アップルで地図関連の仕事をしている河合さんの著書「ヤバい日本の住所」が届いたので一気に読んでしまう。
住所のデジタル化でひっかかるあれやこれやを取り上げてはつっこんだりその理由を考えたり解決を考えたりするという本なのだけど、衝撃的なのは
都道府県-市区町村-大字レベル-丁目番地
という構造がしっかりしてるかと思いきや、市町村の下の住所は各自治体にまかされているところがあり、その内容がヤバいということである。
あまりに面白いので興味ある方は本を読んでください。上の写真がamazonへのリンクになってます。
地名を扱っている書籍は多くあるけれども、本書が秀逸なのは著者がデジタル側の人、ということ。
住所をデジタル化する際に顕現化する様々な問題点という視点で書かれているから、そのヤバさがわかりやすいのだ。
どうも、
広域自治体(都道府県)-基礎自治体(いわゆる市町村)-その下は基礎自治体が好きにしてok
という構造っぽいのだ。しかも基礎自治体が何度も合併してきたものだから、そのときに古い地名を無くすか残すかどう処理するかで話が変わるわけで、
そこに住居表示なんてのが絡むともっとややこしい。
さらに地名についてツッコみたい人は、
名著「地名の研究」(柳田国男)や「番地の謎」(今尾恵介)も一緒に読むのがおすすめです。
地名ってその歴史と意味するところ、という観点ではものすごく面白いのだけど、
住所をデジタル化して特定の場所を整合性を持った形で全国統一的に一意に示すもの
と考えると、フリーダムすぎてわやくちゃになるという。
それを個別に取り上げてはいろいろつっこんでいくのが好きな人にはたまりません。
一番フリーダムなのは京都のようであります。歴史的にいぢれないとこいっぱい抱えてるからねえ。