2026/09/30

iPhone Duo登場前にGALAXY Z Fold8で折り畳みスマホの体験を考える

GALAXY Z Fold8をお借りして使ってみているのだが、

このフォームファクターは非常に手に馴染んで持ちやすい。


で、薄いし軽いしですごいのだけど、

フォールディングスマホって「閉じた」状態と「開いた」状態の2値じゃないのだよなと思うわけで、

開いた状態で何か作業をしてて、それをパタンと閉じたとき、外画面はロックされるべきか内画面の何かを継承すべきか、

外画面で何かしてて、その状態でぱっと開いたとき、内画面はどうあるべきか。

たとえば、スマホは縦位置で使う前提でアプリが作られる。

Fold8は外画面を縦位置で使っているとき、本のように開くと画面は横長になる。

じゃあ外画面で使っていたアプリは移行されるべきか。

そのまま横長にレイアウトが変わるか、縦長になるよう90度回転して移行するか(そういうアプリが多い)、外画面で使っていた状態をそのまま維持して内画面の左か右半分にアプリを出して、残り半分は他のことに使えるようにするか。

さらに、半開き状態での振る舞いをどうするか(Fold8は半開き状態での利用を想定してない。Fold8 Ultraは半開きに対応してる)

問題はその辺りのユーザー体験をどう設計するかで、

ハード的な進化より、そのユーザー体験がある程度統一されてこないと

使う側はとまどう。

私はこんな風に使えたらいいなと思ってる。

閉じた状態で地図を見ながら歩き、古地図と並べたいときは開いて使う、的な。

こうして使えるとよさげでしょ。


もうひとつ試したかったのは本としてどうか。
個人的には、マンガ読みなので、このサイズ感で見開きでマンガを快適に読めるか、ということ。


これならなんとか読めそうでほっとする。文庫サイズのコミックを読んでるような目のつらさはあるけど。

スマホとタブレットを1台で切り換えて使える2in1のが魅力なのではなく(それには高価すぎる)、閉じたり開いたりできることで、新たな体験が得られるかどうかであって、そこをうまく魅せられないと価値は半減する。

ヒンジが目立たないとか薄くて軽いというのは(そりゃ軽い方がいいけど)本質的な問題じゃ無いのだ。

その辺は、iPhone Duoの登場であれこれ動きそうな気はするのだよな。

Android勢にとってもそれは朗報かと思う。




2026/09/22

0922:丸善・丸の内本店で「ゼンリン・ミュージアム 特別展示」へ

晴れた!

ってんで慌ててガスタンク作例撮影。

その後、今日が最終日だというので丸善丸の内本店で開催されている、ゼンリンの地図展へ。最終日は15時で閉館なのでいくらか慌てて向かう。



いろんな古地図が展示されてるのだが、中には現代の概念図が使われてて、

わたしの鎌倉街道本からの引用が。ありがたや。そして隣を見たら、街歩き仲間のひとりが。やあやあ、ってんで一緒に回り、一緒にギャラリートークを聞く。




ゼンリン・ミュージアムの常設展から、大航海時代から19世紀の、海外で作られた世界地図に描かれた日本ってのもよい。

注目は「日本」の表記。JAPONICVMだったり、ZINPANGRIだったり。


日本語の「ハ行」、たとえば「ほ」の発音は、いまは「ho」だけど、奈良時代は「po」(つまりパ行の音)で、それがやがて「pfo」、「fo」になり、今は「ho」になった。それを考慮すると、日本をnipponと読むかnihonと読むかなんだけど、たぶん、nipponの方が古い言い方だ。

大航海時代、まだ欧州の人々が来日する前は、中国からの情報が元になるので、
「日本」を中国語読みをし、それを欧州の人が聞いて自分たちの文字で表現したことで「JAPON」や「ZINPAN」になったのだろう。「ZINPANGRI」は「ジパング」に近い。
日本ではどうかというと、日の音読みには「にち」(呉音)、「じつ」(漢音)の2種類があり、呉音の方が古い。「日本」の「日」が日本では「にち」、欧州では「じつ」がベースになってるってのはいえるんじゃないかと思う。

そういう意味で、nipponもjapanもどっちも「日本」をどう読んだかという話なのだった。

もうひとつ、当時の日本の地図には、当時の欧州の人が日本のどの都市や港を重要視していたかがわかって面白い。上記の日本が端っこに申し訳程度で描かれた絵図には「Cobe」と読める都市がある。きっと神戸だ。

さらに新しくなると、日本の地名が漢字でも描かれるようになるのだが、これが「生成AI」が描いた文字のようで面白い。文字を理解して書いたのではなく、それを画として真似したので、似てるけど微妙に違う文字になってしまうのだ。生成AIが変な存在しない文字を描いてしまうのと根本は同じ。

下図をよく見ると、上総が「土総」になってるし、武蔵も駿河も感じに微妙に違和感がある。

ギャラリートークに参加。館長さんが最後にひとこと「東京から電車1本でこられますのでゼンリン・ミュージアムへぜひ」……もうお約束のひとことなんだろうな。確かに1本でいけますもの。東京から小倉まで。