2021年7月24日土曜日

0724:サイクルロードレースが素晴らしかった日

実のところ、オリンピック自体にさして興味は無いのだが

スポーツ観戦は好きなので、観たい競技だけ観るのである。

今日は「男子サイクルロードレース」の日。だがしかし、中継がない。

いや、正確にいえばある。NHKやgorin.jpで全競技のリアルタイム配信をしてくれてるからだ。

それらは国際映像をただ流しているだけなので、実況は英語のみなのであるが、

それでも「全競技をリアルタイムで流してくれる」のはありがたい。

ネットがなければ、ダイジェスト版をさらっとやって終わらせられそうだからね。

テレビの感情のこもった実況やらスタジオのゲスト発言やらそういうのが不要で、

興味ある競技を追いかけたいって人にはすばらしい。もはやテレビの特番はいらんのじゃないか。


でももったいないな。

だって、かつての武蔵国総社にして今なお広大な境内を持つ大国魂神社の参道を集団で走って随神門の前で直角に曲がって西参道から出るとか、


多摩川を渡って多摩ニュータウンの団地を抜けるとか、


さらに日本らしいラーメン屋が並ぶ街中、地方都市の住宅街、農地、森の中、渓谷、湖と来て、峠を越えるんですよ。

もう都市部から山の中まで日本を象徴する景色全部入りで、最後はF1レースもやった富士スピードウェイですよ。

自動車レース用なので路面もきれいだし幅も広いし、あそこ、意外に起伏が大きくて自転車で走っても面白いのですよ。

これ、2009年にascii.jpの記事企画のためにママチャリで走ったときの写真。自転車だとこんな光景になるのだ。

2009年1月。富士スピードウエイ。富士山に向かう上り坂にて。

というわけで、今回のコースはいささか苛酷すぎるとは言え、素晴らしい。

https://olympics.com/tokyo-2020/ja/sports/cycling-road/#oly-discipline-description-cycling-road-road-detail より。


それを、場所や道路や風景の解説付きで放映すべきでしょうに。

もったいない。

で、ありがたいことに、リアルタイム解説ライブをやってくれてる人が何人かいて、

妻が辻さんのインスタライブを見つけて流してくれたのでそれを聞きながら堪能。

だがしかし、今日は新型コロナウイルスワクチン接種予約の日だったのだった。

途中で離脱し、身分証明書やら何やら持って近所の集団接種会場へ行き、

ワクチンを打ってもらってそそくさと帰宅。

非常にスムーズで親切でよい会場でした>世田谷区集団接種

帰宅したらまもなく富士スピードウェイで、一番いいところはちゃんとリアタイ視聴。

NHKスポーツのサイトはスライダーで好きな位置に戻せるので、美味しいシーンは見直せたし。

いやあ、よいレースでありました。

新城の集団ゴールも、集団の真ん中辺にいた新城を他の選手が前に引っ張り出してくれて

しかもスプリントもちょっとしたりして盛り上げてくれたし。


このコース、もうちょっと簡略化してもいいから、年に1回くらい、オリンピック記念ジャパンカップとかいってやんないかな。大国魂神社は難しいにしても、多摩から道志道を走って富士五湖に出て富士スピードウェイ周回してゴールって、良いと思うのだけどなあ。


2021年7月23日金曜日

0723:オリンピックの開会式を遠くから見る日

東京オリンピック開幕の日。

今回の開会式が今までと違うのは、うちから直線距離で8〜10kmというすぐ近くで行われること。スタジアムを直接見るのは無理だけど、上空に上がる花火や浮かぶドローンなら住んでいるマンションの最上階の廊下から見える。

スタジアムがみえないので花火が上がってくれないとどこなのか分からないレベルだけれども、せっかく何らかの形でリアルタイム性を感じられる場所にいるのだから、それは残しておきたい。

幸いなことに、今回のオリンピックはテレビにかじりつかなくていい。

ネットでリアルタイム(といっても30秒以上遅れて、って感じ)配信されるので、

iPhoneを手に夜空を見ながらスタンバイしてればいいのだ。

今までのオリンピックと大きく違うのはここかな(といいつつ前回がどうだったのか覚えてないけど)。

NHKは「https://sports.nhk.or.jp/olympic/

民放は「https://www.gorin.jp/

である。

最初の花火は見そびれたけど(部屋にいた)、

2回目の花火はiPhoneで開会式を見ながら「そろそろだな」とカメラを向けてなんとか

ナマ鑑賞。


ただ、iPhoneで観る中継はちょっと遅れるので、そっちで「花火だ」と思ってカメラを向けても遅い。流れを見ながら「そろそろだな」と予測しなきゃいけないのだ。

で、選手入場がはじまったので、これは時間がかかるなってことでいったん部屋に戻る。

入場行進が終わったのでふたたび最上階の廊下へ。

iPhoneで開会式を見ながら、ドローンが飛んだところでカメラを向ける。

ドローンが飛んだとたんにドアが開いて何人かが「生ドローン」を見に来たのがおかしかった。

やっぱでかい競技場で行う開会式は、こういうスタジアムスケールの演出がないとね。




そのあと、最後に花火が上がるはず、と待つ。たぶん聖火に点灯したときだ。

でもバッハのスピーチは無駄に長く、予定時間を過ぎても終わりそうにない。

退屈してきた頃、やっと聖火に灯がともり、花火があがったのだった。

カメラはオリンパスのE-M1 II。レンズは40-150mm F2.8。手持ち。

○開会式の感想

 で、ほぼiPhoneのフルスクリーンで見ていたわけだけど、開会式を見てて感じたのは「古くさい」「TV番組的」「NHKっぽい」「スタジアムスケールの演出がほとんどない」。

 60歳近い大人に「古くさい」と思われるってどうなのよ。なぜそう感じたかというと、たぶん、昔から変わらないテレビのバラエティ番組のようなテイストを感じたからだ。5年前の閉会式のアレにくらべるとすごく古く感じる。

 「NHKっぽい」と感じたのは、誰かが「ゆく年くる年みたいだった」といったので腑に落ちた。「ゆく年くる年」は各地の記念行事をリレー式で見せていくのだけど、今回の開会式もいろんな日本的な要素をコマギレに順番に置いているだけ感があり、以前「文春オンライン」の記事で読んだ、政治家などいろんな方面からあの人を出してくれこれを盛り込んでくれと圧力がかかり、電通出身の佐々木氏が(結局辞任になったのだけど)それらを全部取り入れたって話と結びつく。

 進化しないテレビ番組の延長線上にあるような。

 さらに「テレビ番組的」と思ったのは、謎のテレビクルーの小芝居やらピクトグラムのパントマイム。ピクトグラムのパントマイム自体はすごく面白いのだけど(これは同感)、でかいスタジアムの中で繰り広げるには「テレビ番組スケール」すぎたなと。スタジアムスケールじゃない。「テレビ番組」や「劇場」ではなく「スタジアムスケール」要素がもっと入ったの開会式を見たかった。

 演出に携わった人たちがテレビ系の人だったってのもあるんじゃないかと思う。小芝居や演出がとてもテレビ番組的なのだ。

 まあ、それが今の日本の現状だと言われてしまえばそうなのだけど、5年前にリオの閉会式で行った東京へのバトンタッチのイベントがすごく現代的で良かった分、そこからさらに10年戻ってしまった感がぬぐえないのだ。

 しかも、老いたステークホルダー(64年よもう一度のオリンピック老人会)が多かったせいか5年前よりドメスティックになっちゃってる。

 いろんな事情があったのだろうけど、なんとも哀しい。

 でも、最後の聖火ランナーが大坂なおみだったことと、聖火台のデザイン、それから入場時のBGMの選曲は良かったと思う。