2012年3月10日土曜日

万惣フルーツパーラーの日

今週、Twitterで突然流れてきた残念なお知らせ。
3月24日を最後に、万惣が閉店する!
なんと。

万惣というのは神田須田町にある果物専門店兼フルーツパーラーで江戸末期に創業という老舗。
東京の老舗フルーツパーラーといえば、万惣、千疋屋、高野というくらい。
秋葉原からは万世橋をわたってすぐ。
「秋葉原にホットケーキがおいしい老舗フルーツパーラーがあるから行こう」といわれて初めて訪れたのがいつだったか、たぶん1990年代半ばくらい。まだデジカメのない時代。
90年代はしばしば秋葉原に顔を出してたこともあって、M2Fでフルーツサンドをくったりホットケーキを食ったりパフェを食ったり、時には2Fでオムライスやロールキャベツを食ったりと、あの頃の秋葉原は飲食店に乏しく、
須田町まで足を伸ばしては、万惣やら竹むらやら藪蕎麦やらの老舗街を楽しんでたのである。
最後に訪れたのは、調べてみたら、2003年の夏。10年近く行ってなかったのだ。
秋葉原自体に近づかなくなったこともあり。

そんないつまでも続くと思われた老舗が閉店。
3月10日現在、万惣フルーツパーラーのサイトには閉店について全く何も触れられてないが、
ネットというのはおそろしいもので、あっという間に話が広がり、
並ばないと入れない状況らしい。

万惣の開店は11時。じゃあ、10時にいって待って食べよう、と決意したのが昨日のことで、
行きたがってた友達ふたりと一緒に、計4人で並ぶ。
10時過ぎにはビル内の階段に10組くらいすでにいたが、なんとか最初の店内組には間に合ったようで、
開店と同時に入店。

並んでまではいってる客層が面白い。
女子のふたりづれ、おひとりさま男女(そもそも、ひとりでふらっと入ってホットケーキとコーヒーでのんびりするという使い方も似合う店だったのだ)、秋葉原的な男のグループ(たぶん、秋葉原ついでに通ってたんだろう。そんな感じ)、親子、50歳以上と思われる2人連れ。とにかく幅広い。
万惣の歴史と出されるメニューと立地の面白さを感じさせてくれる。
万惣フルーツパーラー
われわれは4人いるのであれこれ食べられる。

ホットケーキ×2、フルーツホットケーキ×1、フルーツポンチ、フルーツサンド。

大正時代だか昭和初期だかから焼いているというホットケーキはメイプルじゃなくて黒蜜仕立てのシロップで、それが定番なのであるが、

やはり果物屋だけあり、フルーツものが美味い。
アングレーズソースをかけていただくフルーツホットケーキもいいが、はずせないのは、フルーツサンド。これが絶品。
たっぷり入っているクリームがあまり甘くもくどくもなく、フルーツとよく合うのだ。

みなでiPhoneで写真を撮りつつ、最後の(たぶん)万惣を楽しみ、店を出る。
フルーツパーラーのあるM2Fは出入り口が2つあるのだが、
階段側のメインの扉は入口専用、1Fの果物店からつながる階段は出口専用にしており、
そちらから出ると入場制限してますという張り紙とともに、
ビルの外には雨降りそぼる中、行列ができてて、ビル内のも合わせると、1時間待ちじゃきかんだろうというレベル。
これだけの老舗が閉店するのだから、
1度は行ってみたいと思ってた人から、昔よく通ったわねという中年以上の人まで、
幅広い層がかけつけるので大変である。

それにしても、閉店前に訪れることができてよかった。
Twitterさまさま。

さあ、次は藪蕎麦でも行くかと思ったが、その前に妻がヘッドホン(というかiPod用イヤホン)が欲しいというので、
秋葉原のヘッドホン専門店へ。何かとマニアックな人たちなので、延々とヘッドホンを吟味してる間に、
朝、起きられなかったもうひとりが合流。

須田町へ戻って神田藪蕎麦でせいろを食い、

ここまできたらフルコースだと、竹むらでしるこを食う。

すげーな。さらに松屋でまた蕎麦をくい、松栄亭で洋食を食い、近江屋でケーキでも買えば完璧だがさすがにそれはない。

早起きして疲れたので我々は新御茶ノ水まで歩いて千代田線で帰宅したのであった。

それにしても、寒かったな、今日は。

追記:3月12日に閉店が公式に発表されたようです→万惣商事株式会社からのお知らせ(各店舗休業について)

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