2015/12/31

紅白歌合戦はPerfumeと小林幸子でした

朝から新幹線で名古屋へ。
東京駅の混雑はさほどひどくなく(今年はカレンダーの関係で、早めに帰省して早めに帰ってくる流れなんだろう)、
自由席でも余裕で座れるのであった。

晩ご飯はすき焼き。
FBのタイムラインを見てるとやたらすき焼きの写真が上がってる。
いつも大晦日ってこんなにすき焼きが食べられてたっけ?
わたしが気にしてなかっただけだっけ。
ともあれ紅白歌合戦。

TwitterのTLを見てると毎年紅白歌合戦への激しいツッコミが面白く、
あとからそれをみて「しまった」と思うのも癪なので
ここ1〜2年は見るようにしてるのである。


今年は全体に脈絡のなさが目立ったり
アニメの扱いはヤッパこんなもんかいままでと同じやんかと
思いつつ、
椎名林檎、Perfume、小林幸子の流れが素晴らしかったですな。

Perfumeは登場時からファンが周りにいたので、スゴいとは聴いていたし、
昨年の紅白もすごかったのだが、今年のも
すごい。ライブを観に行きたくなるわ、これ。
すげー未来でありました。
ライブはともかく、映画は観に行きたいとちょいと思う。

小林幸子は、今までの経緯を全然知らなかった上に
歌詞を聴いて「あれ? もしかしたら」と
あとからググってみたら、
千本桜ってボカロ曲だったのね。
これ、めちゃくちゃすごいことじゃないですか。
細かい経緯はこれで知ったんだけど

何がすごいって、
・長年派手な衣装と舞台装置で紅白歌合戦を盛り上げてきた大ベテランの小林幸子
・ニコ動の世界に飛び込んでネットの世界でよろこばれてる小林幸子
後者を評価されて紅白歌合戦の舞台に再登場し
昔ながら派手な衣装と舞台装置でボカロ曲を歌うという
どちらかに媚びることなく、
両者の合体を果たしたことかと。

いやもうあとからその流れを知ってもこれだけ面白いのだから、
ニコ動での小林幸子を追いかけてきた人にとっては
たまらんできごとだったろうなあと。
紅白歌合戦で大ベテランの演歌歌手がボカロ曲を歌って弾幕が違和感なく流れるんだもの、
それだけで紅白歌合戦の文脈を越えたってのがわかるわ。

みんな「過剰なもの」って好きで、しかも本気でやりすぎてるものって
大好物で、だから小林幸子がネットで人気なのもわかるし、
その過剰さをすべて紅白の舞台でぶちまけた小林幸子ってすごい。

ああいいものを見させて戴きました。

逆に、アニメ紅白などそれ以外のNHKが従来の文脈を抱えたまま
作った企画は、やはり古い文脈にどこか依存してて
新しい文脈で再登場した小林幸子にはかなわなかったなと。
小林幸子の面白がる力ってすごい。面白がる力を持ってる人って好き。
オリジナルPVもいいなあ。

ともあれ、椎名林檎とPerfumeと小林幸子が面白かったのでそれでよしであります。


2015/12/30

年末なのでそろそろ寝る

大掃除の日。

で終わるのも退屈なのであれこれ。

・セルスタンバイの話

ここ数ヶ月、CM1のバッテリの持ちが極端に悪くなってるのである。
調べてみると「セルスタンバイ」がやたらバッテリを喰ってる。
ああそういえばそういう問題があったなあ。
とググると、どうも既知の問題で、
Android 5.0以降で再発してるらしい。

Android 5.0、5.0.1の評判。最大の弱点はセルスタンバイによるバッテリー消費問題かも : スマホ口コミ評価速報

MVNOでのセルスタンバイ問題をいまさらまとめてみる – エンジニアの休日

そういえば、以前使ってたワイヤレスゲートのSIMも
今使ってるso-netの0SIMもSMS非対応だったわ。

うーむ。
でもSMS対応データ専用SIMってちと高いんだよな。
容量は月300MBもあれば十分なので、月300円くらいのSIM出ないかしら。
まあとりあえずはモバイルバッテリーが欠かせません。

ああ、Androidめんどくせー。

・Windows10は思ってたよりよかった

Windows10は今までのWindowsで一番いいんじゃないかと思う。
まあ、Windows8がひどかったのもあるけど、
Windows7がよかったかというと、レガシーなものを引きずりすぎてて好きじゃなかったし。
さらにいえば、
カシミール3Dのスーパー地形セット。
今までカシミールはWindows専用という上にいろいろと作業がめんどくさくて使ってなかったけど、スーパー地形セットのおかげで楽になった。
もう、
Parallels Desktop 11 + Windows10 + カシミール3D「スーパー地形セット」
は最強です……って結局、Windowsはカシミール用にしか使ってないわけだが、
だってそれ以外にOS Xで困ることってないもの。

まあ、OS Xにおかれましては、あれだ、「写真」アプリをはやくなんとかしてくれ、と。
iOSとテイストを合わせたい、機能も合わせたい、
iCloudフォトライブラリを介してiPhoneで撮った写真をシームレスに扱いたい
というのはわかる。
それはいい感じに働いてる。
でもだな、パソコン用「写真」アプリとiOS用「写真」アプリの機能を同じにするってのは間違ってるのだ。
だってパソコンとスマホは違うもの。
基本テイストは同じでも、パソコンは広い画面を持っている上に
様々な力量の人が使うわけだから、
iPhone的に使いたい人もパソコン用の写真ソフトとしてしっかり使いたい人も満足できるものにしなきゃいけない。
ApertureとiPhotoをディスコンにしたのならなおさらである。
まあ、今からApertureをAperture Xとして復活させてくれてもいいんだけどな。

・VRはブレイクするかね

まあ、3Dテレビよりは確実にイケると思うけど、
好事家に普及したあとにどこまで広がるかというと
いささか疑問なところもあり。

なぜなら基本的にVRは「ひとりで楽しむ」しかないから。
アレを装着したらもうその人しか楽しめない。
大勢で遊ぶにしても、全員がVRしてたら見てくれがシュールなだけだし。
VRユニット自体はすごい。すごく面白い。
コンテンツも、THETA Sがあれば誰でもさっと作れる。

でも大勢で、少なくとも複数人で楽しめるものじゃないと
少なくとも今の時代は大きなブレイクはむずかしいかなと。
個人的には面白いから好きだけど。
なんだろな、あれ、「現実のリアルさのパロディ」の様な感じが
すごくいい。
脳がダマされてる感がたまらん。
そういう新しいメディアとして最高だし、
ゲームしたら面白そうだし、
現代アート的にも面白いし
いくつかの分野ではイケるけど、
どのくらい人口に膾炙するかはまた別の話かと思うわけである。

・日本の伝統って何かね

よく日本の伝統というけれども、
まあ、今年話題になった
夫婦選択的別姓問題とか、少子化問題とか
そういうのが頭の中にあるわけだが、
今の日本の家族のあり方なんてほぼ「明治以降」のもので
たかだか150年くらいでしかなく、
じゃあどこまで遡るのか、
国風文化が栄えた平安時代か。
仮に明治以降百数十年で培われた日本的な家族のあり方……えっと、
戦後の高度成長期に、明治から昭和前期の大家族的構成を崩して
都会に出てきて核家族を作ったのは
いったいどの世代の方々でしたっけ、
自分たちでそういうのを崩しておいて、
今更日本の伝統とかどの口がいうか、と
いうわけで、
つまるところ、おしなべて時代によって変わっていくものであり、
同じ形を保ち続けられるなんて幻想としてもはなはだもろく、
古い形にしがみつきたい人はしがみつけばいいのだが
それを他人に強要するとはみぐるしや。
多種多様な生き方を認め、その形による有利不利を作らないようにしましょう
というのが大事なことなんじゃないかね。

ここ10年ほど日本の歴史を勉強し直しているのだけれども、
そうすると時代に合わせたさまざまな変化が見えてきてすごく面白いわけで、
もちろん今も変化し続けてるわけで、
その足を引っ張るようなことだけはしたくないなと思うわけである。


さて2015年をあらかた振り返った気がするのでそろそろ寝る。


2015/12/29

年末世田谷自転車散歩の巻

家で大掃除ばかりしているのも退屈なので自転車で区内散歩に出る。

千歳船橋駅から六郷田無道を東へ。
農大通りとの十字路はきちんと旧道であるクランク状をなぞる。
左手に庚申塔右手に地蔵尊のある喰違の十字路を抜けると
下り坂となり烏山川が作った低地へと下り
烏山川の小さな支流跡を渡ると現世田谷通り。
信号を渡るとボロ市通りにして世田谷通りの旧道にして旧大山道となる。
そのまま東へ走る。右手に見える郷土資料館は年末だからか休館。
つきあたり丁字路の右角には昭和の名残を湛えた世田谷中央病院。
ここを左折すると大山道から現世田谷通り。右折すると駒沢へ向かう六郷田無道。

右折して南下。
今は直線だが昔はゆるく湾曲していたもよう。
右手にセブンイレブンが見えたので立ち寄ると、
ちょうど常在寺への入口。
立ち寄ってみると、門前に「いぼとり地蔵」あり。
武州荏原郡世田谷領弦巻村。
1741年建立。地蔵前にある小石を借りて止んでいる箇所を撫でるといぼが取れ、
前回したら小石を倍にしてお返しするという風習があったそうで
今はそのための小石が地蔵の足下に用意されている。

六郷田無道に戻って南下。
蛇崩川の低地へと下りると向天神橋交差点。
向天神橋というくらいだから近くに天神様があったのだと思うがそれらしき社は見当たらず。向天神は明治41年に弦巻神社に合祀されたようだ。
向天神橋を渡り少し登ったところで左斜め前に伸びているのが旧道。
このあと蛇崩川支流を渡るのだがその際斜面を斜めに下りるためか、
当然旧道に入り道なりに進むとやがて五差路に出る。
もともと三差路+品川用水だったが品川用水が埋められて道路になったため
変則的な五差路となったのだ。
角に馬頭観音有り。建立年不明なるも新しそうな像である。

品川用水跡を南西に向かい、国道246に出ると庚申塔発見。
国道246沿いという場所がよくなかったか、
2つ並んだ庚申塔はどちらも融けていて詳細わからず。



手を合わせる。
駒沢緑泉公園を抜けて、むかし好きだった蛇崩川支流暗渠を再訪し、
THETAする。

昔好きだった暗渠に10年ぶりくらいに来てみた。20年近く前、この暗渠をつい自転車でたどってハマったのでした。駒沢の蛇崩川支流暗渠。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

暗渠を抜けて駒沢給水塔へ。
年末年始の夜には点灯するそうなので機会があったら行ってみたいが正月の夜に自転車で走るのは寒そうである。
10数年前、この給水塔が2つならんだ姿をきれいに撮れるスポットを探し回り、
東側の団地から撮るのが一番、でも午後は逆光だから朝に再訪しようと思ってたら
いつのまにか団地が壊されて巨大なマンション群に。それが残念。



国道246旧道(あるいは大山街道・矢倉沢往還)沿いに走り、200m以上の参道を誇る久富稲荷神社を訪問。


また大山道へもどって用賀神社へ。

用賀神社も弦巻神社と同様、明治41年に近隣の古社が合祀されてできたもの。
元は神明社。用賀が拓かれた戦国時代創建。
その南(用賀中町通りを南下して、現国道246をすぎたあたり)にあった宇佐神社(八幡神社)などが合祀されている。
明治の一村一社運動のおかげで、古くて小さな神社が合祀によって失われたのは今から思えば残念である。

さらに旧大山道を西へ、今まさに沈まんとする太陽に向かうまぶしさを楽しみつつ、環八を渡り、
瘡守稲荷を経由して環八を少し北上し、
派手な看板が並んで教えてくれる環八旧道ともいえる古い道へ斜めに入る。
ここ、歩道が不自然に飛び出ているのが古道サイン。
入るとすぐ右手、与作前に小さな祠があり、庚申塔がおさまっている。

さらに北上すると三差路に地蔵。そこを右にとり、
東名高速をくぐって砧公園へ。
この旧道、砧公園内を抜けるのだが、それにそった道が公園内に残っているのがありがたい。

砧公園に入ると左手に砧大塚が。
この南、東名高速の下にあったものを移築したそうな。
古墳ではなく、中世に作られた塚だという。
中世に人々がいた証でもある。

そのまま北上し、無印良品で買い物。
その裏に笠森稲荷がある。バス停にもなっているが小さな稲荷。
瘡守稲荷はもとは「笠森稲荷」だったケースが多いという。
どちらも「かさもり」。笠森と瘡守をひっかけたわけで、
瀬田の瘡守稲荷も元は笠森だったのかもしれない。

なんてやってたら日が暮れてきたので帰宅。

下記はそのルートをカシミール3Dに貼り付けたもの。
ちょっと古道旧道を中心に回っただけで、
これだけ「野仏」に出会えるのである。
カシミール3D+Skitch



2015/12/28

今年を振り返ろうと思ったけどめんどくさくなった

仕事納めはとっくに終わってるので
(それはそれで寂しいので仕事ください>誰となく)
といいつつ
ひとつ思いついたので単行本の企画案をささっと書いてメール。

それ以外は大掃除などしつつ
年末なので今年をざくっと振り返ろうと思ったのだけど、
めんどくさくなったのでキーワードだけ。

・RICOH THETA Sとアプリ群
・アサヒカメラの2015年11月号の特集「肖像権時代のスナップ撮影」
・自撮り棒の流行とその禁止措置
・Googleフォト
・VR
・格安SIM

「VR」という言葉が復活した。おもしろい。
QuickTime VRのときさんざんVRとは何かって記事を書いた気がするんだが
2015年になってまた書くことになるとは。

とどめは雑誌の付録にSIMが!

まあ過渡期の面白さでしたな。


2015/12/27

デジモノステーション付録のSIMをアクティベートしてみた

12月25日発売の「デジモノステーション」2016年2月号には、
なんと、so-netのSIMがついてくる!
無料!
それもLTE対応でデータ専用SIM。
ってんで話題になっている昨今。
わたしも早速買いまして、
今日やっとアクティベートしたのである。

何が無料か
ざっくりいうと

1) 通常どの格安SIMでもかかる事務手数料3,000円が無料!

2) データ通信が月々500MB未満まで無料!

3) 3ヶ月使わないと自動的に解約になる

という感じ。

まあ、無料にはわけがあるということで、

1) に関しては解約後にSIMを返却する必要がある(返却しない場合は、3,000円かかるかもしれない)

2) に関しては、500MBを越えると当然金がかかり、2GBまでは従量、そこから5GBまでは1,600円となる。まあだいたいso-netのデータ通信専用サービスでは、月2GBで780円、月6GBで1,680円なのでそれよりちょっと割高だが、毎月2GB以上使う人はそもそもそういう月額制のSIMを買うべきなのであるから問題ない。

3) はまあ無料だからといって回線キープのためだけに塩漬けにするのはダメよってことだろうな

で、トータルとしては悪くないと思う。

わたしの場合、
メイン端末はiPhoneで、さらにサブ端末としてauのAndroid機も持ってるわけで、
主な作業はそれでやっちゃう。

欲しいのは、サブ機であるパナソニックのDMC-CM1用SIMなのだ。
CM1は「写真を撮って面白ければその場でアップロードする」のがメインなので
毎月の使用量は少ない。

今は月々920円の格安SIMをいれてるけど、
月3GBという容量をまったくもって使い切ってない。
1GBにも達したことない。
そもそも
大量のデータをやりとりするときは(googleフォトにバックアップするとか)
自宅のWi-Fiを使うし、
外で地図を見たりなんやかやするときはたいていiPhoneを使うので、
月々300MBあれば十分なのである。

であれば、この無料SIMなどはうってつけではないか。
というわけでやってみる。

まず、CM1はmicroSIMだが付録についてくるのはnanoSIMなので
ゲタをはかせなきゃいけない。

コイツを用意である。
でもって、付録のnanoSIMを取り出してアダプターにはめる。


CM1に装着したら、CM1の電源を入れ、
誌面の指示通りにso-netにアクセス。


書いてある通りに作業したらあっさりとつながった。
よしよし。

動作を確認したら、それまで使ってたSIMをさくっと解約である。

まあなんというか、0SIMだけあって混雑時は真っ先に速度を落とされそうな気はするけど、クリティカルな作業には使わない端末なのでいいかな、と。

さらに来年、
SIMがささるデジカメなどが出てきたとき
(いろいろと来そうな気はするのだよな)
テストに使えるしな。

にしても、
620円の雑誌の付録にSIMがついて
しかも(制限付きとは言え)月々の料金もなし、とは
すごい時代になったもんだなあと。

まあこれを買う人は
わたしのように目的がはっきりしてて無料の範囲で十分Okな人と
無料という言葉に目が眩んで、なんだかんだいって月々何GBも使っちゃう人で、
そういう後者な人が毎月ある程度払うことでトータルとしてso-netは損をしない上に
加入者を一気に増やせる分を加味すれば
トータルではバランスが取れるという計算の元に成り立ってるだろうから
それはそれでいいかなと。

さてこのデジモノステーション2016年2月号
ネット上ではことごとく売り切れ。
まあ、ネットで盛り上がる品は最初にAmazonで売り切れるのである。
でもリアル書店やコンビニは場所によっては普通に売ってるのがミソ。
(わたしも住宅街の普通のコンビニで買った)
欲しい人は近くのコンビニを探すのが吉かと思う。

でもって
夜は、書かないかといわれてる文庫本の目次案を作ってメール。
全体のコンセプトは決まってるのだが
どう見せるのか、
結局、シンプルなところに落ち着いてしまったが、
ひそかに、もうちょっと面白い個性的な構成にできないだろうか、
いやあまり個性的にするとよくないんじゃなかろうか
などと思ったりして悩みどころである。
でもまあ来年はなんとか1冊出すのだ。





2015/12/26

武蔵野市用水跡めぐり

武蔵野市のHさんから戦後のすごく詳細な地図(1/3000)が手に入ったから
それを元に街歩きをしようという誘いがずいぶん前からあり、
13時に武蔵境駅集合。
そこから南下して杵築大社(要するに出雲大社。江戸時代、松江藩藩主の松平さんが勧請した。当時は杵築大社と呼ばれてたのでそのままの名前である)。
そこから昔の用水路跡を探しながら歩く暗渠探索ツアーのはじまりである。
暗渠探しメインなので暗渠マニアックスのおふたりや
79歳の地元の方(これがまた健脚なのだ)も参加。
ぐるーっと富士見通りから連雀通り方面へ向かい、
ひとついい感じの用水路の痕跡を発見。
さらに東小金井方面へ向かい、梶野新田用水、
そして本日のクライマックス、
梶野新田用水と仙川の立体交差を楽しみ
東小金井駅で終了。

まあだいたい
富士塚暗渠暗渠暗渠ジブリ暗渠暗渠暗渠立体交差
って感じであります。








こういう立体交差はTHETAに限りますな!
わたしが立っているのが水路。江戸時代に盛り土をして水路を通したのだ。
下をくぐっているのが仙川。

角度を変えるとこんな感じ。


フィールドワークなみなさま、
スリバチなみなさま
THETAいいでっせ。

ここの立体交差のための土手、
道路からよく見えるのだけど、まもなくスーパーができて見通しが悪くなりそう。
今のうちに。


いやあ東小金井は4年ほど住んだ場所だけど
駅が変わりすぎててたまらんわ。
北口はまだ再開発中で何もないし。
ともあれそこで反省会兼忘年会。


2015/12/24

東京古道散歩下見で北千住から西新井へ

朝から都内某社へ某な某。
まあ訪問して担当者や開発の人とあれこれお話してきたのであった。
具体的に書いていいかどうか知らないので伏せ字。

お昼からは足立区へ。
1月9日の東京古道散歩用の下見。
北千住から竹の塚に向けて、
もう古社古刹がうじゃっとあって、
でも足立区郷土博物館は江戸時代以降を中心にしてるので
めちゃもったいない。

北千住から元宿へ歩き、そこから荒川放水路を渡って北に向かうのだが、
古い道が2本あるのである。
1本は夏に歩いた大師道。
もう1本は梅田を抜ける梅田道(でいいのか?)。
どっちが古いのかはよくわからん。
芳賀善次郎氏は梅田道を鎌倉古道と断定してる。
大師道は確かに江戸時代の道っぽい感じがあり、
源氏伝承を追うと、梅田道の方がアリかなあとは思う。

とりあえず、古社古刹に限らずいろいろと面白くて半ばほっとする。


そんなわけで、2016年度の東京古道散歩もよろしくお願いします。
講座詳細 | ヨム・カク・ミル・シル 新潮講座 SHINCHO CHAIR | 新潮社

にしても、クリスマスイブを無視した一日だったな(笑)。
夜は今年最後のascii.jpの猫連載を書いてメール。
さてもう年内の仕事は基本的にないぞ。わははは。

・今日の野仏



2015/12/23

某大学でちょいと勉強会なぞ

都内某所某大学某研究室の某教授を中心とした勉強会の第1回。
何の勉強会かというと……「くずし字」。

昔の文献って
ひらがなも一種ではなく、
ひとつの読みに対して
複数の文字があり(明治以降に統一され、以降標準かな以外は変体仮名と呼ばれている)、
その上それをくずして書いてるので
知らないとまったく読めないのだ。

目的はみなそれぞれだけど、
古い文献や石碑を読みたいな的な人が数人集まってのスタートである。

いやあ勉強になるわー。
借音と借訓の2種類があるとか
(変体仮名ってぜんぶ借音だと思ってたわ)
「半濁音」とは何か、とか。
平安時代以前と今とでは発音が違う話とか。


清音→濁音
 か→ が
 さ→ ざ
……なのだが
は行だけ音的におかしいのだ。
 は→ ば →ぱ
なんだけど、子音的には
 h→b→p
となるわけで、
静音と濁音は同じ口や舌の使い方なのだけど、
「は」と「ば」は音の出し方がまったく違う。
だから音的には清濁の関係にない。
むしろ
清音→濁音
 ぱ→ ば
なのである。
なぜそんなことになったのかというと、
「は」の音が
「pa」→「fa」→「ha」と
変化してきたのだ。もとは「pa」だったのである。
おもしろいーーーー。
だから「は行」だけややこしいことになってるのだ。

そんな面白い話を聞きつつ、
明治初期の子供向けのテキストで変体仮名のくずし字を勉強したのであった。
……むずかしい。なぜあれを崩したらああなるんだー?


2015/12/22

野仏の見方

都内某社で某な某。

久しぶりに自転車で出動し、
途中、猫に出会って昼飯食いそびれる。

帰りもまたぶらぶらと自転車であれこれめぐりながら帰宅。
和泉のこのデイリーストア入りマンションはいつ見てもよい。


「野仏の見方」という本がなかなか実用的でよし。
路傍にある庚申塔や地蔵尊やそういうのをまとめて「野仏」として
その種類や見方などを簡単に紹介するサライな本。

ああいうの、石造物では味気ないし、石仏では大仰だし、
庚申塔・道標・地蔵尊といちいち書くのは
それが何であるかわかってなきゃいけないわけで
判別が難しいものもあるわけで
ああもう「野仏」といっちゃえばいいのか、と。
まあ純粋な道標は「野仏」ではないんだけど、
めんどくさいのでみんな野仏。
ちなみに「のぼとけ」と読みます。

・今日の野仏

 どっちも江戸時代の庚申塔。CM1で撮影←自転車で走りながら、さっとスナップ撮るのにいいわ、これ。もうちょっと安く新型出ないかな。



2015/12/21

立体地形図と井の頭池

三鷹駅近く(でも武蔵野市)にあるニシムラ精密模型さんへ遊びに行く。
昔から立体地形を作ってる会社。


現在制作中のから、等高線に沿って切ったボール紙を貼り合わせて作った戦前(だっけ?)の作品までいろいろと見せてもらって地形談議。


いやはや面白い。
午後は三鷹から玉川上水沿いに歩いて井の頭池へ。
ふと、今弁天池をかいぼりしてたってことに気づいて見に行ったのである。

いやあ、弁財天回りの水がほんとになくなってたわ。

護岸のやばい感じもさることながら、水を抜いてるはずなのに流れてる。
どうもまだ湧水があるみたいという話を聞いてたのでよく視ると、確かに流れてるのである。

面白いですな。
そして池沿いにブラブラ歩き、
ゴイサギを見つけて、望遠レンズを持ってこなかったことを嘆き、
井の頭池とはとても思えない北欧みたいな(笑)光景を楽しんだら、


帰宅して
ITMedia mobileとデジカメプラスに年末コラムを書いてメール。

そして単行本の構成を考える。。。。うーむ。
意外に難しい。



2015/12/20

2016年も「東京古道散歩講座」やります!

そういえば宣伝してなかった。
来年も新潮講座の「東京古道散歩」やります。

第1回は1月9日。
北千住から、
旧日光街道をちょっと歩き、
千住神社から鎌倉街道(たぶん支道)といわれる道を辿り、
千住元宿、さらに北上して西新井(余裕があれば西新井大師)まで
歩く予定。

第2回は2月6日。
毎回ひとつはまじる多摩編。
佐須街道を歩いて深大寺へ行きます。
延喜式内社に比定される(論社だけど)青渭神社や虎狛神社、
深大寺城址など見どころは満載。


第3回は3月5日。
二子玉川を出発し、丸子川(六郷用水)沿いに筏道を歩きながら
崖を登ったり降りたりして、古墳群を愛でます。
最後は九品仏。このルートは古墳好きにお勧め。

興味のある方はこちらへ。
講座詳細 | ヨム・カク・ミル・シル 新潮講座 SHINCHO CHAIR | 新潮社


さて突然テレビが壊れる。
電源を入れると一瞬だけ画面が付いて消え、
電源ランプが赤く点滅するのである。
いやはや困ったもんである。
9年ほど前の日立のテレビ。
IPS液晶好きなのでこれにしたのだ。
サービスセンターに電話したら、翌日すぐ修理に来てくれるという。
この話の早さはさすが日本のメーカーだなあということで感心。




2015/12/19

RX1R IIかあ

ITMediaにソニーのRX1R IIのレビューを書いてメール。
40万円!

単焦点のスナップ用ハイエンド機には
GR系を代表とする28mm相当組と
X100系を代表とする35mm相当組(RX1系はリアルに35mmだが)
があるわけだが、
わたしには35mmの方がいろんな撮り方ができて使いやすいかなと思う次第。

ちなみに今は常時携帯スナップカメラとして
パナソニックのCM1を使ってたりします。
CM1かiPhone 6s Plusか。。。
自転車で走るときや街歩きのときはiPhone 6s Plusは地図&ロガーとして働いてるのでCM1で撮ることが多いかなという感じで。

さらに年末コラムをさくっと書こうとしたが
思ったより難航するので諦めて寝る。

2015/12/18

足立区に裏切られて傷心で忘年会へ

ちょいと足立区の歴史について知りたいことがあり
そういうときはまず郷土資料館、続いて地元の図書館(郷土資料コーナーがあるから)へ行くのが一番よいわけで、
足立区郷土博物館を調べたら北綾瀬のさらに北にある。遠いな。
でもあれだ、綾瀬から0番線に乗って行けるではないか。
ちょっと乗ってみたかったんだあれに。


で、北綾瀬からてくてくと地図を見ながら用水路沿いを数km歩き、
放尿禁止って……わざわざ書かねばならんことかーと思いつつ、

なんとか郷土博物館に到着したら……
閉館してました。
がーん。
もっとちゃんとWebサイトをみとくんだった。
諦めきれずに建物内に入ると(中には入れた)
学芸員さんが出てきたので
せめて資料でも買って帰ろうと思ったら、
欲しいものはもう在庫がなく、
今は展示内容も江戸時代以降に絞ってて
わたしが知りたかった、古代から中世の展示もないという。
がーん。

しょうがないのでさらに歩き、
佐野図書館へ。
そこの郷土資料コーナーで何冊かあさり、
使えそうなとこをコピーしてもらって
傷心のままバスで亀有に出て、
そこから渋谷へ向かう。
亀有から常磐線に乗ると北千住から千代田線にはいって表参道乗換で渋谷というなんかピンとこないルートがまた面白いのだが、
渋谷駅を下りたらこれ。


いやあ、土曜夜の渋谷なんて何年も来てないからびっくりだわ。
この人人人人人。
その中をすり抜けてScanSnapの忘年会へ。


文具クラスタとかブロガークラスタとかMacクラスタとかその他いろんな人々と会って
旧交を温めたりして、
抽選でcheeroのデカいバッテリーとケーブルのセットが当たって。
ありがとうございますた。



2015/12/17

都内某所で某な某

夜出かける用事があったので
昼間のうちにascii.jpの猫連載を書いてメール。

午後は
都内某所で某社の某な某。

2015/12/16

RX1RIIは40万円

ちょっと晴れたので近所の公園でRX1R IIで追加の作例撮ってブツ撮りもして
作例の整理したとこで疲れた。いかんですな。
今月は哀しいことにけっこうヒマなのでなかなかペースがあがらん。

にしてもRX1R IIはよいですな。よい。
40万はさすがにつらいけど。



2015/12/15

Bluetoothのステレオイヤホン

e-mansion lifeの連載でBluetoothについて書くことになって
実例を挙げるのに
一番ポピュラーなワイヤレスヘッドセットがないのもなんだな、
ひとつなんか安いのを買ってみるかと手を出したのが
Taotronicsというカリフォルニアのコンシューマエレクトロニクス系の会社。
webサイトへいくと面白そうなアイテムをいろいろと売ってる。
値段からしてまあそこそこ使えればいいやという気持ちで、
3,000円ちょっとのBluetooth 4.1のステレオイヤホンである。

まず充電。

カリフォルニアっぽいパッケージでよいですな。

で、まあツケ心地や音質はそれなりなのだが、
(エイジングしたらよくなるというレビューがあったのでちょっとは期待)
ワイヤレスになるって便利だわー。
耳に入れてないときはマグネットでくっつくのも便利だわー。


今まで電車の中で音楽聴くとき、ケーブルが邪魔だったからな。
試しに使ってみるにはちょうどいい。

バッテリ残量もiPhoneからわかるし。
値段を思えばコストパフォーマンス高し。

ただ、出力がこっちになったままなのを忘れて
「あれ? iPhoneから音がでなくなった」と慌てることあり。

で、これとBluetoothスピーカーを中心に
Bluetoothは青歯王だよという原稿を書いてメールする。


2015/12/14

浅草で女子大生をモデルに作例を撮る日

RX1R IIの日。
浅草で午後から夜にかけてレビュー用人物作例撮り。
話をしてて面白いので休憩時間が長くなるのがアレですが。
梅園で甘いもの食べて、舟和カフェでお茶してという感じで。

昼間は曇ってたからどうにも冴えなかったが、
夜はいいわ。夜を気持ちよく撮れるカメラだわ。
さすが40万円。





2015/12/13

やっとScanSnap Cloudの世界へ入れました。

いやあ、
広島が勝ちましたな。
ペトロビッチ時代のファンタジックなサッカーに
森保監督がリアリズムを加えた、
といっていいんではあるまいか。
相手が強くなるほどリアリズムのサッカーが効いてくるわけで、
にしても先制点のCKは見事でありました。
ドウグラスはちと力はいりすぎてるかと思うけど、心配なのはそのくらいか。

やっと時間がとれたので
ScanSnap Cloudしてみる。
iPhoneの専用アプリから指示通りにセッティングしていき、
Wi-Fiにつなぐ。
ScanSnap - iPhoneのダイレクト接続と
ScanSnap - アクセスポイント - クラウドの
二種類をセッティングするわけである。
これがミソ。





ScanSnapを直接クラウドにつないじゃえば
次からはiPhoneもパソコンも不要なのだ。
ScanSnapを起動して書類を読み込ませてやればいいだけなのだ。
いやはや面白い。
ちゃんと読み込んだデータがクラウドに飛んでったかどうか心配ではあるが、
そこは、iPhoneに通知が飛んでくるのでOk。

4種類のドキュメントを自動判別するというが、
判別は紙のサイズで行ってるという。
普通のドキュメントはMacにつながってるS1500Mを使ってevernoteにつっこんでるので、
iX100は名刺とレシート専用にしよう、ということにして
名刺はEight、それ以外はfreeに送るようにしてみた。


まずは名刺でテスト……。
いやあ、生まれて初めて名刺管理をやる気になりました(笑)。

にしても、ScanSnap Cloudって未来だわ。
こういう生産的でない作業はもうどんどん自動化したい。
フリーランスには切実なのであります。