2016/09/30

9月最後の日

9月最後の日。
ちょっと原稿書く。
あれこれ作業する。
明日の東京古道散歩の準備をする。

用賀から溝口へ歩くのである。
ちょいと調べ物をしようと
昔世田谷区郷土資料館で行われた企画展「世田谷の土地」の
図録を引っ張り出してあれこれチェックしてたら
なんとも面白い。
多摩川をめぐる瀬田村(世田谷区側)と諏訪河原村(川崎側)の攻防なんぞ、
多摩川が暴れて流路を変えるたびに
土地が増えたり減ったりするのだ。
多摩川沿いの低地は基本的に農地なんだが
多摩川が流路を変えるたびに、今までこっちの村だったものが
川向こうになるのである。農村としては困る。
で、どっちがどっちの土地か、毎回揉めるわけである。
揉めると、その記録が残る。
その話が図録に細かく書かれているのだ。


今でも、
宇奈根・丸子・等々力など
世田谷区と川崎市で同じ地名が残ってるのなんざその名残り。

そうそう「二子玉川」だけど、今は二子玉川といえば世田谷区の
再開発盛り上がり高級住宅地域であるのだが、
「二子」はもともと川崎側の地名。二子塚って塚が語源。
玉川は明治以降の地名。「玉川村」が語源。
もともと二子玉川のあたりは「瀬田河原」だった。
なんともシンプルで、単なる農地兼行楽地。
鮎で有名だった。




2016/09/29

六本木ヒルズ訪問の日

とある用事で六本木ヒルズへ。

せっかくヒルズまで来たのだからと
スカイデッキの東京シティビューで空想驚異展

いやあ、六本木ヒルズって滅多なことではこないだけあって
いついっても迷宮だわ。
ぐるぐる回ってなんとか会場へ。

東京の夜景(曇天だったけど)に向かって座り込んで眺めてる旅行者多数。

空想驚異展、
東京のジオラマと一緒にガメラとウルトラシリーズが破壊した
東京をネタにあれこれ。
写真撮影自由。








ただ、外国人観光客が東京シティビューついでに多く観に来てたんだけど
展示解説は日本語だけってのがちょっともったいない。

まあ多くの人は東京夜景観賞ついでに立ち寄っただけかもしれないけど。

うん、東京夜景観賞場所としては(ちと高価だが)面白い。
でも実はできたころから、六本木ヒルズって落ち着かないので
たいしてじっくりと見ないで退散。

で、だな。出口からエレベーターに乗って降りたら迷宮。
えっと、どっちへ向かったら出口なんだ?
乃木坂駅方面って方にいけばいいのか?
とりあえず外に出たらわかるんだが、どこから出られるのだ?
いやはや、やっぱここは苦手だ。

帰宅してascii.jpに猫連載を書いてメール。


iPhoneのお引越しにはiCloudフォトライブラリ必須なり

やっと重い腰を上げて
iPhone 6s PlusからiPhone 7 Plusへお引越である。

1)事前準備
 a.iPhone 6s Plusのバックアップを取る。
  iCloudでもローカルのMacでもいいが、暗号化バックアップにすること。必須。
 b.iPhone 7 Plusのバックアップを取る
  必要なのは7 Plusで撮影した写真だけなので、
  これはMacの「写真」アプリに転送(=iCloudフォトライブラリへ転送)しておく。

2)実行
 a.7 Plusにオールリセットをかけてまっさらにして再起動する
 b.バックアップから復元する
 c.待つ

3)後処理
 a.ペアリングし直し
  AppleWatchと6s Plusのペアリングを解除し、7 Plusとペアリングし直す。これがけっこう時間がかかる。
 b.その他移行が必要なアプリやサービス
  めんどくさいのはLINE。
  こちらを→【2016年最新版】 LINEのアカウントを引き継ぐ方法 : LINE公式ブログ

4)写真はiCloudフォトライブラリを使うべし
 昔々、iPhoneを新しくするとき、悩ましいのがiPhoneで撮った写真だったのである。
 旧機種で撮った写真を新しいiPhoneにそのまま移行すると、
 毎回ストレージを増やしていかないと写真でパンクする。
 だから、旧機種の写真はMacのストレージに入れ、新しい方はまっさらにしてた。
 でもそれだと昔の写真を引っ張り出したいときに不便。

 で、2年前だったかな、iCloudフォトライブラリが登場したのである。
 当初は不安定だったけど、最近はちゃんと働いてくれてて素晴らしい。

 これをオンにしておくと、

 iPhoneで撮った写真はWi-Fi環境にいるとき自動的にiCloudフォトライブラリにアップロードされる
 ↓
 iPhone上のストレージが足りなくなったら、古い写真や大容量のデータ(動画ですな)から消され、サムネイルだけが残る(本体はクラウド上にある)
 ↓
 本体が必要な時は自動的にダウンロードされる
 ↓
 iCloudドライブの容量が残っている限りどれだけ撮ってもiPhoneのストレージは圧迫されない
 ↓
 新しいiPhoneに移行すると、iCloudフォトライブラリも丸ごと維持され、ストレージにはサムネイルだけがまずダウンロードされる
フォトライブラリ復元中。残り25,799枚!
のである。
 これは超便利。もうストレージ残量を気にしなくていい。
 毎年大容量のに買い換えなくていい(だから今年も128GBのを買ったのである)。
 iPhoneを買い換えても壊れて交換しても、写真はきっちり維持される。

 わたしはiCloudフォトライブラリに、歴代iPhoneで撮った写真をすべて放り込んであるのだが(現在5万枚以上ある)、iPhoneを開けばそのどれにでもすぐアクセスできる。

2007年のは日本未発売の初代iPhoneで撮った写真なのだった。
これを使うにはiCloudドライブが必要で、
 5GBまでは無料。50GBなら月130円。200GBなら月400円、1TBなら月1300円(ここで一気に高くなるんだよな)。
 なんだけど、まあ写真をあまり撮らない人なら月130円のコースでバックアップ+フォトライブラリがイケるんじゃないかと思う。
 有料だけどそれだけの価値あります。8年前にiPhoneで撮った写真がさっと出てくるとか便利すぎ。
 わたしは今200GBコースで、カツカツです。
 こんなアラートが出てます。

 金額維持したまま容量が5割増くらいになるか、500GBコース増設希望。



2016/09/28

結局、よく晴れたってあったっけ>9月

近所を自転車で走って作例撮り。
朝方、晴れ間が垣間見えていたので何とかなるかと思いきや
時折小雨がぱらつくしまつで、
今年の9月、まともに晴れた日って何日あったのか
ちょっと問い詰めたい気分である。
何より、iPhone 7 Plusの作例に苦労した記憶だけで終わるのだった。

P900の超望遠でアオサギ

FR200はまるっと半球残せるのが面白い。 
G7X2でスローシャッター。回る水車と回らない水車。

P900で電線アート。仙川挟んだ谷の向こう側をぐっと圧縮してみた。おもしろい。
帰宅してあれこれ作業して
そろそろiPhoneを 7 Plusに移行するかってんで
はじめる。


2016/09/27

10月1日は東京古道散歩の日ですよの下見

今週末は新潮講座「東京古道散歩」の日なので
作例撮りがてら、下見へ。
コースは用賀から溝口。
いわゆる「大山道」にして鎌倉古道である。
詳しくは当日ってことでさわりだけ写真でどうぞ。
お申し込みはこちらから
東京古道散歩 - パスマーケット


慈眼寺前では奥様方が行列。どうも幼稚園の申し込みらしい。

巨大な傘の石塔。キノコっぽくて愛らしい。

眺めのよい新二子橋で渡ってみたが、当日はどっちを渡るか思案中。

二子神社の出世稲荷。三業地があったらしい。

江戸時代から続く薬屋さん

大山道と旧府中街道の交差点。FR200ってこういうとき便利だわ。

暗渠好きにもたまりません。この暗渠混じりの十字路!

という感じであります。
今日のカメラは、キヤノンのPowershot G7X2とカシオのFR200。
FR200は魚眼なので街歩きの記録にいい。交差点を一望できるし。
G7X2はスペック的には申し分ないのだけど、
マクロ撮影時はマクロモードに、マクロモード時は遠景を撮れないって仕様が
前時代的だよな、
電子シャッターモードを持たないので絞り開放で明るい場所で撮るときはどうしてもNDフィルタをオンにしなきゃいけなくてちょっとなあ
というところが個人的にひっかかっているのであった。
1インチセンサーコンデジの決定版ってなんだろねえ。
ソニーのRX100M4はタッチパネルじゃないところが不満。
パナソニックのLX9かねえ。EVFがなくなったのは不満だけど、4K動画撮れるし。
そういえば、ニコンのDLはどこいったーーーっ。

今使ってるTX1は……超便利なのだけど、やっぱ高倍率ズームにした分クオリティがちょっと落ちてるのだよねえ。
悩ましい。
24-120mm相当で、F2.0-2.8くらいで
タッチパネルでチルト式でEVFも搭載してるカメラ出ないかねえ。

その後駅前で休憩して、
一路田園都市線+半蔵門線で、紀尾井町へ。
ITMediaで打ち合わせなのである。
途中、元李王家邸。
李王家邸は戦前の日本のややこしい歴史の産物。
朝鮮併合時に朝鮮王朝の李皇太子を皇族に準じる立場で日本に迎え、
ここを邸宅としていたのである。
元赤坂プリンスホテル旧館。


で、ITMediaで10月以降の仕事の打ち合わせをする。

帰り、明治神宮前のiQOSストアへ。
実は今日、iQOSのホルダーをどっかに落としたようでなくしちゃって、
それだけ買いに来たのである。
いやはや予定外の出費でありました。

2016/09/26

iPhone 7 カメラ仕事一段落かな、と思いきや

やっと
ITMediaにiPhone 7カメラレビューを書いてメールする。

「6s/6s Plus/7/7 Plus」の4台で同じ作例撮りまくったので
作例だけで無駄に長くなりました。
いやはやとほほ。
6sと6s Plusって光学式手ぶれ補正の有無の関係で
暗いときの挙動かわるので、片方だけってわけにはいかないのだ。

にしても、iPhoneってたぶん、必要に応じて「こっそり連写してその中からぶれてないカットを選ぶ」ってことをやってて、これ、検証が難しいので記事には書いてないけど、iPhoneで撮った写真に手ブレが少ないのはそういう理由もあるんじゃないかと思うのである。

ああ、その他の仕事も溜まってるのでやらねば。
アサヒカメラにもiPhone 7カメラレビュー書かねばならないのであった。



iOS10の撮影地アルバムと自動カテゴリ分けは活用すべし

ニュースを見てたら逗子から鎌倉への小坪海岸トンネルで崩落事故があったという。
そういえばその辺のトンネル、車で通ったときに写真撮った記憶あるな。
えっと、いつだっけ。
こうなると探すのがめんどくさい。
基本的に写真って撮影年月日で管理してるので
いつ撮ったかがわからないとどうしようもないわけである。

iPhoneで撮った記憶があるので
写真アプリで探す。
iOS9までは、モーメントとかコレクションとかで
地名のとこをタップしないと地図は表示されなかった。
iOS10でその辺の仕様が変わり、
アルバムに「撮影地アルバム」ができたのである。
これ、素晴らしい。

撮影地アルバムを開き、
地図を見ながら「この辺だったな」と
拡大していけばいいのである。
通知が来たタイミングでスクリーンショットとってしまった。。。

で、見つかりました。その写真。
これである。
注:これは崩落したトンネルではありません
実は実際に崩落したのは、このトンネルではなく、
もうひとつ海側にある方だったけど、
「そうそう、撮影場所から写真を探すのって必須だよ」
と思った次第。

プライバシーが云々ってことで
写真に位置情報つけるのいやがる人がいるけど、
必須ですよ。
公開するとき、位置情報をはずす
(たとえば、TwitterやFacebookへアップした写真は位置情報がはずれてるから気にしなくていい……はず。昔調べたときはそうだった。メッセージやブログ掲載など撮った写真をそのままのっけるときは要注意)
クセをつけておけば問題ない。

写真って「いつどこで何を」撮ったかが大事で、
それがわかれば検索できるようにすべきなんである。
「どこで」は位置情報でわかる。
「何を」は、今各社が画像の自動判別に取り組んでる。
Googleフォトに写真をあげると自動的に何を撮影したのか解析して
タグをつけてくれる。
これはもう、サービス開始当初に比べてどんどん進化してて面白い。
実はiOS10の写真機能も自動カテゴリ分けに対応しているのだ。
検索で適当なキーワードをいれてやると
けっこう対応した写真を見つけてきてくれるのである。
笑ったのは「空中ケーブル」
マニアックすぎます(笑)。

で、ロープウェイの写真なんかがちゃんと出てきた。


つまり、みな「いつどこで何を撮った」という検索ができるよう
頑張ってるのだ。
まあ、まだ間違ったカテゴリ分けが多いけど、それはしょうがない。
寛大な心で許すべし。
「鳥」だとこんな感じ。確かにどれも鳥だ。


「人々」アルバムばかり注目されるけど、
「撮影地」と「カテゴリ」も忘れるべからずである。

あとは「いつ」だな。
当然、日付でも探せるんだが、
いい加減、「写真」アプリに普通にカレンダー機能欲しいわ。
モーメントとかコレクションとは別に。
やっぱないと不便だもの。
ついでに「2014年春」とかそういう探し方もしたい。
ぜひそちらも。





2016/09/25

iPhone 7カメラで相変わらずバタバタしております

先日書いたiPhone 7 Plusのデュアルカメラはどう使い分けられているのか、ってマニアックな記事が公開されたのである。
荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ:iPhone 7 Plusは2つのカメラをどう使い分けているのか (1/3) - ITmedia Mobile

多くの反響ありがとうございます。
iPhone 7 Plusのカメラはすごいって記事はたくさんあがってたけど、
実際に2つのカメラをどう使ってるのかって細かい検証記事はなかったので
これはわたしが書くしかアルマイ的な感じで書いたのである。

huawei P9のときそれぞれのカメラを塞ぎながらテストしたらいろいろわかったので
今回もこんな感じで実験したのでした。
黒いパーマセルを使って目隠しを作り、それぞれ塞ぎながら撮ってみたのである。


そしたら、広角側のカメラは常時働いており、
必要に応じて望遠側のカメラが加味されるという結果が得られたのであった。
詳しくは記事をどうぞ。
いやあ、アップルのやることはやはりアップルらしいのであった。
面白い。

これ、デュアルレンズというか、デュアルカメラだよな。
2つのカメラは別のものだし。
ついでに広角カメラ望遠カメラってのもなんか違和感あるので
1xカメラ、2xカメラでいいんじゃないかと思ったりする。

次のモデルではきっと望遠側にも光学式手ブレ補正積んでくるんだろうな。
今後、Android機でも(すでにhuaweiはやってるけど)デュアルレンズカメラが流行るんだろな。
確かに、望遠カメラがあると便利だもの。

で、本日、ほわんと晴れ間が見えたので
あわててiPhone4台(6sと6s Plusと7と7 Plus)と別件のコンデジ4台を抱えて
いつもの場所へいつもの作例を撮りに走ったのであった。

ふう。これでやっと、普通のiPhone 7/7 Plusカメラレビュー用作例が揃った、とほっとする。

iPhone 7カメラネタの仕事が一段落したら、
自分のiPhone 7 Plusを(もちろん撮った写真をiCloudフォトライブラリに吸い上げてから)オールリセットかけて
ちゃんとiPhone 6s Plusから復元かけるのだ。


2016/09/24

雨の日は家で仕事

秋の長雨……というか、梅雨レベルなので家で仕事。
東京スリバチ学会が久々に都内でフィールドワークするというので出かけたかったが
(雨の中、100人ほど集まったらしい。特に宣伝もしてないようなのに。すごいな)
家に篭もって
コンデジ約80台にコメントをつけてまわるという地味な仕事を延々とする。

リストアップは編集部でしてくれてるので
そのEXCELファイルにコメントと☆印をつけていくのだが、
ピックアップの基準は
メーカーのサイトに掲載されているカメラ、なのである。
だからメーカーによって
「すぐカタログ落ちする」とこや
「古い機種でも在庫がある限りカタログ落ちしない」とこ
があって、なんともバランスがアレなので
ちょくちょく「これは落としましょう」とメモをいれたりしつつの作業となる。

まあその辺はしょうがない。

エイ出版からフリック別冊的な本が出たのだが
そこにちょっと書いてる。
Omoidoriネタなのにひとりだけ写真じゃないものをスキャンする話を書いているという最近そういうポジションらしい。




2016/09/23

冲方丁の「こち留」は現代日本人必読の

iPhoneが出た頃、
ガラケーで不満も不便もないからそのままでいいとか
テレビがSDからHDになったとき、
画質はSDのままでいい、HDなんて不要だとか
言ってた人たちどうしてるかなあ、と
思う低気圧に覆われた今日この頃ですが
みなさまお元気でありましょうか。

夜、ともだちと下高井戸でブツの受け渡ししつつごはん食べつつおちゃしつつ談笑。
帰途、iPhone 7系が暗所に強くなったか比較作例を
団地内の暗い公園で撮り帰宅して細かい作業して
寝る前にちょっと本でも読むかと冲方丁の「こち留」に手を出したらハマる。

おれは犯罪は犯さないから警察の厄介にはならない、
と信じ込んでいる能天気な方でも
おれは一生冤罪で訴えられることはないと言い切れないのは、
それは当人が法を犯す犯さないの埒外にあることだからで
冤罪で捕まらない自信があるなんて人は脳内御花畑万歳である。

「こち留」は冤罪で捕まる可能性のある人すべて必読の
体験談であるからして、
広く読まれるべき本なのだ。

冲方丁が突然妻に暴力をふるって怪我をさせたという事由で逮捕されてから
不起訴で釈放になるまでの体験談。
すこぶるディテールまで描かれており楽しめるのであるが
同時に留置場の実態にぞっとするのである。

結局冲方丁とその妻の間で何があったのかという週刊誌的興味をお持ちの方には
不満が残るだろうが(そこについてはリドルストーリーレベルで謎のままだ)
そこを勝手に推測して描くわけにはいかない(不起訴になったとはいえ、そういう案件なので)だろうし、そこは本書にとって本筋ではないのでいいのである。

ともあれ、必読です。
ついでにいえば、冲方丁の「マルドゥック・スクランブル」シリーズは傑作です。
これは面白い。SF好きにはたまらんセンス・オブ・ワンダー。
このコミカライズ版も素晴らしい。
描いたのは「聲の形」の大今良時なのだから。
細かい心身の揺れがきっちり描かれているし、SF的描写のテイストもいい。
すごい漫画家だと思う。この人、ナニモノなんだ? 
映画にもなった「天地明察」もいいけど、
徳川光圀を描いた「光圀伝」もいい。
秋の夜長の長雨にまとめてどうぞ。

2016/09/22

秋の雨期雨季

にしても悪天候が続きますな。

♪東京ブギウギ〜心雨期雨季わくわく〜

てなわけで、
妻の実家からなんか届いたと思ったらカープピオーネでした。
さすが広島県。
ちなみに三次は「みよし」。ずいぶん古い地名のようだが、なぜ「みよし」が三次と書かれるようになったんだろ。

ascii.jpに猫連載書いてメール。
iPhoneムックの後送扱いにしてた図版を作ってキャプションつけてメール。
天気悪すぎてまだ足りないのがあるがそこはとりあえずダミーをぶっこむ。

結局、iPhone 7 Plusには
暫定的にso-netの0円SIMをツッコんで
「新しいiPhone」として運用し、
iPhone 6s Plusからの移行はiPhoneがらみの仕事
(といってもムックとカメラ機能レビューだけなんだが)
が終わったらゆっくり
オールリセットして(その前に撮った写真のバックアップを忘れずに)
復元かけようと思っているのだが
それはいつのなるのか
来週中にはできるかな。

0円SIMってこういうときめちゃ便利なんだが
気がついたら0円SIMの無料上限(500MB)を超えそうな案配。
うーむ。油断しないよう運用せねば。

写真については厄介で、
iCloudフォトライブラリ経由じゃないと
LivePhotosが継承されない(動画と写真が別ファイルになる)。
いったんiCloudフォトライブラリに上げてから……になるなあ。
そうすると同期に何日もかかる(5万枚以上のiPhone写真があるから)。
何かと時間かかりそうである。


2016/09/21

フォトキナ情報からも目が離せません

結局、台風がきてたせいで
足りない作例があり、
今日も新宿へ。
いったら大充電大会してたので待ち、

7台抱えて動画の作例撮りとその他ちょこちょこと追加分。
ついでにascii.jpの猫連載用の猫を。

帰宅後ちょっと仮眠して起きてあれこれと作業。
一部図版は後送にしてもらう。それもこれも天気が悪い。

今、ドイツでフォトキナが開催されてる。
今年は例年以上に各社から意欲的な
そのカメラメーカーのメッセージを感じさせる製品群が
発表されているようで、気になった製品をいくつか

・富士フイルム GFX
 APS-Cからフルサイズを跳び越えて中判へ。
 これは富士フイルムとしてアリ。いいメッセージになります。
 是非使ってみたい。
中判ミラーレスデジタルカメラシステム GFX | 富士フイルム

・パナソニック G8とGH5
 GX7mk2に続き、G8もボディ内手ブレ補正搭載で、
 とうとうパナソニックもエントリー機以外はボディ内手ブレ補正になった。
 よいことである。

 注目はFZ2000(日本ではFZH1)。
 FZ1000がいいデキなのにタッチパネル未搭載という欠点を持っていただけに
 FZ2000は期待できるわー。ほしいわー。でもお値段があがってるー。
DMC-FZH1|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)| Panasonic

 ついでにLX9。
 これでパナソニックも「1インチセンサーコンパクト」市場に真っ向参入ですな。
DMC-LX9|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)| Panasonic

 でも各社とも主力機が「低ズーム倍率+明るいレンズ」なんだよなあ。
 レンズで言えば、みんなが24-70mmF2.8を出してるけど、
 わたしが欲しいのは24-120mmF4.0なんだよー、ということで。
 だからTX1を買ったのだけど、さすがに望遠重視しすぎてクオリティに不満が。

・オリンパス OM-D E-M1mk2
 ああ、とうとうこいつもバリアングルになっちまった(泣)。
 またねちねちと、如何にバリアングルがダメでチルト式がいいかってエントリーをまた書かねばならんのか。
オリンパス ニュースリリース: AF/AE追従で最高18コマ/秒の高速連写を実現 ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII」を開発

 でも12-100mmF4は素晴らしい。人間堕落レンズとして素晴らしい。
 24mm相当から200mm相当でF4通しで、マクロレンズかというくらい寄れるんですよ。素晴らしい。
 これを装着し、バッグの片隅にその日の感覚でF1.4〜1.8クラスの単焦点レンズを2〜3本ツッコンでいけば全部済んじゃう。おそろしや。
 少々高いけど、PROシリーズなのでクオリティは保証されてるし。
交換レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 交換レンズ M.ZUIKO PRO | オリンパス

 にしてもだな、オリンパスもパナソニックもEVFが光軸上にあるモデルはみなバリアングルになっちゃったじゃないか。かなわんですな。


2016/09/20

シャッター音を消す方法が見つかったそうで

iOS10において
シャッター音を無音化する裏技が紹介され、
一気に出回る。
これ、誰がどうやってみつけたんだろう。
その辺がよくわからないが(ソースとなってる記事にも、それを見つけた経緯については触れられてないし)、
よく見つけたもんだと思う。

・AssistiveTouchを使う
・カスタム機能に「消音」を割り当てる

まではいいんだが、「消音以外の機能を全部オフにする」がミソなのだ。
よくこれに気づいたなと(他の機能もがあるとダメ)。

Assistive Touchは普段からオンにしてショートカットとして使ってる人も多いんだが、
わたしは邪魔なので使ってなかった。
普段は消しておきたいなと思ったら、
FBで、ホームボタンのショートカット(トリプルクリック)で
Assistive Touchのオンオフを割り当てればいいと教えてもらう。
なるほど。これならいけるか。

急にスマホのシャッター音が話題になったのは、
iOS10で音がデカくなったから。
多くの人が「いくらなんでもこの大音響はヒドいんじゃね」と気づいたのだ。
この分だと、iOS15あたりでは1枚撮るごとにうるさすぎて
近くにいた人全員が耳を塞ぎ、飛ぶ烏がびっくりして落ちるレベルになるんじゃないかと危惧したのである。

面白いのは、ケータイのシャッター音って、
無音で撮れることが問題視されて消せなくなったわけじゃなくて、
「最初のカメラ付ケータイから搭載されていた」こと。
マナーモードでもシャッター音が鳴る日本のiPhone その起源はあの芸能人
それがずっと続いてる。
日本人は、シャッター音を消せるケータイやスマホを手にしたことがない
(もちろん、海外のとかは別だけど。国内で売ってる製品でも、DMC-CM1はシャッター音消せるし)
のだ。
問題が起きる前に、起きることを予測して遠慮するあたりが面白いよね。
新しいことをはじめるとき、まずネガティブ要素を考えちゃうところなんか
日本らしい。

もし撮影音が必要だとしても
・シャッター音を3段階くらいで設定できる
・連写音をもうちょっと目だたない音にする(今のはケタタマしすぎる!)
・スクリーンショット音は別扱いにしてオンオフを可能にする
くらいは可能にしてもバチはあたらんし犯罪も増えないと思うわけで、
次のアップデートで実現してもらいたい。
わざと嫌がらせしてるだろうレベルのデカい音は次のアップデートで
もうちょっと控えめになるんじゃないかという気はしてるんだけど。



さて、仕事で
新宿の都恋堂へ。
ここが編集しているiPhoneムックの仕事をしてるのである。
ここで働いてる女子をモデルにカメラページの作例を撮り
細かな打ち合わせなぞをしてたら夜になり、
台風がやってきて雨風が酷くなる。
とほほ。

帰宅してITMediaにiPhone 7 Plusのカメラ機能について
ネチネチした検証記事を書いてメール。
とりあえずいまのところ、あのデュアルカメラにここまで言及した
記事はないと思うので、早めに掲載されるとよいなあ。

本来なら先に、iPhone 7/7 Plusの普通のカメラレビューを書かねばならないのだが
定点観測作例を撮ってはみたものの、どれもはなはだしく曇天で
どうにもこうにも冴えないので、台風一過を待つしかないのである。
ああ残念。


2016/09/19

TABICA主催の街歩きで世田谷城攻めの日

朝からTABICA主催の街歩き。

写真はTABICAスタッフが撮ってくれたもの。



用賀から旧大山道(旧鎌倉古道)を歩いて世田谷城址。
さらに小田急豪徳寺駅までというルート。
約2時間。
配付資料はこんな感じ。
いつもPagesで作っております。
プレゼンするときはKeynote。
見せるための資料作りは見映え重視のアップルのアプリの方がいい。



午前の部は10時半出発。
18人くらい集まる。けっこうな人数である。
それでぞろぞろと歩きながら
用賀の名前の由来、品川用水暗渠、陸軍施設跡、
蛇崩川の八幡橋、そして世田谷城址と豪徳寺と世田谷八幡宮。

楽しんでいただけたようで何より。
新潮講座で似たコースを歩いたときは、
あのときはけっこう時間に余裕があったため
今回はそれを踏まえてスケジューリングしたのだが
けっこうギリギリに。
もうちょっと短めにして、各ポイントでの滞在時間を長めにした方が良さそうな感じ。
駅から駅への移動となるので、勘どころが難しい。

午後の部は14時出発。
……こっちは6人。
およそ3倍の差がある。面白いなあ。
休みの日はアクティブに過ごしたい人は
午前中からスタートして終わったらまた別のどこかへ行くという感じなんだろうな。
14時スタートだと終わったら夕方なので、
そのあとは買い物や食事くらいしかできない、ということなのだろうか。

わたしは休日は早起きしたくない派なので
午後の方が人が集まるかと思ってたのである。

午後の部は雨に降られたため、少しだけコースをショートカット。

終了後は参加してくれた友人の江川嬢と、
Facebook上でやりとりはしてたけどお会いするのははじめてというおふたりの
4人でデニーズでお茶。

帰宅後、
iPhoneムック用の記事を何ページか作ってメール。


2016/09/18

新しいタッチセンサー式ホームボタンの欠点は

今回、
iPhone7絡みの記事が例年より多く出てて
玉石混淆っぷりが目に余るわけだが、
製品が人々の手元に届き始めてからの
速報的実機レビューもヒドいのが多くて、
こんなしょうもないコラムだか日記だか小学生の感想文だかわからんものを
商用メディアが乗っけるくらいなら
わたしに依頼しろと思うのだがとほほ。

いやほんとにひどいのが目に付くんですわ。
どれとはいわんけど(いちいちurl覚えてないし)。
数枚撮っただけで写真がきれいだきれいだとはしゃいでみたり、
現状維持バイアスに捕らわれてみたりとか。

新しいホームボタンにはあっさり慣れましたよ。
そうだな、スクリーンショット撮るときの操作がちょっとシビアになったくらいで、
物理スイッチじゃないホームボタンはよい。
フィードバックもいいタイミングでくるし、これは悪くない。
難点があるとすれば、指じゃないと反応しないこと。
たとえば、ペンとかライターとかそういうので押してもダメなのだ。
そのくらいかなあ。

ともあれ、
終日自宅仕事。
某社に頼まれたiPhoneムックのカメラ関連のページを書いたり
明日のTABICA主催の街歩きの準備をしたり
真田丸を見たりの日。





2016/09/17

iPhoneを4台もってみなとみらいで作例撮り

さて、iPhoneカメラレビュー用の作例を撮るぞってんで
横浜はみなとみらいへ。

ちょうどこの土日にiPhoneケース展をやってるのである。
曇ったり薄日が差したりの、
複数台画質チェックにははなはだ不都合な天候であり、
それはなぜかというと
光が安定しないので
カメラを交換してる間に微妙に写りが違ってくるからである。
ピーカンやどんぐもりの方がまだいい。


iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7Plusの4台をもって
いつもモデルをしてくれる田中さきさんと一緒に
みなとみらいであれこれ撮影。

ひととおり撮った後、
赤レンガ倉庫へ顔を出し、
iPhoneケース展へ。同時にiPhone写真展も開催されており、
今回はわたしも2点ほどたのまれて出品してるのである。
テーマは「朽」。
わたしは朽と猫を組み合わせてみた。


夜は夜景の作例撮り。
iPhone 7 Plusのデュアルカメラの挙動をチェックすべく、
三脚にiPhoneを据え付けてあれこれ撮影である。


実は、詳しくは記事で書くけど、
iPhone 7 Plusのデュアルカメラって
望遠モード時でも常に望遠側カメラが使われるとは限らないのだ。
画面の「2x」をタップするとさっと2xモードになるのだが(これは便利)
このとき条件によっては、望遠側カメラではなく、
広角側カメラのデジタル2倍ズームが使われるのである。

で、その辺の検証もしたかったのだ。
幸い、Pro Camera.ってアプリがいちはやく7 Plusに対応してくれており、
設定で「どっちのカメラを使うか」指定することができたので
思ったより細かくテストできたのである。


このカメラアプリ、オススメ。

にしても、シャッター音でかいのがかなわんな。
念のため、と連写すると「カシャシャシャシャシャシャシャシャ」と
けたたましい音が鳴るんですもの。
これはひどい。
鳴らすなとはいわないが、せめてもうちょっと控えめな音にして欲しい。
iOS9以前のiPhone→iOS10のiPhone→iPhone7系
って感じで音がでかくなっていっているのがもう
イヂワルというか、日本市場への皮肉にしか思えないもの。


2016/09/16

新潮講座「真夏の凹凸合戦」最終日

新潮野外講座は7〜9の猛暑期はおやすみである。
その代わり室内講座を行う。
東京スリバチ学会の皆川会長と一緒に「真夏の机上フィールドワーク」と称してはじめて以来、今回は3回目。

で、今日が最終回なのである。
床に置いた立体地形模型に天井のプロジェクターであれこれ投影して
好きなことを語るという回。

わたしはいつもの古道と尾根と地形ネタに加えて、
新ネタ「23区の八幡神社と氷川神社を立体地形図上にマッピング」を初公開。
わははは。こんなのを作ってたのだ。
ある程度まんべんなく広がってる八幡に比べて
氷川神社の分布が面白いのである。
ネタ元はいつもお世話になっている「猫の足あと」。
猫の足あと|東京都・首都圏の寺社情報サイト猫の足あと

ここを参考に氷川と八幡をピックアップし、
地図上にマッピングしてみたのだ。

もうひとつ新ネタ。
今回は立体地形図に投影しながらなので
わたしも地形図の近くにいないとよくわからない。
そこで、机上のMacBookのKeynoteプレゼンテーションを
手元のiPhoneで操作することに。
iOS用Keynoteアプリでできるのである。
これはよい!
小さな絵だけどiPhone上に次のスライドが表示されるのでいったりきたり簡単だし。
次からはこれを使うことにしよう。

終わったら反省会という名の打ち上げ。
帰宅して、明日の作例撮りの準備(要するにiPhoneをまとめて充電)して寝る。


iPhone 7 Plusが届いたのでアクティベート

朝10時、呼び鈴の音で目覚める。
一瞬で目覚める。3時間しか寝てないけど、一瞬で目覚める。
9月16日の朝10時にやってくるのなんて
iPhoneに決まってるじゃないか。

勇んで玄関に出ると、
いきなり巨大な段ボール箱を渡される。
は?
は?
いつからiPhoneはこんな巨大な箱で届けられることになったんだ?
もしかしてひとりでiPhone 7を50箱くらい注文しちゃったんか? わたしは。

中身は妻が注文した水が詰まったペットボトルでありました。
ええい、そんなのは朝もってこなくていいわー。

結局、iPhone 7 Plusが届いたのは12時直前。

梱包の箱がまたさらに凝ってて、何の接着剤も使わずきれいにばらせる。
こういうとこがまたうまい。
1枚の段ボールを複雑に切り刻んで複雑な組み合わせでひとつの箱にする
(あるいは似たようなことする)日本のメーカーも見てきたけど、
だいたい、バラすとき失敗してどこかやぶれたり
元に戻すときどうなってたかわからず頭抱えた
(借りた製品を返すときにときどきあるのだ)
もんだが、これはすっきり。ヘンな折り目もつけずにバラして組み上げられる。

開封の儀なんてやる気は無いので
さっさと箱から本体を出す。ちゃんとレンズ2つついてた。

ではアクティベートである。
今回はSIMフリーなので手元にあるSIMを入れてアクティベートしなきゃいけない。
作業は簡単。


今まで使ってた6s PlusからSIMカードをはずして、新しい7 Plusにいれて
起動するだけである。
ちょっと時間はかかったけど、あっさりアクティベート完了。
ソフトバンクのSIMで問題なく動作しております。
左下が新しい方。右上はSIMなしに。

ちなみに、
iPhone 7 PlusのSIMフリー版をApple Storeで買うと、104,544円(税込)。
ソフトバンクで同じモデルを一括で購入すると、114,000円(税込)。
価格差が1万円弱ある。
まあほんのちょっとですな。
で、ソフトバンクは2年分「月々割」してくれるのだが
1年で買い換えると、割引分(月2,630円)を1年分まるまる損するし、機種変更手数料もかかるわけで、
今回はSIMフリーが正解かな、と。
次はどっかのMVNOにMNPして格安SIMにしちゃうのも手かなあと思っている。

で、アクティベートが済んだらバックアップから復元かけて完全移行しようと思っていたのだが、復元してる時間がない!
今日は、新潮講座「真夏の凹凸合戦」の日なのだ。そのとき見せびらかしたいw
というわけで、
SIMは元に戻し、
iPhone 7 Plusにはso-netの0円SIMを入れたのであった。
このとき、so-netからプロファイルをダウンロードしてインストールするのを忘れずに。
わたしは忘れちゃって、電車の中でやりました(テザリング経由でムリヤリ)。
復元はまああとでゆっくりやればよし。

さてひとつ問題があったのである。
とりあえず、新型iPhone関連の仕事依頼が終わるまでは傷をつけたくないので、
(もし実機が間に合わなかったら撮影用に少し貸して欲しいという話もあり……結局これは大丈夫になったのだが)
ケースをあらかじめAmazonで注文してあったのである。
それが昨日届いてたのである。
では使おうと開けたら……中にはいっていたのはiPhone 7 Plusのケースではなく、
いや、スマホのケースですらなく、なんと、これでした。
をい!
いったい何がどう間違えば、iPhoneケースの代わりにRS232Cケーブルがはいるんだ?
もうおかしすぎて腹立てる気にもならんわ。
冷静にAmazonで返品手続きする。

しょうがないので、新潮講座へでかける途中、
新宿のビックカメラに立ち寄って、適当にiPhone 7 Plus用ケースを購入するはめに。

悪くない感じなのでしばらくこれを使おう。