2015/03/31

ダイソンがきた

ITMediaにEOS M3のレビューをなんとか書いてメール。
いやあ、売れそうですな、これ。
この内容と価格なら売れるでしょう。


実は2月にダイソンがブロガー向けにモニタリングキャンペーンってのをやりまして、
まあ応募する人はブロガーじゃなくてもいいのだけど、
大々的な告知がなされなかったので、
まあ、ブロガーがブログで告知したキャンペーンと思っていいのかと思うところで、
ダイソンは以前からブロガーとのつながりを重視してて
ブロガー相手の製品発表会や説明会をよくやってて
著名ブロガーのブログを読んでる人ならダイソン製品の紹介を見かけることがあると思うのだけど、
そんなキャンペーンで、1製品に付き5台ずつモニターを募集してたわけですよ。
ダイソン最新のテクノロジーモニタリングキャンペーン

台数が少ないので軽い気持ちで応募したら
先週、当選したというメールがきて、
日曜日、わたしが出かけてるときにうちに届いたのです。
A09が。
ダイソンのファンヒーター到着!
でももう春だぜ、的な。

まあそんなことはわかってたことで
もともとは羽のない扇風機として登場したこのシリーズ、
寒いときはファンヒーターとして
そうじゃないときは羽がない扇風機として使えるからいいのだ。
うちのGreenFanと風を比べてみるのも楽しげだし。

まあそんなわけで、せっかくモニターとしていただいたので
いずれエントリー建て増しましょう。


2015/03/30

ご近所ですます桜かな

自宅仕事の日。
昼間ちょっとご近所桜を愛でて、_
午後はつなぐネットの連載の原稿書き。

OLYMPUS AIRに自撮り棒つけて
下から撮ったり上から撮ったりして遊ぶ。
普段とは違う視点が面白い。


2015/03/29

境界協会と地図と暗渠と笄橋とレインボーブリッジと地図ナイト

ひたすらフィールドワークの日。歩き疲れました。

第1部:境界協会フィールドワーク

正午。目黒駅集合。境界協会「【地図】と【暗渠】のムフフな関係」。
境界協会2015年第2弾「【地図】と【暗渠】のムフフな関係。見えない川を、見にゆこう!」 – Heyevent.com


目黒駅から北に向かい、目黒区と品川区の境界から山手線と貨物線(湘南新宿ライン)が交差して位置を変える長者丸踏切を渡り、


三田用水白金分水を辿りつつ、
目黒区と品川区と渋谷区の三区境界。

境界協会散歩中。目黒区と品川区と渋谷区の3区境界でシータ #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

もうちょっと進んで渋谷区と品川区と港区の三区境界。
このあたりややこしくて面白い。

さらに暗渠を辿り、区界を楽しみ、


やがて狸橋。
江戸時代、この橋のたもとにたぬき蕎麦なる蕎麦屋があった。
たぬきがここでそばを食っては、お金に化けさせた木の葉で代金を払ってたからとか。

天現寺橋から広尾駅へ向かってフィールドワーク完了。

境界協会会長の小林さんと、暗渠系の吉村生さんと高山さんは夜の地図ナイト出演の準備があるため早い解散となる。

第2部:笄橋→バス→新橋→ゆりかもめ→芝浦埠頭→レインボーブリッジ徒歩→カルカルへ

歩いてレインボーブリッジを渡りたいという人あり。笄橋跡を歩きたいという人あり(わたしだが)。というわけで、笄川暗渠を辿って西麻布まで歩き、そこからバスで新橋、ゆりかもめ経由でレインボーブリッジへ向かうことにする数名の集団。


笄橋は江戸名所図会に鎌倉街道だったと書かれてる。源経基が渡ったとか(笄は源経基の笄から来てるらしい)、白金長者が渡ったとかいろいろある。ここが鎌倉街道だとするとどこからどこへつながってたのか。西は渋谷城だろう。東は? 飯倉ってのがありそうだな。ともあれ明治の迅速図でもよくわからない。後で寛永江戸図とにらめっこしてみよう。

続いてお台場へ渡る。
都バスとゆりかもめを経由して芝浦埠頭。
そこからレインボーブリッジを徒歩で。初体験。
これは面白い。

途中、第六台場や第三台場(ここからレインボーブリッジを撮ったことはあるけど、レインボーブリッジからこっちを見るのははじめてで新鮮なり)を眺めて楽しむ。

ああ、台場の船着き場がそのまま残ってるよ。



第3部:「地図ナイト10-地図と暗渠のムフフな関係。今宵、見えない川を、見にゆこう!-」で地図暗渠ナイト



暗渠カルトクイズには笑った。ヒントが出たとはいえ、正解者が出たのにまた笑った。

地図ナイトに顔を出すのは2回目か3回目か、いずれも会いたい人がいたからだったりするわけで、今回は吉村生さんと高山さん、それから島田先生。暗渠界の巨人、本田さん。一度にあえて素晴らしかったのでありました。

島田先生からは長年の「てふてふの疑問」を解いてもらったし。ふふふ。
ちなみに、蝶々って古代の日本語では「てふてふ」と記述するけど、「当時の人たちはほんとうにtefutefuと発音してたのか、それとも、「てふてふ」と表記するだけで発音は今のchouchoに近いものだったのか」がずっと気になってたのだ。
つまり、表記と音の関係ですな。

そしたら、奈良・平安時代には確かに「てふてふ」と言っていたが、平安時代末期から中世の頃に発音が「てうてう……ちょうちょ」に変わっていったんだそうな。表記はそのままで。

なるほど。
という感じで、実り多き1日でありました。疲れたけど。


2015/03/28

EOS M3とAIRの日

近所で桜を愛でつつ
EOS M3の作例を撮ったり
OLYMPUS AIR A01で猫写真撮ったり
そんなご近所の日。

iPhoneをAIRにつなごうとしたら、
Wi-Fiが全然つながらなくて、どうしたんだどうしたんだと焦ったら、
ポケットに入ってたDMC-CM1が先にAIRのWi-Fiをつかんでた、という
そんなオチでした。
なんというか、AIR用セッティングをDMC-CM1とiPhone 6 Plusの両方に入れたわたしがいかんのだが、でもどっちでも使えるようにしときたいしなあ。
いい手はないものか。

ふふ、来週か再来週の猫連載では猫撮り棒が登場するのだ←なんだそれ

夜は夜でEOS M3のブツ撮りしてあれこれチェックして
梱包して発送準備だけして寝る。

ともあれ、EOS M3って売れそうですわ。というかもう売れてるか。
よくできてるもの。3本のズームレンズも細くて携帯しやすいし。
それなりにAPS-Cセンサーの写りだし。
その上発売されたばっかなのに
EVF+ダブルズームキットが安いとこで10万円切ってるんだもん。
ライバルはα6000か。
まあ3点ほど気に入らない点はあるんだけれども詳細はレビューで。

これでミラーレス一眼特集するときにEOS Mもはずせなくなりましたな。


桜の森の満開のシータ

3月25日に撮った全天球パノラマをまとめてどうぞ
芦花公園のタカトオコヒガンザクラは今週末に満開をむかえそうですが、
きっとすごい人だろな。
冷やかしにいってみようかしら。

そんな桜の森の満開のシータ。

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA



2015/03/27

銀座の日

銀座へ。

ルノアールで打ち合わせというか取材を受けるというかそんな感じでMONOQLO。
続いて銀座ファイブ。
写真家の塙さん、上田さん、コムロミホさんの3人で立ち上げたpixelsというグループの写真展「オープニング」。
pixels写真展『オープニング』
3人とも顔見知りなので挨拶がてら顔を出し、
三者三様の写真を楽しんで
あれこれ雑談。

OLYMPUS AIRを出したら記念写真を撮ろうってことで、
ちょうど居合わせたオリンパスの方も一緒に。
AIR A01+9-18mm+ベルボン CVSS-6
AIR+9-18mm+ベルボンの自撮り棒って組み合わせはかなり楽しめます。
まあこういうときじゃないと自撮りはしないので
自撮り棒として使われることは滅多にないのだけど、
AIRのフリーアングルさを広げてくれる。
しかもこの9-18mmレンズがいい。何しろ18-36mm相当とは思えない細さコンパクトさなので、AIRに似合うのだ。いやはやもっててよかった。

夜の予定まで少し時間があるので
一度使ってみたかった、銀座から日比谷へ抜ける山下橋跡のガード下から新橋方面への「近道」。

ここ、JR東海なのだ。新幹線の下だから。
新幹線下のスペースを使おうと、新幹線開通直前に商店街にしたのだけど、
今や、いくつかの店があるだけでほぼシャッター。
でもそれがたまらん。
ドキドキしながら抜けましょう。


一応撮影禁止と書いてあったので中の通路写真は自粛。
ただ、確かにじゃっかんの近道ではあります。

EOS M3の作例を撮りつつ新宿へ行き、
ちょいとお仕事がらみの食事会みたいなあれやこれやして
帰宅。

夜、e-mansionの連載を少しだけ書いてダウン。


2015/03/26

晴れてるけど仕事する

ITMediaにZR1600のレビューを書いてメール。
Bluetooth smart+Wi-Fiでスマホに写真を自動転送できるヤツ。

さらに
ascii.jpに猫連載を書いてメール。
今回はDMC-CM1発売記念で、
CM1で撮った猫写真をCM1上でアプリで加工した写真がネタ。

そうそう、最近新しいフォトレタッチアプリをチェックしてなかったのだけど、
Fotorがよくなってたわ。
これ、なかなか使える。
→Android用→Fotor 画像加工 - Google Play の Android アプリ
→iPhone用→Fotor

Fotor for Macはver.2で止まってるのに、スマホ版はいつの間にかver.5にまであがってたとは。


2015/03/25

OLYMPUS AIRがやっと発売されたですよ。これは面白い。

OLYMPUS AIRの日であります。
やっと発売されまして、
わたしは以前から借りて使っているのでありますが、
正式にストアから正式版のアプリを落とせるようになったのはうれしく、
さっそく落としてセットアップ。

AIR用アプリは全部で8つあるけど、全部をいちいち落とす必要はありません。
OA.Centralだけ落とせば、
他の7つのアプリはOA.Centralの「APP」タグから直接落としにいけるのである。
これは楽。

で、BluetoothでペアリングしてWi-Fi接続して準備完了。

さっそく、
OA.Geniusアプリでかふかを撮ってみたのがこちら。

これ、似たような製品にソニーのQX1があるけれども
あっちより軽くて小さいのがいい。レンズも軽くてコンパクトなのが揃ってるし、
いざとなったらパナソニックのレンズをつけてもいいし。
こっちの方がワクワクいたしました。
興味ある方はこちらを。オンラインショップのみでの販売です。
OLYMPUS AIR|オープンプラットフォームカメラ||OLYMPUS AIR A01 ボディ(ホワイト)|オンラインショップ|オリンパス

で、AIRとかCM1とかEOS M3とかを持って
ご近所作例撮り。
目的地は芦花公園。そろそろタカトオコヒガンザクラも満開に近いはず……
と思ったらもう、すごいことになっておりましたですよ。
DMC-CM1 + Fotor(このアプリ使えるわ)

桜の下には死体ならぬ自転車がずらり。
毎年恒例のこととはいえ、平日の満開の桜の下にはママチャリが並ぶのです。
EOS M3
週末は大賑わいになりそうですな。


2015/03/24

自転車で神代植物公園などを回って作例を撮る日だった

ちょいと作例が欲しかったこともあり、
ハイエンドコンデジ3台とEOSM3とカシオのZR1600を背負い、
借りっぱなしになってる(すみません)
ヤマハのBrace XLでちょいと神代植物公園まで走る。
ぐわっと走る。

巡航速度は上げられないけど、上り坂やストップ&ゴーでの体力の消耗を抑えられるのはよいですな。

狙いはカタクリと早咲きの桜。でも桜はまだいまひとつ。
カシオ ZR1600

キヤノン EOS M3(ちょいと彩度を上げてある)


まあしょうがないですな。
いつもの玉乃屋でそばを食い、
神代植物公園をぐるっと回り
曇ってきたので深大寺周辺でちょいと作例を撮り、
自転車で佐須街道を走り、柴崎から八剱神社経由で野川に出て、
野川猫。キヤノン Powershot G7X

野川から成城学園前駅へ。
そこから小田急で代々木八幡。
ここ、線路がいい感じでカーブしてるので
連写作例を撮るのによいのだ。
いい感じでVSEが来たのでFZ1000のAF-C+高速連写の作例撮影。
パナソニック FZ1000


帰り、富士山がよい感じだったので不動橋の上からHDRアート。
カシオ ZR1600。HDRアート。

帰宅して急ぎの作例をまとめて送り、
さらに家電批評の残りの原稿を書いてメールする。

やっぱ自転車は気持ちよいですな。特にそんな季節。

2015/03/23

原稿書きと利休の日--赤瀬川原平の「千利休−無言の前衛」

家電批評の原稿書き週末。
バタバタと原稿を書く。とりあえず4ページ分ほど書いてメール。

最近読んだ本で珠玉だったのが赤瀬川原平の利休本。
ああもっとはやく読んでおくべきだったと思ったほど。
「千利休−無言の前衛」

これ、名作ですよ。
千利休は戦国時代ものにも茶の湯ものにも欠かせない大物なので
それぞれいろんな描き方をしているし
いろいろな解説をされてるけれども
この本はそれらとは一線を画する面白さなのだ。

千利休は当時の「前衛」であり、
赤瀬川原平は同じ前衛芸術家としてそれに寄り添ってるのだ。
何よりそれが面白い。そこをすっと受け入れられる人にはたまらん本である。

前衛芸術家として
千利休と路上観察学を結びつけ、
前衛だった茶の湯がなぜ「型にはまった茶道」と思われているのかを解きほぐし、
なぜ千利休のあとが古田織部だったのかも考察してくれる。

千利休と路上観察学が結びつくあたりがすごい。
「ひょっとして、むかし、歪んだり欠けたりした茶碗をさ、利休たちが”いい”なんて言い出した気持と、同じなんじゃないのかな」
である。

今、東京スリバチ学会に集まった人たちとかなり付き合いがあるんだけれども、
その精神は路上観察学やトマソンを受け継いでると思うわけで、
面白がる対象がわたしはたまたま古道(であり、それに付随する、取り残された庚申塔や道標などなど)で、他の誰かは暗渠で、他の誰かは地形で、他の誰かはマンホールだったりするだけで、その根っこは路上観察学ときっと同じで、
その感覚を持ってる人たちが集まるとみんな違うところを見てるんだけどその精神は共有されてて、とても面白いのである。

ここ数年、「へうげもの」にハマってることや、東京の古道を探るのにややこしい中世の歴史が欠かせないこともあって、中世から戦国時代にかけての本をよく読んでるんだけれども、そうすると当時の状況がいろいろと見えてくるのである。

村田珠光の「月も雲間のなきは嫌にて候」である。

そういう意味では、千利休が登場する本やらマンガやら古田織部に関する云々やらそういうのが頭の中でいろいろたゆたってる今
「千利休−無言の前衛」を読んだからこそこれだけ面白がれたのだ。
よってある程度利休が生きていた時代を知っていて、なおかつその時代のイメージが凝り固まってない人にお勧め。 逆に基礎知識がない人が読んで、利休ってこういう人だったんだ、と予断を持っちゃうのはよくないかもしれない。

2015/03/22

上野は花見前でもすごい人だかり

上野で作例撮り。

まだ花見には早いのだが、
すでに花見客に備えた準備ははじまってるは
桜も咲いてないのに観光客は大量にいるわ
すごいですな。
上野-東京ラインが開通したこともあってのことか。
今は円安だから、海外からの観光客もすげー多いしな。



2015/03/21

蘆花恒春園はまもなく春なのさ

世田谷区にある蘆花恒春園(徳冨蘆花の旧宅が公園となり、さらにどんどん拡張して今はかなり広い公園になってる)に
信州高遠原産のタカトオコヒガンザクラがずらっと植えられてて
これ、開花時期がソメイヨシノより1週間ほど早く、しかもほんのりピンク色でとても見映えがするのでこの時期はマメに通うのである。
いよいよ来週には満開かという咲き具合。



で、ついでにQX1やAIRやZR1600の作例を撮る。


2015/03/20

ゆるりアワー

昼、レビュー用に届いたカシオのZR1600とにらめっこ。
Bluetooth smart対応機。
夜、田無のなおきちで「ゆるりアワー」。
縄文土器に見せられた女史の巻。
わたしも6月には出演する予定になってるんですけどね。

帰り、田無駅で西武線待ちぼうけ。
目の前に来た電車が各停で、あと数分待てば急行が来る。
急行に乗ればさっきの各停を追い抜くわけで、
じゃあ1本待つかとやり過ごしたら、
なんと、所沢駅で人身事故で、西武線止まった!
わははは。
まあ、さっきの各停に乗ってたとしても新宿へ辿り着く前に止まってたと思うけど。

しょうがないなと待ってたら、
なおきちからゆるりアワー出演のふたりがやってきたので
みんなで雑談しながら待つ。

2015/03/19

仕事してた日

ascii.jpに猫連載を書いてメール。
ascii.jpにヤマハ Brace XLの記事を書いてメール。

そういえば、iOS8.2にしたらAppleWatchアプリが入ってた。
立ち上げたら、AppleWatchをペアリングしろといわれた。


やってみた。
ApleWatchにカメラを向けろといわれたので向けてみた。
3つともだめだった←当たり前です

2015/03/18

銀座の裏にはまだまだ残滓がたゆたっている

ちょいとアップルストア銀座に顔を出して
新型MacBookProを触る。
というか、感圧式トラックパッドを触ってみたかっただけなんだけど、
予想以上にいいわ、あれ。
素晴らしい。
パッドをタップしただけでクリックしたことになるという設定が苦手で
クリックは明示的に押したい!派なのだけど、
あれなら問題ないわ。

フィードバックって大事。
まだまだちょっとしたアイデアと技術で改善できるとこってあるんだなあと
Appleはいつも思わせてくれる。
ことタッチパネル系UIに関しては一番だわ。
そのAppleでもまだパソコンにタッチパネルは搭載しない。
開発してないわけがないので、たぶん、MacOS Xとタッチパネル向けUIをどう組み合わせるかを試行錯誤してるんじゃないかと思う。
Windows8を触るたびに、マイクロソフトは拙速だったな、ちょっと慌てたなと感じるもの。従来のUIとタッチパネル向けUIをうまく融合させる前に製品にしちゃった。

その後、EIZOガレリア銀座で開催されてる
三井さんの猫写真展を冷やかしに行く。
写真展:三井公一作品展「シグブラ・キャッツ」 - ITmedia デジカメプラス


帰りは日比谷駅まで徒歩。
銀座もこのあたりになるとかなり古い建物やら何やら昭和の残滓が残っていて面白い。
電通銀座ビルの五芒星

バルコニーの意匠と階段状のデザインがよし

恐怖の近道。多くのサイトで取り上げられたせいか、中には「撮影禁止」の貼り紙が。
この近道は一度使ってみたいと前から思ってるのだがなかなか機会がなく。
銀座-新橋裏散歩とか面白そう。

で、一番のなぞがこれ。
銀座5丁目から日比谷へ抜けるガード下にあるこの殉職の地プレートがすげー気になったのだが、ググってもよくわからないのであった。

工事区長・森田・殉職の碑・昭和29年(27年?)12月25日。
何があったのだろう。





2015/03/17

今年はどこへ桜を撮りに行こう

ITMediaに撮影術の連載を書く。
先月はお休みしてたので久しぶりに。
昨年撮った桜の写真をネタに
うんうんうなりつつ。

今年はどこに桜を撮りに行きましょうかねえ。
とりあえず、夜桜をいっぱつと
あとは、遠出したいなあ。
吉野山にヤマザクラを観に行くとか。
富士五湖に富士山と桜を撮りに行くとか。
そういうベタな場所は人も多いだろうなあ。


2015/03/16

腰痛なのでKindleで「古田織部の正体」

腰痛の日。

いかん、
昨日の無理がたたって(電動アシストだと疲れてても走れちゃうのがいかんのかもしれん)、
腰痛がーー。
まあいつものように不意にグキッときたわけじゃなく、
疲れがたまってずーんと重くなった感じなので
安静にしとけばいいかと
ふごーっとすごす。

長く机に向かってるとつらいので仕事がなかなか進まず。
そらしょうがないなってことで、
作業したり本を読んだり、
特に図版が不要な箇所については
ソファに座ってMacBookAirを抱えて原稿書いたりとそんな感じ。

写真を選んだりレタッチしたりという作業がなければ
Airの方が楽なんだよなあ。

というわけで、Kindleで「古田織部の正体」を読む。
PaperWhiteは軽くてコンパクトで寝転がって読むにはいい。
読みながら、気になったとこやメモっておきたいところをすすっとハイライトする。
あとでKindle for Macを開き、
ハイライトしたとこをチェックする。
この辺の流れがなかなかよし。

さてこの本、
古田織部の正体と書きつつ、茶人・茶頭としての、あるいは数寄者としての古田織部に数少ない資料から迫るという内容で、
著者も詫びているように、武人としての古田織部についてはまったく触れられておらず、
そういう意味では、「正体」というほど正体には迫れてないのだけれども、
利休に比べて資料が乏しい織部について
いったい古田織部は何をしてどう評価されたかに言及していて
「へうげもの」副読本として最高によし。
面白い人だったのは確かなようである。

2015/03/15

国分寺崖線と野毛古墳群を堪能しすぎた日。疲れた。

天気もよさげだし、
そろそろヤマハの電動アシスト自転車レビュー用走行でもしようかと
ぐおーっと走ったのである。

やはり「坂道」だよなってことで、
二子玉川から田園調布にかけての「激坂集中地帯」に向かう。

まずは借り物の自転車ではあるけれども
最初からついてたサドルではどうも柔らかすぎて具合がよくないので
そいつを昔使ってた(見た目はぼろぼろの)
フィジークのアリオネにつけかえ、
さらにハンドルバーの位置を下げてやや前傾ポジションをとれるようにし、
(詳細は記事に書く)
マカベで昼飯を食ってから出発。

お約束の岡本三丁目の坂を上ったあとは
たらーっと二子玉川を迂回して
慈眼寺坂を上って瀬田の交差点を経由して行善寺坂をおり、
行火坂をのぼり
いったん丸子川沿いに降りてその先はもう
坂があったら上り、上ったら下りを繰り返す。
それだけじゃあつまんないので
野毛古墳群の古墳チェックを兼ねてみた。

こんな感じ。
使ったソフトはカシミール3D。
もううちのParallels Desktop+Windows 8.1はカシミール3Dのために導入されたようなもんです。

で、拡大図がこちら。
ちなみにですね、
国分寺崖線上(荏原台地)とその下を流れる丸子川沿いの筏道の標高差は、
20~30mあるわけですよ。
斜度は10%から20%越えまであるくらいめちゃきついんですよ。
ネタとして面白いのでできるだけキツい坂はのぼったんですよ。

ログを見ると、坂を全部で13回ほどのぼってる。
ひとつの標高差が、仮に22mだとしよう。
22×13として286m!
もちろんこの崖線に達するまでのルートでも谷を越えるたびに上り下りは発生してるわけで(帰りのルートをみるだけでも、九品仏川、呑川、蛇崩川の谷を越えてるわけだし)、
合計300m以上は上ったのである。
ほぼ世田谷区内を走っただけなのに300m以上の上り!
いくら電動アシスト車とはいえ、
ひとつひとつの傾斜もきついわけで、
アシストはしてくれるけど、基本的に自分の足を使わないと走ってくれないわけで、
上りだと足を使うわけで、
疲れないわけがない。
帰宅したら下半身がどよーんとイヤな感じで疲れておりました。
アホです。

でもまあおかげで、
崖下の遺構や神社と崖上の古墳群の両方を一度に楽しめ、
さらに崖線の崖っぷりや細かな谷が刻まれた地形も味わえたということで
お好きな方は上記地図を参考にどうぞ。

ちなみに、田園調布雙葉のあたりは籠谷戸と呼ばれてて
ちょっと谷戸がぐいっとはいりこんでるおかげで、
超激坂の宝庫です。斜度26%なんていうむちゃな坂もあります。
これはたまらん。

いやあ面白かったけど、死んだ。ばたん。

ちなみにこの古墳群、現存するだけでも上記地図にあるくらいきれいに並んでて、
一番古いのは「稲荷塚古墳」で4世紀後半の前方後円墳。古墳時代前期という古さ。
そんな前から古墳を作るような首長がいて朝廷とつながってる集落がこの辺にあったんですな。
野毛大塚古墳もでかくて古い。5世紀前半の帆立貝型前方後円墳(前方部が小さい)。
歴史好きにはたまらん場所です。

2015/03/14

そもそも使う前から「ああ、きっとこういうのだろうな」と想像できるレベルの内容しかない製品は、革新的でもなんでもないのだ

FBのタイムラインには、朝比奈切通し隊や、名越切通し&やぐら隊から続々と鎌倉の渋い写真が届くのだが、どちらにも誘われていたにもかかわらず、
体力がもたん、すまん、と家でぐーたら仕事していたのであった。
ああ。

で、家でぐーたらしてるとついついApple Watchや新MacBookのネタを拾っちゃうのである。
冷静に考えれば、無理に買うことないのだ。
でも、今までのアップル製品体験を振り返ってみるとこんななのである。

・最初に買ったMacintosh
 →Macは日本語環境がダメだというし、ソフトも少ないし、ユーザーも少ないから、まあ「仕事では使えそうにないから、Macならではのソフトで遊んだり、フォトショップで画像をいじって遊ぶ道楽パソコンと割り切ろう」
 →買う→しばらく使ってみる
 →あれ? これ、仕事で使えるじゃん。原稿もかけるじゃん。快適じゃん」
 →MS-DOS+VZ Editorを、MacOS+SoloWriterに切り替える
 →今はMacOS+Jedit

・iPod
 →まあMP3プレイヤーはどれもちょっと使って投げ出したし、外で音楽聴く習慣も特にないけど、Appleの初物だから買ってみるか
 →お。大量に曲が入るって素晴らしいやんか。電車の中でふとあれ聞きたいなと思ったとき入ってるってすごいじゃん
 →iPhoneが出るまであれこれ買い続ける

・iPhone
 →Appleの初物は信用できないから、今までの回線を通話用に確保して新しい回線でネット利用用と割り切って買うことにしよう
 →あ、電話も普通にできるやん。ちゃんと動いてるやん
 →今まで使ってた回線はほぼおサイフ専用になり、すっかりiPhoneがメインに

・MacBook Air
 →某社絡みで「×××の紹介記事を初心者向けに書いて欲しい。でも×××発売前だから外に持ち出せない。よって当社にこもって作業してね」
 →がーん。PowerBookG4(当時)は重いしもうロートル機だから持ち歩くのもしんどいな。
 →たまたまMacBook Airが出た。
 →薄いけど、キーボードはストロークが浅くて堅いし、拡張性ないし、非力だけど、まあMacBook Airを買えるだけのギャラは出るから、モバイル用とし試しに買ってみるか
 →AppleStoreで買ってそのまま某社へ行き、その場でWi-Fi経由でセッティングして作業開始
 →慣れたらこのキーボードって打ちやすいじゃん。原稿書きならこれで十分じゃん
 →自宅での原稿書き&取材用&プレゼン用に大活躍

・iPad
 →画面はiPhoneをデカくしただけだし、デカいiPhoneならいらんよなあ
 →でもとりあえず買ってみるか
 →電子書籍端末やら家でぐだーっとSNSしたりするのに大活躍

経験上「Apple製品の場合、あまり期待しないで買った製品の方がなぜか手放せなくなる」のだ。
わははは。
だからAppleは面白い。

むしろ、
2代目3代目になり、
それを買うと何がどうよくなってどこがどう役立つのかわかってくると
購入前の期待と購入後の現実が一致しちゃって
つまんないのである。

正直なところ、AppleWatchにはあまりそそられないのである。
時刻を見たりストップウォッチとして使ったり電話にでそびれなくなったり
まあ便利そうな面もあるけど、
カラフルで丸いのが並んだ画面は苦手だし(同じ意味で、草間彌生の作品群も苦手なのです。見てると心が不安定になる)、
時計としては高いし(ちなみに、高級時計にまったく興味が持てないので、なぜ少なからぬ人が高い金払って高級腕時計を買うのか未だにわかりません)、
時計にいろんな機能があってもそうそう使うとは思えない。
地図を見るならiPhoneサイズじゃないと小さくて役に立たないし。

でも経験上、
そういうときの方が買ってから期待してなかった面白さが出てきて楽しい
のである。
そもそも使う前から「ああ、きっとこういうのだろうな」と想像できるレベルの内容しかない製品は、革新的でもなんでもないのだ。
ここ大事。
「誰もがそれがある生活を想像できちゃうレベルの製品は革新的でも何でもない」のだ。
実際に日常の中で使ってみてはじめて、革新的かどうかわかるのである。
だから日常の中で使ってみる前にコメントしろといわれても困るわ。

ちなみに、買うのは、38mmじゃなくて42mmになりそう。
間違ってもブルースポーツバンドにはしません。
たぶん、ホワイト。

新MacBookも冷静に考えると「ないものが多すぎる」わけで、
すぐに飛びつくと、そら、USB-Cの周辺機器が少なくて困るかもしれないけど、
そんなん、何度も経験してきたことやん。
使い出したら、手放せなくなるに決まってるやん。








2015/03/13

五反田で某社の某仕事をしつつ新MacBookが欲しいなあと思う

蓮沼駅から池上線で五反田へ。
午後の待ち合わせ場所が五反田駅なので都合がよかったのだ。
こんな長距離の池上線ははじめてですな。

五反田へ着いたら、まず何はともあれ、ホームからの大崎方面の目黒川の流れと山手線を楽しむ。
春にはこの下から、桜ごしに池上線を撮ったなあ。


池上線の五反田駅、ビルの3階にあるんだが(地下鉄銀座線の駅が3Fにあるのと同じで、目黒川の谷に駅があるからだろう)、これがまた木造でよし。

某社の某社長と一緒に五反田TOCビルの某社を訪問し、
MacBookAirをプロジェクターにつないで、さらにテレビ会議システムまで通して
ハイテクな感じで
一仕事。内容は内緒。
にしても、MacBookAirっていいわ。バッテリの心配なく一仕事できるし。

だがしかし、うちのMBAは2010年秋の一番安いモデルなので
メモリは2GBしかないし(笑)、ストレージも128GBである。
メモリが足りないのでちょっとややこしいことすると
(だいたい、KeynoteかApertureなんだが)
重くなる。

何がいいたいかというと、
新MacBookが欲しいなあと。
Apple - MacBook
CPUパワーは足りないそうだけど、多分わたしの用途なら問題ないし、
そもそも普段から電源ケーブル以外つないでないし、
USB-Cのみという潔さもよし。
iMacにFDDがなくなったとき、MacBookから光学ドライブがなくなったとき、
いろいろいわれたけど、結局なくてもOkなわけで、
今回AppleがMacBookAirもMacBookProも残したまま
新しく「MacBook」という無印名にしたってことは、
「今はUSB-C端子ひとつのCPUパワーが非力なモデルでは足りなく思えるだろうけど、
 いずれはこうなっていくよ。パソコンはiPadみたいにシンプルになっていくよ。
 でも今すぐそうなるわけじゃないから、無理にこっちにこなくてもまだよくってよ」
ってメッセージなのだなあと。めちゃ親切やんか(笑)。
まあ、これにタッチパネルだったら買うのに、とかそういう人はたぶんどうやっても買わないので(そもそもMacOSXはタッチパネルに向いたシステムじゃないし)
それはほっとくとして、ああ、欲しいぞくそ。
USB-C接続のカードリーダーだけはすぐ必要だけどな。

さてひと仕事終わり、
五反田TOCビルがあまりに昭和(1970年築)で素晴らしいと見学。
昭和なパロマと昭和なエレベーター。


どうやら屋上に出られるらしい。屋上に神社があるらしいってことでいってみる。


ありました。小さな神社が。平成に勧請された氷川神社だが、
実はそのまえはここに稲荷があったそうな。
TOCビルはもと星製薬の跡地で、
星製薬の敷地にあった親切第一稲荷をここに遷座した。
だが、どんな事情だか、稲荷の代わりに氷川神社を置いたらしい。
その辺このブログに詳しい。
東京逍遙第2回(一)東京逍遙第2回(二)


って遊んでばかりもいられないので
急いで帰宅し、なんとか原稿を書いてメールする。

そして、18時からの発表会をすっかり失念したことを知る。
がーん。行きたかったのにー。誘われてたのにー。
おもいでばこー。
写真が楽しくなる?パワフルで小さくなった新おもいでばこレビュー![PD-1000-L] | studio9
「おもいでばこ」の新商品は、子を持つ親全員に薦めたい!アツい発表イベントに行って来たぞ! | むねさだブログ
写真を愛するすべての人に!新しくなったバッファローの「おもいでばこ」発表イベントに参加してまいりました | タムカイズム

まあしょうがない。
明日は鎌倉方面の街歩き(いやあれは山歩きだ)に誘われているのだが、
体力的に朝から鎌倉ってのは無理なのであきらめて寝る。


平間の渡しと矢口の渡し

朝、下丸子へ行き、
旧大森区と旧蒲田区の境界を辿る散歩をする。
カメラ持って。これも東京人のコラム用。

で、下丸子と鵜ノ木の境界散歩ついでに
池上・平間道をたどってみたのだが、
これがなかなか興味深いというか謎が謎呼ぶ感じ。

光明寺池やら新田神社の伝承やら地形図やらを見ると、
かつての多摩川は下丸子と鵜ノ木・矢口の間を流れていて、
新田神社の裏手に14世紀の矢口の渡しがあったのはたぶん間違いない。
新田義興は武蔵国のどこかから
嶺か池上あたりを抜けて矢口の渡しにたどりついたんだろう。

元禄までは下丸子は橘樹郡に属してたので、
元禄以前のどこかで多摩川の流路が変わったのだ、というのも間違いないだろう。

で、江戸時代、鵜ノ木から多摩川を渡るのに2つの道があった。
ひとつは「平間の渡し」に至る道。もう1本は「矢口の渡し」に至る道。

中世の矢口の渡しが新田神社のあたりだったとすると、
平間の渡しと距離が近すぎるし、
下丸子が橘樹郡側だったとすると、渡る先は平間じゃなく下丸子のはずなので、
当時は「矢口の渡だけ」だったんじゃないかと思ってるのである。

(追記:矢口は多摩川左岸側の、平間は多摩川右岸側の地名なので、同じ渡しをそれぞれの集落で違う名前で呼んだという可能性はある)

平間道を歩いて下丸子の六所神社へ行くと、1234年勧請だという。


創祀者が、荏原義宗。
この人、当時の「荏原郡の地頭」だった。
当時、下丸子は多摩川の向こうだったとすると、
荏原郡の地頭が、川向こうの、橘樹郡に属してた下丸子村に神社を勧請するだろか。

平間の渡しへの道にある地蔵尊・道標脇の解説板には
中世の鎌倉街道がこちらだったと書いてある。

だったら、鵜ノ木から下丸子へ向かうのに多摩川を渡らねばならないが、
そこに渡しがあったという話は聞かない。

さてどういうわけだろう。

もし新田義興に関する伝承も、六所神社を勧請したのが荏原氏だったというのも生かすとするなら、
当時、下丸子は多摩川の中州だった、と考えるしかない。
そうすると、矢口の渡し(旧流路を渡る渡し)と平間の渡し(現流路を渡る渡し)の
2つを使って対岸へ渡ることになる。うーむ。それなら渡しがひとつですむとこを使うよなあ。
あるいは、2つに分かれていたからひとつひとつの水深が浅くて渡りやすかったとか?

多摩川は1590年の洪水でほぼ今の流路になったといわれてるが、
(→古代の歴史年表 | 京浜河川事務所 | 国土交通省 関東地方整備局)
それ以前の流路はちょいと想像するしかない。

にしても、
平間道が中世の鎌倉街道であり平間の渡しを通っていたという話と、
新田義興が新田神社裏手あたりの渡しで謀殺された&多摩川の旧流路は光明寺池から新田神社裏のルートだったという話って
微妙に矛盾するところがあるんだけど、
みんな(ってだれだよ)は気にならないんだろうか。
それともわたしが重大な何かを見落としてるんだろか。
橘樹郡側の歴史も調べてみないといかんですかそうですか。

ともあれ、いろいろと大田区を歩き回ってたら13時になったので、
次の待ち合わせ場所へ向かうべく、
蓮沼駅から五反田へ向かう。