2015年4月12日日曜日

ホリデー快速富士山一号で、富士吉田電動アシストサイクリング堪能の日。

0814 ホリデー快速富士山号に乗る。
今日のカメラは富士フイルムのX-T1とオリンパスのE-M1とパナソニックのDMC-CM1。
FUJI X-T1

そもそもあれだ。
どっか桜でも撮りに行きたいなと思い、東京より遅く満開になる面白そうな場所を探してて、河口湖畔で富士山バックってのもいいな、と思ったのである。

ついでに富士吉田のはずれにある「ほうとう 木こり」にも行きたい(猫がいるのだ。富士山バックに猫を撮れるかも!)。現地で自転車借りればいろいろ回れそうだ。
で、妻が「木こり」に問い合わせたら(営業時間注意の店なので)、新倉山浅間公園の桜が絶景だよと教えてもらったらしい。ではそちらにいってみるかと、当初予定の「河口湖」はどっかにいっちゃいまして、ついでに妻の友だちも誘って3人でホリデー快速に乗ったのである。
バスの方が安いんだけど……国鉄特急車両に乗りたいに決まってるじゃないすか。

で、左側の席を陣取って出発。

新宿は空いてたけど、立川やら何やらでどんどん人が乗ってきて満席に。
特急料金不要だしな。

1018 富士山駅着。元富士吉田駅。富士山近い!

DMC-CM1
観光案内所で電動アシスト自転車を借りる。予約しておいたのだ。
全部で4台しかないレンタル自転車を3台も借りてしまってすまん。
富士山駅隣接の、富士吉田市観光案内所で課してくれる。
1時間300円と安い上にブリジストンの電動アシスト自転車。
電話予約しておくと安心。
富士吉田市の観光情報 ふじよしだ観光振興サービス レンタサイクル 富士吉田観光案内所にて貸し出し開始!


・鎌倉往還を走ってほうとうを食いに

そこからまずは、北口本宮浅間神社を経由して、ほうとう木こりを目指す。
走るのはもちろん古道。鎌倉往還を、一部旧道を経由して行くのである。
DMC-CM1

何はともあれ富士山に向かう。もうどこからも富士山がでかく見えてたまらん。
28mm相当の広角レンズでこんだけでかいんだからもう。
途中「しがらみのないみんなの街作り」なんてのぼりを発見してツボにはまる。そんなに「しがらみ」があるのか。たいへんだ。
DMC-CM1
さて、旧鎌倉往還にはいってすぐ
北口本宮浅間神社。
ここ、富士吉田からの登山道の入口にあり、登山者はここを抜けていくということで、大昔からある古社。日本武尊が云々と言うけど、さて日本武尊のルートは古事記的にも日本書紀的にも東征の帰りに足柄峠から甲斐国に入っているのでこのあたりを通ったのは確かかも。
当初は諏訪神社だったという。諏訪と富士吉田はつながっているのでそれはありそう。
静謐とした境内といい古木の太さといいたまらん。
X-T1

ここの鎌倉往還は甲斐や諏訪から古代東海道へつながる道だったんだと思う。
河口湖東岸に沿って南下し、富士吉田で大きくクランク状に曲がり、
山中湖の南→籠坂峠→御殿場→足柄峠→矢倉沢を抜けていったと考えるとつじつまがある。

ただし、「地図で見る東日本の古代」(平凡社)によると、
律令時代の古代東海道(甲斐国は東海道に属していたので、東海道から甲斐国国府へ至る甲斐路があった)は今の旧鎌倉往還より北の、小室浅間神社のあたりの山を北西から南東へ抜け、山中湖の北側を回って甲斐国府につながっていたらしい。
富士山は平安時代に大きな噴火をやらかしてるので(802年と864年)、
それがどう影響したかも考えると、
古代東海道の甲斐路が今の道より富士山から離れた険しい山道を辿っているのは
富士山の噴火と無関係ではあるまいとは思う。
802年の噴火では足柄峠が一時期使えなくなり、東海道のサブルートとして箱根越えの道が開発された。
その後、
中世から戦国時代の頃、富士登山者が増えるにつれ今の鎌倉往還に変わっていったのだろう。
ちなみに、今の富士山駅からまっすぐ富士山に向かう道は
水害を避けるために戦国時代に作られたもので、宿坊も道沿いに移転させられたんだそうな。→‎www.fy-museum.jp/books/pdf/marubi34.pdf

日蓮上人の足跡とも一致する。
日蓮上人は、身延山を降りて富士山の北を回り、河口湖で一泊し(御坂みち)、富士吉田で1泊し、足柄方面へ向かった。そして大田区の池上にたどりついたんである。
それが旧鎌倉往還であるか、もっと北の古代東海道だったかは
詳しく調べたわけじゃないのでわからないけど。

というわけで、今昔マップよりどうぞ。赤い太い線が我々が「木こり」へ向かった道。食後、新倉山浅間公園に向かったのは赤い細い線。

この旧鎌倉往還は休日ということもあって交通量が多くて難儀するが、
旧道に入れば平和。右をみれば富士山。
DMC-CM1
X-T1

にしても、当たり前だけど、駅から南下すれば富士山に近づくわけで、
ひたすらゆるい上りが続く。
電動アシスト自転車を借りてよかったわー。
普通のママチャリだとたぶん、他のふたりがギブアップしてた。

木こりに到着して富士山を見ながらほうとうを食い、食後、猫撮影。
DMC-CM1

・新倉山浅間公園をめざす


午後は交通量が多い旧鎌倉往還を避けて裏道へ。
ゴミ捨て場にも富士山。
DMC-CM1

DMC-CM1

そしてひたすら、いい感じの直線の道を、左右の古い商店をめでつつ北上し、
コンビニで休憩。

そして小室浅間神社へ。もう浅間神社だらけ。さすが富士山のお膝元。
この浅間神社も古くて、延暦12年、征夷大将軍、坂上田村麻呂創建である。
あっちは日本武尊でこっちは坂上田村麻呂。
古代東海道の甲州道は小室浅間神社の前あたりを通っていたそうなので
これもまたありそうでたまらん。
坂上田村麻呂は諏訪大社に戦勝祈願したという伝承があるので、
諏訪から甲斐国にいたり、富士吉田を抜けて足柄峠に向かったんだろう。
そういうことにしよう。
DMC-CM1

小室浅間神社から下吉田駅の脇を抜けて
新倉山へ。
駐車場に自転車を止める。自転車で来てるのは我々3人だけでした。そらそうか。
普通の観光客は、車か下吉田駅から歩くもんな。駅から近いし。
下吉田駅を抜けたところで電車が来たので思わず止まって撮影。左手に富士山が小さく見えます。
DMC-CM1


新倉山ふもとにある新倉浅間神社は慶雲3年(705年)創建とこれもまた古い。
X-T1

ここにお詣りする。奥に、タイ語の絵馬が大量に奉納されている。
なぜタイ語? と思いきや、どうもここの神社(というかこの山の上からの絶景)がタイの日本ガイドブックに掲載されてて、定番スポットになってるそうなのだ。
日本人ですら知らないとこなのに。

ここから階段を延々と上って山の上へ向かう。
E-M1
そして見える景色がこれ!富士山を一望。
OLYMPUS AIR
 タイ人に大人気だけど日本人にはあまり知られてない絶景がこちら。
E-M1
 富士急。
X-T1

絶景です。これはたまらん。富士山がめちゃよく見えるし、この季節は桜もあるし。
富士山の裾野にある自衛隊の演習場もよくわかる。
下を見下ろすと富士急行も走ってる。

ああ、ひとりで写真を撮りに来たのならここで2時間くらい時間使っちゃいそうなのだが、今回はそうもいかず、自転車返却の時間も迫ってたので下山。

ここ、いいわ。
風景写真好きの人は早朝からここに三脚立てて富士山と桜と忠霊塔の写真を撮るそうですよ。
今日は薄曇りだったのが残念。まあ昨日も明日も天気が悪いので、富士山麓で桜を楽しめる唯一の日だったということで。
また来年リベンジに来よう。

山を降りたら帰りはまた別の裏道を。そこがまたいい感じにうらぶれてていい感じに詫びててたまらん。
3人で「この道いい!」と叫んでおりました。かすかに富士山見えます。
DMC-CM1

そして富士山駅着。
富士山たいやきを食べる。

いやあ、たまらんかった。
何しろ
・山梨側から見る富士山は裾野まできれいに見えて格別
・街が侘びてていい
・どの浅間神社も深い歴史を抱えててたまらん
である。
山梨県側から富士山を見るのははじめてではないんだけど、
自転車でふらふら回ったのがよかったのかね。

・河口湖に立ち寄って帰途へ


帰りのバスまで時間があったので
河口湖駅まで出て(たまたまフジサン特急がきてたのでそれにのる。懐かしのロマンスカー車両)、河口湖畔までちょいと散歩。
DMC-CM1

X-T1

X-T1

帰りのバスは3号車まで出るほど満員で
当然、中央道は大渋滞だがまあしょうがないですな。
新宿まで寝て帰る。

いやあ
歴史好き的にも桜的にも富士山的にも鉄道的にも自転車的にも
あらゆる面で面白かったーー。
書きたいネタはたくさんあるけど、キリがないのでこの辺で。
また来よう。
何しろ、日本武尊に坂上田村麻呂だもんな。

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