

0113:「ファシバフィデヨシ本」が面白い

ヒマなので

・カシオ EXILIM EX-ZR4000

カシオのZR4000。

思ったより使えるのでまたちょっと活躍してもらおうと思う。
画質もしっかりしてるしUIもいいしいろいろと遊べるし。

名機ですよ、これ。メルカリやヤフオク見たらけっこう高い値段ついてた。

「日本語の発音はどう変わってきたか」-中公新書 ←Amazonへのリンクになってます

本を読む。
「日本語の発音はどう変わってきたか-「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅」
これが実に面白い。
母音が8つあった奈良時代、なぜそれがわかったか。
母音が8つある(うち3つは子音との組み合わせでのみ現れるのだけど)のは実はそれほど不思議なことではなく、現代でも名古屋弁では母音が8つあるとか。それはしらなんだわ。
まあ、日本語の音声の変化が奈良時代から平安時代、鎌倉時代、室町時代、江戸時代、明治時代と変化する中で、表記と音が一致する時代、しない時代があり、言文一致運動に至るという歴史をわかりやすい例を使って解説してくれる本なのである。
帯にある「ファシバフィデヨシ」がインパクトあるので、
「ファシバフィデヨシ本」と呼んでるけれどもw
これも面白い話で。
ハ行は当初はパ行だったという話。
パがやがてファになり、ハになったという。羽柴秀吉はファシバフィデヨシ。
これ、実際に「ハ」「ファ」「パ」「バ」と発音してみると面白い。
ファもパもバも発生時に上下の唇がくっつくけど、ハはつかない。
パやファの濁音としてパがあったと思うと、同じ仲間だって体感できる。
面白いのである。

さらに、ハヒフヘホってhahihuhehoと書くけど、
感覚としてはhahifuhehoの方がしっくりくる。huではなくfu。huだとヒュって感じだ。

わたしが日本語史を専門にしている島田先生にはじめてお会いしたとき、真っ先に訪ねたのが「ちょうちょって昔「てふてふ」と書いていたけど、本当に「てふてふ」と読んでたのですか?」だった。「てふてふ」と書いて「ちょうちょう」と発音していたのか、「てふてふ」と発声してたのか。気になるじゃないか。
で、「てふてふ」と書いて「てふてふ」と発音していた時代があり、
表記としての「てふてふ」が残ったまま(ここを変なタイミングで変えちゃうと文書として伝わりづらくなるから)、音声が「ちょうちょう」になっていき、戦後になってやっと「ちょうfちょう」と書くぞと決めたわけである。

面白いよねえ。そういうの。

まあそんなあれこれを新書にまとめてくれたというすごくよい本なのだ。

これと「日本語史概説」を読むとすごく勉強になる。



日本の古い地名って、文字からではなく「音」が大事で、音の変化を念頭に入れないとその地名の意味がずれたりするのだ。古い地名ほど、表記に使う感じは「後付け」だから。


「平安時代天皇列伝」←Amazonへのリンクになってます

これはもうあれだ。大河ドラマを見てて、そういえば平安中期の天皇とか全然知らんわ、と思って買った本。
長いのでまだ読みかけ。

とりあえず、2〜3年で譲位する天皇もいたりしてややこしい。






2020/05/05

0505:「日本中世への招待」は良作

夕方、散歩。
旧型コロナには出会わなかったが、いすゞベレルに遭遇。



普段歩かない道を歩いてみるってよいものですな。

本を読み終える。
「応仁の乱」で一躍有名になった呉座勇一の「日本中世への招待」。
これがすこぶる面白い。

歴史上の出来事はさておき、中世はどんな時代だったのかを生活レベルで解説してくれる本。
冒頭で古代から中世の婚姻について詳細に文献に残っている実例を交えて延々と語ってくれるのがとっかかりやすくていい。
「氏」から「家」に単位が変わる過程で婚姻の形態や意味も変わっていった話や
中世の教育の話(寺ですな)、さらに行事や葬送やそういう現代と比較しやすい話題で
中世の日本は今につながってるんだけど、今とはこういうところが違うってのが
伝わってくる。
途中で「ルイス・フロイス」の「日欧文化比較」なるけっこう盛ってるとこありそうな著作も引用してるのだけど、この本もおすすめ。岩波文庫から「ヨーロッパ文化と日本文化」ってタイトルで出てる。宣教師としてやってきたルイス・フロイスがいちいち(当時の)ヨーロッパと日本をひとつずつ比較してるのだが、ひとつひとつが箇条書きレベルで短くて読みやすく、訳注もはいってる。


2019/06/24

読書の月曜日

月曜定休。
読書の日。
「平将門と天慶の乱」読む。
Twitterだったか誰かが名を上げていて、じゃあ読んでみようかなと手にした次第。
いささか情緒的な書き方が、特に推測部分でそれを持ってこられると急に胡散臭くなるとか
最終章の神田明神と将門公の関わりの考察がかなり物足りないなど
(個人的にはここに期待してたのだが)
良書かというとアレではあるが、
いろいろと文献にあたって書いていることはわかるし
わかりやすいので、平将門の乱を俯瞰するにはよいかと思う。

まあ将門塚は
海沿いの微高地に築かれた円墳(にしては海に近すぎる気はするけど、江戸前島の付け根あたりなので古くから陸地ではあるし、石室が発掘されたそうだから)で、
低地にある塚は神社として流用されることが多い(神様は高いところに祀りたいけど低地だとそういう場所がないから)ので、そんな感じで神田明神か筑土神社の境内地になり、
天変地異や疫病が何かと将門の怨霊のせいにされていたのを
鎌倉時代に他阿上人が供養して塚に板碑を立てた、的な感じかなあと思っております。

もう1冊、以前から寝る前にちょこちょこ読んでた本をやっと読み終わったので。
「日本列島100万年史」
これはさすがブルーバックスだけあってしっかりした内容で
日本列島ができた歴史の概観と
北海道から九州まで、各地方の特徴的な地形をとりあげて解説してくれる。
日本列島はなぜ弓形か、関東平野はなぜあんなに広いのか、などなど。
まあ、全体像+自分の興味ある地域だけ読むのでもよいかと思う。

2019/01/27

「秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本」をKindleで

先日書店で見かけた「カラー写真で味わう/60年前の東京・日本」の
Kindle版を買う。
紙の本で欲しかったけど、
Kindle版をiPad Proで観ると次のメリットがある

・写真がキレイ←反射光で観る紙より、直接光で観るiPadの方が写真が明るく鮮やか
・ノドがない←見開き写真はノドのとこが見づらいけど、iPadなら見開きもそのまま
・拡大できる←ディテールを観たいときは拡大すればOk
・スクリーンショットを撮れる←スクリーンショットをとってメモを入れたりできる

のだ。
まあ写真のクオリティはどのくらいの解像度で電書化してくれるかによるのだが、
最初から電書版も出す予定で作っているならそこそこのクオリティにはなってるはずで、
確かに、Kindle版で正解でありました。
紙版とKindle版で値段が一緒、ってのはちょっと残念だけど。

おもしろい!
でもタイトルはちょっと誤認しそうかな。

ウォーリー・ヒギンズという方はその筋では有名な鉄道写真家のようで
在日米軍の一員として日本にきたらまず路面電車に乗った、というような人で
休暇はローカル線に乗るような人で、
写真も、ほぼ「全国の鉄道のある風景写真」。
よって「カラー写真で味わう60年前の東京・日本の鉄道のある風景」
という方が正しい。
いやあ、筋金入りの「乗り鉄」「撮り鉄」でありました。

当時、米軍にいたおかげでKodakのカラーフィルムをふんだんに使えたってのもでかい。

ありがたやである。
これなんか、路面電車と上野動物園の懸垂式モノレールという今じゃ絶対観られない貴重な光景だし。


めちゃ面白い本でありました。

夜、トリセツにAQUOS zeroのレビューを書いてメールする。

2019/01/13

歴史の勉強をする日

どうも腰の具合がよくないので
出かけるのはやめて家で歴史のお勉強。


ニコン100年史と古代史講義。
一応どちらも歴史本。

ニコン100年史……腰痛もちにはつらいほど重厚な2冊組で
気になってたカメラ史のディテールを真っ先にチェック。

これはありがたい本であります。
老舗光学メーカーってだいたい同じ時期に創業してるんだけど
(ちなみにオリンパスは今年創業100年)
それには事情があったのだなあというのがよくわかる。
それまでレンズ用のガラスを輸入し、
それを加工して双眼鏡や潜望鏡などを作っていたのだけど
第一次大戦で輸入が滞り、
これは国産しなきゃまずいという軍の要請で岩崎が作ったのが日本光学なのだ。
ニコンは軍需用の光学機器、
オリンパスは顕微鏡
光学製品を内製しなければという時代だったのですなあ。

ニコンのレンズが世界に認められたきっかけの話もちゃんと描かれてる。

古代史講義は、めちゃ面白い。
ただ中学高校の教科書レベルのことは頭にある程度入ってないとつらいけど
それを踏まえてると最新の研究成果で頭の中がアップデートされる。
まあ複数の人がそれぞれ担当の章を書いているので
内容のレベルに差は出ちゃうけど、
古墳時代から律令時代へ移り変わったあたりの事情を知りたかったので
ちょうどよかったのでした。
で、邪馬台国はどこにあったんでしょうねえ←ちなみにトンデモな与太話は一切出てこない真面目な講義本なので「〜〜の謎」系の内容を求めると頭抱えるかと思います。


2019/01/07

「ナゴヤ歴史探検」のような本求む

東京へ戻ったとたん、
御嶽神社から延喜式内社めぐり。
1日休んで、
4日は護国寺などで作例&猫撮影
5日は東京古道散歩とおぎくぼ古地図カフェ
6日はレビュー用作例撮りに渋谷昭和遺構一般公開最終日駆け込み
となんやかやと忙しく動き回っていたので
身体が疲れてる感があり
のんびり過ごしつつ、
名古屋の書店でたまたま見つけて買った「ナゴヤ歴史探検」を読む。

これ、面白い。
日本史って、そのときどきの歴史的中心地域で語られるので、
古墳時代から戦国時代は畿内が中心、
江戸時代以降は江戸東京が中心で
土地勘がない場所で語られてもピンときづらいのは確かにその通り。
で、縄文・弥生から現代まで
「名古屋とその周辺」で語ろうっていう本なのだ。
だから、名古屋を知らないと面白くないのだけど、
名古屋人なら気になる「尾張氏」で古代を語り、
鎌倉街道は名古屋周辺の道で、
信長や秀吉の話は当然入り、
江戸時代になると義宗じゃなくて宗春(尾張徳川家)がメインという
偏りっぷり。
でも自分の住んでる住んでた土地で歴史を語ってもらうと
すごく理解しやすい。

中学生向けなのでツッコミは深くないが
各自治体がこういう視点で
その土地を中心とした日本史をまとめてくれたら
うれしいなと思う。

とりあえず「東京の歴史」は今刊行中だけど、
大著だから内容は充実しているけど気軽には手を出しづらいのだ。
って、「東京の歴史」はもう5巻まで出てるのか。
1巻しか持ってないや。続きを買わねば。

2018/11/26

知的生活を設計する日

昨日の疲れでいろいろとすすまぬ。
写真を吸い上げたり
レビューの準備したり。

夜、堀さんの出版記念パーティにお呼ばれしていってくる。

交友関係の広い人なのでいろんな人とお会いして歓談を楽しむ。
小飼弾さんとはじめてお会いする。
はじめてだっけ? そうですよー、てな感じ。

パーティでこれ。いただいた。堀さんの新著。


「ライフハック大全」に続く第2弾。

掘さんってLifehacking.jpというブログを運営してる人で、

本業は研究者さん。

この本がどういう本であるか、まあよくわからんけど、
多くの人が漫然と行ってる知的生活(知的というと大げさだけど、
様々な事象について調べたり考えたり知ったり組み合わせたりねじれたりこじれたり爆発したり蓄えたり、そんな、知ったり考えたりまとめたりするのが好きな人が頭の中でやってること)を
の価値を高めて、その成果を目に見える形にしたり発信したり
そんなことを手伝ってくれるような本。
たぶん、そんな感じ。違ってたらすまん。

その掘さん、知的で面白い人です。
ライフハック大全、売れてるそうです。うらやましい。

2018/03/17

「iPhone10周年完全図鑑」が届いた

きれいに晴れたので近所で定点観測的作例撮り。

帰宅したらこれが届いてた。
3月19日発売。



iPhoneの地図の歴史6ページと、コラム2ページ書いてます。
iPhoneの10年の歴史が、
それこそいつ何があっていつ何が改善されてってのが
分解写真とともにまとめられているので、
マニアックなiPhoneユーザーはもちろん、
iPhoneについて語りたい(山ほどいるでしょう)けど
初期のiPhoneは知らないって人も買うべし。
そうするとiPhoneの進化の過程が理解できるはず。
そういう意味でも必読書です。


夜、
TOKYO150関係のテキスト(修正や追加分など)を書いて今日は早く寝る。
明日、朝9時に御茶ノ水駅スタートなのだ。




2018/02/01

デビルマンにかけられた呪いが45年ぶりに解けた感

ITMediaにデジカメの連載原稿を書いてメールする。
「シャッター」の話。

てるみな3巻が出てた。
今回は、かまぼこの秘密、幻のタマタマ線、通過専用駅など
首都圏の鉄道好きにはたまらない内容となっております。

超おすすめ。



途中まで見て止まってたデビルマン、最後まで一気に見る。
素晴らしい。
・絵もテンポも物語も素晴らしい
・物語は現代に置き換えられているものの、内容は清く正しくデビルマンだった
・crybabyの意味するところは最後までみるとわかる
・単に七〇年代に描かれたデビルマンを、現代文化に持ってきたのみならず、物語に1本の筋がきちっと通っていて、それが伝わるように描かれることで、単なる悪魔との戦いで終わってない。

原作読んでる人は特にお勧め。ちゃんとあの人もあの人もでてきます。

このためにNetflixにはいっても損はない作品でありました。

なんというかなあ、
70年代の呪いがひとつ解けたというか
あの頃、永井豪のデビルマン、横山光輝のマーズ、他にもあったと思うけど、
地球が滅びて終わる、的な終末物語がいっぱいあって、
それがやっと今回のデビルマンで昇華したかなと。

今日もどこかでデビルマン〜 ←これの作詞が阿久悠だったとは!




2017/12/28

大掃除に欠かせないScanSnapの日

大掃除と称して
たまった書類を片っ端からScanSnapにかけて
Evernoteへ。
B4やA3の書類は半分にカットしてScanSnapへ。
ただ見開きに意味があるデザインのものはカットできないので
もうちょっとデカいScanSnapが欲しい!
でもあまりでかくても邪魔だし。
うーむ。B4は欲しいかなあ←地図や歴史系だと今でもB4サイズってけっこうあるので

これでけっこう紙が減るのである。

わたしが使ってるのは友達にゆずってもらったScanSnap S1500Mだけど
今買うならScanSnap iX500がおすすめ。




この年末年始に読みたい本がたまってるのだがなかなか難しい。
とりあえず、谷口先生の「江戸東京の下町と考古学」は読み終えたい。
メインは葛飾あたりの東京低地なのだけど、
家康入部前の江戸の様子も解読してくれてるから。
買ったのはちょっと前だけど、未読で積んであったのだ。
谷口先生すみません。いや谷口先生、面白い人なのです。

さらに、国立遺伝学研究所の斎藤先生による「核DNA解析でたどる日本人の源流」。
これも面白そう。

でも気がついたら、iPadで「ベイビーステップ」読んでいるのであった。
あれはヤバい。今年完結したテニス漫画。
5冊ずつまとめた「超合本」が出てるのである。
で、BookLive!で1冊目(単行本の1〜5巻収録)が無料だったのだ。
連載で読んでて好きな作品だったので、
懐かしいなあと思いながら読むじゃないですか。
読み終えたら、2冊目ですよ。
これがなんと半額。6〜10巻までなので読みごたえあるです。
で、最初の10冊読んだら止まるわけないじゃないすか。
いやもう、我慢しながら読んでます。一度に5巻分あるから読みごたえある氏。
「ベイビーステップ」は現代的スポーツ漫画の傑作といっていいでしょう。
テニスではベイビーステップ、サッカーではアオアシ。
この辺、かつてのスポ根マンガを完全に脱しててうれしい。

そういえば今年は今までで一番漫画読んだ年だった気がする。
ほとんどiPadで。読み終えたらすぐ次の巻を変えるってヤバいよな。ヤバい。


2017/12/11

愛と狂瀾のメリークリスマス

喉の痛み・発熱・悪寒・頭痛・鼻水鼻づまり・咳
って順番で風邪の諸症状を楽しんでおります。
とりあえず、ITMediaにX-E3のレビューを書いてメールして、
そのあと
ふとんぬくぬく。

読書の日。

「東京「スリバチ」地形散歩 多摩武蔵野編」
の献本を受ける。



さらにKindleで読みかけだった本を読み切る。
めちゃ面白かったのでここに。
「愛と狂瀾のメリークリスマス」(堀井憲一郎著)
日本におけるクリスマスの浸透と拡散を
文献から読み解いた本。
織豊時代のクリスマスから、鎖国の江戸時代を経て
明治以降は新聞記事から日本のクリスマスの変遷をたどっているのだが
これが面白い。

我々って今のクリスマス(を口実にした祝祭)は戦後のアメリカ文化が元になったと思っているわけだけど、実は、
大正時代からクリスマスの大騒ぎからはじまっており(でもくらしー)、
1930年代のクリスマスの狂乱と1950年代のクリスマスの狂乱は
戦中の中断を挟んでつながってたのだ。
要するに、戦前からクリスマスは銀座で騒いでたという。
高度成長期になり、クリスマスは大人の狂乱の夜から
子供を中心とした家族のクリスマスになり、
1980年代に恋人たちのクリスマスの流れがきたという話。

1980年代以降は著者の体験や記憶がかなり入ってくるので
客観性は落ちるが(でも、わたしが知る80年〜90年代のクリスマスもそうだった)
日本人が「クリスマス」というキリスト教のイベントから
いかに宗教色を廃し、日本ならではの祝祭として取り入れたか
という歴史がわかって
今読むには最高です。
おすすめ。

2017/08/10

ペットリュックと東京アンキョロジー

最近、大五郎(15歳)の体調に不安があったので
(やたら水を呑むようになったし)
一度病院に連れて行こうと、猫リュックを買っておいたのである。
その初出動の日。

大五郎をリュックに詰めこんで
いざ病院へ。

血液検査などをしてもらうと
腎臓があやしいらしい。
まあ老猫だしな。

腎臓が悪い猫用のエサの試供品をもらったり
買ったりして、どれか食べるようなら切り替えることにする。

安いけどそれなりに使えるリュックでした。よかったよかった。



帰宅したら「東京暗渠学」が届いてた。
小さく「Tokyo Ankyology」と書いてある。
「トーキョー・アンキョロジー」。
著者の本田さんによると、こっちをタイトルにしたかったらしい。
中身はめちゃ「暗渠学」。さすが第一人者の本田さんである。
随所に出てくる地図もわかりやすいし。
とにかく細かい。
都内各所の小さな水系を丹念に調べて
地図とその解説がなされてる。

modul.jpに先日のVR時間旅行体験レポートを書く。
その晩のうちに掲載される。さすが早い。

ascii.jpに猫連載を書いてメール。
こちらは金曜の正午掲載。

2017/06/08

「古地図と地形図で楽しむ東京の神社」見本が届いた!

先々月に1冊出したばかりではありますが、
今月、もう1冊出ます。
「古地図と地形図で楽しむ東京の神社」(光文社文庫)。
文庫です。



書いたのは「東京古道探訪」より前なのですが、
出るのはあとというよくある話で。

これ、タイトルの通り、
東京(ほぼ山手線エリア)をいくつかに分けて、
その中の神社をピックアップして
その由来や立地を楽しみながら
歩いて回ろうという本。
例によって、地図・古地図・写真満載。

パワースポット云々とかどんな御利益があるのか……って話は
ネタとしていくつか触れてるけどほとんどなし。
わたしが興味あるのはその立地と歴史なので
そっちを可能な限り追求しております。

赤坂氷川神社は実は最初はそこになかったとか
山王日枝神社が現地に移ったのはいつか、とか
筑土八幡神社の隣には筑土明神があったけどなぜ、とか
赤城神社は群馬の赤城山を祀ってるのにそれが東京にあるのはなぜ、とか
なぜ虎ノ門に金比羅さんがあるのか、とか
神田明神と山王日枝神社の位置関係とか
上野の五條天神は実は古墳の上にあったとか
奥浅草の今戸神社は元は八幡さまだったのに
なぜ今は縁結びでウケてるのか、とか。

日本の歴史をよく覚えてない人でも読めるよう
年号はすべて西暦を併記し、
平将門や江戸氏、豊島氏などは可能な限り解説しております。

そういう立地(地形)や江戸時代の地図や由来で
あれこれ神社を語る散歩本って
たぶん他にはないので
売れるかどうかはわからないけど、世間に受け入れてもらえるといいなあ。

よろしければぜひ。
ちなみに、地図(現代地図は「カシミール3D+スーパー地形セット」を使用)・古地図・写真はすべてわたしが自分で用意して必要なら
Photoshopであれこれしたものであります。

ご予約はこちらから


2017/04/07

ロカンダ世田谷の「食べたい力」

ロカンダ世田谷で某I氏とランチして(某ってする必要は無いんだが、まだどうなるかわからない企画の話なので)、
カメラ持って近所を撮影散歩しつつ打合せ。

アップルからClipsがリリースされたってんで
ダウンロードしてちょっといじる。

そうそう、ロカンダ世田谷の美人オーナーシェフが本を出したのです。
(表紙に思い切り出てるしw)

父娘の共著。お父さんはマーケティングのプロ。
「生活日記調査」を行ってる。
だからレシピ集でもおしゃれな料理本でもなくて、
サブタイトルにもなってる「超シニア社会」の到来を念頭に
いろんな人がレポートした食生活に寄り添って、
「食べる」ということを考えた本。
だから「食べたい力」なのか。
もちろんレシピも入ってるし、料理に関するアイデアも入ってる。
単なる料理本ではないのが面白い。
この本、届くべき人たちに届くといいなあ。

2017/01/24

SINRA猫特集に出ております

テレビ番組制作会社の人とロケの打合せ。
詳細はまだ先の話。

SINRA3月号発売。
猫特集。
なんとわたしも2ページだけ登場しております。
ライターの人と猫を撮りながら歩いて写真撮る役。


わたしのとこはともかく、
面白い特集なので猫好きの方は買うべし。


2016/10/03

Kindleで「戦国の城」を読む

月曜日なので働く。
e-mansion lifeの連載をナントカ書いてメール。
flick!の次号にiPhone7 Plusのカメラ機能について1ページ書いてメール。
さらにアサヒカメラのiPhone 7 Plusカメラレビューに取りかかったところでダウン。

Kindle Unlimitedは最初の1ヶ月でさっさと解約してしまったのであるが
面白そうな本があれば買って読むのである。

Kindleだと、気になったところをマーキングしておけるのが便利。
小和田哲男先生の「戦国の城」。
いやあ、中世の城について基本を知っておきたいと思って読んだのだが、
城が「キ」と呼ばれてた時代から
丹念にわかりやすくその変遷と役割と立地を解説してくれてて
すごくわかりやすい。
勉強になりました。


2016/09/24

雨の日は家で仕事

秋の長雨……というか、梅雨レベルなので家で仕事。
東京スリバチ学会が久々に都内でフィールドワークするというので出かけたかったが
(雨の中、100人ほど集まったらしい。特に宣伝もしてないようなのに。すごいな)
家に篭もって
コンデジ約80台にコメントをつけてまわるという地味な仕事を延々とする。

リストアップは編集部でしてくれてるので
そのEXCELファイルにコメントと☆印をつけていくのだが、
ピックアップの基準は
メーカーのサイトに掲載されているカメラ、なのである。
だからメーカーによって
「すぐカタログ落ちする」とこや
「古い機種でも在庫がある限りカタログ落ちしない」とこ
があって、なんともバランスがアレなので
ちょくちょく「これは落としましょう」とメモをいれたりしつつの作業となる。

まあその辺はしょうがない。

エイ出版からフリック別冊的な本が出たのだが
そこにちょっと書いてる。
Omoidoriネタなのにひとりだけ写真じゃないものをスキャンする話を書いているという最近そういうポジションらしい。




2016/09/23

冲方丁の「こち留」は現代日本人必読の

iPhoneが出た頃、
ガラケーで不満も不便もないからそのままでいいとか
テレビがSDからHDになったとき、
画質はSDのままでいい、HDなんて不要だとか
言ってた人たちどうしてるかなあ、と
思う低気圧に覆われた今日この頃ですが
みなさまお元気でありましょうか。

夜、ともだちと下高井戸でブツの受け渡ししつつごはん食べつつおちゃしつつ談笑。
帰途、iPhone 7系が暗所に強くなったか比較作例を
団地内の暗い公園で撮り帰宅して細かい作業して
寝る前にちょっと本でも読むかと冲方丁の「こち留」に手を出したらハマる。

おれは犯罪は犯さないから警察の厄介にはならない、
と信じ込んでいる能天気な方でも
おれは一生冤罪で訴えられることはないと言い切れないのは、
それは当人が法を犯す犯さないの埒外にあることだからで
冤罪で捕まらない自信があるなんて人は脳内御花畑万歳である。

「こち留」は冤罪で捕まる可能性のある人すべて必読の
体験談であるからして、
広く読まれるべき本なのだ。

冲方丁が突然妻に暴力をふるって怪我をさせたという事由で逮捕されてから
不起訴で釈放になるまでの体験談。
すこぶるディテールまで描かれており楽しめるのであるが
同時に留置場の実態にぞっとするのである。

結局冲方丁とその妻の間で何があったのかという週刊誌的興味をお持ちの方には
不満が残るだろうが(そこについてはリドルストーリーレベルで謎のままだ)
そこを勝手に推測して描くわけにはいかない(不起訴になったとはいえ、そういう案件なので)だろうし、そこは本書にとって本筋ではないのでいいのである。

ともあれ、必読です。
ついでにいえば、冲方丁の「マルドゥック・スクランブル」シリーズは傑作です。
これは面白い。SF好きにはたまらんセンス・オブ・ワンダー。
このコミカライズ版も素晴らしい。
描いたのは「聲の形」の大今良時なのだから。
細かい心身の揺れがきっちり描かれているし、SF的描写のテイストもいい。
すごい漫画家だと思う。この人、ナニモノなんだ? 
映画にもなった「天地明察」もいいけど、
徳川光圀を描いた「光圀伝」もいい。
秋の夜長の長雨にまとめてどうぞ。

2016/06/22

家康、江戸を建てる

ITMediaにペンタックス K-1のレビューを書いてメールする。

K-1面白いわ。重いけど。
ただ今からペンタックスのレンズを揃えるかと言われると微妙なわけで、
K-1が施しているデジタル時代ならではの様々な工夫やアイデアや機能って
一眼「レフ」よりも、レフのないカメラに向いているわけで
本来、ミラーレス機が率先してやるべきじゃないか。

Twitterで「家康、江戸を建てる」が話題になっており、
2月に出た小説(連作短編)なるも
真田丸で家康の江戸入りが描かれるタイミングだったからか。
面白そうなので読む。


最近は直木賞候補もこういう軽い文章なのですな。
アイデアは最高によい。
家康よりも、
家康の名で江戸という街を土木工事で作った人たちにフォーカスした連作短編で、
それは上水であり河川付け替えであり石垣であり江戸城天守でありという具合。
なるほど、こうして描いてくれれば
江戸という街がどのように作られたかわかりやすい。
神田川が全線人工河川であるかのように描かれているのがすごくひっかかるが(人工水路といえるのは江戸に入ってからだし、人工的に流路をつけかえたり治水工事を施すことはあっても、基本的には自然河川だ)、
目の付け所はよし。
中身は軽くて複雑な描写もないのですぐ読めるから、
今の東京の基礎がどのように作られたかのイメージを得るのにすごくいい。

家康が入部する以前から、江戸城はあったし、その北や北東には平河村があったし、東には芝崎村もあった。ただ、今の日比谷は入り江で平川が流れ込み、
大きくて安定した街を作る余地はなかった。
川は氾濫するし、湿地帯が多いし。
それを「湿地帯をなんとかしないと使えない場所」とみるか
「湿地帯をなんとかすれば使えるぞ」とみるかの違いで
河川をコントロールして広大な農地を作り出した家康はえらいもんだなとあらためて。
征夷大将軍になる前から手をつけていたからね。
しかも堤防でお茶を濁さず、上流部(埼玉の奥まで低地が広がってるのだ)の河川をつけかえることで水をコントロールしようとした話(それによって広大な田圃ができた)、
上水が重要だったという話、
は大事。

江戸で一番面白いのは、家康から家光にかけての3代で行った
「江戸とその近郊大改造」であり、
東京は高度成長期以降、いつも工事してる、古いものを壊して道路やビルを作ってると
嘆く人がいるけれども、何をおっしゃるうさぎさん、
高度成長期どころか、「徳川家康」からの伝統芸なのだ。
300年以上そうなんだからもうしょうがないですな。


2016/04/10

「AIの遺電子」が贔屓抜きに面白かった件

昼間、近所で世田谷線沿い街歩きがあるので
ちょっとだけ顔を出し、
ついでに作例撮って家で写真の整理とかあれこれお仕事。

4月8日発売だった「AIの遺電子」をやっと読めた。
Amazonから届いていたのだけど、バタバタしてて時間とれなかったのだ。

デカデカとすごい帯がついてるけど、ブラックジャックと堂々と書けるのは
少年チャンピオンならではですな。

電子書籍版でもよかったのだけど、
初の単行本なので紙で。
紙で枕元においておきたい感じだったから。

実は山田胡瓜先生、
元ITMediaの記者で、当時何度かケータイ関連で一緒に仕事したので
本人を知ってるのである。
まさかこんな経緯でITMediaにはいってたとは。

――大学卒業後はIT記者の仕事に就かれていたんですよね。 
大学で就職の合同説明会があったんですけど、みんなスーツ姿のなか私服でフラフラしていたら、ITmediaの人に声をかけられたんです。僕の家にはまともに動くパソコンもなく、ITのことを何も知らなくて、「ブラウザってなんですか?」という状態だったんですけど(笑)。
――えー、そうだったんですか! 
もともと本当にアナログ野郎だから、今、文章の語尾に「w」をつけているのを当時の自分が見たら「何やってるんだお前!」ってビックリすると思います。「オタクになっちまったのか!」と(笑)。
→ IT記者から漫画家へ―― 山田胡瓜が描く、テクノロジーと人類の未来 - ライブドアニュース

漫画家の知人はいるけど、
知人が漫画家になったというのははじめてなので
そういう経緯があって予約購入したんだけれども、
すごくいい!

マンガとして良いのはおいとくとして、
大事なのは
・人間とヒューマノイドが共存してる社会なのだけど、両者の見た目がまったく同じで読者に区別がつかないこと
・科学技術が魔法でも特異なものでも一部の人が使いこなす難しいものでも何でもなく、きちんと生活に溶け込んでいること
だ。
特に2番目はものすごく大事で、これ「わかってる」人じゃないと描けないよなと思う。

ヒューマノイドがすでに溶け込んだあとの話なので、
ひょんなことで、
あ、人間とヒューマノイドは違うんだ、という事実が漏れ出たり、
逆に両者は異なる存在なんだけどひょんなことで共通点が見いだされたり、
ちょっとしたきっかけで差異を乗り越えたり、
そこに物語が生まれる。

物語のきっかけを齟齬→軋轢にしちゃうと、
最後はヒューマノイドvs人間の最終戦争になっちゃうけど(笑)
決してそうはしないところが重要で、
過渡期ならではのズレをすぐ齟齬から軋轢に成長させがちな
今の時代に描かれるべきだし、読まれるべきなのだ。

そんなわたしは、圧巻の第1話を除けば、
彼女が猫を助ける話がたまらんです。
さりげないけどたまらん。