2015/04/30

GW前最後の原稿書きの日

スマホのアプリとセキュリティ関連の初心者向けのコラムを書いてメール。
ascii.jpに猫連載を書いてメール。

そんな家にこもって仕事しつつ、
十条の鎌倉街道についてあれこれ調べた日。
どうもネットでの情報だけでは埒があかないので
明日、北区中央図書館へ行くとしよう。


2015/04/29

邪宗門の日

誌面掲載用にわたしの写真を撮りたいというので
開店4周年の「ロカンダ世田谷」にお願いして場所を確保していただき、
打ち合わせを兼ねて撮影して
ついでにランチ。

午後は経堂で街歩き系のともだちと待ち合わせて
自転車で滝坂道をたどって
下北沢の「邪宗門」へ。
DMC-CM1

ここ、この界隈では、さらにあの筋とかこの筋では有名な喫茶店で、
目的は
「北沢川文化遺産保存の会」が発行する「下北沢文士町文化地図」のゲット……
だったんだが、
もうお店自体が内装も含めてが面白いし、
郷土史が好きな人が集まっていろんなとこでいろんな談議してるし、
お店の人も話し好きだし、
常連さんも我々の席にまじっていろいろ昔話に花がさくしで
延々と3時間ほど長居。
E-M1


いやあ、おもしろいわ。
やっぱ地域の細かい歴史はそこに長く住んでる人にはかなわんわ。

ちなみにこの「邪宗門 世田谷店」は今聖地になってるらしい。
「境界の彼方」ってアニメに出てくる新堂写真館のモデルになってて
ファンがあれこれ持ってきては奉納して話し込んでいくらしく、
そんな話も楽しそうにされてるのがよい感じでありました。
DMC-CM1


あんみつコーヒー旨し。
あんみつに濃い珈琲をかけていただく。
E-M1

コーヒーってあんこと相性がいいんだよな。
京都にあったかき氷で有名になっちゃったぎょくえんの
あんコーヒーも旨かったし。
残念ながら閉店しちゃったけど。

そんなこんなで、
見どころを、
どこそこは誰々の家だよとか、
昭和初期に建てられた61号鉄塔が、とか
E-M1。手前のが昭和初期の鉄塔。
教えて貰い、
帰りはその辺のスポットに立ち寄りつつ、
戦後、臨時に作られた井の頭線と小田急線の連絡線跡地など
地元の微妙なスポットをめぐるという
軽いポタリングで帰宅。

のんびりしたよい休日でありました。

代田でみつけた仕切弁8兄弟がツボ。なんなんだ?
E-M1
そうそう、
最近、DMC-CM1をよくサブ機として持ち歩いてるんだけど、
持ち歩くとよく使うってことに気づいたのですよ。
やっぱ、ポケットにいつもいれてるのですぐ取り出せるし、
クオリティはそこそこだし
これで撮っておけば、その場でSnapSeedでレタッチしてさっと公開できるしで
何かと使えるヤツなのだなあ。

[AppleWatch]時計の文字盤の読み方

ちょっと気になったので調べてみた。
AppleWatchの盤面の中央上に表示されてる赤い●
これ、大事。

・通常の状態←何もない



・通知の未読がある状態←赤い●がつく
  いつもついてたのでそういうものかと思ってた←通知はチェックしてやれよ



・おやすみモードの状態←月になる
  おやすみモード時は鳴らないし通知もこない



・iPhoneとのリンクがはずれてるとき←近くにiPhoneがないとかiPhoneのバッテリ切れとか



でした。

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[追記:20150508]
・充電中←右下のバッテリー残量表示も緑になる
------------------------


ちなみに盤面のカスタマイズをいろいろ試してみたけど、
「バッテリー残量表示」と「外の気温」は欠かせませんな。
日付も欲しい
あとは好みで、日の出日没や月齢表示を入れてる感じ。
そういえば、昔、ムーンフェイズ付腕時計を好んでつけてたなあ。

こういうアナログ風表示はいいけど、
デジタル表示の盤面にいいデザインがないんだよなあ。
カスタマイズの幅も限られてるし。
そこがイマイチ。
中央に時刻がどんと表示されて、あとは日時やらその他必要な情報を出してくれる盤面デザインが欲しいんだが。

そうそう盤面デザインをあれこれいぢっててはじめて知りました。
正午の反対は正子(しょうし)というのね。
0時が正子で、12時が正午。
なるほど……。

そんなわけで、いつの間にか普通に手に馴染んでおります。

2015/04/28

「iPhone東京古地図散歩のすすめ」が

GW前なので仕事します。
うんうんうなりつつ、
日本カメラの原稿を書いてメール。
難航したーー。

そうそう、インプレスから
「iPhone東京古地図散歩のすすめ」
なる電子書籍が出ました。
iPhone東京古地図散歩のすすめ 「東京時層地図」で明治、大正、昭和を歩く | インプレス


2015/04/27

[AppleWatch]ついAppleWatchで電話に出てしまった話

ITMediaにCM1ネタの原稿を1本書いてメール。
あれこれ薄い電子書籍←なんだそれ

iPhoneに電話がかかってくる。
Appleの最新技術のおかげで
iPhoneに電話がかかってくると、
iPhone、iPad、Macに(タイムラグはあるけど)ほぼ同時に着信し、
どれで出てもOkというおそろしい日々を送っているのだが、
どっちみち、iPhoneで電話に出るのである。
それにAppleWatchが加わった(笑)。

しかも、そんなときに限ってiPhoneが見つからない。
どっかに埋もれて鳴っている。
しょうがないので、ためしにAppleWatchで電話に出てみたのである。
出れたよ。

初体験なのでドキドキしててスクリーンショット撮り忘れたけど、
ちゃんとAppleWatchで電話に出られたのだ。
そしたら腕時計から相手の声が聞こえてきて、
こちらは腕時計に向かってしゃべるのである。

仕事の電話だったので、聞き逃しちゃいかんと左腕をちょっと上にあげて
通話してるわけで
なんなんだこのウルトラ警備隊的というか、流星号応答せよ的というか
70年代近未来な通話は!

だんだん今の自分の姿を冷静に想像しちゃって
なんとも気恥ずかしい。
しかも、通話が予想以上に長くなって左腕がつかれたぞ。

結局iPhoneは雑誌とレンズ拭きに埋もれておりました。

FBでこの話を書いたところ、
AppleWatchで受けた電話をそのままiPhoneでひきつげるよ、とのこと。
なるほど、とりあえずAppleWatchで電話に出たあとで
iPhoneに切り替えられるのか。

にしても、
世の中、
トイレでうんこしてるときに限って電話がなるというマーフィーの法則があり、今までそ
自宅でトイレに入るときにはiPhoneなんて持ってないわけで、
まあ運が悪かったということで放置してたんだが
(荻窪圭があまり電話に出ないのはだいたいそんな理由です)
AppleWatchなら常時腕にはめてるから、トイレにいても電話に出られるじゃないか。
なんてこった。気が小さいのでトイレでもつい電話に出ちゃうじゃないか。

文明とはなんておそろしい。


2015/04/26

選挙の日。FUJI X-T1散歩。HDDフルバックアップ。

ちょいと宅急便を出しに行く。
iPhoneを持っていくの忘れたら、
AppleWatchに「iPhoneが近くにいないよ」アイコンが現れる。

おおなるほど。こうなるのか。

区長と区議会議員選挙の日。
世田谷区の区長はまあ現職で決まりですな。
保坂さん、実にいろんな集まりに顔出してるもの。
わたしも何度か見かけてるし。あれだけ顔を出してれば、
地域で活発に活動してる人たちは好感を持つでしょう。
もともと社民党だけど、イデオロギーくさくないし。
区議会議員はなるべく具体的な政策を上げてる人に投じる。

晴れてる。昼飯食ってクレープ食って近所の藤棚を楽しんで、ついでにX-T1でぶらぶらと撮影散歩して帰宅。
FUJI X-T1 + 18-135mm F3.5-5.6
FUJI X-T1 + 18-135mm F3.5-5.6
ネコを撮るには少し望遠系のレンズが欲しかったので18-135mmを借りたのだけど、
個人的には「16-85mm F4」か「16-70mm F4」が欲しいなあ。24-120mm(あるいは105mm)相当ってことですが。
このくらいが一番使いやすい。F2.8までがんばるとレンズが太く重くなるのでそれはそれで機動力が落ちちゃうし。

帰宅してMacのメンテ。
最近、「写真」アプリだ「LR CC」だとあれこれHDDをいじってたので
久しぶりにフルバックアップを取る。
裸族のカプセルホテル大活躍の日。
これ、おすすめ。
ついでに、普段ベイにいれてないHDDも「裸族のハードなケース」にしまっております。ベイドライブの収納に困ってたのでこれ便利。

そしたら、バックアップ用HDDが足りない。
普段使いの写真用HDDもあと1~2ヶ月で枯渇することが判明。
さてどうしようかと悩む。



2015/04/25

[applewatch]で、はじめてAppleWatchを1日してた感想です

で、新宿住友ビルで谷口先生の講義を聴講し、
そのあと飲みに行こうと歩いてるとき、
突然、AppleWatchに通知が来た。

小さな音でポンと鳴って、手首が1回つつかれるだけなのにわかるんだよ。
そういう細かいとこがさすがApple。

AppleWatchを目の前に持ってくると画面が自動的に点灯し、
こんな画面が。
わはははは。
なんというか、大きなお世話じゃ(笑)。しかもバッヂまでくれた。

この謎のバッヂに思わずスクリーンショット。
アクティビティをあとでチェックすると、
16,118歩歩いたようです。
まあ、こういうのって珍しくないけど、
NikeFuelBandでもやってたし、
「手首争奪戦」の勝者となるには必要な機能です。

さて1日つけて歩いた結果だけど
・試着したときは38mmがちょうどいい、42mmはでけー、と思ったけど、いざ自分のものとして手首につけてみると、42mmでも違和感なし。42mmにしといてよかった。試着したせいで迷っただけだったよ。
・時計としてすげー便利。当たり前だけど。普段は真っ黒だけど手首を上げるとすっと時間が出る。これで困らん。まあ変な姿勢で時刻を見たいときは画面をタップすればいいんだし。
・軽いし、スポーツバンドの質感が手にやさしいので気にならない。
・通知がやたらくるけど、気にしなければなんということはない←をい
 通知が来たら手首をあげてチェックして「了解」をタップするだけだし。
 気になるものはiPhoneを取り出してちゃんと見るだけ。
 むしろ、どうでもいい通知はスルーできるのでよい。
・しょっちゅう見るものじゃない。いや逆にいつも見てたら左腕が疲れるわ。
・ドットが大量にうねうね並ぶメニュー画面は、草間彌生のアートで心が不安定になるわたしには不安だったが、メニュー画面を見ることってあまりないわ。よかった。
・バッテリーはかなり持つ。1日つけて歩いたあとでも40%近く残ってた。
 12時間で半分いくかどうかというくらいじゃないか?
 でも今日はそれほど活躍する機会はなかったので(もっぱらiPhoneを手に持ってたし)、
 もうちょっと使ってみないとわからんわ。
というところ。

すごいのは「すでにこれを腕にはめてる生活が当たり前になってる」こと。
主張しすぎず派手すぎず、でもこっそり役に立ってる的なとこがえらいなあと。
常時腕につけているものだから、
主張しすぎてはいけないのだ。でも単なる通知付腕時計で終わったら価値はない。
その辺、腕への当たり具合といいほどよい通知時のショックといい
ちゃんと考えられてるわ。

これなら、買った人も飽きずに使えるだろうし、
飽きずに使う人が増えれば、面白いアイデアを持ったアプリも出てくるはず。

にしても、他人の書いた記事や写真や動画を見て想像するのと
実際に手にはめて生活の一部にしてみるので
全然違って面白いわ。
事前報道だけでどんなものか自分の枠の範囲だけで想像しちゃって満足して
やっぱいらないわ、と判断するのがどれだけ寂しいことか。
(逆に、いざ使ってみたら、あれ?もっと便利で楽しいものかと思ってたのに、だめじゃん、って製品も多いんだけれどもな)。

たいして期待しないで買ったのに、
使い出したらすっかり馴染んじゃった製品の筆頭は
iPhone系の製品なんだけど、
それ以外ではオリンパスのOM-Dがそうだったな。
実はあれも軽くてよさげなサブカメラのつもりで買ったのに
今はすっかりメインカメラだもの。

使ってみないとわからんことってたくさんあるもんですよ。

[古道]北区の古道を探って谷口先生の講座を聴講して……という歴史の日

さてさて、まだ都区内に辿れてない古道が残ってるのでいつか歩かねばと思いつつ、最近は街歩き仲間と歩くことが多くて自分のメインフィールドが疎かになってたりしたので、これはいかんと出かけたのである。

目的は豊島郡衙から鎌倉街道への古道と、
そこから池袋までの鎌倉街道。下が全体の推定図。


まずは駒込駅まで行き、そこから古そうな道を辿って、無量寺と昌林寺を経由して豊島郡衙へ。
無量寺は「創建年代は不明ですが、調査によって14世紀頃の板庇が多数確認されてます」(北区教育委員会)とのこと。まあようするに鎌倉時代創建と思われる古い寺なのだ。
無量寺から台地を登って豊島郡衙跡へいくつもりが、
寺の前に「左へ一町行くと昌林寺だよ」という江戸時代の道標が建ってる。
方や真言宗、方や曹洞宗なのだけどね。
無量寺前の道標

一丁なら近いかなと思ってそちらへも。こちらは室町時代に足利持氏(鎌倉公方だった人)が再建したという。だから創建はもっと前だ。
紫の線はこの日のGPSログ。赤いピンは写真を撮った場所。
実はこのあたり、めちゃ古い歴史を持ってるのである。
何しろ、縄文時代の貝塚すらあるのだ。北区というと地味だけど、都心部より古くから賑わってたのである。面白い場所だわ。

で、坂を登って豊島郡衙前へ。豊島郡衙や平塚神社は何度も訪れているのでスルーして
いきなり古道にはいる。本郷通りから斜めに入っていく細い道である。
発掘によってこれは律令時代からある道だってのがわかってる。すごいな。

でも道沿いには見事に何もない。単なる古くて狭い生活道。
昔自転車でちょっと走ったが、ちゃんと奥まで辿るのは今日がはじめてなのだ。
歩いて行くと、やがて「道音坂」の解説塔があらわれる。
むかし、道音塚が坂の上にあり(古墳だか中世のものか……今は失われててわからん)、それが坂の名になったという。
その解説に鎌倉街道伝承があったと書いてある。おお!
まあ、この道が鎌倉街道だったというよりは、鎌倉街道につながってた道だったという方が正しい気がする。
鎌倉時代、豊島氏が鎌倉へ向かうときに使った道かも。

ちょっと元気になり、東京時層地図を見ながら尾根道を辿っていくと、明治通りにぶつかる。
いい感じの古い道がいきなり明治通りかよ、と。
明治通りを渡り、このまま池袋に向かうかなと思ったら、
北に「八幡通り」なる道を発見。ああ、この道を行くと八幡神社があるのか。
東京時層地図で見ても古そうだし、鎌倉街道の名残かもしれんなと、
滝野川八幡神社まで歩く。


いやあ、八幡神社の由緒に鎌倉街道に関連しそうなエピソードはなかったけど、
創建は1202年という伝承があるわ、社殿の裏に縄文時代の住居跡が発掘されてるわで、
ここも古くから人が住んでた場所ということがわかる。少し北に行くと石神井川があり、よい場所だったのだろう。
ってことはここが鎌倉街道であっても不思議は無いな、と。
ちなみにここから北へ向かうと、自衛隊十条駐屯地にぶつかる。
この敷地内で中世の道路遺構(つまり鎌倉街道ですよ)が発掘されたのはわかってるので
ありそうな話だ。

八幡神社を見て満足したので道を戻り、
明治通りを池袋に向かう。

途中、谷端川(今は暗渠化して道路になってる)を渡る橋がかつて「鎌倉橋」といわれてたという話を読んで、そのあたりを見てまわったが、
何もなく、残念。説明板のひとつくらいあるかと思ったのだがなあ。
明治通り。幅の広い歩道から右手の細い道へ向かうのが旧道。正面を横切ってる道が谷端川跡。
明治通りを南下するとまもなく左手に細い道が。
これが旧道であり、鎌倉街道。この道をずっといくとサンシャイン60方面に出る。
右が明治通り。左の細い道が旧道にして鎌倉街道(多分)。
この先は道も失われているが、
雑司が谷を抜けてきた鎌倉街道につながるのである。
(ここから南は、昨年の東京古道散歩講座で歩いたのだ)

いやあ何もなかったけど面白かったわ。

あ、AppleWatchをほとんど使ってなかった。
だって、古道散歩時はiPhoneをつねに手に持って古地図見てるから、
腕時計の出番はないんだもの。
バッテリーはまだ半分近く残ってる。やたら使ったりしなければ電池は持つのだ。

18時半から新宿の住友ビルで新潮講座。
わたしの講座ではなく、葛飾区の学芸員である谷口榮さんの講義を聴講にいったのだ。
家康が入部する前の江戸と、東京低地の話。
これがめちゃ面白い。
特に葛西城発掘時のエピソードや、そこから当時葛西城にいたのが足利義氏だったのがわかったくだりなどはもう最高。やはり現場で発掘してる人の話はいいわあ。
きちんと体系を理解してる専門家の話は安心して聞けます。
次回は浅草橋集合でフィールドワーク、次々回は再び座学。
興味ある人は次回からでもぜひ参加を。
講座詳細 | ヨム・カク・ミル・シル 新潮講座 SHINCHO CHAIR | 新潮社

で、終わったら飲みに行く。
いやあドキドキがとまらん反省会でありました。
右に考古学の谷口先生、正面に大学で歴史学を学んだY氏で、その隣は大学で地学を学んだ地図センターのせいのうさんで、その隣は建築士。
歴史の素人はわたしだけ(何しろ工学部なんで)。
専門家の知的宴会にチャチャいれつつ勉強させていただきました。
次の東京古道散歩講座のネタもいくらか仕入れられたし、
いやあやっぱ現場の話は面白すぎます。

やっぱ「点」がつながって「線」になっていくときの快感はたまらんですよ。
以前誰かと話してたんだけど、中学高校の授業って「点」しか教えてくれない。
自力で「点が線につながる瞬間」を迎えると、めちゃ面白くなる。
わたしは数学や物理でそれを味わったんだよなあ。だから理系にいったようなもんで。
で、点がつながって線になり、線がつながって面になると
視野がかたまっていろんなことがみえてくる。
面が重なって体になるともう一人前でありましょう。

まあ半分は言葉遊びですが、
情報が集まって知識となり、知識が集まってそこから知恵が生まれる、的な。
これも言葉遊びだけど、
昔誰かが、インターネットには情報はあるけど、知識が無い、みたいなことをいってて、
いや確かに情報ばかりだけど、それを知識にしていくのは受け取る側の問題でしょう、と思った記憶があるのだ。

2015/04/24

[applewatch]AppleWatchがやって来た日

普段なら10時にはやってくるヤマトがこない。
じりじりしつつ待つ。
11時半すぎ、やっと到着。
玄関で長細い段ボールを受け取る。
みょうに細長くてずしりと重い。
あれ? Apple Watchってもっと小さくて軽い箱を想像してたぞ?
さっきネットで見た写真はもっと直方体っぽい箱だったぞ?

どうも、Sportsタイプは(バンドの材質のせいかもしれんが)
超細長いケースに収まっているようなのである。
開けてみる。
開封の儀なんて誰がいいだしたんだか。
まあ昔からAppleユーザーは「箱を開けるところから写真に撮る」クセがあって
梱包の凝り具合にリスペクトしてたからでもあるのだが
これだけみんなが開封の儀なんていいだしたら
それをやるのも照れくさく。でもちょっとだけ。


白い細長い箱を開けると、きれいにつつまれた細長いケースが。
このケース、ちゃんと「ここから剥がしましょう」というつまみがついてる。
こういう親切さってかつては日本のメーカーが先んじてたんだけど
Appleはその上をいってます。これをつまんでピピーッとはがす。
まあだいたい全体的にこんな感じで保護されてるのに感心。
保護に感心ではなく、どこをどうすればきれいに剥がれるかをガイドしてくれるのに、である。
そして白い箱に白い時計が登場。
まあ、妙にデザインに凝った時計風のガジェットだ。
にしても、相変わらず、電源を入れる前からカッコつけてますな。
こういうカッコつけが面白いところ。
ちなみに、このケースの底には
簡単なガイドと、充電器とACアダプタがはいっております。
重いのは箱だけだった。AppleWatch自体は大変軽量。

竜頭を押してみたら何やら表示されて電源がはいったので
指示通りにセットアップ。まあ、画面が小さい故、
細かい設定はiPhoneでやる。AppleWatch上で行わねばならぬのは
言語の指定と、iPhoneとのペアリングだ。


……うまくいかねー。
どうも、ペアリング開始するとAppleWatchの画面に「うにうに」した映像のパターンが表示されるはずなんだが、されねー。


なぜだー。


しょうがないので手動でペアリングする。残念。
でも無事初期設定完了。

首に巻いてみる。

巻くとこがちがう!

手首に巻いてみると思ったより軽くて違和感がないな。
ここ数年腕時計はしてなかったけど(かわりに、Nike FuelBand巻いてた)
その前は、TimexのIronman、その前はVictrrinoxだったりゴルチエだったりG-SHOCKだったりと普通に腕時計をしてたわけだが、
その頃に比べても軽く感じる。

ここでやっと、AppleWatchのスクリーンショットを撮れることを知る。
竜頭とその下のボタンの同時押し(iPhoneと同じ感覚)。
ぎゅっと押さず、両方を軽くポンと押す感じ。
すると、スクリーンショットがiPhoneのカメラロールに保存される。
いやあ、しれっとこういう機能をのせてくるとこがAppleらしいわ。
通知が来たり、
 「iPhoneを鳴らす」機能があったり(iPhoneが見当たらないときに便利。「接続済み」なら近くにあるということで、音を鳴らせばどこに隠れてるかわかる)。
まあいろいろあるんだけど使い勝手はまたいずれ。

とりあえず、こんなTweetする。

この手の新しいアイテムは「便利か否か」で判断されることが多いんだけれども、
それ以前に「面白いかどうか」が大事で、
実用性はあとから実感するもんなのですよ。
多くの人が面白がって、いろんなアプリが登場して、生活に馴染んだころ
「あ、これが来てから生活が以前とは変わったな」と感じられたときにはじめて
「そういえばこれって便利だな」となるのだ。
最初から現世利益でばかりモノを見てたら心が曇って生活が退屈になりますよ、
ほんと。
だってiPodもiPhoneもそうだったじゃないか。
逆に、AppleTVは便利だけど生活を変えるまではいかなかったから、そこそこいいアイテムなのにブレイクしてない。

AppleWatchがどうなるかはわからないけど、
とりあえず面白いので使い続けることにいたします。

で、寝る前に充電。
毎日充電しなきゃいけないなんて、っていう人もいるし、確かにそうは思うのだけど、
考えてみたら、少なくともわたしは寝る前に腕時計をはずしてたわけで、
生活パターン的な違和感はない。
まあ、旅行に行くことを考えたら、3~4日はもってほしいけどな。


2015/04/23

Lightroom CCでHDRしてみた

いやあ、すごいタイミングですな。
MacOS Xが10.10.3になり、
ストアからiPhotoとApertureがなくなったタイミングで
AdobeのLightroomがアップデートされてLightroom CCになったんである。

・CCが起動しない!

で、CCにアップデートして立ち上げようとしたら、起動しない!
焦りましたよあれは。対応策はこちらに。
【解決方法】Lightroom CCが起動しない!!! | Adobe Community
いったんログアウトして、ログインしなおして認証し直せばOkでした。
いやあまいった。

・ApertureからLightroomへ?

さてLightroomは
Apertureの人はさっさとこちらへいらっしゃいと手招きしております。
何しろ、デフォルトでプラグインがはいってるのだ。
ApertureやiPhotoからのライブラリインポートプラグイン!

おそろしや。
これを実行すると現在アクティブになったライブラリをチェックして(これに時間がかかる)、
その後
移行画面が出るけれども、そこで他のライブラリも指定できる。
「写真」アプリ移行とか「AppleWatch」とかいろいろやることあるので
こちらはもそっと落ち着いてからいずれ。

・個人的にはHDR機能が大きなトピックですよ

LR単体の機能では、GPUを利用したパフォーマンス向上とか、
やっと顔認識がついた、のもあるけど
個人的には、LR内でHDRやパノラマ合成が可能になったってのがでかい。
Photoshop起動しなくていいのだ。
しかも、RAW同士での合成もできるし、合成結果は自動的に「元画像があるフォルダにDNGで別途保存してくれる」ので、いちいちファイル名をつけて保存する手間もない。
これはLRの使い勝手をたもったまま使えて実に便利。
やってみた。思い切り露出をずらしつつ(実は設定間違えて露出をずらしすぎた)手持ちで撮った5枚の写真を合成してみるのである。
こんな感じで該当する写真を選んで「写真を統合」する。

でもって、HDRしたのをあれこれレタッチしてトリミングやら何やらの補正もかけて仕上げたのがこちら。


これはいい。
実はこれ、マスク機能も駆使して、曇天でもやっとしてた富士山を浮かび上がらせてみてる。
そもそも、現像関連の機能はずいぶんいいとこにいってたんだよな。
というわけで、Flickrにあげてみた。

ちなみにわたしはCCのフォトグラフィプランにはいっております。
今回のLRはパッケージ売りも残すらしいのでCCしたくない人はそちらを。

てなことをしつつ、
ascii.jpに猫連載を書いてメール。
日本カメラに依頼された作業をあれこれしてたら
AppleWatch出荷完了が来た!
明日はAppleWatch祭ですな。


2015/04/22

なんか出るらしいですよ

久々に朝日新聞社でアサヒカメラの鼎談。
カメラの話をする。

相変わらず天気が悪い。
帰宅して、
インプレスから出る電子書籍本の細かいチェック。
ああ、書き直したいところたくさんあるわー。
で、深夜までかかる。
どうもGW前に出るらしいですよ。


2015/04/21

iPhotoから「写真」アプリへの移行記事書いたよ

Mac OS X 10.10.3で使えるようになった「写真」アプリと「iCloudフォトライブラリ」の記事をITMediaに書く。
いやあ、
やっとこの世界がやってきた。

このブログを探ってみると2013年の9月にこんなこと書いてた。

今はiPhoneで撮った写真や動画はローカルにもっとかないといけない。これがストレージを圧迫する。
このあたり、ストレージの残りが少なくなったら、古い写真や動画から自動的にサムネイルだけ残して削除されて、それを見ようとしてサムネイルをタップしたら自動的にクラウドにあるコンテンツをダウンロードしてくれるようになるんじゃないかと。あるいは「写真や動画やアプリ」を「クラウドに上げる」ボタンがついてもいい。ローカルにはサムネイルだけ残して本体はクラウドに上げちゃうことで本体のストレージをあけられる。(電子書籍は基本、そんな感じ)
撮った写真や動画はどんどんクラウドにためといてくれるからいざとなったら何年前のでも(ローカルにないものでも)引っ張り出せる。もちろんiCloudの容量も無料で5GBじゃあ足りなくてしょうがないので無料で64GB、有料で無制限くらいにせざるを得ないでしょう。
なんか文章がヘンだけど←推敲しないからです
やっと数年前に想像した世界がきたなあと思うと
感慨深い。
行くべき方向にいったわけで、次の買うiPhoneは64GB版に戻そう。

ストレージは「無料で5GB」のままなのが残念だけど。
うちは以前から200GBの契約になってるので
そこをはみでないようなライブラリを作ってiCloudフォトライブラリ化した。
もうちょっと安くなるといいなあ。

iTunes Matchで音楽をクラウド化し、
iCloudフォトライブラリで写真と動画をクラウド化した。
こうして順番に着々と実行していくところが昨今のApple。

同時にApertureとiPhotoが終了した(AppStoreから消えた)。
もちろん動作はするのでしばらくは使えるけど、
「写真」アプリはあまりにiOS版に近づきすぎてて
スマホ的にはそれでいいけど、パソコン的にはダメでしょうってところが
散見される。
たとえばラベルやレートをつけられない、サムネイル表示時にファイル名が表示されない、地図をみるのにいちいちモーメントやコレクション単位じゃないとできない
サムネイルをドラッグ&ドロップしても他のアプリに渡せない
などなど。この3つがすげー不便。
そもそもスマホとパソコンはそれぞれ得手不得手があるわけで、
片方に合わせちゃだめでしょう、ってことがわかってないわけがないので
今後のアップデートで変わっていくと思ってる。
(最初のバージョンがそうなのはよくあることだし)
プロジェクトもイベントも全部「アルバム」になったのでアルバムが多すぎて大変

問題はApertureの代替にはまったくもってならないってことくらいだ。
なりません。
編集機能が足りないって記事はよくあったけど
問題はそこじゃなくて「写真の管理面」で遠く及ばないのである。
突然Aperture Xが出たりしないかなあ。
でないとiPhone写真以外はLightroomに完全移行しちゃうよ。

今回ITMediaに書いた記事は「移行」の話なので
機能にはあまり言及してないけど、
まあそんな感じで。
久々にMac関連の記事書いたけど、ホームグラウンドに帰ったようで落ち着くわー。




2015/04/20

濡れた新緑と猫

天気わるい中。

午後イチで神保町。太田姫稲荷神社の改装が終わってコギレイになってた。
太田道灌慰霊碑(だっけ?)が拝殿前に移動してて最初わからず。
エチオピアでカレー。
神保町の晋遊舎で打ち合わせ。

終了後地下鉄で都内某社へ。
あれこれアプリやサービスについての話をしたり聞いたりする。
フリーランスやってるとよくある「お話を聞かせて下さい」というアレだ。

終了後、そのまま帰るのもつまらないので
雨交じりの街でちょいと撮影。
X-T1+56mmF1.2。
このレンズいいわあ。いい。

フルサイズ換算だと、85mmF1.8くらいの感じか(だいたい、APS-Cとフルサイズで被写界深度が1段くらい違うので)。
コンパクトで扱いやすくてボケもきれい。価格的にはややお高いけどこういう明るいレンズを1本もっているとなにかとよい。
X-T1のAF回りがもうちょいしっかりしててくれるといいんだが、と。

マイクロフォーサーズにもF1.2クラスのレンズでないかな。
いや、パナソニックから42.5mmF1.2というおそろしいレンズが出てるんだが、
ライカブランドってこともあってお値段もそれなりにするのである。
欲しいんだが金がない。

X-T1+56mmF1.2


帰宅して、先週の鎌倉撮影仕事の原稿書きにとりかかる。
まずざっくり使えそうな写真を選び(こういう作業にApertureはとてもよいのだ)、
全体の構成を考えて文章を書きつつ、
途中に写真をはめこんでいく(このとき画像のファイル名を文中にいれては、写真にラベルをつけていく)。
でもどうもまとまりが悪く、カメラの動作確認などもしてたら終わったら朝。とほほ。
最後にラベルをつけた写真だけを絞り込んでまとめて書き出すのだが
ときどきラベルの付け忘れが発生してあとから「この写真が足りない」とよくいわれる。
こまったもんである。


2015/04/19

天気の悪い日曜日

まあなんというか、天気の悪い日曜日でした。
延々と「写真」アプリや「iCloudフォトライブラリ」などと親しむ。
うむ。
とりあえず、Apertureの代替にはまーーーーーーーったくならないが、
iPhotoの代わりにはそれなりになりそうだけど、
ラベルやレートをつけられないのはいやだな。
サムネイルだけでファイル名が出ないのも困る。

でもこのへん、
たぶんアップデートで解消されていきそうな気がする。
まずは、iOS 8.3の「写真」アプリに合わせておいて、
徐々にアップデートしていくんじゃなかろうかと思っているわけで、
とりあえず
iPhoneで撮った写真だけ全部集めたライブラリを
「写真」アプリに移行し、「iCloudフォトライブラリ」化して
iPhoneの「写真」と同期させるという
作業が完了。

iPhoneをひらくと2008年の写真から出てくるのはなかなか楽しい。

その辺の顛末はITMediaに記事を書くことになったので
詳しくはそちらで。

そうそう、iOS版のiPhotoは使えなくなってました(というか、iOS8にしてから一度も立ち上げてなかったらしい……)、Mac版のiPhotoはまだ使えます。


2015/04/18

猫宅訪問第三弾の日

自転車で猫宅訪問の日。

今、富士フイルムさんから借りてるX-T1+56mmF1.2と
自前のE-M1+レンズ3本と、ついでにAIRと、
その辺を抱えて小梅ちゃんを撮りに行く。

で、出迎えてくれたのがニャシュマロ!

容赦なく、マシュマロって火でちょっと炙るとおいしいんだよね、とかいいながらいただく。旨い。

お昼は自転車でおそば。
納豆そばがお勧めというので頼んでみたら、
すげーのが来た! これは感動的。このふわふわホワイトは卵白らしい。めれんげ。
この中から納豆とそばがでてくるのだ。
見た目もふわふわで味も美味。おもしろい。

ついでに足を伸ばしてトトロのシュークリームを買って帰っていただきながら談笑。

あ、猫写真も大量にとりましたです。
X-T1 + 58mmF1.2
いろんな写真を撮れたので2回分くらいのネタにはなりそう。

最近、仕事しないで遊んでるばかりいるようですが、その通りです。
やばいです。