Fav-Logに5本目の記事を書いて送る。
混沌の屋形風呂
主にライターで収入を得ているフリーランスの荻窪圭です。 [PR]記事内のアフィリエイトリンクから収入を得る場合があります。
2025/12/29
2025/12/28
1228:日本橋界隈散策とアンモナイト
ご近所街歩き仲間忘年会の日。
毎年恒例で、忘年会前の街歩き。
主目的は日本橋高島屋資料館でこじんまりと開催されている「闇市と都市」。
戦後すぐの闇市時代……特に新宿にフィーチャーしてそのときの様子を展示したもの。
闇市って戦後のどさくさで勝手に路面にゴザ敷いて商売してたものってイメージだったのだけど
実際にはエリアごとにテキヤ集団の親分がいて、行政や警察とズブズブで焼けてしまった店の前や、バラックで商売をしていたらしい。
その様子がすごく克明に描かれてる。
今でもその名残があるのはゴールデン街と思い出横丁。
撮影禁止だったのが残念。
その後、せっかくだからと屋上まで上がり、そこから階段でアンモナイトの化石を探しながら歩くという平均年齢50代後半の集団なのだった。あやしすぎる。
ひとつみつかると目ができあがるのか、ゾクゾクとあれもこれもと見つかってすごい。
その後、榮太郎で買い物。
日本橋を渡って再開発がはじまったむろまち小路とその周辺。
古い木造一軒家で商売してた鰹節の大和屋(江戸末期くらい創業じゃないかということだった)や、うなぎの伊勢定(1946年創業)、そして書画用品(特に日本画。筆や岩絵具も)の有便堂(1912年創業。日本橋にやってきたのは1947年)も再開発の波に呑まれるのだった。
残念なので、閉鎖されたむろまち小路の仮囲いの工事用ゲートの上に手を伸ばして撮影。
完全に閉鎖されたのがわかる。きっとでっかいビルが建つのだ。もちろん手がけるのは三井不動産。首都高の地下化と合わせた再開発らしい。
室町エリアは何気に古さと新しさが混在してるのが面白みであったのだがなあ。
その後、常磐橋から大手町へ抜けて、お茶しようと思ったら、さすがビジネス街。
スタバですら開いてない。
でも、イマドキのオフィスビルの飲食フロアは休憩エリアがきちんと確保されてるのでちょっと休憩。
そしてちとふなのエバーグリーンで忘年会。
夜、ascii.jpに今年最後の猫連載を書いて送る。