2012/05/31

5月も終わりました

HTC Jのカメラの話を仕上げてメールした。
ascii.jpに猫連載書いてメールした。
5月が終わった。

2012/05/30

HTC Jはなかなかのデキです

ブツ撮りして手渡しでブツ返却してせっかくバイトの女子が最寄り駅まで受け取りにきてくれたのにお茶もしないで帰宅して、さらに別のブツ撮りして深夜7-11からTODAY便で発送してITMediaにHTC Jのカメラ機能レビューを書いてメールしないで寝る。
HTC Jってけっこういいわ。このサクサク撮れるカメラはなかなか快適。
でかいけど……まあ最近のAndoroidものはみなデカいしなあ。
Xperia SXくらいのサイズが一番いいんだけどなあ。
次のiPhoneは画面がでかくなる(といっても幅は変わらず、長辺が伸びてよりワイドになる)というもっぱらの噂。さてどうなるか。

「Infinity Blade II」がヤバすぎる。
そろそろ飽きてきたかなというころに無料アップデートがあって
武具も防具も敵も増えてマップも広くなったりしてなんてこったと。
最近、気分転換のゲームはこればっかであります。
くそー、みんなもハマれー。
→ Infinity Blade II

2012/05/29

ソフトバンク新製品発表会の日

この春はソフトバンクも新製品発表会をするわけで、
カメラを抱えて行ってきたのである。

ドコモもauもソフトバンクも自社のTVCFに登場する芸能人を呼ぶ。
一般的なパターンとしては、
最初に社長(あるいはその代わりのプレゼンター)が新製品の紹介や戦略をひととおり語り、
最後にゲストとして芸能人が出てきて、ぎこちない小芝居をやったりシナリオ通りの簡単なトークショーをして
最後にメディア向けフォトセッションをして締める。ドコモもauもこのパターン。

我々としてはそれより、製品展示会場で新製品をゆっくり触って撮影したいというのはあるのだが、
そうすることで芸能系メディアも取材に来てくれて、より幅広く新製品を露出できるというメリットがあるのはわかるのでなんともいえない。IT系メディアとしては、芸能人は呼ばなくていいから……と思うのだけどね。

ステージ撮影をする側としては、芸能系カメラマンがトークショーやフォトセッションがはじまるまでのプレゼンを(我々にはこれが一番大事)退屈そうな顔でぼーっとしてる横で撮影するのはあまり楽しいもんじゃない。ステージ正面のカメラマン用スペースはとても狭いので、芸能人が出てきたら場所はいくらでも譲るから、どこかで休憩しててくれないかなと思うことあります。

ソフトバンクはもうちょっと演出に凝ってて、
製品発表のひとコーナーがおわるとそれに該当する芸能人が出てきて、
また発表に戻り、
またひとコーナー終わると芸能人が登場という入れ替わり立ち替わりパターン。
発表会の途中で一息つけるという意味では、最後にまとめてしょうもないトークショーをされるよりはよい。
お父さんは帰りたがってるけど、まあしょうがない。
孫社長はお笑いが好きらしく、芸人がステージに上がるとアドリブであれこれボケるのだが、
たいていボケられた方が困る(何しろ相手はクライアントの社長なわけで、ほんとにそこにツッコンでいいのか躊躇するのがみえみえ)のがなんだかおかしい。
でも一番笑ったのはこれだな。
ワイドスクリーンをこれだけ極端に使ってくれるとかえって気持ちいい。

発表会の内容としてはやや小粒。
7月からプラチナバンドが使えるようになります、
放射線測定機能付きスマホを出します、
ウィルコムと合体したおかげで、音声はウィルコム、データ通信は3Gというスマホを出します。
そのみっつか。

次はガイガーカウンター付スマホがでるぞと冗談でつぶやいたのが昨年の4月だが、
まさか本当になるとはなあ。

面白いのは、放射線測定機能付きモデルを別途用意しました、じゃなくて、
一番の売れ筋モデル「PANTONE5」にのっけてきたこと。
この辺がとても戦略的ですな。

夜はブツ撮りとかなんやかやと自宅作業を延々と行う。

2012/05/28

虹を見損ねた

天気予報に反して正午を回っても晴れ間が。
これはチャンス、と自転車でいつもの公園へいって、HTC Jでいつもの滑り台やらあずまややらを撮って、一息ついたら雲がどよよんと立ちこめてきて、ああ、ギリギリ間に合った、よかったよかったと。
でも二子玉川のタカシマヤで買いたいものがある。
まあなんとかなるさと二子玉川へ走り、買い物を終え、外に出ようと思ったら雨。
ああ。
でもアメッシュを見る限りすぐに止みそうなのでしばしスタバで雨宿り。
NEX-5N

雨上がりに虹が出たらしいけど見損ねた。残念。

2012/05/27

毛利家の至宝へうげもの的堪能

ミッドタウンのサントリー美術館でやってる「毛利家の至宝」展最終日だというので乃木坂。
雪舟の「山水長巻」もいいけど、夫婦の話題はもっぱら漫画ネタ。
毛利輝元の肖像画や秀吉からの書状を見て「へうげもの」を語り、
江戸時代の天英院ゆかりの源氏物語絵巻で「大奥」を思い出し、
しまいには「高野切」を見て「とめはねっ!」。
いやあ、へうげものネタで楽しめるとは思っていたけど、
ホンモノの高野切まで見ることができるとはうれしや。
それにしても「へうげもの」ってよく調べて書いているよなあ。
戦国時代はもう完全にアレのイメージです。
漫画って凄いわ。
わたしの中では、飛鳥時代は「日出処の天子」で、室町時代は「あっかんべぇ一休」で、戦国時代は「へうげもの」で、江戸時代は「大奥」で(いきなり男女逆転かいっ)、江戸末期は杉浦日向子の各著作でイメージされてます。わはははは。

東京ミッドタウンで作例を撮り、バリエーションが欲しくなったので、
日比谷線で秋葉原、総武線で錦糸町。
で、亀戸天神へ。藤棚は終わってるけど、その分のんびりできるかな、と。
でも太鼓橋をいい感じで撮れるスポットはなかなか見つからず、
そこから北上し、北十間川沿いに西へ歩くとスカイツリーが見えてくる。
日が傾いてきたので、この辺から逆光のスカイツリーを撮れるかなと十間橋へ向かうと、スカイツリー撮影スポットらしく、三脚を並べたおじさんが既に数人。
間に入らせてもらってあれとかこれとかOM-Dとかでスカイツリーを撮ってみる。
逆さツリー
逆さスカイツリー
そしてスカイツリーまで歩き、ちょっと散歩して押上駅から半蔵門線で帰宅。

漫画ついでに追記。
その昔、未来都市のイメージといえば松本零士の「元祖大四畳半物語」だったか「男おいどん」だったか、木造ボロアパートが乱立する昭和な街の遠くに高層ビルが乱立するという姿で、高層ビル群とボロくて古い街は背中合わせなのだと東京に来てああこれがそうなんだなと感じ入った次第なんだけど、スカイツリーの周りもまさにそれで、スカイツリー周辺は賑やかで観光客が集まってても、一歩離れると普通の東京の昭和な住宅街で、そんな街並みから常に巨大な塔が見えているというのはますますもって、かつての松本零士が描いた世界とたいしてかわらんのだなあとそんなことばかり思ってると、男おいどんがそのまま年をくったようなじいさんがツリーを見上げながら所在なげにタバコをふかしてるのでした。

2012/05/26

ムクドリの雛が

使ってない回線を解約しようとauショップにいったら
(実はauを2回線もってて、ひとつは今年になって休眠状態なのだ)
来月だと違約金が取られないといわれたのでリマインダーに。

自転車で帰宅途中、道ばたで鳥の非常時っぽい声が聞こえ。
もしや、と引き返すと、巣から落ちたとおぼしきムクドリの雛がそこに。あら。
親鳥は上空で鳴きながら旋回したり、最寄りの電線に止まったりで気が気でない様子。
巣から落ちた雛
ムクドリの雛。こう見えてもまだ飛べません。
巣から落ちた雛
困ってるの図。
人間がこんな風に張り付いてると親鳥も来るに来られないので
ちょっと離れて観察。
やがて
上空で鳴いてた親鳥の片方がやってきて虫を口渡し。しばらく一緒にいたが、また飛び去ってしまい、雛は雛でうろうろしたあげく、どこかのおうちの裏庭にとことこと歩いていったのでした。
さてあのあとどうなったか、気になるけど、まあなるようになるでしょう。
それもまた人生。
家に連れて帰って飛べるようになるまで育てるわけにもいかんしなあ。
法的にもダメだし、こんなのがうちにきたら猫が喜んでしまって……以下略。



2012/05/25

終日原稿を書いてた日

いや正確にいえば、午後から夜にかけてなんだけど。
家電批評になんとか3ページちょっと分を書いてメールしたりした金曜日。

OM-Dはrawで使いたいですな

Apertureが、先日、やっとE-M5のRAWデータに対応してくれまして。
昨日は全部raw+jpegで撮ったのでありまして、
いや正確にいえば、
raw現像に対応したのはアプリではなく、MacOS Xであり、
OSがアップデートによって各種rawデータに対応することで、
プレビューやFinderでもrawデータを展開して表示してくれるし、
iPhotoもApertureも同時に対応してくれるというわけで
多少処理が重いことやファイルサイズがでかくなることを除けば、
JPEGと大して変わらない感覚で使えて快適なのですよ。
MacOS Xは素晴らしい。

別途raw現像ソフトが必要です、なんていわれたら、めんどくさくてやってらんないもん。

で、現像してみた。
拡大表示してるから何の写真だかわからんと思うけど、木にとまってる鶏。
JPEGだとハイライト部が白飛びして空にかなり溶け込んでるのだけど、
実はRAWデータではかなりハイライト部の情報が残ってて、
ちょいと調整してやると、こんな風に復活するわけです。
後処理の良さですな。
上の例だとjpeg画像の方がノイズが少なくて滑らかなのだけど、
逆にraw現像の方はノイズ除去処理をめいっぱい落とすことでわざとざらつきとディテールを残してるわけです。
この辺も後処理の良さですな。
ノイズは何でも消せばいいってんじゃない。

もう1枚ついでに。
これなんか、JPEG(右)だと露出オーバーでかなり残念なことになってるのだけど
rawだとハイライト部の情報も残ってるので、
-1.7段くらいの補正をかけてやると、ハイライト部が復活して
明らかな露出のミスもある程度救えちゃうわけです。JPEGだとそうはいかない。
rawデータのよいところですな。

あとはホワイトバランスかな。

rawはホワイトバランスを決定する前のデータだから
色はかなり自由にいじれます。
これも後処理の良さです。


で、rawでいじってみると、E-M5のセンサーってけっこうダイナミックレンジが広くて筋がいいなと思うですよ。

難点は、全デジカメのraw現像に対応してるわけじゃないことですな。
シグマのFoveonデジカメのrawには一向に対応する気配がないのですよ。
それがつくづく残念。

と、たまにはオチのないエントリー向けのエントリーを書いてみたりしたのでした。

2012/05/24

甲州街道・谷保天満宮・謎のハム・多摩サイ・打ち合わせ・猫連載

よし、今日は自転車の日に決めた、ってんで走り出すのである。
まずは甲州街道を府中へ、アイバンラーメンで昼飯を食った以外はノンストップで大国魂神社へ向かう。
旧道があるところは旧道を走る。基本。現甲州街道は空気が悪くてつまんないもの。

そういえば、府中へは何度も走ってるけど、甲州街道で行くのははじめて。
たいてい北に大回りをして人見街道を走るか、南の品川道を走るかしてるから。
甲州街道って江戸時代にできた道だから今ひとつ興味が持てなかったのだよね。
すっかり現代の道になってるし、沿道の史跡も江戸期以降のものばかりだし。

で、甲州街道っていつできたの? ってのがずっと疑問で。
甲州街道が開通したのは江戸時代初期ってのはわかってるのだけど、
じゃあ室町時代はどうだったのか、と。何もないとこに街道を通したわけじゃないだろうから、
従来の道を拡幅したり点在してた道をつないで1本にしたりしたはずで、
じゃあどこが新しくてどこが古いのか。古道好きとしては気になるのだ。
高井戸宿も府中本宿も……調べてみると、甲州街道ができてから、集落ごと街道沿いに移転させられたというし、
たまに古社古刹があっても、調べると江戸時代に甲州街道沿いに移転してきたものばかり。

たとえば、
つつじヶ丘にある「大雲山金龍寺」は甲州街道沿いだけど、由緒を調べると元の場所は古鎌倉街道といわれる十王道沿いの弁財天(たぶん、西つつじヶ丘1丁目の現厳島神社だと思う)というし、調布の「布多天神社」も旧地はずっと南にある古天神公園だし(もっとも1477年に現在地に遷座したというから、室町時代なわけだが)、甲州街道沿いにある谷保天満宮もメチャ古いけど、位置関係を見るに、天神の上にあとから甲州街道が作られたっぽいし。
甲州街道沿いの史跡を全部調べたわけじゃないからなんともいえないんだけど。

甲州街道以前に府中と江戸方面(まあ、国府が作られたころはまだ「江戸」はなかったに等しく、目的地は大井町や品川だったのだが)を結んでいたのは、今の甲州街道よりちょっと南にある「品川街道」(品川道)だといわれてる。


ともあれ、旧甲州街道をひた走り、大国魂神社にある「ふるさと府中歴史館」で休憩。

さらに甲州街道を西へ。現甲州街道と合流したとたんに車が増えて空気が淀んで走りにくくなる。まあしょうがない。

国立あたりで谷保天満宮に立ち寄る。
天神さまといえば牛。谷保天満宮境内にて。
ちゃんと立ち寄ったのははじめてなんだが、ここ、面白いわ。
天満宮といえば祭神は菅原道真公で、太宰府天満宮か京都の北野天満宮、なのだが、谷保天満宮はこの2つより古い。
それは知らなかったよ。
太宰府天満宮は菅原道真が死んで2年後に廟が、16年後に社殿が造営された。北野天満宮は死後20年後に創建されたんだが、谷保天満宮は菅原道真が亡くなってすぐ、903年に創建されてるのだ。
なんでそんなに素早かったか。
菅原道真が太宰府に流されたとき、一緒にその息子達も遠方に流刑にあったわけで、そのひとり、三男である道武は谷保に追いやられてたのである。
で、父親の死を知った道武がすぐに祀ったのが最初なのだ。
道真の祟りがきっかけで創建された太宰府天満宮や北野天満宮より早いはずである。
それでも、「東日本最古の天満宮」と称している。これで日本一じゃないとはっ
じゃあ日本最古の天満宮はどこだ、と調べたら、
なんと、菅原道真の生前に祀ってた「生身天満宮」があったのだ。
生前とはすごいな。そら勝てんわ。

で、境内ではニワトリが放し飼いにされておりました。
滝と鶏
左下のニワトリはホンモノです。OM-D。

その谷保天満宮だが、甲州街道から鳥居をくぐり、少し歩いて階段を下りると上の滝があり、拝殿がある。つまり、谷保天満宮は斜面にあるのだ。
街道から斜面を下って拝殿に向かう神社ってのは考えられないわけで、元来、境内よりさらに下った崖下からの参道が表参道だったと考えるのが普通。
創建の地はもっと南、今の国立府中インターのあたりだったが、多摩川の氾濫にともない、鎌倉時代に現在地に遷座したといわれてるから、神社前を東西に通っていたと思われる道は、東は府中、西は青柳の古道に通じていたはずである。。

谷保天満宮から甲州街道を青柳へ向かい、日野橋の交差点を左折。これ以上まっすぐいくと奥多摩街道に入っちゃうし、自販機で飲み物買ってたら編集者から電話があって夕方に打ち合わせすることになっちゃったから引き返すことに。
帰りは多摩サイで。

日野橋手前を左折して多摩サイにはいり、青柳の古道を走って残堀川が多摩川に合流するとこ兼府中用水取水口のあたりで休憩。
ここにはいつも猫がいるからね。
猫を撮ってたら、川べりにあやしいハムを発見(笑)。
instagramより
えっと、用水沿いにハムがきれいに並べられてるんですが……これはいったいなに?
干しハム? なんかの供養? 宗教的な何か?
謎すぎます。いったいなんだったんだろう。

のんびりしてたら時間がなくなってきたので、青柳の古道から多摩サイに合流し、あとはひたすら足をくるくる回して、セブンイレブン休憩とトイレ休憩だけで帰宅。
向かい風だったから疲れたー。向かい風は上り坂より精神的にきついわ。
総走行距離は約47km。

帰宅してシャワー浴びて作業してたら編集から電話があって経堂で待ち合わせてブツの受け渡しと打ち合わせ。

帰宅して急いでascii.jpに猫連載を書いてメール。
テーマは決まってたのだけど、どうも作例に不満がアリ、急遽かふかを追加撮影したりした分遅くなってしまいましたすみません。


2012/05/23

レビューを1本仕上げてマルドゥック読んだ

難航してたHDR-GW77Vのレビューをなんとか形にしてメール。
ビデオって面白いけど、やっぱ写真に比べると管理が面倒なんだよなあ。

その合間に冲方丁の「マルドゥック・ヴェロシティ」全3巻を読んでしまった。
物語内時系列では「ヴェロシティ」→「スクランブル」なんだけど、
読む方は、作者が書いた順番、つまり、
スクランブル→ヴェロシティと読むべきで、
そう読んだのだけど、
そうすると全面的に書き換えたスクランブル(そういう意味ではこっちの方が後から書いてる)と
書き換えてないヴェロシティの文章の差が気になったりするのだけれども、
まあ文章ってそれほどデリケートなものというわけで、
漫画だって1巻と10巻で絵が全然違ってたりするし、
ともあれ、
ヴェロシティを読むとまたスクランブルを読み返したくなる罠が待ってて、
それは我慢して、部分的な確認だけに済ませました。
ああ、やっぱあのラストはあそこからこうつながってたのね、みたいな。
それにしても「マルドゥック・スクランブル」に出てきたさまざまな設定をぜんぶ
「マルドゥック・ヴェロシティ」で説明しちゃったのはすごいな。
さあ次は「フラグメンツ」でも読むか。

2012/05/21

月曜の日蝕は仕事に差し支えますな

2時間くらい寝て起きて日蝕を楽しんで2時間くらい寝て起きて
考えてみたら睡眠時間は長くないのだった。
気を取り直して仕事にとりかかるもののなかなか進まずすみません。うう。

Amazonから超短いACケーブルが届く。
足元の充電コーナーがケーブルでわやくちゃになってたのでちょいとすっきりさせたかったのだ。これはよい。

パナソニックから12-35mmF2.8のレンズが発表される。
LUMIX X VARIO 12-35mm
12-35mm F2.8通しで防塵防滴。35mm換算では24-70mmF2.8。
ニコンには大三元レンズといわれてるレンズがある。
最近リニューアルされた、ナノクリスタルコーティングのハイエンドレンズで
12-24mm、24-70mm、70-200mmの3本。すべてF2.8通し。
この3本があれば12mmから200mmまでカバーできるプロ御用達セットというわけだ。
でかくて重くて高いけど、クオリティは皆が絶賛してる。目に見えて写りが違うらしい。
どれも定価で25万円以上するから持ってないけど。。。
パナソニックもマイクロフォーサーズでそれをやりたいのかなとふと思う。
とりあえずF4だけど7-14mmはあるから、次は12-35mm。ってことは次は35-100mmか。
12-35mmは防塵防滴だけどパナは防塵防滴ボディを持ってないわけで、
次のハイエンドを狙う(はずの)GH3で防塵防滴をやってくるんじゃないかと。
まあ今のところ防塵防滴ボディはOM-Dだけし、OM-Dに見合うレンズはまだ少ないので、
最初にとびつくのはOM-Dユーザーな気がする。
OM-Dユーザーとしては、手ブレ補正機構はいらないからもうちょっと安くしてよ……と思うけど、それはないな(笑)。標準ズームレンズとして欲しいところだけど、うーむ。

個人的にはハイエンドの望遠系が充実して欲しいなあ。
200mm F2.8と2xのテレコンとか。200mmF2.8ならそんなにバカでかくもならんし、2xのテレコンをつけたら、400mm F5.6で800mm相当になるから太陽とか月とか鳥とか撮るときに使えそうなんだもん。
どうでしょう?>オリンパス


iPadでニュートンを読む。
iPad専用にレイアウトされ、iPad専用にインタラクティブ性も追加してあって科学好き必読。
しかも安い。とりあえずブックスタンドに追加して年間購読してみる。→Newton



まあそんなこんなで。

月も雲間のなきは嫌にて候

6時前に起床。
雲が出てるけど合間に晴れ間もありそうなので
前から目をつけておいたマンションの階段の一角に三脚を据えてのんびりと準備。
まぶしいので、レンズには日よけがわりの「忍者レフ」。中央にレンズを通す穴の開いたレフ板。
本来の使用目的から逸脱してるけど気にしない。

こうするとあまりまぶしくないのだ。
ND100000フィルタは用意したけど、曇ってたら使えないわけで、
一応ND8フィルタを2枚別途用意。
ND400もあるのはずだったのに、ケースだけで中身が行方不明(泣)。
さらに、同じフィルタ径のND8が2枚あったのも謎。何考えてたんだろう>昔の自分
左から安物の日蝕グラス、ND100000、ND8×2、Kenkoのウルトラセブン
OM-Dに100-300mmをつけて、お空の具合でNDフィルタをとっかえひっかえ。
ND8にしたりND8×2にしたりND100000にしたりウルトラセブンになったりと大変忙しい。
午前6時過ぎから空を楽しんだが
三日月ならぬ三日日←これじゃあたんなる三ヶ日だ。みかん。
OM-D。ND8フィルタの2枚重ねで。

一番重宝したのは、ND8フィルタの2枚重ねだったなあ。
ND8は光量を1/8に減らす。2つ重ねるときはかけ算をすればいい。
ND8を2枚重ねると、8×8でND64となる。ほんとはND400×ND8でND3200にするつもりだったのだけど、ND400が行方不明ではしょうがない。

雲が味わいを決めるとは
日蝕も雲間のなきは嫌にて候
晴れてたらいい金環日食写真を撮れる……と思ってたけど、ちょっと間違ってた。
観測写真的な金環写真より雲がかかったり途切れたりする中で欠けていく方が面白い。
空らしさが出るし、撮る場所によって表情が変わる。
観測写真はきちんとした機材を揃えた人に任せて、お手軽セットな人は空の写真にした方が面白い。
金環食
せっかくなので普通の金環日食写真も
つまるところ、村田珠光の発言とされている「月も雲間のなきは嫌にて候」ですよ。
日蝕もまた雲間のなきは嫌にて候であります。
天空に鎌
天空に鎌が光る
村田珠光は室町時代後期の人で、佗茶の元祖といわれており、一休宗純とも親交があったらしい。
「あっかんべぇ一休」に出てきて名前を知った。「一休さん」として江戸時代から親しまれている、室町時代に実在した禅僧の伝記っぽい漫画。これは何度も読み返した。でも絶版。

こういうとき、つい望遠レンズでできるだけ大きく、と思っちゃうのだけど、
これだけ雲に表情があると、広角で金環のリングを小さく入れるのもよかったなと思っても後の祭り。
あとになってこんなこといってるようではまだまだです。

instagramやTwitterなんかみると日食写真だらけ。
それも撮り方が人それぞれで面白い。
今までで一番たくさんの写真を撮られた日食だったんじゃなかろうか。

次は6月6日の参観日雨ざーざー降ってきての金星通過であります。

2012/05/20

マルドゥック・スクランブルおもしれー

チェルシーすごかったなあ、というかドログバの一瞬の集中力すげー。
というのはさておき、
ブツ撮りしてあれこれ詳細をチェックして
発送したーというのもさておき。

「マルドゥック・スクランブル<完全版>」全3巻を読了。
おもしれー。
サイバーパンクならではたたみかけるような描写も気持ちいいし、
延々と続くカジノシーンもまったく飽きないし、
きちんと決別と成長の物語にもなってるし、
凝縮された瞬間の積み重ね感も素晴らしいし、
もっとはやく読んでおくんだったなあ。
久々に、よいSFを読んだーという満足感。
というわけで、早速、マルドゥック・ヴェロシティもAmazonに注文。


2012/05/19

防水ビデオカメラで川遊び

防水ビデオカメラだからやっぱ水没動画を撮らなきゃ締まらないわけで、
二子玉川まで自転車で。ここらの河原は川が近いので水遊びに最適なのだが
昨日の雨のせいか水量は多いものの水はけっこう濁ってて写りは今ひとつ。
うーむ。
それにしてもポカポカ陽気としかいいようがない陽気でみなさんのんびりと河原でぐだぐだしたりいちゃいちゃしたりがやがやしたりくちゃくちゃしたりお昼寝したりしておりまして羨ましい限りであります。

水中撮影に使えそうな場所を探しながら上流へ走ってたら、
多摩川へ流れ込む支流を発見。水もきれいそう。
川
この先で多摩川に合流するです
浅かったのだけど、小さな魚が群れをなしてていい感じの動画が撮れましたですよ。
裸足にスポーツサンダルだったのでそのまま川にはいり、カメラごと腕を川に沈めて。

それにしてもビデオカメラは追いかけてなかったので知らなかったけど、こんなのが出るのね。
ソニーのHDR-GW77V。今週末に発売。おもろいわ。
詳しくはこれから書くレビューで。ITMediaです。
iMovieにとりこんでチェック
腹が減ったので、三井さんらとデニーズでお茶して軽く飯食って帰宅。
ほどよい自転車散歩の日でありました。

2012/05/18

淀橋から神田川に沿って源流へ

新宿で編集者と待ち合わせ。
自転車でぐわーっと走り、新宿駅南口の駐輪場へ駐め(ルミネ2の真下に駐輪場があるのでけっこう助かってます)、無線LANを使えるWIRED CAFEでブツの受け渡しとカメラの説明をしつつランチ。
その間に雨が降り、雨が上がり、外に出たときはぽつぽつになり、走り出したら晴れてきた。よし。

「ヨドバシなう」とTweetしようと思って、淀橋へ回る←あほ。
ヨドバシ
淀橋というのは、神田川にかかる青梅街道の橋。語源は不詳だけど、江戸時代に名付けられたらしい。
それにより、西新宿あたりの地名が「淀橋」となり、西新宿に「淀橋写真商会」が設立され、それが今のヨドバシカメラなわけですな→リンク
淀橋はかつて「姿不見橋」(すがたみずの橋)と呼ばれてた。
神田川をはさんだ西側に中野長者と呼ばれた人が住んでて(今の成願寺)、その人にまつわる伝説が絡んでる。まあ伝説は伝説なのでアレだが、
中野長者は、浅草でお詣りしてから葛西へ馬を売りに行っており、それはすなわち、青梅街道が整備されたのは江戸時代のことだが、室町時代からその前身となる道があり、浅草へつながっていたのだろう。
ここでいう葛西は、葛西氏の居館があった四つ木あたりか葛西城があった青砥辺りか。どちらにしろ、浅草の北側から隅田川を渡って葛西へ通じる街道を通ったにちがいない。

淀橋からは神田川沿いにいい被写体はいないかと探しながら上流へ。動画作例が必要なのでいつもとはちょいと勝手が違うのだ。
結局井の頭線を撮ったり、ちょっと戻って和泉商店街で猫を……と思ったらまだ時間がはやくて猫はお昼寝の時間。姿がほとんど見えない。
じゃあ方針変更で、井の頭池まで行くかと神田川沿いにさらに遡り、環七を越え、井の頭池へ。
カイツブリとカルガモくらいしかいなかったが、カイツブリがここまで人からの餌を期待してふらふらしてるのは問題だと思うぞ。カイツブリならぷかぷかしてないで水の底に潜って餌をとれーーー。
井の頭池のカイツブリ
カイツブリ
帰りはまっすぐ井の頭弁財天道を甲州街道へ向かい、蘆花公園に立ち寄って帰宅。
総走行距離は40kmちょっとくらい。
自転車によい季節になりました。


2012/05/17

宝島社で写真を撮られた日

午前中、都内某社で某な某。
午後は宝島社のムック用にOM-Dについて取材を受けてそれを持ってる写真を撮られる予定なのだが、その間にちょっと撮影しようと思い、どこで途中下車しよう、うーん、日比谷ならなんか作例撮れるかな、と日比谷公園へ。
空の色がよくない、常に薄い雲がかかってる感じなのでバラを手前にいれてちょっと色味を出そうかな、ダメだったら他の場所へ移動かな、とかやってると、猫発見。
おお。というわけで、OM-Dを取り出して猫撮影大会に方針変更。
舌が出てたのでさくっと。
首輪してる猫もいたし、放置されてるっぽい猫もいたし。
そうか、日比谷公園ってけっこう猫がいるのか、そういえば以前もみかけたな、すっかりわすれてた。
中にはお店にとことこと入っていく猫も。

日比谷名物もんじゃまんがお目当て。

で、時間が来たので宝島社へ。日本カメラ博物館のビルにあるのね。知らなかった。
そういえば以前宝島社から本を出したときは、打ち合わせは全部どっかのお店でやったから
編集部には行かなかったんだよな。

帰宅してascii.jpの猫連載を書いてメール。
明日の打ち合わせのための準備をしてiPadにぶちこむ。
「マルドゥック・スクランブル」の2巻を読んで就寝。

なんかさ、今でも「日本のものづくりは云々」って言説が慣習的にそこかしこで飛び交ってるんだけど、家電系に限っていえば「ものづくりが素晴らしいからといって、いいものを作ればそれでよし、ではないんだよな」といつも思うわけですよ。たとえば、アップルが作ってるのは「もの」か、といわれると、違うでしょう。あれはiPhoneやiPadという「モノ」だけを売ってるんじゃなくて、その周辺のサービスやらナニやらをひっくるめた「iPhoneがある生活」を売ってる。
ドコモやauはそれをみて、「スマホがある生活」を売ろうとしてる。
これはテレビもデジカメも同じでしょう。
と、最後にぼそっといってみる。

2012/05/16

NTTdocomo発表会に行った日

今日はNTTdocomo発表会。
端末やプレゼンの撮影をして、SDカードをその場で渡して、
神保町へ行って家電批評編集部で打ち合わせ。

で、ドコモの発表会なんだけど、
昨日のauに比べて端末数は圧倒的に多くて、
かんたんスマホやらディスプレイが4インチ以下のスリム系スマホなんかもあって充実していたのだけれども、発表会の骨子は実のところauの発表会と同じだったというのがミソかなあ。

つまるところ、これ。
ポイントはふたつ。

ひとつは「端末メーカーにエコシステムを作られると、ネットワークは『土管化』しちゃう。それは困る」ということ。iPhoneのことですな。端末のみならずiTunesStoreやiCloudでiPhoneにまつわるすべてのサービスをアップルが提供してるから、キャリア側は単に回線を提供するだけになっちゃって儲からない、と。それを正直にいっちゃうところがドコモらしいといえばらしいんだけど、そうならないよう、コンテンツマーケットやクラウドサービスをドコモが用意してお金もそっちに落として欲しい。これはキャリア側の事情。

もうひとつは、Androidが(つまりGoogleが)提供するサービスはiモードやEZWebといったキャリア側が提供してきた手取り足取りなサービスに慣れてる日本の一般的なケータイユーザーには敷居が高い上にリスクもあれこれ喧伝されだしてよくない流れになってて、スマホならではの恩恵に授かれてる人が少ないな、ということ。その流れを変えるには、日本のケータイ文化に合わせた統合された「安心して使える」サービスをキャリア主導で立ち上げないとユーザーがついてこられないんじゃないかということ。
もし日本のキャリアが「我々はもう土管に徹するから」と一歩ひいちゃうと、iPhoneユーザーとGoogleが提供するサービスを使いこなせるユーザー以外は困っちゃうし、様々な中途半端なコンテンツサービスが乱立して、いつまでたってもぐだぐだするのは目に見えてるもの。

だからauもドコモも「ケータイからスマホに乗り換えちゃった人たちの面倒を我々がみましょう」となるのは、それが望むべき方向なのか残念な方向なのかは別として、必然的な流れで、とても日本的だなあと思うわけですよ。

Appleが何年もかけて作った環境を必死に後追いしてるといっちゃえばそれまでなんだけど。




2012/05/15

auの新製品発表会に行った日

日経ビジネスに「ミクシィ、身売りを検討」な記事が出ててあれこれ思う朝。
→「ミクシィ、身売りを検討
もちろんmixi自身はその記事を否定してるけど、
開設当初からやってるけど(ちなみにidは「522」だから522番目の会員なのだ)
今はすっかりたまーにアクセスするだけの無料会員になりさがってるもの。
日記は更新できないし←プレミアム会員から無料会員にしたため、日記の容量が限界を超えててもう追加できない
たまにmixiでメッセージがくることあるからチェックするだけという感じ。

様子が変わってきたのは、ケータイでアクセスする層が一般的になったころかな。
急激に人が増え、実名でやってた人の多くがハンドル名オンリーに切り替えたり日記の公開範囲を狭めたりしてたんだけど、mixi的には会員数急増がおいしかったはず。
で、mixiのようなサービスは、荒削りだけど新しい機能をどんどん投入してかなきゃいけないのに、その代わりに、テレビ番組と連携したり有名人を呼んだり、そんな方に向かっちゃった。

決定的だったのがiPhone対応の悪さだな。
iPhoneへの対応をまともにやらなかったのがでかかった。
その頃はiPhoneユーザーも少なくて、メインはガラケーユーザーだったんだけど、だからといって後回しにすると、いわゆるアーリーアダプター層が離れちゃう。メジャーになってから対応したんじゃ遅すぎるのに。

なんてことを思いつつ、
朝からauの発表会に。

剛力彩芽がくるから芸能系カメラマンがいっぱい最前列に陣取ってる。
端末は特にみるものないけど、その分サービス系を充実させた発表で、
映画も音楽も月額数百円で、なおかつ(将来的には)マルチデバイスにしてテレビでも見られるようにするといって、「one more thing」でセットトップボックス(AppleTVみたいなもんですな)も登場。
まあひとつひとつのサービスに目新しさはないけど
日本ではこういうサービスをキャリアがやらないといけないという現状があり、
コンテンツの充実度次第では面白いことになりそう。
マルチデバイスというからにはiOSにも対応しろよーと思ったりもしております。
で、窓枠の中で寸劇。
ちょっと前までは必ず出てた「電子書籍」って言葉がいっさいなかったなあ、そういえば。

端末類でよかったのはHTC J。
フィット感も悪くないし、必要な機能は過不足なくはいってるし。
WiMAXでテザリングできるし。どれか買えといわれたらこれを選ぶです。
日本の端末は相変わらず
・電源ボタンが小さすぎ←スリープや復帰で頻繁に押すのだからもっとさっと見つけられる位置にないと。
・端子カバーが邪魔←毎日のように充電するのにいちいちカバーあけるのめんどくさいじゃん
っていつだったか日記に書いたけど、相変わらずでありました。

帰りは渋谷からバスで経堂へ。


2012/05/14

金環食に向けてサイバーパンク

ITMediaの連載を書き上げてメール。
金環食に向けて、月と太陽を撮る話。

でも今の予報では5月21日は曇りそうですなあ。
でもまあ薄い雲なら太陽は透けて見えるので
むしろ、ND100000フィルタなんてなくても
雲越しに金環食を楽しめるかも。

ずっと前に買ったまま積み上げられていた中から
「マルドゥック・スクランブル」1巻をひっぱりだして読了。
これ、おもしろいやん。サイバーパンクやん。
ちなみにわたしの定義では「サイバーな世界でパンクな人たちが活躍するおはなし」であります。
もっとはやく読んでおくんだった。
2巻と3巻はAmazonに注文。

2012/05/13

OM-Dでカワセミの日

自転車に乗りたい気分だったので
OM-Dに100-300mmをつけて野川へ。
ついでにサギでもいたら捕食の瞬間でも撮ろうかなと思って
野川沿いにつつーと走っていくも、
例年より野鳥が少ない?
いつもいるカルガモやスズメ以外はセキレイをちょっと見ただけ。
うーむ。まあ走るのに集中するかと思ったら
望遠レンズを構えたおじさんを発見。
カワセミだ←もう実物を見なくてもわかります(笑)
近くにお邪魔させてもらって、カワセミを撮ってたら
Untitled
晴れてたので色がきれい。
右手で別のカワセミが鳴き、目の前のカワセミもそれに応えてる。
あ、これは合流するぞ、どっちに合流するんだろう、あ、あっちだった
ってんで慌てて対岸へ移動。
合流したり合体したりのっかったりと元気なことでした。
ああ、もうちょっとアンダーで撮っても良かったかな。

つがいのかわせみ
2階建てカワセミ
Untitled
残されたメスのポーズがかわいい。おっとっと。
でもまあ久々にカワセミを楽しんだので
甲州街道に戻り、ぴゅーと走って帰宅。

うーむ。もうちょっと望遠のレンズが欲しいなあ。
600mmあればかなり楽しめるのだが、ディテールの描写力はやっぱAPS-Cサイズのカメラに負けるので、
できるだけトリミングしないで済ませたい。
いやもうそこまでいうなら、一眼レフにサンニッパ+テレコンでもつけろよ、といわれたらグゥの音もでませんが。
ニコンのVRIIの300mmF2.8に2xのテレコンで600mmF5.6で、うちのD7000やD300につけると900mm相当で、とてもいい感じなのだけど、えっと、実売で60万円コース?
1.4xのテレコンだと約420mmF4.0で630mm相当。
無理だー。

夜はITMediaの原稿書き。
気分転換に月の写真。
月
のぼったばかりの月
いつも20日頃書く連載なのだが
今回は日食に間に合わせようってことで特別編なのだ。

2012/05/12

一回休み、でも猫は撮る

えっと、昼間に防水デジカメ作例っぽいのを崖線のわき水がある公園で撮って
帰りにネコを見つけてちょいと撮って
ねこ
世田谷道旧道沿いで発見。
そのあとはJリーグ見たり本読んだり部屋片付けたりと
一回休みな感じの日でした。

2012/05/11

GWも終わったのでヒカリエ行ってみた

昼頃起きて、
次の予定までちょっと時間があったので早めに家を出て渋谷のヒカリエに寄ってみたのである。
目的は「銀座線を見下ろしてみたい」というまあそれだけなのだけど。

渋谷ヒカリエから
NEX-5N。ビルに吸い込まれる銀座線。
無事、見下ろせました。ヒカリエの7〜11Fあたりに、前面ガラス張りのエリアがあって、西側がちょうど銀座線の出口。東急東横店に突っ込んでいく銀座線、ビルから出てくる銀座線を楽しめます。
11Fにスカイロビーなる広めの空間があってその辺も眺めがいい。渋谷って谷底だし、11Fなんて大して高さはないのだけど、渋谷ってそもそも高層ビルがない場所なのでそれなりに見渡せるのだ。
北には代々木体育館→神宮の森→新宿高層ビル街という三層構造を楽しめるし、工事中の渋谷駅前を楽しめるし。

渋谷ヒカリエから
OM-D。代々木体育館と神宮の森と新宿西口高層ビル群
渋谷ヒカリエ
OM-D。リーニュクレールで
その後品川に用事があったのででかけ、終わったら17時過ぎ。ん? もしかして、帰りもヒカリエに寄れば、あの展望フロアから夕日を楽しめるんじゃね?
で、ヒカリエに立ち寄ってエスカレーターで上っていくと、三井さんとS君にばったりと遭遇。なんとまあ珍しい場所で会うこと。でもって一緒に夕日見物。
渋谷ヒカリエから
NEX-5N。夕日をコテっと現像してみた。
渋谷ヒカリエ
OM-D。リーニュクレール。
Untitled
iPhone4S+instagram。ドコモタワーを吊り上げるクレーン。
3人で銀だこでたこ焼きを食いながらビールを飲み解散。経堂駅までバスでのんびりと帰ったのでした。
あ、ヒカリエのウリであるはずのお店群をまったく見てなかった。
それはどーでもいいか。

今朝のスカイツリーと大黒点

午前5時過ぎ、いかん、夜が明けた、そろそろ寝なければ、
ん? 太陽が出てるってことは、朝の太陽を撮影する予行練習になるぞ、
と、100-300mmにND100000フィルタをつけたOM-Dを持って
先日金環食用に目をつけておいた撮影ポイントに。
おお。太陽がいい感じに見えるっ。
というわけで撮ってみた。1/800秒 F8 ISO200でND100000。
朝の太陽(黒点付)
今朝の太陽
ちょっとアンダーだったかな。
で、まんなかあたりに巨大な黒点が見える。
これは何かと尋ねたら(Twitterで……)、「1476黒点」だと教えてもらう。
今話題の巨大黒点らしい。
そうだよな。めちゃでかいよな、この黒点。
手持ちでここまで撮れてると思うとすごいかも。
あとは5月21日に晴れますように……ってことで。
ついでに朝のスカイツリーを、ポップカラーで。
朝のスカイツリー
今朝のスカイツリー
けっこう見えるもんですな。
というわけで、昼まで寝た。

2012/05/10

突然の雷がぁ〜〜

そこそこの天候だったので洗濯をして干してから自転車でちょいと走るかと思ってたら
突然「雨メッシュ」が近くで豪雨〜〜って通知をしてくれまして
あああ、ダメじゃん、と思うまもなく空が俄に暗くなり、雷と雨粒がどしゃーっと来たのでした。
とほほ。
しょうがないので、MacOS Xのアップデートをかける。
(って、雷が鳴ってるときにするのは危険です。停電したらどうするんですか!)

ascii.jpの猫連載を仕上げてメール。
スタジオグラフィックスの三脚連載の校正をしてメール。

学生時代に買ったラヴクラフト全集を読み返そうと思ったら、3巻しか見つからない。
うーむ。どこにしまい込んだんだろう。

2012/05/09

古代の府中(武蔵国国府近辺)

天気も悪いし猫連載の準備をした意外はとくに何もしてない日なので府中の話の続きなぞ。
府中は律令時代に武蔵国国府が置かれた場所だけあって、いろんなものが地下に埋まってて、
今でもどんどん発見があって歴史好きにはたまらない場所なのだ。
というわけで、おおざっぱな古道地図を作って見た。

緑の線や枠は、府中市が配布するパンフレットをからの抜粋。
武蔵国国衙(まあ官庁があったところ)は大国魂神社を含む区域で、大国魂神社は国衙が廃れるに従って境内を広くしていったんじゃないかと思う。この神社はいわゆる「六所神社」で、国司が国内の一の宮から六の宮まで回るのがめんどくさくて、それを一カ所にまとめてすませたもの。

発掘の結果、国衙から武蔵国分寺へ抜ける道や、少し西を南北に通ってる東山道武蔵路(東山道から武蔵国府への連絡路)がわかってて、国衙の北側(旧甲州街道)に沿って道も見つかっているから、この道が東山道につながってたのだろう。
国衙から南への道(是政で多摩川を渡ると、今の川崎市や横浜市にあたる、橘樹郡や都築郡があるわけで、それら郡衙につながってた道だろう)もあったもよう。

赤い道は府中市のパンフレットには出てないけど、古道といわれてる道。

国府の西門からは古甲州道が出ており、途中で府中崖線を降りて西に向かう。
黄色い半透明の線がおおまかな府中崖線で、多摩川が削ったあと。
これを境にちょっとした高台になるわけで、国府は府中崖線の岬部分に作られたのだ。
いい場所を選んだもんだと思う。(当時の)多摩川も近いし、崖線沿いはわき水も豊富だし、多摩川が暴れても平気だしね。

高安寺は武蔵坊弁慶と関わりのある井戸があったという。
義経や弁慶が武蔵国府を経由して動いていたと思うとさもありなん。
古甲州道の一里塚跡が、NEC府中の敷地内に残っている。
古代の甲州道は五日市の方から大菩薩峠を越えて甲斐国国府(甲府ですな)へ向かってた。
今の国道20号に近いルートが開発されたのは江戸時代のこと。

国府の東門からは品川道が出ており、狛江を抜けて大井・品川へと通じていた。上の地図から東に少しはずれたところに、品川道の一里塚跡が残っている。
品川道は一部を除いて今でもけっこうたどれるのだが、古品川道はもっと府中崖線の近くを通ってたのだという。
古代→中世→江戸時代(甲州街道)と徐々に道が北にずれているのがおもしろい。

左下の水色の半透明は多摩川の古流路で、中世くらいまではこんな位置を流れていたといわれてる。
分倍河原の合戦跡が今の多摩川から北に離れているのも、流路自体がもっと北だったからと。

このあたりを南北に通っていたのが鎌倉街道。
北は上野国。南は鎌倉。
陣街道(鎌倉街道)沿いの木に埋まってる板碑。鎌倉時代末期のもの。
ただ、芳賀善次郎氏はその右の国府に向かってる赤い線がそれ以前の当初の鎌倉街道だったんじゃないかという。
でもまあこんな感じで多摩川を渡って関戸を通り、多摩丘陵を越えて小野路を越えて南下していくというルートが鎌倉街道のメインで、平安時代の古代東海道でもあったはず。

青い線は明治初期の地図に残っている、つまり、江戸時代の道。
東西を貫く甲州街道、南北を貫く府中街道、北東へ向かう小金井街道なんかがある。

府中近辺は府中宿のあった江戸時代より、その前の古墳時代から室町時代がおもしろい。

参考文献:
「発掘! ここまでわかった武蔵国府」ほか府中市によるパンフレット類
「旧鎌倉街道探索の旅」(芳賀善次郎)

2012/05/08

府中まで自転車で走った趣味道楽の日

今日は自転車に乗る日と決めてたので
最小限の機材(OM-D+100-300mmとNEX-5N+標準ズーム)だけ携えて
いざ出発。

・今日のルート
GPSログをベースにSkitchでコメントを追加
滝坂道から深大寺参道、さらに古深大寺道。たぶん茶色の道みたいな感じで、品川道と人見街道を結んでたはず。人見街道より北に伸びていたかどうかはわからないけど、ずっと北に延びてたという説もある。
このまま人見街道まで行って西に向かうのも良かったが、東八道路をまっすぐ西へ。
東八道路、昔は交通量も少なく道幅もあってよかったけど、今、全体に歩道を拡幅して、歩道の半分を自転車レーンにしようという工事をしてて、ちょっと筋がよくない。本来なら、歩道はそのままで、車道の端に自転車レーンを作らねばならないのに、どこでどう間違ったのか。困ったものである。
野川公園で休憩、さらに多磨霊園で休憩。
さらに浅間山へ立ち寄る。
この先どうするかは考えてなかったが、浅間山から廃墟パラボラを見つけ、その辺に行ってみたくなる。
ここまできたら、以前から一度訪問したかった「府中熊野神社古墳」に行っちゃえ、というわけで、甲州街道を西へ。旧甲州街道は楽しい道だが、現行甲州街道になったとたん、荒んでギスギスした道になる。ああ。
再び東へ戻り、陣街道(鎌倉古道)を南下することにする。府中(つまり武蔵国府)近辺を南北に抜ける鎌倉街道(上道)は何本か候補があって、時代によって少しずつ違っているという話もある。少なくとも、新田義貞が鎌倉に向かったときの道はこれで、だから「陣街道」であり、陣街道を南に向かって府中崖線を降りると、そこはもう分倍河原合戦跡である。
往古は、この街道のすぐ東側を「東山道武蔵路」が通ってたので、その道が時代が下るにつれ変遷していったのだろう。
鎌倉街道を南下して関戸橋へ。
そこからは久しぶりに多摩サイを下って帰宅。平日の多摩サイはいいですなあ。
途中で休憩してTwitter見てたら、ぴか社長が多摩サイを走ってくるという。のんびりしてたら追い越されちゃうな、と、自転車にまたがったら、後ろから走ってきたTREKのロードが急に停止。あら、ぴか社長。
せっかくなので、速いぴか社長に狛江の田中橋まで引いてもらう。うう。引いてもらうと楽だわー。
そんなこんなで帰宅。
総走行距離は49.7km。久々に走ったなあという感じ。
やっぱ長距離走ると(疲れるけど)、身体が気持ちいいわ。

・今日の野鳥

OM-Dに100-300mmをつけていったのは、このセットで野鳥撮影に挑戦しようと思ったからで。
このセットのいいところは、
1) 600mm相当なのにめちゃコンパクトで軽い。
2) 手ブレ補正が優秀
3) 秒9コマの高速連写は素晴らしい
つらいところは
1) やはりAF。AFは確かに速いけど中級以上の一眼レフほどではない。
2) ディテールのクオリティ(ただし、この2倍のクオリティを出すには、重量とコストも2倍になるかと思う)
かな。
で、こんなのを撮ってきた。シャッタースピード優先で1/800秒。
エナガー
OLYMPUS OM-D + Panasonic 100-300mm F4-5.6
エナガは小さい上に動きが素早くて一カ所に長くとどまってくれなくて大変なのだが、
高い確率で経由する枝があるので、そこに来た時を狙うことにしたわけである。
エナガを見つけるのは簡単。エナガ目当てに来てる白くてでかいレンズを持ったカメラおじさんを見つければいいのだ。
あとは、いいカットが撮れるまで粘る。
上の写真を撮るまでおよそ1時間20分くらいかかってる。

・今日のネコ

今日は走るのがメインだったこともあって、ネコは1匹しか出会えず。NEX-5Nで撮影。
牙がチャームポイントのゴマちゃん
SONY NEX-5N。名前はゴマちゃん(首輪に書いてあった)。
・今日の廃墟

府中市にはかつて米軍基地があったわけで、日本に返還された土地は自衛隊や府中の森公園として整備されているのだが、北側は有名な廃墟になってて、いやあ、あそこまで廃墟化してるとは思わず、浅間山からパラボラを見つけたとき、近くへ行ってみたいと思ったわけですよ。
パラボラ廃墟
浅間山からドラマチックトーンで
この季節は緑が鬱蒼と茂ってて中はあまり見られないのだけど、もう、メチャ廃墟。
なぜこうなってるかはWikipediaを。
で、ぐるっと回ってみたけど、見事に廃墟でありました。

・今日の古墳

大国魂神社から少し西へ行って、本宿あたり(もともとの宿があったところで、もっと南にあった古甲州道から移転させられたそうな)、熊野神社がある。数年前、本殿背後にある塚が古墳だったということで、それも見事に珍しい古墳だったということで話題になった、府中熊野神社古墳。
行ってみたら、きれいに復元されてて、資料館までできてた。
武蔵府中熊野神社古墳
見事な上円下方墳でした。
びっくり。当然被葬者はわからないのだが、時期的には、府中に武蔵国府が定められるちょっと前のこと。その頃の豪族だろうということで、なぜ府中に国府が定められたかとかかわってくるかもしれなかったりするのだが、まあ詳しくはわかってないそうな。府中崖線や国分寺崖線沿いには古墳がたくさんあって、特にこのあたり、多摩川の流路はかつてもっと北を流れてたとされてて、水運にも恵まれたいい土地だったのだろう。

まあそんな感じで、古道・野鳥・猫・古墳・廃墟と
趣味に走った一日でありました。
やっぱ自転車は広くいろいろと回れて楽しいわ。
小ネタもたくさん仕入れられるし。