2012/03/31

OM-D買ったあ

嵐が来る前にと慌ててでかい荷物を持って中野へっ。
ほんの数年前は、カメラが入ってる段ボールってでかかったのよ。

で、D90のレンズキットとGH1のレンズキットをまとめて下取りに出して、
OM-D(ボディのみ)+14-150mmをゲット。初オリンパス一眼。

一番高く売れたのが、GH1レンズキットについてくる14-140mmでした。まあ予想通り。

早速近所のエクセルシオールでカフェオレ飲みながら動作チェックする。無事動きました。
いやあ、新しいカメラは楽しいですな。

あとは期待通りの使い勝手とクオリティで働いてくれるかどうか。
これでG3の方がよかった、なんてことになったら目もあてられませんもの。

ちと比べてみる。
大きさはさほど変わらず。考えてみたらすごい。G3ってかなり小さいから。
ただ、G3は丸っこくてGM-Dはゴツッとしてるので
グリップしたときの手当たりはG3の方がやわかくて優しいわあ。あれはいい。
G3ってEVFもついててGF3よりずっと使い勝手がいいからもっと売れてもよさげなのにねえ。

それ以外の比較は気が向いたらやります。撮り比べとか。
今はひたすらOM-Dをカスタマイズ中。とりあえず録画ボタンはISO感度に割り当てました。
Fn1ボタンはMFに。Fn2はデフォルトのママ。
十字キーをどうするかなと。今はAFポイントダイレクト選択にしてる。まあこれがわかりやすくていいかも。
ボタンが小さくてフニャ系なので押しづらいけど、まあそれはわかっていたことで。

さりげなく楽しいのは、アートフィルタモードにあるブラケット。
何しろ、1回のシャッターで全アートフィルタと全ピクチャーモードの写真を作ってくれるのだ。
選んだ3種類だけなんてケチなことはいわない。もちろんひとつずつオンオフできる。これはいい。
アートフィルタ作例を1回のシャッターで撮れるし。

何気に、SDカードスロットが側面にあるのもいい。
最近はどれも底面のバッテリーの隣にくっついてるけど、使い勝手は側面の方が上。

これにパナライカの25mmF1.4をつけると見た目はいい感じ。
OM-DをG3で撮影
でもって、パソコンラックの下に隠れてる大五郎。
OM-D 購入記念大五郎
E-M5+SUMMILUX 25mm F1.4。1/50秒 F1.4 ISO1600
やっぱこのレンズはよいですな。OM-Dユーザーにお勧めのパナライカ「ズミルクス25mmF1.4」。
14-150mmをつけるとこんなん。でも悪天候のため作例はナシ。
パナの14-140mmを持ってるんならわざわざそれを売ってこっちに買い換えるなんて……と自分で思うけど、
14-140mmってちいと重くてデカいんだよな。重さがかなり違う。
というわけで、常用レンズとして1本買っておくかと思ったしだい。

今うちにあるm43レンズは、9-16mm(オリ)、14-45mm(パナ)、25mmF1.4(パナ)、45mm F1.8(オリ)、14-150mm(オリ)、100-300mm(パナ)と6本。あとはマクロレンズが欲しいよねえ。パナのしかないもの。
30mmマクロくらい出さないかな←オリンパスは75mmマクロレンズを年内に出す予定のようです。

明日はこいつを持って多摩丘陵の予定なり。レンズはどれ持って行こう。。。

2012/03/30

浮世絵の夕べ

午後には晴れそうというので
自転車で神代植物公園&深大寺へ。
久々にD7000+シグマの105mmマクロの出番。

いやあ、風が強い日のマクロ撮影は気をつけましょう的作ラーがたくさん撮れました(泣)。
早咲きの桜もやっぱ遅れてるし。3月末なのに梅が満開だし。
あと2回くらい行かねばですな。
その後深大寺でデジカメマガジン用のiPhone作例をちょいと撮って早々に帰宅。

夜は白金台で「浮世絵の夕べ」。
某社社長主催のプライベートな会合なのでどこまで書いていいのかわかんないけど、
いやあ面白かった。めちゃ面白かった。
何しろ、各種美術展を主催してる側の方が貴重な超高解像浮世絵をプロジェクターで上映しつつ
ディテールのディテールまで拡大して解説&解釈してくれるの。

江戸時代の浮世絵がいかに病的なまでにディテールに凝っているか、
いかに事実関係をきちんと描写してるか、
だから、窓から猫が外を見ているだけの絵でも、
絵に映る風景や人々、方角、小物、一部だけ描かれた屏風から、
「吉原の遊郭のどこそこの部屋で誰々が客を取ってる最中だから、猫はおいやられてしかたなく窓から外を見てるの図」というのが読み取れるのだ。
絵のどこにも「吉原」とか「遊郭」と書いてないにもかかわらず。
直接は描かなくても、当時の人は様々な周辺情報から感覚的にわかったのだという。
しかもどんだけ拡大してもOkなほどディテールまで描きこまれてる。
いやあ面白い。
浮世絵といえば絵師と彫り師と刷り師の共同作業なわけで、彫り師や刷り師も凄いんだが、
じゃあ元絵を描いた絵師はどのくらい仕上がりに関与してるのか、というと、
細かくまでチェックしてここはこういう色にしてくれここはこう仕上げてくれと
口を出していたらしい。
元絵&総監督みたいな感じか。
彫り師のピークは20歳くらいらしい。あまりに細かいところまで彫るので年を取ると体力視力的に難しいそうな。

浮世絵はけっこう好きでできるだけ見たり読んだりしてるんだけど
ここまで微に入り細に穿ち読み解けるとなると、歴史好きの血がうずいてしょうがなく、
これから、というか、今後家にある浮世絵の本とにらめっこするときから、
見方が全然変わること間違いなし。読み解く楽しみ。
いやはや、実によい夜でした。
読み解いてみたい方は↓の本に注目すべし。
浮世絵、おもしれー。ヘタに芸術じゃ無いところがまたおもしれー。

参考
お江戸タイムトラベル(iPadアプリ)

2012/03/29

GALAXY Note触ったり4K体験したり

やっと春ですな。
相変わらずHDDの整理をしつつ、バックアップ撮りつつ、ascii.jpに猫連載を書いてメール。

夕方からは銀座へ。
4Kプロジェクターで写真を映して見せてくれるというので、
そういえば4Kは未体験だ、行ってみるかとそそくさと。
ああ、ここまでくると、きちんとした機材できちんと撮った写真はきちんと、適当な機材で適当に撮った写真は適当に、安い機材で撮ったアレな写真はアレアレにでかく写されてしまうのだよなあ。
クオリティがそのまんまバレるというのはおそろしや。
でもプロジェクターとは思えないレベル。超巨大な超薄型モニタを見てるといわれても信じるレベル。
おそろしや。

ついでに、丸の内のドコモスマートフォンラウンジへ向かう。
昨日発表されたGALAXY Noteに触れるかなと思って。
そしたらそれだけ人で埋まってて、ふたり待ちですといわれたので待つ。

Androidタブレット(いやこれはタブレットじゃなくてスマホなんだけど、タブレットっぽいんだよなあ。わたしの中ではタブレットの仲間だ)って基本的に興味ないのだが、今回のは別。
何しろスタイラス付であり、そのスタイラスがワコム式なのだ。
筆圧を感知できて、なおかつクリックボタン付。お絵描きにいいのである。
さらに目の付け所がよかったのは、metamojiの手書き文字認識エンジンを積んでるのだ。
その使い心地を見たくて、7noteとかメモアプリとかを触ってきたのである。
あ、metamojiの文字認識エンジンが他のアプリでも使えるかどうかをチェックするの忘れた。

さすがワコム式。スタイラスの使い心地は上々。
普通の静電容量式タッチパネルも持ってるので、指でもスタイラスでも操作できるのがいい。
手書き文字認識は相変わらず優秀で、
他社のAndroidタブレットに比べてコンセプトがはっきりしてるのがよいよね。

あとは、筆圧感知式スタイラスに対応したアプリがどれだけ出てくるかだなあ。
付属のアプリはまだ「こういうことができて便利ですよ」レベルだから、
もうちょっと機能性を上げて欲しいし操作もわかりづらい。
iPad用にたくさん出てるメモパッド系アプリが筆圧感知対応になって
これに移植されたら面白いだろうに。
筆圧検知対応のSkitchが出てきたらよいなあ。
お絵描きアプリも筆圧感知を利用したデキのいいものがいくつも出てくればかなり面白そう。

買うかといわれると、たぶん買わないけど、
やっとこういう製品がでてきたな、とは思う。

そういえばさ、せっかくここまで来たのに、なぜまたドコモはアプリ名に「半角カナ」使うかなあ。
いい加減、やめてほしいのだけど、半角カナが混じることに違和感がまったくないのなら期待できないか。

さてアップル。
1年以内にiPhoneとiPadの間を埋めるサイズのデバイスが出てくるんじゃないかと思ってるのだ。
たとえば、1024×768で5〜7インチくらいのiPad miniとか。
1024×768なら旧iPadと同じサイズなのでアプリもそのまま使えるし、
サイズを小さくすれば、Retinaまではいかなくても高解像感は味わえるしで理にかなってると思うのだが、
理にかなってるからといってやってくるとは限らないからなあ。
まあ、iPhoneが4.5インチとかになっちゃうのは勘弁。
今の3.5インチでいい。片手でちょうどおさまる。
幅は今のとあまり変わらず、16:9になることでちょっと面積が広くなるくらいならありがたいか。

OM-Dを注文しちゃいました。でもD800も欲しいです。ああ。

昨夜、突然、D800とOM-Dの両方が欲しくなったのである。
困った。
とりあえず、D800は品不足で入手が難しそうなので、OM-Dから行くか、ってなもんで
フジヤカメラに電話したら、今予約すれば当日入手可能といわれてつい予約。
シルバーモデル。なんか、OMというとシルバーってイメージがあって。。。
仕事用本気カメラならブラックにするんだけど、NEX-5Nもホワイトにしちゃったことだし、
いいかな、と。

でもいきなり10万円を出すのは忍びないので、
今は使ってない、GH1とD90のそれぞれのレンズキットを持ち込んで買い取ってもらい、
差額でOM-Dを買うのだ。これだけ持ち込めば(GH1はかなり状態が悪いけど)、けっこう安くなるはず。
買取→購入をその場でやると、買い取り価格がちょっとあがるしね。

OM-Dはボディのみにして、別途、14-150mmを買う予定。
GH1と14-140mmを一緒に売っちゃうので高倍率ズームがなくなる、14-140mmよりオリンパスの14-150mmの方が軽くてコンパクトなので持ち歩きも楽になる、手ブレ補正は本体におまかせ、などがその理由。
m43用のレンズはオリンパス・パナソニック織り交ぜて何本もあるのでキットレンズはなくても問題なし。

実のところ、OM-D的なクラシックデザインが好きなわけじゃない。
むしろ、NEX-5N的な新奇性のある形の方が好みである。
でもなぜOM-Dにしちゃったのか。LUMIX G3を既に持ってるのに!
ITMediaにファーストインプレッションを書くために借りたとき、少し心惹かれちゃったのである。

・EVFがついてる←大事
・液晶モニタがバリアングルではなくチルト式である←こっちの方が好み
・タッチAFができる←大事
・想像してたよりコンパクトで軽い
・ボディ内手ブレ補正である←ボディ内手ブレ補正機を持ってないので興味ある
・アートフィルタブラケットがデタラメで面白い←一度に好きなだけブラケットで撮れるのだ
・操作系はあまり好みじゃない←これがPENに馴染めない一番の理由
・でもツインダイヤルはいい!←ダイヤル回すの好き
・ボタンの感触は苦手なタイプ
・三脚穴が光軸上にない!←たぶん手ブレ補正機構のせいでスペースがなかったのだ

という具合。プラスの方が多いけど、全面的に気に入ったわけじゃない。
でも、海外のサイトで公開された高感度写真を見て気が変わったのだ。

・高感度時の絵がG3より全然いい! NEX-5Nに迫るレベル!

ITMediaでファーストインプレッションしたときはまだ完成前だったので高感度画質のチェックはしてなかったのだ。
GH1→G3とm43機を使ってきて「うーむ。高感度時の絵はもっとよくなると思うのだけどなあ」と思ってたところにこれだから、心が揺れちゃったのである。
でもまあG3はサブ機としてとりあえず手元に残しとく予定。

D800はOS Xがrawデータに対応してからゆっくり考えよう、と思ってたら、
今日、対応しちゃったよ。最近、対応がはやいー。すばらしい。
まあ、今年は金がまったくないので、しばらく様子を見てから、D300を売って買い換えるかなと。
昔はよくD1なんて買えたよなあw
わたしのデジタル一眼レフ遍歴は
D1→D100→D70s→D200→D90→D300→D7000となっております。あ、D40とD40xも買ってるわ。
もう9台も買ってたのか。びっくり。
でも、D800は3600万画素……レビューはしたくないなあ。等倍で見ると微妙な手ブレとかピントのずれが全部バレちゃうもの(笑)

2012/03/28

バックアップ用HDDを入れ替えた日

時間ができたのでHDDをいじる日である。
実はバックアップ用のHDDが足りなくなり、ここ数週間分の写真の中にバックアップできてないものが発生してたのだ。
で、ずいぶん前に、2TBのHDDとHDDケース(これは今つかってるヤツがちょいと不調でスリープ復帰後に認識されないケースが散見されたので買い換えたかった)は入手してたのだが、時間がなかったのだね。

新しいケース(akibakanで買ったHDDが2台つっこめるヤツ)に新しい2TBのHDDを入れる。
MacにつながるHDDがこれ以上増えるのはイヤなので(電気も食うし)、
1TBのHDDを2TBのに交換するのが目的。
外す予定の1TBのHDDの中身をまるごと新しい2TBの方にコピーする。
これに数時間。
その間に芦花公園へいって神戸屋で買ったパンでも食おうと思ったら
いつものあずまやで高校生カップルが抱き合ってキスしてたので
邪魔しちゃ悪いなと、公園外れのベンチへ行くと
今度はどこかのテレビ局がやってきてレポーターらしき人がカメラに向かって「春デス」といいながら歩いてたりして落ち着かない。
まるで春のようだ。
急に雲が立ちこめて突風が吹いて砂が俟って雨がパラついてきたので
再度あずまやへ向かうと、高校生カップルならず、おっさんふたり組が猫と遊んでる。
「あれ? 高校生カップルがいませんでした?」「いたけどさ、おれがネコジャラシで遊んでたらどっかいっちまった」と高笑いしてた。とほほ。

夕方、髪を切って帰宅するとHDDへのコピーが終わってたのでベリファイし、
古いHDDケースからもうひとつの現役HDDを取り出して新しいケースにいれ、
そいつを代わりに装着する。
2TB+1TBだった外付けHDDが、2TB×2になったわけである。
ちなみに、その他に、1TB×2のケースが2つ、1TBの外付けHDDがひとつつながってる。このうち7TBがバックアップ用。

1TB分増えたので、500GB分の別のバックアップをそっちに追加して、
空いた500GBのスペースは、これまた足りなくなりつつあった写真用HDDの一部を空けるために使う。

こういうことやってると、1日で何TBかのデータを動かすことになるわけで、めちゃ時間がかかる。1日仕事である。
いや、1日で終わらなかった。とほー。

というわけで、2010年製の1TBのHDDがひとつ余りました。
昨年交換した、2008年製の1TBのもひとつ余ってるな。
どうしようかな。

2012/03/27

「失敗の本質」がなぜ今読まれてるのか読んでみたらわかった気がする

4月に書く予定の4回連載の構成案をなんとかまとめてメール。
年度末なので請求書を書いて投函。
それだけで夜になっちまったよよ。とほほ。

ここ1年ほど、いろんなところで「失敗の本質」が引用されてるのが気になってたので、ちょいと時間ができたついでに手を出してみた。
Amazonから届いた文庫の奥付を見ると2011年7月に44刷。やっぱ最近読まれてるのだ。

1984年に書かれた、第二次大戦における日本軍の「失敗」を6つの作戦を例に挙げて分析した本なんだけど、これがもうすごい。

・大本営からの指示が曖昧である→大本営は作戦を中止させたいが現地で自発的に中止して欲しいので要請という形にした→現地では命令じゃないから従わなくてOkとして勝手に作戦を展開→失敗
・ひとつの作戦に対して意見をまとめられないので両論併記的な指令となる→その作戦においてもっとも重要な点が曖昧になる→現場で勝手に解釈→失敗
・「軍事的合理性以上に組織内の融和と調和が重視される」という人情論優先→作戦中止の勧告がある→それを受け取った人が、今中止させると現場の司令官の攻勢意欲を削ぐことになるから望ましくない→作戦容認→決行→失敗
・一度こうすると決めたら変えられない→それに反する情報がもたらされても無視→失敗
・一度こうすると決めたら変えられない→作戦失敗をなかなか認めず、失敗が決定的になってからやっと中止・撤退命令を出す→無駄に犠牲
・昔の成功体験に固執する→いつまでも最後は艦隊決戦で勝負を決めたがる→航空機にやられてあえなく←最初に航空機で船を奇襲して沈めて、航空機の時代の到来を知らしめたのは自分たちだったくせに
ざっくりと感じたことをまとめるとこんなのばかり。

以前、どの本で読んだんだか、沖縄に大和を出撃させるかどうかの会議で、中止すべき論拠が山ほど出されたにも関わらず、会議の「空気」によって決行が決まった、みたいな話が書いてあったのを思いだす。

つまるところ、大震災及び原発事故に対する政府や行政の対応っぷりや、日本の大企業の膠着っぷりが「失敗の本質」に描かれた当時の日本軍ととても共通する→あのときから進歩ないじゃん、と多くの人が感じたから、この本が今引用されまくってるのだな。
「牟田口司令官は、作戦不成功の場合を考えるのは、必勝の信念と矛盾すると主張した」という一説がある。
これ、「メルトダウンが起きたときのことを考えるのは、原発はメルトダウンを起こさない設計になっているという信念と矛盾する」と対策を考えなかったのと同じだもんな。

読めば読むほど、肝心なところが戦前と変わってないじゃん、と思わされること必至で、
じゃあどこから手をつければいいかというと、とりあえず根本的に「グランドデザイン」ができてないところをなんとかすべきじゃないかと思うわけですよ。
「復興」というのはグランドデザインじゃない。どこを重視してどういう路線で進め、どうなったら復興とみなすかを決めるのがデザイン。
1年たっても原発を続けるのか止めるのか、段階的に廃止していくのかも決めないまま、小手先の作業だけ(ストレステストとか)行ってる、じゃあストレステストが終わったら再稼働するのかというと、それも曖昧なままで1年。
ああ。


3つの星がきれいに連なるのは昨夜だけだったのね

3月26日の夜は
「金星と月と木星」
3つがきれいに並ぶのみならず、
月が三日月であること←満月だと明るすぎて他とのバランスが悪くなる
西の空に向かって沈むので、地上の灯りを一緒に撮れる
という非常に条件がよい日だったのでありました。
というか、昨夜が一番よかったって今日になって知り、
ああ、たまたま西の空に気がついて慌てて撮ってよかったなあと思ったので再掲。
金星・月・木星 がきれいに並んだ日
実はこの写真、
実に手抜きなシステムで撮ってます。
何しろカメラはNEX-5Nの標準ズームキット
三脚はベルボンのULTRA LUXi M
場所はうちのマンションの廊下←西に向かって開けてたので
カメラはともかく三脚がいけない。長秒時露光するときはがっしりした三脚じゃないと微妙なブレを防げない。
でも大きな三脚を引っ張り出すのもめんどくさいし←この時点でダメ
NEX-5NのAFも暗いと怪しいし。
そういうときは

・レリーズは2秒のセルフタイマーを使う
・ブレてないのが撮れてるといいな、と祈りながら、何枚も撮る。
・フォーカスはDMFを使ってピーキングを見ながら合わせる
・4秒 F8 ISO100
・横位置で撮る←安い三脚だとその方がぶれにくい。あとで縦位置にトリミングしちゃえ
・RAWで撮ってあとでシャドウ部をちょっと持ち上げ、ハイライト部をちょっとおさえる

てなもんです。そうすればなんとかならんでもないです。

いつかはD800にいいレンズつけてがっしりした三脚に据え付けて、
ちゃんと撮ってみたいなあとは思いますが。D800は持ってないけど。

2012/03/26

昼は谷根千で猫、夜はお空に金星・月・木星が並んだ日

北海道から東京に来てる友達が月曜の昼間にぽかっとヒマができた、
猫がいるような神社知らない? というので急遽、猫探し散歩することに。

猫がいなくても散歩してて楽しそうなルートというと根津神社から千駄木谷中方面かなと根津で待ち合わせ。
そうそう、根津・千駄ヶ谷・谷中を合わせて「谷根千」っていうのね。
今日初めて知った。

根津神社は日本武尊が創建したとの伝承あり(……えっとさすがにこれはアレだが)。
かつて現在地より5〜600mほど北(団子坂上あたり)にあったが、
1706年、徳川綱吉が現在地に移してでかくした。
ここがスゴいのは、1706年当時の建築物が火事にも遭わずに残ってること。
当時のままである。東京の古い寺社って、江戸時代の度重なる大火や第二次大戦の空襲や放火や何やらでたいてい何度か全焼してるのだが、ここは当時のものが残っているのだ。
これはすごい。まじまじと見る。
根津神社1706
で、以前訪れたときは何匹か猫がいて、人なつこいヤツもいたのだが、今日はちらりと1匹見かけただけ。
残念。
そういうときは三崎坂を上るのだ。てくてくてく。
2010年末あたりに訪れたときは、坂を上ったあたりに、大量の猫を飼ってたお寺があったのだ。
そこへいくと……かつて猫がいた名残がきれいさっぱり片付けられて、猫の気配もない。
がーん。あのときの子猫たちはどこへいったんだろう。
無念。
気を取り直して谷中霊園に向かうが、1匹しか見当たらず。
ああ。
まあ、真っ昼間で猫は昼寝してる時間ではあるのだが、この季節、少しは日向で寝てるヤツくらいいるかと思ったのになあ。
日暮里から東京スカイツリー
日暮里の台地上から東京スカイツリー
台地の端から東京スカイツリーなどを見つつ、日暮里駅方面から、最終兵器「夕焼けだんだん」に連れて行くことに。
ここに猫がいなかったらアウトだったんだが……今した。5匹ほど。ほっ。
わたしも猫連載の作例が撮れてほっ。
お花畑のやさぐれ猫
NEX-5N
だがしかし、猫を撮るのは難しい。ぴょんと飛ぶ瞬間をとったはいいけど、AFが間に合ってなかったり、
下の写真なんか、「ああ、あれは顔じゃなくて肉球にピントを合わせるべきだった」と今になって思うし。
奥が深いのであります。
飛行機の時間に合わせて早めに谷根千から離脱。

帰りは新宿によって、修理に出してあったニコンのDX Nikkor 18-200mm VRを受け取る。
かなりガタが来てたようで(何しろ出てすぐ買ったレンズだから、もう何年前だか)、
大量の部品が(特にAF関係とVR関係)が交換されて戻ってきた。
ふひー。思わぬ出費。
でも、サービスセンターに持って行くとこうやってさくっと修理してくれるところがありがたい。
その足でヨドバシカメラへ行き、三脚売り場を物色。
三脚についての原稿を頼まれてて、ちょいと現状調査。
いつの間にか、カーボン三脚ばっかになってたなあ。

帰宅したら、西の空に星が3つ並んでた。上から金星・月・木星。
思わず、適当な三脚と適当なカメラを持ち出してマンションの廊下から撮影。
金星・月・木星
NEX-5N+標準ズームレンズで適当に
なかなかきれいな西の空でありました。
さて、三脚記事の構成案を仕上げねば。

2012/03/25

久しぶりに富士山をみた

原稿の修正とかゲラのチェックとか来週やるべき仕事の構成案とか機材発送とか買い物とか
Jリーグの観戦とか(グランパス、途中から良くなってきて、なんとか勝利。小川復活はうれしいけど、もうちょっと若手が出てきて欲しいなあ。磯村とか田口とか)。
まあ特筆すべきことはない日。
夕暮れ富士と観覧車
富士山と観覧車。D7000

2012/03/24

瞬き1回3時間

午後までかかって家電批評の残りの2ページを書いてメール。
これで土日はのんびりできるぞ、
と思って寝転がってまばたきを1回したら3時間たってた。
外は暗かった。
ああ。
しょうがないので「3月のライオン」を6巻から読み直す。

新iPad+「e国宝」がスゴすぎる件

e国宝がバージョンアップしたというので
3代目iPadで開いてみたら……目がテン。

e国宝ってのは国立博物館が所蔵する重要文化財や国宝を閲覧できる博物館サイトのことで
e国宝
それをiPhone/iPadで楽しめるのがアプリ版
e国宝アプリ

なわけだが、
何がスゴイって、各データの解像度。解像度がメチャ高いのだ。
たとえば長谷川等伯の「松林図屏風」(へうげものの何巻かにこれを描いてるシーンが出てきた)。

ここまで拡大できちゃうのだ。めちゃ高精細で筆遣いどころか紙の質感までわかる。
続いて仏涅槃図。テキストを表示してみた。一部が未表示なのは……待ちきれなかったからw
元データはサーバー上にあって、下図のようにブロックごとに分割されて格納されてるっぽい。
で、それをダウンロードして表示していくのだけど、何しろ高精細でデータ量がでかいので
Wi-Fi環境でも重たいときはけっこう時間がかかる。3G環境だと……たぶん1枚表示するのにかなりかかる。
解説文を読みながらのんびり待つのがよし。
プレビュー用にもうワンランク軽いデータがあるとありがたかったかも。
で、この涅槃図だが、めいっぱい拡大すると……
まつげが描かれてましたとさ。
いやはや。Retinaディスプレイで見ると感動的。これは面白い。
ただ、Wi-Fi環境でこれだけ重いのでちょいと覚悟が必要なのが難点。

西洋芸術を見たいなら
Art Authorityがお勧めかなあ。
e国宝に比べると解像度は低いけど、とにかく世界中の大量の名作を閲覧できます。
すごい。

iPadがいくらきれいでもホンモノの美術品にはかなわない? はい。当たり前です。
ああ、オルセーとかルーブルとか国立博物館とか行きてー。
ともあれ、美術品カタログあるいは美術入門としてのiPadというお話でした。

2012/03/23

東京大神宮とか紀の善とか3月のライオン7巻とか

朝機材が届いて、よし、今日は作例を撮りながら打ち合わせに向かうぞ、
と外を見たら……雨。
ひどいよひどいよ(泣)。

でもまあしょうがない。
電車で飯田橋へ。
早めについて、カメラを持って東京大神宮。
……びっくり。
明治時代に伊勢神宮を分祀して、都内にいながら伊勢神宮に参拝できるという目的で作られた新しい神社って認識しかなかったからよけいびっくり。
境内には雨の平日だというのに若い女子がひっきりなしに出入りしてる。
Twitterで聞いてみたら、縁結びの神さまとして有名なのだという。なんてこった。いつの間に。
明治時代に「神前結婚式」を開発した神社(実は昔はそういう習慣はなかった)だから?
よくわからんが、境内は縁結び絵馬やら縁結びみくじやらそんなのに埋もれてたのだけはわかった。

でもって、玄光社で打ち合わせ。もしかしたら、久々に単行本を書くかも。古地図古道ネタで。
まあ企画書を書いてからの話だからイツニナルヤラ。でも面白そうな歴史探索+写真の本を考えねば。
打ち合わせのメモをiPad+スタイラス+7noteで取ってたら驚かれる。
特に手書き文字認識の精度に。そりゃ驚くよな。わたしも最初メチャ驚いたもの。
さらに、Adobe Ideaでラフみたいなのかいてこんな感じですかね、とやったらま、
編集者用にページのラフを描くアプリとかでるといいのにねとか話はそんな方向に。

せっかく飯田橋へ来たのだからと紀の善で抹茶ババロアを食い、紀の善裏で猫を撮る。

帰りは忘れずに「3月のライオン」7巻を買う。
ふふふ。相変わらず。この巻は特によい話満載でした。
あまりに密度が濃くていろんなものが詰まっているので、読み終えたときは海の底から浮かび上がったプハーッという感じ。
どれだけ集中して物語を紡いでいるかが伝わってくる名作となっております。
未読の方はぜひ。これだけきちんと書き込める作家さんはなかなかおりません。



夜は家電批評の原稿を2ページだけ書いて作例とともにメール。残り2ページは明日だっ。ねもい。

2012/03/22

さらに引き続きお仕事の日

ああ外は晴れてるなあ。青い空なんてキライだー
といいつつ、引き続き仕事。
仕事の合間には「Infinity Blade II」←これ、一度クリアしてもさらなる転生を楽しめるのがいい
昨年撮影した桜の写真を引っ張り出して
(毎年この時期になると「ああ、去年、桜の写真をもっと撮っておけばよかったなあ」と思う進歩のなさ)
ITMediaの連載を書いてメールしたのが夕方。
さらに返す刀で、ascii.jpの猫連載(こちらは先週のうちに使う写真の候補が決めてあったので比較的楽)を書いてメール。
さらにMacPeopleのゲラをチェックして
ふー、今日の仕事は終わったぞ、寝るぞ、と普段より3時間ほどはやく就寝。

2012/03/21

春分の日の翌日ですが

やはり部屋に籠もって仕事しておりました。
でもなんとか明け方までに仕上げてメール。
つかれたー。
返す刀でITMediaの連載を書き始めるが、写真を粗ピックアップしたとこで眠くてダウン。
もう朝だったし。

グランパスも勝てなかったなあ。連続引き分けか>ACL
両ウイングに俊足がいても、彼らを上手に走らせる人がいないとつらい。
小川と藤本と中村の3人が揃って戦線離脱とは。


2012/03/20

春分の日ですが

春分の日ですが部屋にこもって仕事に詰まってました。
仕事してたというより、うーむと腕を組んで詰まってた感じ。
夜中になってやっと構成が決まって……おそすぎ

2012/03/19

ターガスの新製品発表会に行ってみた日

起きたら晴れてたので、慌てて機材の準備してカメラをバッグに詰めこんで
慌てて電車で井の頭公園へ行くも、動物園の方は休園日。まあしょうがない。
問題は、吉祥寺についたとたん、曇ってきたことだ。ああ。

天気が悪いのに長居は無用。撮るべきものをさっさと撮り、
JRで両国へ。

ターガスの新製品発表会。古くからMac用のアクセサリやノートパソコン用バッグなどを出してるブランドとしてMacユーザーにはお馴染み(だと思う。PCユーザーにとってどうかは知らない)。

後半はモデルさんひきつれてファッションショー形式と、
最近はあまり見ない派手目の発表会で、
ターガスが日本でiPad用ケースがイケる、と踏んだのだと思う。
ビジネスの現場でも使われるようになってきたというし。
ポイントは軽くて機能的でスタイラスを装着できるってことか。
ターガス的には丸く穴があいててアップルロゴが見えるってのもポイントが高いらしい。
正直、iPadを360度回せるケースはかなり面白くて便利そう。縦でも横でも使えるもの。
この360度回せる機構は特許申請中らしい。これ、大事だよね。縦でも横でも好きな角度で固定できると対応シーンが広がるから。
実は、単なるプロテクションケースには全然興味がないんだけど、
iPadをより機能的に使えてギミックが面白いケースなら使ってみたいというもの。
ただ、360度ケースにはオレンジ色がないのだ。それが残念。
あ、今回の写真は全部コンデジ。コンデジしか持っていなかったもので。
うーむ。やっぱこうしてみると、縮小しても写りがコンデジだよね。

まあしょうがないところで。

発表会後は浪速屋のたいやきを食い、
iPhone4S
ついでに横網公園などを作例を撮りながら散歩して帰宅。

で、ITMediaの原稿をちょっと書くが終わらず。やばい。

2012/03/18

iPadは空耳が得意かもしれない

iOS5.1って日本語で音声入力できるじゃない。
そのとき、キーボードが英語モードだと英語の、日本語モードだと日本語の解析エンジンが働くのね。
iPadが届いた日、音声入力してみようと「あたらしいあいぱっどがとどきました」としゃべったのだけど、
キーボードが英語モードのままだったからこんな結果にw
新しい←マッカーシー?
iPadが→are you boo-boo?
届きました→消えちゃったもよう(笑)

どちらも「あたらしいあいぱっどがとどきました」と云った結果です。
気を取り直して日本語モードで喋りなおしたらパーフェクトに認識してくれてほっと一息。
ってことは、日本語モードにして英語の歌を歌うと、そのまま「空耳モードに突入?」
かと思ったのだけど、英語はしゃべれないので(日本人発音しかできません……)、
お暇な方はどなたかお試しを。

この日本語音声入力、ViaVoiceが出た頃は「機械に向かってしゃべるなんてしねえよ」と思っておりましたが、
ついSiriを使っちゃうのが不思議で、たとえば「簡単なSMSを送りたいんだけど、イチイチiPhoneを起動してメッセージを起動してフリック入力するのはめんどう!」と思ったら、ついホームボタンを長押ししちゃうもの。

人間、年をとると、つい新しいものや概念に付き合うのが億劫になって、それらがダメな理由ばかり探してdisりたくなりがちですが、そういう心をぐっとこらえて、試しにやってみると、これがまたけっこうイケたりするもので、長年の習慣にとらわれてては面白いものを見逃すっていうことですな。。

iPhoneが出たとき、そこら中で「アレを耳に当ててしゃべるのはいやだなあ。誰もそんなことしないよ」という声が聞こえたけど、あれから2年、みんな普通にiPhoneやAndroid機を普通に耳に当てて喋ってるじゃないすか。
習慣なんてそういうもんです。
むしろ、ヘッドセットでしゃべられた方がどきっとするもの。何らかの機器を耳に当てるという動作をしてることで「あ、この人は電話をかけてるんだ。独り言を喋りながら歩いてるアレな人じゃないんだ」という記号になってるんでしょうな。
先日、早口でまくしたててる女性とすれ違ってびっくりしたら、マイク付イヤホンをつけて、ハンズフリーで通話してたのでした。

てなわけで、
ITMediaにXperia NXのカメラ機能のレビューを仕上げる。
このカメラ、めちゃ進化してます。というか、普通に単焦点デジカメとして使えるレベル。
まあ個人的にはこの技術で画素数を半分にしたのを作ってくれ、とは思うけど。
まあ個人的にはこれがあってもiPhone4Sを使うけど。写真系アプリの充実度違うしInstagramあるし。。。

返す刀でITMediaにハイエンドデジカメ5台並べて云々の原稿に取りかかるも朝までに完成はしないだろうな。

2012/03/17

あとは重さかな>iPad

三代目iPadの一番の不満点はやっぱ重さかなと思うのだけど、
液晶モニタって一般的に解像度を上げれば上げるほどバックライトを強くしなきゃいけなくて、
RetinaディスプレイなんかかなりバックライトLEDを強くしてるはずで、
どっかのニュースにあったな、LEDの数が倍だっけ? すまん、どこで読んだかメモしてなかった。
それでいてiPad2と同等の長時間駆動を実現するにはバッテリをでかくせねばならず、
実際、でかいバッテリを積んでるわけで、
その辺が重さの一因なのは間違いなかろう。

次のiPadではシャープのIGZOディスプレイが使われて省電力になって
ちょっとは軽くなると期待したいのだけど、どうなんだろ。

天気が悪いとは言え、iPadで遊んでばかりもいられないので
Jリーグの試合をひととおり観戦したら
Xperia NXのブツ撮りをしてレビューの下書きだけ書く。

2012/03/16

iPadではじまり、Siriで終わった日

iPadが届き、延々とiPadのRetinaディスプレイで遊び、
Retinaディスプレイで雑誌を読むテストーといいながら、
週刊ダイヤモンドの「3月10日号 だれが復興を殺すのか」を買ってみたら
面白くて延々と読んでしまい、
いやいかん、遊んでる場合じゃないではないかと
iPhone4Sに持ちかえ、Siriであれこれ遊びながらスクリーンショットをとりまくり、
それをベースに原稿を書いてメール。
MacPeopleのお仕事。
最近、デジカメ関連の原稿しか書いてなかったから、
エンジンがかかるまでちょっと時間がかかってしまった、反省。

Siriって「ググる」を知ってるのね。かなり感心。
ちょっとした言い回しで、スケジュールかリマインダーかアラームかも使い分けてくれるし。
いやあ、思ったよりよくできておりますわ。
将来が楽しみ。

「新しいiPad」が届いたよ派手さはないけどけどメチャすごいよ

一応公式には「iPad(第3世代)」というようだけど、長いよな。
「新しいiPad」というのもなんだかな。
というわけで、午前9時前、予想より1時間ほどはやく三代目iPadが到着。
今年は並ばずに買ったのである。
届いた!
開けた!
裏面を触るとひんやり冷たい。冬の風物詩。
冷えてた!
何はさておき、iPad2用に買ったiPad Dock(そのまま使えます)に三代目をセットし、
HDD内のiPad2のバックアップから復元。
iCloudから復元するよりこっちの方が早いからという単純な理由。
デカいアプリがたくさんあるので1時間以上かかる。全部で40GBくらいだし。

セキュリティのため、バックアップから復元したばかりの新しいiPadは
AppleIDのパスワードなど一部の情報を入力し直さないといけない。
これがちょっと面倒だけど、まあ、逆に言えば安心できる点。

準備できたらさっそく起動。
とにもかくにも、Retinaディスプレイ。それに尽きます。
むしろ、そこだけが見どころ、といっていいくらい。
だって、カメラ性能が上がったといってもiPadで頻繁に撮影するってもんでもないし、
LTEは日本では使えないし、
クアッドコアで処理速度が上がったといっても画面解像度が上がった分速くなってもらわないと困るし。
ディスプレイだけかといわれると「はい」と。

でもそれが大事なのだ。タブレットのキモはディスプレイであり、
三代目iPadのRetinaディスプレイは別次元なのである。
まさに、プリンタが150dpiから300dpiになって急に実用的になったのと同じ。
デジカメでいえば、35万画素が200万画素になったときくらいかなあ。
(実際には35万→80万→130万→200万と徐々に上がっていったのだけど、200万に上がったとき……つまりCOOLPIX950とCAMEDIA2000が出たとき、はっきりとディテールの表現力が変わったもの)
そのデバイスに面白さを感じる人にだけ価値がある存在から、
誰でも実用レベルで使える存在になったときの感じ。
あとから「あれがターニングポイントだったな」と語られるような感じ。
単に拡大しても文字がきれいってレベルの話じゃない。

画面をデジカメで撮り比べてみた。
Google地図で経堂駅あたりを表示させたもの。
これだけで別次元とわかるでしょう。
文字が潰れてないので、脳ががんばって補完して文字を判読しなくていい。
電子書籍にまとわりつくそこはかとない疲労感もかなり軽減されるのだ。

従来のiPadが1024×768、今度のは2048×1536である。
eBookJapanのコミックを開いて見るとよくわかる。
(ebjReaderをひらいたときは、端末の登録を忘れないこと。そうしないと使えない)
本体を横にして見開きにしても、縦方向はそれまでの1024より細かいのだ。
拡大表示しなくても見開きのまま気持ちよくコミックが読める。
マガストアも同様。
(こちらも新しい端末で使うときはログインし直す必要がある)
A4サイズの雑誌が見開きで読めるのだ。
まあ、文字が小さい冊子だと本体を縦にもって1ページずつ……ということになるけど、
たいていは大丈夫。B5サイズの週刊誌レベルならまず問題なく見開きでOk。
i文庫でも同様。
以下、スクリーンショットを2つ。
堕落論。サムネイルもきれい
わたしの東京古道散歩のPDF(ゲラチェック用なので非売品ですw)
文庫なら余裕で見開きOkなのだ。青空文庫も実に読みやすい。
新聞もその気になれば1面まるまる拡大表示しなくても読める。
明朝体のようなややこしい書体でもきれいに表示されるのだからして、
まさに、日本人のためのiPad、これで電子書籍が立ち上がらなかったらなんなんだというくらい。

他にもWebが見やすいとか、Retina対応ゲーム(InfinityBladeIIはすご!)とか、フルHDが見られるとか、写真がきれいにみえるとかあるけれども、重要なのは
「メディアとしてワンランク上にのぼった」
こと。
iPadで撮ってiPhoto
まあ、Retina未対応のアプリは表示にジャギーがめだっちゃったり、
(たまに画面サイズ決めうちで作ってるアプリもあるし、しばらくはRetina対応アップデートが続きそう)
メディアというには重い(重量の方ね)よなというのもあるけど、
これでベースとなる画面解像度ができたな、と。
あとは軽くしたり安くしたり速くなったりよりサービスを充実させたりしつつ進化していくんでしょう。

アプリはアプリで頑張ってアップデートしてください、と。。。。
これだけ画面解像度が上がるとデータ量も飛躍的に増えるから容量も食うし回線も大変だけど
そこはまあ未来に向かって進みましょう、ということで、だめか?

そんなうちのiPadでありますが、iPad2につけてたよれよれのオレンジのスマートカバー(iPad2用のものをそのまま使えます)をそのままま三代目につけかえたので、新製品っぽさが一瞬でなくなりました。わははは。

ところで、OnlineのAppleStoreで予約したとき、ソフトバンクのWi-Fiスポット2年間無料ってのがついてきたのだが、これ、どうやって手続きするんでしょ?

商品出荷のお知らせメールにちゃんと書いてありました。

2012/03/15

同じ晴れでも昨日とは少し違う

今日も晴れ。でも昨日より風が少し暖かい。
三寒四温のオン。

Xperia NXとか、F770EXRとか作例が必要な機材とNEX-5Nを持って
自転車で近所の公園やらお寺やらを回って作例撮り。
日向ぼっこなう
NEX-5N+50mmF1.8
機材発送やら
ascii.jpに猫連載を書いてメールやら、
ブラタモリやら。

明日は新しいiPadが届いてそれと戯れたいので
今夜中にMacPeopleの原稿にとりかかる、いやとりかからねば、とりかかりたい、とりかかかかかかか……

2012/03/14

NEX用の50mm F1.8 OSSレンズを買った日

昨日送信したIXY 1のレビューがもう掲載されてた。仕事がはやいなITMedia→IXY 1レビュー

朝、新宿で編集者と待ち合わせてブツを受け取り、
その足で中野へ。
フジヤカメラでm43用の20mmF1.7を売り払い(これ、25mmF1.4を買って以来全然使ってなかったもんで)、
差額で先週発売されたばかりのソニーのEマウント用50mmF1.8のレンズをゲット。
数千円の出費ですんだー。

で、朝受け取ったコンデジと50mmをつけたNEX-5Nを持ち、中野から中央線で吉祥寺へ。
目指すは井の頭公園文化園。最近ここが気に入ってるので年間パスポートでも買っちゃおうかと。。
黒ヤギさんたら読まずに食べた
黒ヤギさんたら読まずに食べた。NEX-5N。
今日の死んだふり
お父さん、死んだふり。NEX-5N
今日のリスさん
今日のリスさん。NEX-5N

まあ、3枚ともXGAサイズに縮小してるし、リスさん以外はトリミングしてるので何の参考にもなりゃしませんが、写りはまあこんな感じ。猫を撮るのに適した明るい単焦点が欲しかったのでよし、である。
手ブレ補正機構がついて、安い店だと2万円台で変えるので、ポートレートレンズや猫撮りレンズが欲しい人は買うべきでしょう。これは面白い。

ただこんだけ明るいレンズになると、NEX-5NのAFが不安だわー。
もともと、ピントが後ろに抜けやすい上に、
AF枠がけっこう大きめなので、このくらい被写体深度が浅いレンズになると信頼性に問題が出てくるのですわ。
その点、LUMIXはAF枠サイズを変えられるし、ピンポイントAFモードにすれば画面を拡大した上で任意の場所にAFしてくれるなど考慮してくれてるのだが、
NEXはその辺が甘い。
対策としては、
・ピーキングをオン
・DMFをオン
にし、ピントが合ったらフォーカスリングを動かしてピーキングを見ながらディテールを微調整してから撮る
のが一番いい。特に絞り開放で比較的近距離の被写体で、相手が逃げない状況ならそれが一番確実。
ファームアップでなんとかしてくれないかな>ソニー

とかなんとかいいつつもNEX-5Nは使っちゃうのだよな。
あのコンパクトさとグリップ感とタッチパネル付チルト式モニタがいいのだ。
やっぱこのサイズ感でこのクオリティはすごい。

あとはシグマが18-135mmとか17-70mmのEマウント版を出してくれないかな。
特に17-70mmはマクロ用にも使えてうれしい。
標準ズームだとちょっと望遠側が足りないけど、200mmまではいらない(というか18-200mmにしちゃうとレンズがでかくて重くなっちゃうのでNEX-5Nならではの機動力が欠けちゃう)のだ。

晴れたのでもっといろいろ撮って回りたかったが、
昨日の撮影で腰が疲れたので(真面目に人物を撮ると腰にくるのです。へたれだから)、
途中で断念して帰宅してちょっと昼寝して、
写真整理したりascii.jpの猫連載に手をつけたりする。

2012/03/13

駒沢オリンピック公園でオスカーの津川さんな日

ITMediaのお仕事で駒沢オリンピック公園へ。
少なくとも10回以上は自転車で訪れてるのに
どこをどう油断したのか、出発してからどの道を走って公園に行くか決めてないことに気づき、
しかも駒沢へ向かうときはどの道を走ると最短ルートなのかを全く思い出せず(これはヤバすぎ)、
確か駒澤大学駅は三茶の隣の駅で246沿いだったよなと起き抜けのぼーっとしたアタマで思ったのが運のツキ、
何をトチ狂ったか、三茶に向かってしまったのである。
三茶に向かっては永遠にたどり着けません。
久しぶりの自転車は気持ちいいなあと思ってたら三宿を過ぎちゃって、ここでやっと気づいたバカ。
んがー。全然違うとこ走ってるやん。あほかおれは。
慌てて次の信号でUターンして三茶から246を駒沢大学駅方面へ向かうも
心が折れている上に微妙な上り坂でなかなか進まず、
本来、6kmも走れば到着する距離の場所に、12kmもかけてしまったという……orz
しかもちょっと大きめのコンデジ5台とNEX-5Nと三脚を背負って。
仕事始める前にもう疲れたよ(泣)
しかも、めちゃ寒風ふきすさんで寒いよ(泣)。

でもまあモデルがオスカーの津川さんで、既に2回くらい撮ってる方でノリもいいので
なんとか復活してお昼頃まで撮影。
iPhone4Sで。そいえばiOSの顔検出機能はじめて使った気がするw

その足で馬事公苑へ向かってまた作例を撮って、ロカンダ世田谷で昼飯食って
帰宅して、5台分の写真をちゃんと吸い上げてそれらをまとめて梱包して発送。
天気予報的にギリギリのタイミングでの撮影だったのでした。ふぅ。
総走行距離は19kmくらい。ああ、疲れた。。。

2012/03/12

三寒四温といわれればそれまでだが

いわれてみれば、3月って妙に暖かな日と妙に寒い日がごちゃまぜになってたな、いつも。
それにしても寒いぞ。
新宿のニコンでレンズを修理に出し、
そのついでに夜景作例を撮る身にはこたえます。寒さ。
三脚たてて5台のデジカメで。
ああ。

5台のブツ撮りをしたり
IXY1のレビューを仕上げてメールしたり
Siriさんにメール出してもらったり。

Siriより、音声入力の方がよくつかってる気がする。
単純な単語をいれるだけだと、口で言う方が早いんだもん。

NTTドコモがAndroid用に「しゃべってコンシェル」なんてリリースしてたのね。
知らなかった。
Siriは出たとたんにこんなにいろんな人が遊んでニュースになってるのに。

あ、SONYからEマウントの50mmF1.8が発売されてるじゃないか。
忘れてた。
今年は金がないので、使ってないレンズを下取りに出して買おう。いくらか安くなるだろう。
猫撮りに欠かせないレンズなので買わねばなのである。

S100も値段がこなれてきたので買いたいんだよなあ。うーむ。
この値段なら買いでしょう。
やっぱコンデジと一眼系の2台持ちが強力だし←先週末の猫連載のネタ

2012/03/11

311

14時46分、経堂コルティの屋上庭園で駅に止まってる電車を見ながら黙祷。
その足でNikon1+FT1+Fマウントレンズの組み合わせを抱えて
猫連載用の作例を撮りに行く。
あ、曇ってきた。くそ。

あのときは、首都圏直下かと思ったら、東北だとTwitterで知り、東京がこれだけ揺れたんだから東北はどんなでかい地震なんだとあわてて帰宅して階段を10Fまで歩いて上ったら、大惨状の部屋の中で大五郎がぽつんと座ってたのでした。
かふかはソファの奥で震えておりました。倒れたパーティションはもう使っておりません。危険なので。
20110311。帰宅後すぐの写真。大五郎が右手窓際にちょこんとすわってます。
とりあえずAirを発掘してネットにつなごうと思ったらつながらず、
もしやルーターがと思ってチェックにいったら、AirMac Extremeが棚から落ちて箱に埋もれてひっくりかえってたのでした。
この日は部屋を片付けながら終日ネットとNHKでニュースを見続けつつ、
夜は途中まで妻を迎えにいったなあとあれこれ思い出します。

そんなわけで、
ITMediaにIXY 1のレビューの下書きだけ書いて寝る。

深夜、アップルストアからiPad(第三世代)出荷のお知らせメールが来た。
中国深センから出荷された模様。まあ、確実に16日に配送されそうで何より。
iPad2は震災の影響で日本での発売が遅れたんだよな。そんなことも思い出す3月。

2012/03/10

万惣フルーツパーラーの日

今週、Twitterで突然流れてきた残念なお知らせ。
3月24日を最後に、万惣が閉店する!
なんと。

万惣というのは神田須田町にある果物専門店兼フルーツパーラーで江戸末期に創業という老舗。
東京の老舗フルーツパーラーといえば、万惣、千疋屋、高野というくらい。
秋葉原からは万世橋をわたってすぐ。
「秋葉原にホットケーキがおいしい老舗フルーツパーラーがあるから行こう」といわれて初めて訪れたのがいつだったか、たぶん1990年代半ばくらい。まだデジカメのない時代。
90年代はしばしば秋葉原に顔を出してたこともあって、M2Fでフルーツサンドをくったりホットケーキを食ったりパフェを食ったり、時には2Fでオムライスやロールキャベツを食ったりと、あの頃の秋葉原は飲食店に乏しく、
須田町まで足を伸ばしては、万惣やら竹むらやら藪蕎麦やらの老舗街を楽しんでたのである。
最後に訪れたのは、調べてみたら、2003年の夏。10年近く行ってなかったのだ。
秋葉原自体に近づかなくなったこともあり。

そんないつまでも続くと思われた老舗が閉店。
3月10日現在、万惣フルーツパーラーのサイトには閉店について全く何も触れられてないが、
ネットというのはおそろしいもので、あっという間に話が広がり、
並ばないと入れない状況らしい。

万惣の開店は11時。じゃあ、10時にいって待って食べよう、と決意したのが昨日のことで、
行きたがってた友達ふたりと一緒に、計4人で並ぶ。
10時過ぎにはビル内の階段に10組くらいすでにいたが、なんとか最初の店内組には間に合ったようで、
開店と同時に入店。

並んでまではいってる客層が面白い。
女子のふたりづれ、おひとりさま男女(そもそも、ひとりでふらっと入ってホットケーキとコーヒーでのんびりするという使い方も似合う店だったのだ)、秋葉原的な男のグループ(たぶん、秋葉原ついでに通ってたんだろう。そんな感じ)、親子、50歳以上と思われる2人連れ。とにかく幅広い。
万惣の歴史と出されるメニューと立地の面白さを感じさせてくれる。
万惣フルーツパーラー
われわれは4人いるのであれこれ食べられる。

ホットケーキ×2、フルーツホットケーキ×1、フルーツポンチ、フルーツサンド。

大正時代だか昭和初期だかから焼いているというホットケーキはメイプルじゃなくて黒蜜仕立てのシロップで、それが定番なのであるが、

やはり果物屋だけあり、フルーツものが美味い。
アングレーズソースをかけていただくフルーツホットケーキもいいが、はずせないのは、フルーツサンド。これが絶品。
たっぷり入っているクリームがあまり甘くもくどくもなく、フルーツとよく合うのだ。

みなでiPhoneで写真を撮りつつ、最後の(たぶん)万惣を楽しみ、店を出る。
フルーツパーラーのあるM2Fは出入り口が2つあるのだが、
階段側のメインの扉は入口専用、1Fの果物店からつながる階段は出口専用にしており、
そちらから出ると入場制限してますという張り紙とともに、
ビルの外には雨降りそぼる中、行列ができてて、ビル内のも合わせると、1時間待ちじゃきかんだろうというレベル。
これだけの老舗が閉店するのだから、
1度は行ってみたいと思ってた人から、昔よく通ったわねという中年以上の人まで、
幅広い層がかけつけるので大変である。

それにしても、閉店前に訪れることができてよかった。
Twitterさまさま。

さあ、次は藪蕎麦でも行くかと思ったが、その前に妻がヘッドホン(というかiPod用イヤホン)が欲しいというので、
秋葉原のヘッドホン専門店へ。何かとマニアックな人たちなので、延々とヘッドホンを吟味してる間に、
朝、起きられなかったもうひとりが合流。

須田町へ戻って神田藪蕎麦でせいろを食い、

ここまできたらフルコースだと、竹むらでしるこを食う。

すげーな。さらに松屋でまた蕎麦をくい、松栄亭で洋食を食い、近江屋でケーキでも買えば完璧だがさすがにそれはない。

早起きして疲れたので我々は新御茶ノ水まで歩いて千代田線で帰宅したのであった。

それにしても、寒かったな、今日は。

追記:3月12日に閉店が公式に発表されたようです→万惣商事株式会社からのお知らせ(各店舗休業について)

2012/03/09

雨が続くと〜仕事もせずに〜Siri

いやさすがにキャベツはかじりませんが。
昼間はブツ撮りしたりSiriさん相手にあれこれ試したり。
その後、思い出したようにMacPeopleのニュースページに某ソフトについて書いてメール。
猫は服の上が好き
ダウンのジャケットの上で2匹が仲良く
ネットでSiriが盛り上がってて、
音声入力とか認識自体は珍しい技術じゃ内のだよね。
業界では10年ほど前にIBM Via Voiceが流行ってたし(わたしも記事を書く関係上、Windowsマシンに入れて試してみたもの。まだあのヘッドホン残ってる)、
数年前に携帯電話でも電話口にむかってしゃべるとそれを認識してナンカしてくれる機能はあったし、
googleも音声認識を使った検索に対応してたし。
でも、それをSiriという形で、手軽に楽しめて実用的なレベルでiPhoneに組み込んじゃったってのがスゴイんだわ。
だって時計アプリを探して起動してアラームを手動でセットするより
「8時に起こして」と口で言う方がずっと簡単だもの。
大勢の人がSiriと会話した画面キャプチャをネットにアップして面白がってるんだもの。
みんな妙に楽しそうでおかしい。
いやわたしも楽しいんだけど。

実はもう一つ、日本語音声入力も使えるようになってて、こいつが以外にいい。
たとえば、乗換案内や駅すぱあとで駅名を入力するときとか、短いメッセージを送りたいときとか
いちいちキーボードを触るまでもないとき。
キーボード上にマイクアイコンがあって、それをタップするだけで音声入力に切り替わるというのがいいのかもしれん。

実は、ViaVoiceのときも、その他の音声入力系の機器の時も、ちょっと試しては、
「ああ、機械にしゃべるってイマイチのらないなあ。喋り方に気も使うし、やっぱ音声入力って普及しなさそうだわ」
とすぐやめちゃったのに、なぜかSiriやiPhoneの音声入力には抵抗がないんだよな。
大事なのは技術以上に、その技術を使ってどう生活を変えるか、その技術をどうトランスペアレントにして溶け込ませるか、ってことなんだよなと再認識させてくれます。
やっぱAppleは面白い会社だわ。

妻のau iPhoneをiOS5.1にアップデートさせて、iMessageとFaceTimeを試す。
ああやっとauも普通のiPhoneになったー。よかったよかった。

2012/03/08

地道にお仕事

ITMediaにDMC-SZ7のレビューを仕上げてメール。
iOS5.1とiPhoto for iOSをあれこれいじってたら夕方になって焦る。
昼飯食いそびれたーといいながら
ascii.jpに猫連載を書いてメール。
ヒマをみつけては、Infinity Blade II←これ、ゲームとしても面白いし、映像も操作系も最高によくできてる。
いやはや。
難易度は前作の方が低くてゲームとしてもシンプルだったのでこの手のゲームに慣れてない人は第1作から遊ぶのがお勧め。

新しいiPadとiOS5.1とiOS版のiPhotoをまとめて雑感

Appleの新製品発表は、Twitterしながら海外の速報サイトを見るのが一番楽しいですな。

・新しいiPad

一番ウケタのは、みなが「はやく新製品の製品名をいえー」と叫んでるとき。
結局「The new iPad」のママでした。
製品名はiPad。iPad3ではなく、単なるiPad。iPodやMacは名前を固定して、その分「iPod touch(3rd generation)」とか「iMac (mid 2011)」なんて表記がなされるんだけど、iPadも(おそらはこの先のiPhoneも)そうなるってことなんでしょう。
iPad2は値下げして併売されるので、店頭に「新しいiPad」と「iPad2」が並んでて見た目の区別はつかなくて、販売店もユーザーも混乱しそうではある。うーむ。

まあ一見、地味だけど、Retinaディスプレイはスゴいと思うよ。革命的。
1024×768がいきなり2048×1536だもん。デジカメでいえば300万画素。
解像度でいえば264dpi。
日経のust座談会に出てるとき、西田さんが、インクジェットプリンタは300dpiになったとき一気に普及した。タブレットも300dpiクラスになれば印刷物と変わらない解像感が得られるので、そこで大きくかわるだろうといってたのに同感。
一見、ディスプレイが高解像度になっただけなんだけど、これはもっと評価されるべきでしょう。
たとえば、老眼じゃなければw、A4の雑誌をそのまま拡大しなくてもちゃんと読めるだろうし、
コミックなら見開きをそのまま読める。
映画もフルHDのまま観られる。

ああ、Cyber-shotはWi-Fiを使って写真をiPhone/iPadに転送できるようになったのだけど、転送時に200万画素相当に縮小されちゃうんだよね。iPadは300万画素相当なのに。あっという間に追い抜かれました。
ちなみに、FinePixやIXYは縮小した画像でも3M相当です。IXYはフルサイズでも送れます。

カメラ機能の強化はまあ普通に。今までがしょぼすぎただけ。

残念なのはLTE。これ、目玉機能なのだけど、
ソフトバンクから発売されるのはLTE使えず。
au(からも出るといわれてる。4月以降になるらしい)はWiMAXで、LTEは採用してない。
iPadだけでいいからドコモから出ないかなあ。LTE対応で。。。。

そんなわけで、AppleStoreでWi-Fi版を予約。64GB。白。
ああ、はじめてネットで買うiPadだ。ちゃんと3月16日に届きますように。
並ばなくていいのだから、行列をひやかしにいくか。

・iOS5.1

同時にiOS5.1が登場。こちらはiPhone4sでもiPad2でも使える。日本語版Siriも搭載。
さっそくアップデート。
ホームボタンをダブルタップしなくてもカメラを使えるようになった。
カメラアイコンを上にスワイプするとカメラになる←誤操作防止のためか
さらに、Siriが使えるとか、フォトストリームの写真も削除できるようになったとか、auの人もiMessageやFaceTimeが使えるようになったとか、そんなアップデート内容。
よしよし。
これでauの人にiPhoneを勧めやすくなった。

・iPhoto for iOS

iPhotoも出たので早速購入。
編集機能は面白い。思ったよりよくできてる。だがしかし。
・カメラロールの写真の管理が……orz。日付別にイベントを切ってくれるとか、検索できるとか、なんか管理しやすくなってくれるかと期待したのに、そこはダメでした。かなり残念。カメラロールに既に数千枚の写真があるから、そこから写真を探せる機能が欲しかったんだよな。撮影場所とか日付とか撮影月とかで。
・写真にフラグをつけたりフラグつけた写真だけピックアップしたアルバムができたりその辺はよい。
カメラロール内の写真を撮影年月などで分類する機能欲しい。
・編集後のフォトライブラリのアップデートが重い←写真の枚数が多いからかなあ。
・位置情報付の写真から撮影地の地図を表示できるのだけど、地図がGoogleMapじゃなくなっててびっくり。
どこの地図だ?
・写真のレタッチ機能はかなりイケてる。下手なレタッチアプリ全滅の勢い。微妙な傾き補正や部分補正や色調整や、インタフェースもアップルらしくて面白いし。これはよさそう。
傾き補正中。ダイヤルを回す音が楽しい。
・iPhotoからTwitter、FaceBook、Flickrに写真をアップロードできる。これはよい。

あとはまあ思いついたら追加する。
そんなわけで、iOS版iPhotoの記事の依頼、お待ちしております←flick!が休刊となったので営業活動w