2013/06/30

東京人が届いた

いやあ、運動不足と寄る年波には勝てません。
イヤ少しは勝とうと思った方がいいのか。
とりあえず、仕事が一段落付いたらまた自転車で遠出したいよぉ。

てなわけで、疲れでへろ〜〜となりながら
昨日分のブログを書いてたらメチャ長くなって大作に。
おそろしや
混沌の屋形風呂: 「東京スリバチ学会」北斗七星スペシャルで2万歩歩いてへろへろに

これをきっかけにスリバチ学会の方々とFacebookでフレンドになったりしてるのだが
それを観てると、みなさん、今日もちゃんと各地へお出かけになられてて感嘆することしきり。

わたしはといえば、夕方からおっとり刀でPanasonic LF1のレビューを書き始めるも、
下書きが終わったところでダウン。
だめですな。

そうそう、うちにも「東京人」が届いてた。
Powershot N
特集は「東京の古道を歩く」。
わたしが書いた原稿やら昔撮った写真やらもなんかはいってて、
いきなり特集のトップページをどこの馬の骨かわからん荻窪圭に書かせるとはなんて無謀な編集部なんだと思いつつ読んでくださいませ。

発売は7月3日です。

2013/06/29

「東京スリバチ学会」北斗七星スペシャルで2万歩歩いてへろへろに

『東京スリバチ学会』フィールドワークの日。
今回は「北斗七星スペシャル」というので
神社の歴史好きとしては外すわけにはいかず、
ちなみに「東京の北斗七星」というのはこちらに詳しい。
平将門魔方陣 「将門は神になれたか」:玄松子の雑記帳

東京の平将門にまつわる伝承を持つ神社と首塚が「北斗七星」の並びになってるという話。
もっと細かくいうと「平将門に縁のある神社と首塚の『江戸時代の』場所が『北斗七星』」。
なぜなら、神田明神は首塚近くにあったものが江戸時代に遷座させられたものだし、
筑土八幡神社も平将門の首を祀ってた「津久戸明神」が八幡の隣に遷座したのは江戸時代の話(今は筑土八幡から離れて九段下近くに遷座されている)だから。

津久戸明神については以前のエントリーみてくださいまし。
混沌の屋形風呂: 筑土神社と平将門と神田明神

江戸時代に神田明神と津久戸明神が遷座させられて「北斗七星が完成した」というところで、これを「江戸時代に北斗七星の形になるよう遷座したのだ」といいはじめると、アレですが、あり得ない話ではなく、楽しい歴史解釈です。

でもこの7つを回るってめちゃ距離あるよな。どうするんだろうと思ったら、
一部、地下鉄でショートカットいたしました。
それでも2万歩越えはつかれたー。

写真を撮りながら歩くのが好きな組は常に先頭集団から後れてグルペットを形成し(そういえば今日からツール・ド・フランスですな)、何度もはぐれてたのでありました。

バッグにGarminのEdge705を突っ込んでログを撮ってたのでその結果を記す。
一応北斗七星っぽい感じになっております。
Apertureより。赤いピンは写真撮った場所
では、時系列に沿って今日のできごとを。

1030:集合
新大久保駅前集合なるも駅前が狭いので、近くにある百人町の「皆中稲荷神社」へ誘導されそこで集合。
「皆中る」というので、絵馬はそれ系ばっか。
宝くじやロト6の高額当選を願って絵馬を掲げるってなんか違う気がするんだけど、
みなさま、自らの現世利益を得るのに余念がないもよう。
皆中稲荷で現世利益を願う人々
今回は60人ほどか(途中合流の人も含めると70人近くなったらしい。すごいな)。
出発前に会長の皆川さんから注意事項とゲスト(っぽい人)の紹介。
「東京『スリバチ』地形散歩」編集の方とか、「江戸東京重ね地図」を作ってる方とか、マニアパレルの方とかわたしとか紹介される。
前回顔なじみになった方もおり、話し相手もすぐに見つかってほっとする。
回数を重ねた会合にあとからひとりで参加する時ってやっぱ緊張するから。

1100:鎧神社着
鎧神社。神田川に望む舌状台地上にある古社。鎧大明神。日本武尊、大巳貴命、少彦名命、平将門命が祭神。ヤマトタケルがここに鎧をおさめたのが起こりということで、まあ日本武尊がなぜここを通るんだ、とかそういうことをつっこむのはやぼということで、
平将門においては、鎧を埋めたとも、伝わる。そんな渋い場所。
鎧神社。左上でこちらを向いているのが会長
実は北新宿から早稲田通りあたりは平安時代に遡る伝承を持つ古社がいくつかあって、落合の月見岡八幡は源義家参詣と伝わるし、山手線の東にある諏訪神社は平安時代のはじめ小野篁が創建し、源頼義義家父子が武器をおさめたと伝わる。
武蔵国府と奥州道・豊島郡衙・下総国を結ぶ道筋だったのではないかと思っております。

1120:さっそくはぐれる
さっそく会長率いる先頭集団とはぐれる。わははは。はやい。
面白いもの見つけては写真を撮ったり、地図で昔はこのあたりどうだったか調べたり、暗渠に心うばわれたり、トマソンだー、廃墟だー、と喜んでは足を止めてる人たちははぐれるのである。わたしももちろん同じ。
まあ次の目的地は水稲荷とわかっているので、そっちに向かって歩けばいいだろうということで。
トマソンだー
廃墟だー
1200:水稲荷
水稲荷に到着するも先頭集団はおらず。
水稲荷は元々現在地の南西、寳泉寺の裏あたり、富塚古墳といわれる塚の上にあった。
昭和38年、早稲田大学9号館建設にあたり、現在地に遷座。
昭和30年代と昭和末の地図比較。東京時層地図より。水稲荷の移動がわかる
古墳ごと遷座したようで、稲荷の裏に「富塚古墳」が残ってるけど、
どうも丸ごと移築したようす。
富士塚(高田富士)もそのときなくなったようで、かなり残念なり。
本殿裏の富塚古墳なるも、移築したもののようだ。残念。
水稲荷の裏は江戸時代の清水邸庭園を利用した「甘泉園」として公開中。
そこで休憩していたら、先頭集団がやってきた。
先頭集団は戸山公園の箱根山に登山していたらしい。なるほど。そちらへ寄ったか。
甘泉園猫
甘泉園前で猫発見。

1310:筑土八幡
またもや先頭集団とはぐれるも、早稲田から神楽坂へ地下鉄で移動して赤城神社という予定は聞いていたので、我々は最終グループを待って電車に乗り赤城神社。そこで合流して筑土八幡へ。
もはや将門ゆかりの「津久戸明神」はないけれども筑土八幡神社。
筑土八幡は階段の上。ここの左手あたりに津久戸明神があった
ここも古くて台地の端っこ、「崎」にある神社。創建は嵯峨天皇の時代(9世紀初頭)に遡るそうな。場所的には古社があっても不思議がない場所。
さくらんぼありがとうございます。
ここで差し入れのさくらんぼを戴く。ありがたや。

1350:お茶の水から神田明神へ
神楽坂を下って飯田橋駅から総武線でお茶の水へ。
そこから神田明神参拝。
ここは有名どころなのでちょっとだけ。
いうまでもなく、平将門を祀った神社。

再びお茶の水駅脇を抜け、神保町へ。
坂下にある太田姫稲荷は工事中。その間はこれに参拝……かよ
南洋堂前でいったん解散。
三々五々昼飯を食いにいき、
時間がある人は南洋堂で東京微地形模型を楽しむ。
わたしはあれこれおしゃべりしてたら行き損ねた。
会長の手に「東京人」最新刊
集合時間ぎりぎりに南洋堂前に戻ると、何やら視線を感じる。
何事かと思いきや、
来週発売の「東京人」(古道特集)がもう南洋堂店頭に並んでいたらしい。
10冊くらいあったのをみんなで買い占めたそうな(笑)。

1545:将門の首塚
大手町のビルの間に残る首塚は有名なので割愛。
神田明神や筑土神社の旧社地もこのあたりで、江戸前島の付け根あたり。
当時は柴崎村と呼ばれていた。
海に近い寒村だか漁村だかそんな感じだったろう。

1625:兜神社
大手町から東に向かい、兜神社へ。
途中、常盤橋をわたる。
常磐橋工事中で渡れず。残念。
旧常磐橋を通ろうと思ったら、工事用のパーティションで塞がれてて行けない。
どうやら常磐橋は工事中。震災で修復が必要になったと聞いたのは2年前くらだったか
まだダメなのか。たいへん残念。
ちなみに、旧橋であり工事中で通れなかった常磐橋は明治10年、
今メインで使われてる常盤橋は大正15年。
新しい方で大正なんだからいずれにせよ古いことに間違いない。
常磐と常盤の使い分けに注意……しなくてもいいと思うけどな
ちなみに江戸通りにかかっているのは新常盤橋。
狭い地域に3つあります。

日本橋を渡って兜神社へ。兜町の兜。
神社自体は古くないが、源義家が岩に兜をかけて戦勝祈願したとも、平将門の兜を埋めた場所だともいわれてる、兜岩が残ってる。
兜神社については過去のエントリ参照のこと。
混沌の屋形風呂: 人形町から日本橋散歩

1730:銀杏岡稲荷
鎧橋をわたり、小網神社を経由して人形町から東日本橋へ抜ける。
こんな路地を通過。路地には大人数すぎ。
途中、美しいトマソン発見。超芸術。
最終目的地鳥越神社へ。
この先、先頭集団は途中から地下鉄で蔵前まで行くという。

歩きたい人は歩く。ここで徒歩組を選択。
徒歩組は柳橋を目指す。
神田川河口部にかかる柳橋。昭和4年竣工。
「マナイタ」組(東京マナイタ学会ってのもあるのだ(笑)。低地の微地形を楽しむ会らしい)は微地形を楽しむルートへ進むが、
わたしは銀杏岡稲荷経由で行きたかったので
何人かと一緒にそちらへ寄り道。
銀杏岡稲荷は、源義家が植えた銀杏が元ネタ。こちらも平安時代。
源氏一行は銀杏岡稲荷前を通り、鳥越神社へ向かったということになってる。

1745:鳥越神社
このあたりの裏路地は取り残された昭和な建築やトマソン物件がたくさんあって
カメラ好き組はなかなか前に進まない。
鳥越神社直前、ビューティー富士につかまる。素晴らしい。
最終グループで鳥越神社到着。記念撮影。
すっかり夕刻な鳥越神社
なんか一度も会長の皆川さんと歩いてないぞ(笑)。いかんなあ。
今度はちょっとくらい先頭集団についていこう。

1815:浅草橋で宴会
鳥越神社から何かして浅草橋へ。
そこで宴会組(30人以上おりました。すげー)はこの人数を収容しようといってくれた「世界の山ちゃん」へ。
ビール飲んで乾杯し、ゆっくり談笑。
こういう大人数の趣味の会合に潜り込むのって超久しぶりなので新鮮。
いろんな方とマニアックな話に興じさせていただきました。
なんて素晴らしい。

会長とどこで会ったのかと聞かれ、地図ナイトの話をする。
「まさか皆川さんがわたしの名前を知ってるとは思わなかった」といったら
「当たり前じゃないですか」と複数人に同時にいわれる。
どうもその筋の人たちはみな「東京古道散歩」をチェックしてたらしい。
びっくりするやら恐縮するやら。
普段、特にその筋の仲間も持たず、ひとりであれこれ調べたり探ったりしてたので
そういう感覚はなかったのだ。
いやはやありがたや。

20時過ぎ、一足先に辞去して帰宅。
いやあ面白かった。

movesをチェックしたら22,000歩以上あるいてた。

足が某になるはずです。いや、棒。



2013/06/28

原稿書き週間最終日

金曜日は
E-P5のレビューを書く。

ミラーレス一眼の筆頭はこれでかすねえ。
わたしはOM-Dを持ってるので買わないけど。
オリンパスの欠点はP5やOM-Dに相応しい大口径ズームレンズがないことなんだが
その辺はパナソニックのレンズである程度カバーできるし。

2013/06/27

LF1とかhtc j oneとか

イタロ・カルヴィーノといえばイタリア文学で、イタリア文学といえば学生の頃から「ディーノ・ブッツァーティ」が好きで、「七人の使者」(短編集「七階」とか「マント」とか名作揃い)、「タタール人の砂漠」「石の幻影」……けっこう見つけると読んでて、ジャンル的には幻想文学の人で、ラテン文学に近い、というかまあイタリアもラテンだしと思えば不思議は無いのだけど、「タタール人の砂漠」がどんな話かといわれると実はよく思い出せない。タタール人の侵略を防ぐ砦に赴任した男の話だったかと思う。もちろん、タタール人は攻めてきません。それが面白いのかというとすげー面白かったのだ。
高校生の頃だったか、ラジオを聞いてたらたまたま「七階」や「マント」のラジオドラマ版が流れてて、気になって買い求めたのがはじまり。

それはそれとして、
なんと空をみたら晴れてるじゃないか。なんてこった。
これは晴れ作例を撮らねば、とすぐに返却せねばならないパナのLF1を持って近所作例撮影散歩決行。
iPhone5。こんなに青い空久しぶり
帰宅してブツ撮りして梱包して発送。ふー。間に合った。

さらにascii.jpに猫連載を書いてメールし、
その上、ITMediaにhtc j oneのカメラ機能レビューを書いてたら朝になる。
htc j oneのゾエとハイライト動画は面白いわ。
いやもうAndroid機を機種変しようかと思ったくらい。
ただまだXperia VLにして半年あまりだし、Android 4.1.2にアップデートしてからなんとなく動作も安定してるので、何万円も払って買い換えるほどではなく。
でもhtc j one持ってたら何かと楽しそうではあるのだよな。
普段の写真はiPhoneで撮って、htc j oneはゾエり専門にしちゃう。
悩みどころ。

パナのLF1は面白い存在ですな。
普及型コンデジとハイエンドコンデジのちょうど間にハマる製品で、
LX7やXZ-2やX20といった1/1.7〜1/1.5型センサーのカメラってレンズ性能を重視するからどうしてもズーム倍率が落ちる。テレ端F2.8以下はすばらしいが、10倍ズームが当たり前になった普及型コンデジに比べると、高価なわりにそこが弱い。
分かってる人が使う分にはいいけど、普及型コンデジがiPhoneにおされて弱体化する中、ハイエンド系にそれに変わる製品が望まれてるわけで、
LF1はコンパクトなボディながら28-200mm相当までひっぱり、ミニEVFも付けて、普及型コンデジ感覚で使えるハイエンド機な立場を持ってきた。
なんか今までのLUMIXとはテイストが異なる製品なんだけど、面白い。

主要カメラメーカーは主戦場を小型軽量低価格な普及型コンデジから
ハイエンドコンデジにシフトしてきたのだ。
付加価値がついた単価がちょっと高い製品へ。

その先鞭がソニーで、RX100 IIとRX1Rが今日発表された。
RX1Rはまあ道楽カメラのバリエーションなのでいいとして、
RX100 IIはRX100の2013年版って感じでいい。
金額ベースではトップだったそうで、そりゃそうだろうと(笑)。
だって他社のハイエンド機とは単価が違うもの。
デジタル一眼ユーザーのサブ機としても売れてるようで、
クオリティ的にも汎用性でもサイズでも、
iPhoneとデジタル一眼のちょうど中間にあるわけでまことに狙い目。
このジャンルはまだまだ面白くなりそうです。

わたしももう、1/2.3型センサーコンデジは買う気にならないし。
(Powershot Nは面白かったから買ったけど)
RX100 IIもなあ、オートで気軽に撮れて画質もめちゃいい、という意味では「いまお勧めのデジカメは?」と問われると真っ先に名前をあげるんだけど、
ワイド端以外での撮影最短距離と(つまりワイド端以外ではあまり寄れない)
操作系に不満があって。
でも欲しいかいらないかといわれれば、欲しいぞRX100 II。

2013/06/26

いつか夜の雨が

とにもかくにも積み上がった仕事をひとつずつ着実に片付けねばならぬ。
遅れに遅れてる連載から、というわけで使う写真を集めるがどうも足りない。
雨の日の写真が必要だがバリエーションが足りない。
外を見ると雨。夜の雨。というわけで、首からカメラを提げ、傘を差して買い物ついでにちょいと外出。
OM-D
帰宅して写真を整理してなんとか原稿を書いてメールする。

雨の夜に外を歩いてると、頭の中で吉田拓郎の「いつか夜の雨が」が適当に流れる。高校の時ラジオでよく流れてた……くらいだから適当にしか覚えてないんだけど「いつか夜の雨が」ってタイトルがよくて。イタロ・カルヴィーノの「冬の夜ひとりの旅人が」みたいで。「冬の夜ひとりの旅人が」はタイトルに惹かれて買ったはいいのだけど、何度読んでも同じところで挫折しちゃって全然読み終わらなくてずっと枕元に積まれたままという……なぜなんだ。そういえばタルコフスキーの「ストーカー」も何度観ても同じところで寝ちゃうんだよな……なぜなんだ。


2013/06/25

突然の豪雨な日

デジカメ数台を持って原宿で待ち合わせて作例撮り……と思ったら、
突然の豪雨に見舞われる。
雨メッシュを見る限り、しばらくしたら止みそうな案配だったので
待ち合わせ時間を1時間ずらす。

iPhoneカメラ連載とか撮影術とか(どっちも遅れております)
レビューとかの作例を撮る。

帰宅して、iPhoneカメラ連載をなんとか仕上げてメールし、
レビュー用デジカメのブツ撮りをして
深夜発送する。

地道に働いてはいるのだが、積み上がった仕事がなかなか減っていかない。
5月後半から6月はレギュラー以外の仕事
(AdobeCCの本とか東京人とか)
がけっこう入ってた割に、当人の仕事ペースが上がらなかったという
つまるところ、年ですな。


2013/06/24

月曜日

さらに追加分の4機種についてコメントして作例と一緒にメールして

夕方からは都内某所に出かけて某の某で、某な某を某する。

帰宅したら
AdobeCC本に手を入れて追加テキストを書いてメールして……で1日が終わる。

もうちょっとあれこれ進めたかったのだが、月曜日だからしょうがない。

2013/06/23

Adobe CCと格闘する日

旅行疲れです←たって2日なのに
おうちで地味に働いたりブツ撮りして機材を発送したり
学生時代の友だちが送ってくれたとうもろこしを食ったり
(めちゃ甘くて美味かった。びっくり)
Adobe CCと格闘したりスクリーンショットを最新のものに取り直したり。


クラウドストレージが「まもなく公開」なのは誤算だったけど、
これが使えるようになったら便利だろうな。

あとはBridgeがもうちょっと素材管理ソフトとして使いやすく軽くなるとうれしいのだが。
あちこちに散らばってる素材をうまくまとめてくれるとか
サブフォルダ内のデータもまとめて閲覧できるとか。
(たとえば本を書いてると、章ごとにデータをまとめるんだけど、全部をいっぺんに見たいときってあるし)
フォルダ分類の次のステップが欲しいのだよなあ。
タグ付という考えもあるけど、それもちょっと違う気がするし。
どういうのがいいんでしょうねえ。

デザインも使い勝手ももうちょっとうまくできそうな気はするんだ。

CCのメニューが常駐するのはいいんだけど、
そこからアプリの起動もしたいよねえ。
インストールやアップデートはできるけど、
起動と削除は(今のところ)できない。
さっと起動させられるようになれば、ドックにCC系アプリを置かなくてもよくなるのに。

2013/06/22

コンデジ90機種全部にコメントをつけてまわるという楽しいお仕事

年ですな、重い荷物を背負って歩き回ると疲れがたまるー。
ただでさえない体力が、さらに落ちてるわけで、
機材はあれもこれもと欲張らず、最低限におさえなきゃいかんなあと
思った次第。

で、木金と東京脱出してた分、土日は働くわけで、
昼間は近所でコンデジ3台とスマホ1台抱えてちょっとした作例撮り。

夕方からは延々と
コンデジ90機種すべてにコメントを付けて回るというお仕事。
外には虹。
rainbow
OM-D


深夜、日本vsメキシコ戦。
日本代表も疲れておりました。
疲れていたわりにがんばったけど、
長友の怪我と監督の采配が心配です。
前半の終わりくらいから、疲れで動きやパスの精度が落ちる→ボールをいやなところで奪われる→守備に走らされる→余計疲れるって悪循環が出てたから、
はやめに中村憲剛や清武を入れるべきだと思ったのだけど。
香川や本田にロコツに疲れが見えてたのに、なぜ岡崎はあれだけ走れるのか。
すげー。

以前から思うのだけど、
イタリアやメキシコにあって日本に欠けてるのはリアリズムだなあと。
目指すところのサッカーができてるときはすごくいいんだけど、
そうじゃないとき、動けなくなってきたとき、このままじゃやばいというとき、
そこで勝ちきるためにどう現実に合わせた対応をするか、
こういう大会だと、いざというとき、リアリズムのサッカーに切り替えられるかどうか、
中東の国が終盤リードしてるとやたら時間稼ぎをはじめるのはそれが中東にとってのリアリズムなんだろうし、イタリアが1点リードしたとたんさっと守備重視の陣形に切り替わるところなんかは欧州のリアリズムって感じがするし。

たとえば永井みたいな超足が速い飛び道具をひとりおいといて
いざというときのカウンター要員にするのも一種のリアリズムとしてアリだと思うんだよなあ。

ともあれ朝までかかってなんとか書き上げてメールしてちょっと寝る。


2013/06/21

渋温泉散歩して猫撮って善光寺寄って帰宅

30年前、ともだちに連れられて小布施へ遊びに行った日も台風だったなあ。
台風どまんなかの暴風雨の中、山の中の地元向け露天風呂にはいったなあ。
あれは楽しかったなあ。
首から上は土砂降りのシャワーで肩から下は温泉でぬくぬくという
たのしいひとときの翌日は
破風高原に上って山小屋で一泊。
上まで車で送って貰う予定が、落石のため通れず、途中から徒歩。
山小屋は足元まで水が来てるし、
深夜は山小屋に入ってきた牛が目の前をうろうろしててめちゃビビるし、
今思えばめちゃ面白い体験でありました。
その翌日(だったと思う)は地獄谷に連れて行ってもらって
猿と一緒に写真撮ろうと思って不用意に近づいたら後ろから襲われてびっくりしたとか
そんな記憶がおぼろげに。
あのときの写真、どっかにネガがあるはずなのだが、行方不明なり。

今回は台風の影響はない……のかあるのか、
雨模様らしい。まあしょうがない。
朝5時に目覚めたのでフロントへ行く。
金具屋のWebサイトに「猫がいる」と書いてあったので
ちょいと尋ねてみると、番頭さんらしき人、
ちょっと待ってね、というやいなやバックヤードにひっこんで、
大五郎っぽい猫を抱きかかえて連れてきてくれた(笑)。

無理矢理連れてこられてとまどうシロ
名前はシロ。無愛想なおじいさん。
実はもう2匹いて、あと1匹はにゃんた。
部屋で寛いでたら猫の声が聞こえたので(木造なので音はよく響きます)
慌ててカメラを持ってフロントへ降りたら、
にゃんたと呼ばれるハチワレ君が玄関でゴロゴロしてたのだ。
おお、なんてラッキー。
もう1匹は一瞬だけしか顔を見せてくれず、撮れずじまい。

チェックアウト時に、猫写真の使用許可を貰ったので、いずれ猫連載で「金具屋の猫」編やります。
そんなこんなでひたすら猫を撮り、
浪漫風呂と露天風呂を堪能し、
(露天風呂には石枕が用意してあって湯船に仰向けに寝転がってのんびりできるという楽しいオプション付)
チェックアウトし、
荷物をフロントに預かってもらって、
カメラだけもって渋温泉散歩。

湯田中温泉から渋温泉いったいは、山之内温泉郷で、
川沿いに温泉街が並ぶ。
渋温泉は行基が発見したという(奈良時代の僧侶。続日本紀にも何度も名前が出てくる。ほんとにここに来たのかは謎だけど、各地で活躍してた)。
近くの温泉寺には武田信玄の書が残っているという。
温泉寺
渋温泉には頼朝が入ったという伝承もある(史跡鎌倉風呂の元ネタです)。

で、なぜこんな山奥に温泉街が、というと、
善光寺と前橋を結ぶ「草津道」がこのあたりを通ってたのだ。
前橋-草津-志賀高原-湯田中・渋-善光寺
って感じ。だから往来もそれなりにあったもよう。
「日本歴史地名大系」によると、中世には菅平越えの道と並んで、志賀越えの草津道が細々と奥信濃の人々に利用されていたという。
湯田中のあたりは、「吾妻鏡」にも牧として登場する。
江戸時代になると藩主がたびたび訪れていたという。

善光寺参りと温泉&湯治はセットになってたんじゃかろうか。

それなりの温泉街ではあるが、古い街並みや湯治場っぽい雰囲気が残ってて散歩するのも楽しい。

帰りは送迎を断り、湯田中駅まで歩く。
送迎バスに頼ると、旅が「点と点」になっちゃう。
公共交通機関や徒歩を使うと、点と点が線でつながる。
それでこそ旅ってもんだ。

渋温泉入口には崖からわき水ならぬ「湧き湯」。
触ってみたらめちゃぬくい。いや熱いくらい。
こういうのは歩かないと発見できない。

川沿いの新道からちょっと斜面を上がったところにある
旧道をたらたらと歩く。さすがにちょっと退屈するが、
ところどころに「鍵を持ってる人だけ使える小さな公衆温泉」があって
それがこのあたりの文化なのだと思うと面白い。
こんなちょっとした温泉がそこかしこにあらわれる
湯田中温泉郷へ入り、湯宮神社で休憩して、
ほどなくして湯田中駅前。
駅前に無料足湯が用意されてるのでそこで足を休める。
温泉街はこれがあるからよい。

電車は1時間に1〜2本だが、
次の電車がたまたま特急のロマンスカー車両だったので
早めに乗り込んで最前列をゲット。
やっとロマンスカーの最前列に乗れたーー←なんかちょっと違う気がするけどいいや。
単線の長野電鉄をロマンスカーで最前列ってのも楽しいもんです。
誰もいなかったので三脚を立ててパノラマ撮ってみた。
(↓の写真だけFlickrです)
元ロマンスカー先頭車両パノラマ
先頭パノラマ
車窓を楽しんでたんだけど、疲れで撃沈。
地下の長野駅で目覚める始末。もったいない。

まだちょいと時間があるので昼飯を食い、
金曜中にお願いといきなりメールが降ってきたので
iPadでPDFファイルをチェックして赤入れてメール。
でもって、ここまで来たんだから一応参拝しとくか、と
バスで善光寺。

参拝してたら雨。
まあ雨の善光寺ってのも乙なもんですな。

雨が上がるのを待って(傘なんて持ってないので)
長野駅に戻り、新幹線で帰宅。

北斎と猫と温泉とロマンスカー(ちょっと違う)の一泊旅行でありました。


2013/06/20

東京を脱出して小布施から渋温泉「金具屋」へ

早起きして日本vsイタリア観戦したのち、
(イタリアの底知れなさがおそろしい)
長野までプチ温泉旅行。

新幹線の切符を買う。成り行きで適当に切符買えばいいやと思ってたが、数日前、
えきねっと「トクだ値」というのを知り、あわてて予約。
上野-長野間、通常料金で指定席だと7,570円
えきねっと「トクだ値」とやらを使うと指定席で6,990円(便によってはもうちょっと安い)。
ふたりだと片道で1,000円近く違う。
けっこうでかい。


長野駅から長野電鉄で小布施へ。
いきなりNEX車両。隣には東急車両。ローカル線気分がない(笑)

小布施駅でレンタサイクル。
久しぶりにママチャリに乗る。

小布施にくるのは30年ぶり。
学生の頃、小布施出身の友だちがいて、彼の実家にみんなで遊びに行って以来なのだ。
あの頃はただ車でいろいろ連れて行って貰っただけで位置関係もなにもわかってなかったのだけど、なんとなく記憶にある風景がいくつかあり。懐かしい。

竹風堂本店で栗おこわ。

桜塚観音堂で猫。
地元JKが境内で猫を撫でてたのでおじゃまして
猫撮影。

岩松院で北斎の天井画。
寝転がって天井画を楽しめると聞いていたが、今はダメらしい。
長いすに座って鑑賞。
北斎すげー。しばしみとれる。

裏手を上ると福島正則霊廟。そこからの眺め良し。

北斎館。北斎の肉筆画を楽しむ。北斎すげー。
浮世絵の北斎しか知らなかったのだけど、肉筆画も素晴らしい。
しばし見とれる。葡萄の絵なんか、アールヌーボーといっても通じるんじゃあるまいか。写真撮影禁止なのが残念。

長野電鉄で湯田中へ。
来た電車がロマンスカー。HiSE。小田急を引退したと思ったら長野で走っていたとは。
折り返して「特急長野」行き。ロマンスカーで特急長野行きなんてシュールで楽しい。

湯田中から送迎バスで渋温泉。
「歴史の宿金具屋」
指定文化財という昭和初期の木造四階建てに宿泊。
斜面に複数の建物が建っててそれが複雑につながって迷宮化してるのだが、
どうせ泊まるなら、その文化財でしょうってことで。
全体に古びてるけどきれいに手入れされてて、懐古趣味を芯から楽しめてよし。
旧目黒雅叙園と同様、昭和初期に庶民に贅沢気分を味わって貰うための意匠がそこかしこにあり、そのキッチュさが年月を重ねて複雑な味わいを見せる。

ここは面白い。とにかく館内はそこらじゅうこんな感じ(↓)。
【公式】渋温泉 歴史の宿金具屋へようこそ

公式サイトを見ても、建物の構造がどうなってどことどこがどうつながってるのかさっぱりわからなかったのだけど、
行ってみてもわかりません。
頭の中でマッピングしつつ、考えながら館内探検してはじめて徐々に構造がわかってくるという迷宮っぷりがたまらんのですよ。
何しろ、館内にある案内板がこれですから。いつのなんだ(笑)。

旅館内に温泉8箇所。うち5つは家族風呂。
29室しかない小さな旅館なのでこれだけ風呂場があればかなりのんびりできる。
「史跡鎌倉風呂」とか←史跡ってなんだ(笑)

大正ロマンな「浪漫風呂」とか。
なんやかやと風呂めぐりも面白い。
家族風呂もひとつひとつ意匠が凝ってて面白い。

千と千尋のモデルじゃないかとかいわれてるそうだけど
そういうのは抜きにして面白い宿であります。

温泉街に外湯が9箇所。
各浴場は鍵がかかっており、フロントでもらった鍵を使って自分で開けて勝手に入る。
温泉は洗い場もなにもなくて、とにかく湯に浸かって楽しむという昔ながら。
平日ということもあり人も少なくのんびりはいれてよし。

ここにきたらライトアップされた「斉月楼」を撮るのが定番なのだけど、
温泉に浸かって遊んでたら、ライトアップタイムの22時を過ぎちゃって
撮りそびれる←あほですな
温泉はいって部屋に戻って、そろそろ三脚もって外に出て撮るか、と思ったら、ライトアップがすっと消えちゃって(斉月楼に宿泊してたので外が暗くなったのがわかるのだ)、
あきらめて寝る。

外湯めぐりしてたときiPhoneで撮ったヤツしか残らず。
まあ誰が撮っても同じアングルの同じカットになる場所だからまいっか。


2013/06/19

網戸のぼるかふか

午後、ITMediaのAQUOS PHONEのカメラレビューを仕上げてメール。
ascii.jpの猫連載を1日早く仕上げてメール。
さらに次はAdobe CC単行本の担当ページの修正が待っているのだが図版をキャプチャしなおしたところで時間がなくなる。
うーむ。今日中に終わらせてから出かけたかったのだが、
まあとりあえず、明日明後日は東京を脱出いたします。
休みです。

でもカメラ2台持って三脚も持って行くんだから、
休み何だか撮影旅行何だかわからんけど、それはいつものこと。
にしても、
なんでこういうときに限って台風がくるかなあ。
にしても、
木金と出かける分、土日月で片付けねばならぬ仕事がどさっとあって憂鬱。

土砂崩れなどで戻れなくなったら……まあそれはそれでいっか。

かふかが妙によく鳴くのでiPhoneのビデオを回したら網戸にのぼったのでYouTubeにあっぷしてみた。


2013/06/18

上野で「江戸百景」の「月の松」が復活……だとか

上野でレビュー用の作例撮り。htc j oneとE-P5。
どっちもよいですな。

にしても上野も谷中も外国人観光客が多くて面白い。
清水観音堂へ上ったら「歌川広重 名所江戸百景 月の松」なるものできてる。
広重の「名所江戸百景」に「上野山内月のまつ」という絵がある。
松の枝がくるんと一周して円を描いてて、その円の中に不忍池が見えているという図。
その松は現存しないが、
復活させたらしい。
でも……えっと、肝心の円になってる枝が……金属の輪っかなんですが。
下方が一部破れて金属が見えてるんですが。。。。
まあしょうがないか。
ちなみに、元の絵はこちら。さすがにこれの再現はアレだったか。
上野山内月のまつ(画像提供:東京国立博物館)
東京国立博物館 - トーハク

ともあれあれこれ撮影してお茶して帰宅して
ITMediaのAQUOS Phone ZETAのカメラレビューを書きつつ、
今日から新しくなったAdobe CCをダウンロードしてあれこれ試したり
あれやこれやと作業する。

CC……まだ全機能使えるわけじゃない。
クラウドストレージの同期機能は「まもなく」だったし。ちと残念。


2013/06/17

SV600を予約しちった

近所でちょっと作例撮っただけでそれ以外は家から出ないで
ITMediaにiPhoneカメラ講座書いたり
東京人のゲラチェックしたり、
Amazonやyodobashiのサイトとにらめっこしたり。

そして深夜・明け方になり、つい、
マンフロット初というトラベル三脚「BeFree」を購入し、
返す刀で
scansnap SV600の予約注文をしてしまったのでした。
ひゃあ。

Scansnapは前から欲しかったのだよね。
目的は2つ
  1. 製品発表会やら何やらで毎回大量にもらう紙の資料をデジタル化して、紙を処分したい
  2. 古道散歩がらみであちこちで収拾した神社の由緒書きや自治体が作ってる歴史地図やパンフレットなどの段ボール一杯の資料や、古地図類(復刻版含む)をデジタル化して整理したい。そうしないと欲しいときすぐにみつからんくて困る。
で、1だけなら、従来のScansnapがいいのだ。iX500なら速いし、Macでも使えるし。でも2.になると、何かと不定形だったり綴じられてたりでiX500では扱いづらいし、A4に収まらないものもけっこうある。そのたびにいちいちフラットベッドスキャナ引っ張り出すのもアレだし、解像度的には300dpiあれば事足りるし。

で、SV600が登場するのである。
これなら、多少でかい地図でもスキャンできるし、綴じてある冊子もバラさずにスキャンできるし。
仕事効率化のためだと重い腰は重いままだけど、
そこに趣味道楽が絡んでくるとよっこらしょと腰があがるのだ(笑)。
まあそういうもんでしょ。

というわけでSV600である。
ついでに、昔書いた記事(Oh!MZやOh!X時代のはテキストファイルとして残ってないものが多いので)のスクラップもしたいし、
掲載誌が溜まると自分が書いたページだけスクラップして捨ててたのだけど、SV600ならスクラップも簡単だし。

秋まではWindows専用なんだけど(Mac用ソフトは秋にダウンロードで入手可能になるらしい)、
まあそこは、普段使ってないWindowsノートをスキャン専用にして
スキャンした端からPDFにしてEvernoteに上げちゃえばいいかなと。

実物を見てないので(笑)、どのくらい実用的かはわからんけど、
なんか画期的なアイテムのような気がして、そういうのは買っちゃいたくなるのだ。
まあそういうもんでしょ。

Scansnapは持ってないけど、実は、Scansnapの前身となるVisioneer Paperportというスキャナはいち早く買って持ってたし←実は最初はMac専用だったのだ。
まあそういうもんです。

問題は大量のスキャンなんてやってる時間があるか否かなんだけど、
まあ、7〜8月なら仕事がなくて暇な時期が少しはあるでしょう。。。。
あるよな。。。

2013/06/16

谷中に遊ぶ猫と遊ぶ

谷中は谷の中である。いやウソ。
谷中は台地の上にある。
さてどうなんだろう。谷中って谷なのか高台なのか。
いろいろ説があって、
日本国語大辞典には
上野台と本郷台の間の谷にあるところから呼ばれた
とあっさり書いてある(しかも出典不明)のだけど、
日本歴史地名大系(平凡社)はもうちょっと細かくて、そんなあっさりとは済まさない。
上野の北にあたる。東は日暮里につぽりにつぽり(現荒川区)、西は根津ねづねづの両低地の間、上野台の北半分に広がる高台で、南部は上野公園に続く。谷中の地名は上野の山と駒込こまごめこまごめとの間の谷であることによるとも、下谷に対する名称であるともいう(御府内備考)。中世には総州・奥州への街道筋にあったといい、北条氏所領役帳によれば、遠山弥九郎が「江戸屋中」三九貫文を知行していた。 
つまり、上野の北にある高台を指すといっている。 谷中霊園も台地の上だ。
谷中といえば一応台地の上とその南西にある低地を含む地名なんだが、先に開けたのはおそらく台地の上で(中世の海道筋だったというし)、谷中は台地の上にある、といっていいんじゃないかと思う。
谷って名前がついてるから低地を指してると思いがちだけど。

ともあれ谷中である。うちからは小田急→千代田線という相互乗り入れのおかげで1本で行ける。千駄木駅で降りて台地を上ればすぐ谷中だ。
明治初期の谷中あたり。あまりに寺ばっかですごい。クリックしてみて下さいまし
千駄木駅を降りて団子坂下の交差点に出て、少し西へはいると藍染川暗渠のへび道に出る。くねくねしてる。谷中銀座が近づくと商店街の様相を呈してくるが、元は川である。
谷中銀座は古い商店街のようだが、谷中銀座の道ができたのは明治時代後期で、夕やけだんだんの階段が作られたのは戦後のこと。
よって歴史好きは夕やけだんだんの脇にあるくの字型の坂(七面坂)を上るべし。
途中に石仏も残ってる。

坂を登り切った南北の通りが、日本歴史地名大系に書いてある「中世の街道筋」かと思う。この道を北に向かうと、鎌倉時代創建と伝わる「諏方神社」があるし、少し南の長安寺は江戸時代開基のお寺だが、中世には別の寺があったという伝承があり、実際、鎌倉時代の板碑も残っているからだ。その上きれいな尾根道になっており、中世の街道としては他に候補はあるまい。

上野台地には古墳もあり、上野(往古は忍岡と呼んだ)と豊島郡衙(上中里あたり。現平塚神社。豊島氏の居城跡)を結んでいた道だったに違いない。

で、その古街道沿いに土日だけ開いてる「旅するミシン店」というお友達がやってる小さなお店があり、そこで合流して妻も合わせて3人で晩ご飯を食べる約束になってたのだ。
旅するミシン店 | 東京・谷中にある手づくりのブックカバーの店です。

妻がそのお店で遊んでる間、
わたしは谷中をぐるぐるとカメラを持って散歩して、レビュー用の作例撮り兼猫探し。
谷中霊園で4匹、古道沿いで計4匹、夕方の夕やけだんだんで4匹と10匹以上。谷中の猫といえば「夕やけだんだん」が有名だけど、そこだけじゃないのだな。
しかも、路地で猫を撮ってたら「おぎくぼさんですか?」と見知らぬ人に声をかけられる。なんとTwitterのフォロワーさんで、そのあたりに住んでて、フリック別冊に出たときのバッグや顔写真でわたしだとわかったらしい。びっくり。
そういう体験、楽しいですな。
たぶん、この本。このときと同じバッグを背負ってたから。。。
携帯ツール百科 あなたのデジタルデバイス見せて下さい (エイムック 2561)
崖の上から
墓地裏の崖上猫。OM-D。
にしても谷中って客層が面白い。
古い寺町で古い商店街が残ってて大きな霊園も近いので、
高年齢層に人気がありそうなのだけど、
実際には若いカップルも多いのだ。カメラぶら下げたカップルが多い。
30〜40代が少なくて、若い層と老人層の2つピークがある感じ。
「旅するミシン店」店長もそれに同意してくれた。
面白い分布だなあと思うことしきり。何故なんでしょう。
若い人は猫目当てなんだろうか。知らないところで流行ってるんだろうか。
気になりますです。

帰宅して今日撮った写真を吸い上げてチェックして
月曜着で返却せねばならないブツを梱包して、深夜、コンビニへ持って行く。

2013/06/15

世田谷からシモキタへ

この土日は天気が悪いのかいいのか、
とりあえず雨が降ってない日になんとか作例を撮らねばってんで
曇ってるけど馬事公苑へ。
でもってあれこれ撮ってたら晴れ間が見えてきたのでちょっと撮り直して、
そしたら湿気と暑さでふぎゃあとなって、
でも池の上に住んでる友達の家に遊びにいく約束があって
先に現地着してる妻と合流せねばならず、
自転車で走る。
世田谷通りを走っててふと気づく←もっと前に気づいておけよ。

世田谷通りの旧道は、江戸時代の大山道の旧道であり、世田谷区役所の南あたりで道がクランク状になっている(今のボロ市通り)わけで、そこが「世田谷新宿」と呼ばれていたのだが、なぜクランク状なのかというと、一般には「宿に人を滞留させるため」であり、なおかつ、(室町時代は何かと内乱ばかりで物騒だったので)道をクランク状にすることで軍勢が駆け抜けられないようにした、といわれてて、それはそれで正しいのだろうし、わたしもそれで納得しちゃってたのだけど、
よく見ると、クランク状を無視して最短距離をまっすぐに通る現世田谷通りをみると、少し下ってるのだ。いったん下ってまた少し上ってる。
現世田谷通りは烏山川沿いの低地を通過してるのだね。
で、クランク状の旧道は低地に降りないよううまく回避してる。
ああ、クランク状にした理由のひとつに地形もあったのだなと。
地形だけが理由なら、クランク状にしなくてももっとうまく回避するルートも作れるわけで(ちょっと道を斜めにしてやればすむのだ)、政治的な意味がメインだったのだろうけど、ちょっとした地形もまた重要だったのだなということで。


そんなこと考えながら豪徳寺でちょっと作例を撮り、
勝国寺(今はモダンな坂の上のお寺なんだけど、このあたりは「世田谷元宿」と呼ばれた場所であり、かつて鎌倉街道の宿が置かれていたといわれてるのだ。

その鎌倉街道はどこを通っていたかというと、わたしは松陰神社脇の北に向かう道だったんじゃないかと思ってる。これがスムーズに北へとつながる古道なのだ。江戸時代は掘之内道と呼ばれてた(妙法寺へ行けるから)。

松陰神社脇の道を北に向かう。道幅数メートルの細い古い道で、北に向かって徐々に下る。烏山川を越えるからである。川を越えると道は上りに転じ、ゆるいS字を描きながら住宅街を抜けると、右手に突然広い通りが延びる。淡島通りである。渋谷から来た淡島通りはこの狭い古道にぶつかって忽然と終わるのだ。
おそらく、当初はもっと先まで伸びる予定だったのだろう。それが何らかの理由でここで止まったまま放置されてるのだ。
なぜこんなことになったのか……という理由は以前どっかで読んだけど忘れた。


ここで右折して淡島通りに入る。古道好きとしてはもう少し北まで走って旧滝坂道を右折したいのだが、この旧道は環七で遮られ、しかも信号も何もないので渡れないのだ。よくある話。

淡島通りは片側一車線ずつなるも歩道もしっかり用意されている立派な都道で、道幅もそれなりにあるので車道の左端を気持ちよく走れる。
ガソリンスタンドやマンションの前をつつーと気持ちよく走るとやがて代沢十字路に至る。
淡島通りと茶沢通りの交差点である。茶沢通りは「三軒茶屋と下北沢」を結ぶ道の略で、最近の道。古道好きとしてはもうちょっと先へ行き、古道を左折するのだが、ちょいと森厳寺に寄りたかったので、代沢十字路を左折して北へ。
少し下って北沢川緑道を越えたらすぐ森厳寺西の交差点を右折して森厳寺。

江戸時代初期、結城秀康が開基というお寺。
結城秀康は徳川家康の次男であり、長久手の戦いのあと、豊臣秀吉に養子に出され、越前の藩主として一生を終えたが、死後、江戸の地に寺を建立して位牌所とせよと命じており、1608年、森厳寺が開山されたのだとう。
でもここって「江戸ではない」のだよな。明らかに江戸の郊外。江戸市中には大人の事情で作れなかったのかもしれない。

江戸時代はここの淡島堂で行われていたお灸が有名だったそうな。

森厳寺前の道をさらに東に向かうと北沢八幡神社。
その脇の道を北に上る。北沢は低地であり池の上は台地の上であるからして、台地上に上るのである。この道は古そうだけど明治以降のもの。

上りきったら、1本東にある池ノ上駅前から淡島通りにつながる古道にシフトして駅に向かい目的地着。今は「代沢」だけど江戸時代はこの辺も下北沢村の一部だった。
何はともあれ下北沢のあたりは地形が複雑で細かな起伏がたくさんあって面白い。茶沢通りのシモキタあたりは谷地を通ってて、駅は少し高いところにある。

妻の学生時代の友だちとその息子と一緒に昭和なマンションで遊ぶ。
いやあ、傷だらけの天使や探偵物語で出てきてもおかしくないようないい昭和な建物っぷりでありましたですよ。

自転車で20分ほど走って遊びにいくというのも久しぶりでなかなか楽しい。

帰宅して日本vsブラジル戦に向けて仮眠して起きて
ちょっと仕事して試合がはじまって、以下割愛。


2013/06/14

ああ、欲しいモノがたくさん出てきたよぉ

ちょっとご近所で撮影。
ほんとは雨上がりっぽい写真が欲しかったのだけど
家を出たときはもうかなり乾いておりまして、残念。
まあよくある話で、OM-D + 60mm macroは最高です。
被写界深度がめちゃ浅くなるので
ひたすら連写してピントの山がきてるカットを祈るという、
何しろ相手は微妙に動いてるし、三脚も立ててないしで、
数mm動くともうアウトという世界なのだけど人間の手は数mmくらい一瞬で動く。
だからマクロ撮影時は三脚が必要なのだけど、
カメラをきちんと固定するよりは連写で運を天にまかせ……ずぼらです。
複眼って実は美しい
うまく当たったカット。こうしてみると複眼って美しいもんですな
ともあれ、あれですよ。
2013年も後半になって欲しいものがドカドカ出てきて困っております。
上半期はPowershot Nだけで我慢したのに……逆にいえばムリして買いたいようなものがなかったわけで。
6月になって急に欲しいモノがこんだけでてきた。
大きな収入があったわけでもないのにヤバい。
  • MacBook Air13:今使ってるのは2010年秋モデルの一番安いヤツ(メモリなんて2GBしか積んでない。何しろ、「ブツを外に出せないから、社内で作業してくれ」といわれ、訪問前にAppleStoreに立ち寄ってAir13を買った足でクライアント先に向かい、用意された会議室でセットアップしてアプリを落としてインストールして、ATOKはUSBメモリ版を持って行ってたし、必要な情報はクラウド経由でひっぱれたし、それで環境を作れちゃうんだからすごい。その場で撮影して吸い上げてテキストをメモして帰宅してから吸い上げたのでした。で、さすがに次の秋で丸3年なわけで、今のMBA13だと外でプレゼンしたり出先でAperture使って何か見せたり(タモリ倶楽部のときとか(笑))、そういうときメモリが足りなくて時々困るのだ。MBA13を抱えて外に出る仕事が増えるようなら買い換えた方がいいし、そうでないなら今のままもうちょっと引っ張れる。微妙。
  • AirMac TimeCapsule:今使ってるAirMac ExtremeはTime Capsuleが出るちょっと前のヤツなので、そろそろ欲しいなと。MBA13のバックアップも今はUSB接続のHDDでやってるけど、TimeCapsuleだとつなぐ手間もないし。MBA13を買わないのなら、ムリに買い換えなくてもいいんだけど(震災で棚の上から落ちてひっくり返ってたけど壊れなかったし)。微妙。
  • PENTAX Q7:1/1.7インチセンサーなら欲しい。単焦点の明るい中望遠レンズが出たらかなり欲しいんだけど(1/2.3からセンサーサイズが上がった分、今までのレンズは少し画角が広くなるのだ。広角系を撮りたいときはいいけど、わたしは標準〜中望遠の明るいレンズが欲しいので)。微妙。でも心惹かれる。
  • ScanSnap SV600:これは欲しい。非接触型のScanSnapですよ。サイズがでかくてスキャンしづらいものも300dpiだけどスキャンできるですよ。個人的には発表会や取材でもらったドキュメント類をデジタル化して紙は処分したいし、昔あれこれ買った古地図類(こいつらはデカいのだ)もデジタル化してすぐネタとして使えるようにしたいし。Mac用アプリは秋になるらしいけど、考えてみたら、今眠ってて役になってないWindowsノートをスキャン専用機にしちゃって、スキャンしたデータは片っ端からPDFにしてEvernoteかDropboxにつっこんじゃえば問題ないじゃないかということに気づく。予約しそうな気分。やばい。
  • 18-35mm F1.8 DC HSM:シグマのF1.8通しのズームレンズ。これは欲しい。ただ今後買う一眼レフ用レンズは全部フルサイズでも使えるものに、と思ってるので買えないかなあ。
  • ルンバ620:なんか野良ルンバの動画を見てたら欲しくなった。ココロボの方がいいとは聞くけど、買うならルンバだよなあ。
  • SONY RX100 MKIIだかRX200だか:今、噂サイトにRX100の新型が出るって話がただよってて、どうやらチルト式モニタとかWi-Fiとか搭載するらしい。どこまでほんとかしらんけど、RX100が出てから1年以上たつし、新型が出てもおかしくない時期。あれでモニタがチルトしてWi-Fiがついたら……欲しいじゃないか。多少テレ端が暗くても気にしない。操作系がもうちょっとこなれてたら……こなれてるかもしれない。まだ発表もされてないけどめちゃ気になる。
  • 新MacPro:まあまだまだ先の話っぽいので慌てない。ただこれに買い換えるとなると、モニタもThnderbolt Displayにしたいし(そうするとFW800のHDDをモニタにぶらさげられる)、現行MacProに内蔵してる数TBのHDDをThunderbolt系のケースに入れ替えねばならないし、トータルでみるとかなりコストがかかるので躊躇しそうではある。USB 3.0に切り替えちゃえばそこまでコストはかからないか。うーむ。難しい。そもそも、円筒MacProがいくらになるかもわからないしな(AMD FirePro×1の廉価版がラインナップされることを願っております)。
ああ、優先順位が付けられません。趣味道楽を優先するならまずScanSnap SV600で次がルンバかな。カメラは昨年レンズ一体型3台、レンズ交換型3台買ってるので今年は2台ずつに減らしたい。Powershot N+RXか。APS-C系の高級コンデジを買う予定はなし。クオリティ的には欲しいけど、常用カメラとしてはスナップ用の28mm相当と猫用の75mm相当の2つ欲しいので、単勝手高級機では賄えないのだ。あ。DP1 MerrillとDP3 Merrillの2台で済むじゃん←それに気づいてはいけません
レンズ交換型は……秋以降のモデル次第だな。
おっとその前に、住民税を払わなければ。
こういうタイミングで納付書を送ってくれる行政の有能っぷりに感心せざるをえません。

とかいいつつ、夜は明治彩色地図(業界では迅速図と呼ばれてる)の再スキャン。
もっと高解像度のデータが欲しいといわれたので、720dpiで必要な箇所だけスキャンするというシンプルなお仕事です。720dpiだと網点まできれいに見えるよ。おそろしや。

2013/06/13

西日暮里の切通しが気になった雨の午後

雨だ……。
でも何かとスケジュールの都合もあるので
上野でレビュー用作例撮り。
雨が上がったらちょっとブラブラしようと思ったのだけど
断続的に本格的に降ってくれるので諦めて帰宅。
ちょっと遠回りだけど、確実に座れそうな、
上野→山手線→西日暮里→千代田線
というルートを選択。西日暮里での山手線→千代田線の乗換って
専用乗換改札があるから楽なのだ。

西日暮里の駅って、ちょうどでっかい切り通しの真ん前にあってこんな風景が楽しめる。
西日暮里のでっかい切通し
iPhone5で東京地形堪能パノラマ
見てわかるとおり、左右が崖。台地の狭いところを削って道路を通したのがよくわかる。

駅は崖下にあるので武蔵野台地の端っこをまのあたりにできるという東京地形好きにはたまらん場所。
左右を見ると右の方がちょっと高いな。
左側が諏訪台と呼ばれてて、尾根上を古道が通ってる。諏方神社や日暮里の富士見坂がある。
右側はちょっと高くなってて江戸時代に道灌山といわれてた。上野台地で一番高いところ。道灌山遺跡には縄文時代から弥生時代、平安時代の住居跡も見つかっている。今の開成高校のあたり。それだけ古い土地なのだ。

気になるのがこの、台地を人工的に削ってできた深い切通しの坂がいつできたのか、ということ。いつからここの台地は分断されたのか。
明治時代初期の地図を見るともうここが切り通されてるのがわかる。
江戸時代にはこうなってたということだ。
ちなみにこの狭い尾根道を南東へ行くと、谷中を抜けて上野台地へと至る。
逆に北西へ行くと、平塚神社(豊島郡衙跡)を抜けて飛鳥山へ至る。

自然にこんな地形になることはないので、人為的に尾根の狭いとこを削って道を通したんだと思うけど、いつこうなったんでしょうねえ。ああ気になる。
新編武蔵風土記稿もそこにはつっこんでくれなかったし。
太田道灌の頃はどうだったんだろう。

それはさておき、
千代田線で帰宅して、疲れたのでちょっと仮眠して、起きて、
ascii.jpの猫連載を書いてメール。
猫連載用に借りてるカメラがあったのだけど天気が悪くてなかなか撮れず
急遽かふかネタになる。

そのあと家電批評のちょっとした記事を書いてメール。




Echofon for Mac 難民の方へ

昨日、愛用してたEchofon for Macが突然使えなくなり、
どうもTwitterのAPI変更によるもので、
Echofonの「アップデート確認」してもそれは最新ですといわれるだけで
どうしようもないと諦めてJanetterに切り替えてたら、
「App Storeにあるよ」と教えて貰った。

App Storeができる前からEchofonを使ってた人(つまりEchofonのサイトからダイレクトに落として購入して使ってた人)だけがハマった罠だったのだ。
Echofon for Macはモバイル版に注力するためデスクトップ版(つまりMac用)はもう終わりといってたのだが、
App Storeでは新APIに対応するバージョン1.8が上がってたのである。

よって、Echofon for Mac難民になった人は
App Storeで落とし直すべし。

Echofon Lite for Twitter
Echofon for Twitter


初期設定などをやり直す必要があるけど、
まあその辺はしょうがないですな。


Echofonは機能はシンプルなんだけど
その分ウインドウが場所をとらないのでデスクトップにおいといても邪魔にならない、
iOS版と未読情報などを同期できる(iPhone上で読んだメッセージはデスクトップ版では既読として扱われるなど)という便利な機能もあって
愛用してるのである。

追記:どうやら、AppStore以前の旧Echofon for Macも、1.8にアップデートできるようになったと教えていただきました。1日遅れて遅れてただけなのかー。あわててAppStoreから落としなおさなくてもよかったのかーー。がるる。
というわけで、ひとまず安心です。

2013/06/12

富士山の見える坂を探す簡単な方法

富士見坂や富士塚の写真を何枚か提供して欲しいといわれ
必死に探す。
あんまりないんだよな。
富士塚も見つけたら撮るけど、それが目的で行くって事はないので
探すのが大変で。
昔の写真は「富士山」タグをつけたこともあったので
タグである程度探せるんだけど、
ネコタグは全写真につけたけど富士山タグはアバウトなんだよな。

今は岡本三丁目の坂も富士見坂として有名らしい。
ほんとに富士山は見えるのか。
調べるには
Google地図の「距離測定ツール」を使うのが簡単。
新バージョンのGoogle地図では使えない機能なので旧マップで。
こんな風に、富士山から線をひっぱってやり、
終点をドラッグして調べたい坂に合わせて線がどのくらい重なるかを見ればいいだけなのだ。
距離測定ツールは……どうやればオンにできたのか忘れたw
たとえば岡本三丁目の坂。
見事に方向が一致するじゃないか。完璧。
ここの坂上からよく遠くを眺めてたけど、富士山がよく見える空気が澄んだ日にたまたま当たらなかったのだな。
岡本三丁目の坂の上から富士山の方向を
富士山撮影スポットとして有名な、成城学園の富士見橋と不動橋。
これも調べてみた。
不動橋から富士山の方向を
おお。見事に線路の方向に富士山があるじゃないか。
ここは何度か富士山を撮ってるから知ってたけどここまで重なるとは。
とまあ、グーグルマップはこのように使っても楽しい。

写真を発掘したり、写真などのフルバックアップをとったりして1日が終わる。
問題は
「20090803」フォルダが見つからないことだ。
昔、品川宿を自転車でめぐったときの写真が入ってるフォルダなんだけど
見つからない。とほほほ。
たぶん、どっかの段階で間違って消しちゃったのだろうなあ。
フォルダ丸ごとだもんなあ。
もちろん、バックアップにも残ってません。
バックアップは現HDDのコピーなのだから。
2011年以降は四重でバックアップとってるからそういうことはないんだけど
(同じ写真がApertureライブラリと元写真用ボリュームの2箇所にあるようにして、それぞれをバックアップし、元写真用の方は取り込んだら触らないようにしてるので)
昔は二重にしかとってなかったから、バックアップを上書きしたらアウトだったのだ。
とほほほ。

あと、どこどこで撮った写真を探したいってときに写真にジオタグがついてると便利。
できるだけiPhoneでも撮っておくと、iPhoneの写真には位置情報がついてるから、
iPhoneの写真を地図に表示して「〜〜に行ったのはいつだっけ」を見つければ、あとはその日の日付から、そこに行った日の写真を引っ張り出せる。
iPhoneでもマメに撮るのが重要なのです。
まあ、デジカメが全部「優秀な」GPSを搭載してくれるようになれば問題ないのだけど、その日は遠そうだしな。