2024/03/17

0317-03-麻布台ヒルズ初訪問-麻布台ヒルズから虎ノ門ヒルズへ戻りひそかに絶景を楽しむ

麻布台ヒルズから虎ノ門ヒルズへ歩く。

のだが、

我善坊谷が埋められて麻布台ヒルズになったことで、もともと高低差がある別々の土地だった「我善坊谷」と「仙石山」がつながった。仙石山はかつて仙石氏の屋敷があったことに由来する。

仙石山の住宅街には昭和12年に建てられた「仙石山町会防護団」の碑があったのだが、あれは残ってるのかなと立ち寄ってみると、ありました。

碑の隣や後ろにあった家は取り壊されてしまい、ぽつんと碑だけが残ってた。

2019年撮影の仙石山

2024年撮影の仙石山。碑の周辺がすっかりまっさらに。これから開発がはじまるのか。

ぽつんと残っていた「仙石山町会」の碑

さて、再び虎ノ門ヒルズへ。

愛宕神社で出会ったねえさまから

「あそこに見えるビルにあまり知られてない展望フロアがあっておすすめだから行ってみて。エレベーターで7階に上がって8階にエスカレーターで行ってそこからカフェの横にある通路に入って奥にあるエレベーターで45階に行けばあるから」

と云われたのだが、それでたどり着ける気がしなかったので

「そのフロアの名前はなに?」と聞いたら「東京ノードだったかな」という。

なので「東京ノード」というキーワードを頼りに言われたビルへ向かう。

このビルの少しデザインが違うフロアがそうなのだという

ビルの袂に辿り着くと、「TOKYO NODE」はこちら、という矢印の案内がある。

それに従うと、人々が多く出入りしてるショッピングや飲食の出入口ではなく、

その横のオフィスフロアへの扉に向かわされる。

この時点で不安になるが、ここまで来たら行くしかあるまい。

休日でほぼ人がいないフロアにはいり、エレベーターで7階に(乗ってるのがわたしひとり)行くと、だだっぴろいヒトケのないフロアに連れて行かれたのだが、確かにそこに「8階へ上るエスカレーター」があり「TOKYO NODE」と書いてあるではないか。

ひとの気配が僅かなので不安になるがこれを上るしかあるまい。


上がってみると、確かにカフェの脇に「TOKYONODE」と書かれた通路への入口がある。

他に誰もいなくて不安に思いつつ、思い切ってそちらへ向かう。いやな予感しかしない。



そこは無機質でところどころが光っていて左右には閉じられたドアがあって、

SFならレーダーが張り巡らされていて侵入者を見つけたらレーザーで攻撃されそうなそんな通路だ。


突然屈強な警備員が出てきて追い出されそうな通路を奥まで行ってみる。奥に何があるかわからないけどとりあえず行ってみる。すると突き当たりの右にエレベーターが。

これに乗るしかないなとエレベータの箱にはいると、「8」と「45」の2つのボタンしかないのである。


思い切って「45」のボタンを押す。

直通エレベーターはぐいぐいと上り、やがて45階に到着。

奥に大きな窓がみえる。


どうやら自動ドアの向こうが「TOKYONODE」らしい。

なんと、誰もいないではないか。


でも、そのフロアにあるお高そうなバー以外は確かに開放されているのである。

落ち着かないけどそれがまた楽しからずや。

そして東京を見下ろすには最高の場所なのだ。

窓からは警視庁やら皇居を見下ろしまくり。この上空から皇居一帯を見下ろせるとはおもわなんだ。すごいな森ビル。


国会議事堂を真横から見下ろすとか、丸の内のビル群を一望できるとか



なかなかすごい眺めなのであった。

まだTOKYONODEの目玉である上階のレストランはオープンしてないようで

オープンしてしまったらもっと人も多く来るだろうが、

ちょいと敷居が高そうなルートを通る必要があり、

これはあらかじめ教えられないと来ることできない場所ではあり続けそうである。

てなわけで帰宅して、

ascii.jpに猫連載を書いてメールして寝る。



0317-02:麻布台ヒルズ初訪問-愛宕神社から麻布台ヒルズへ

愛宕神社の男坂を下り、そこここかしこで工事している中、南下。
愛宕トンネル(1930年竣工)を抜け、


桜田通り(国道1号)側に出るのだが、その前にお寺に立ち寄り。

桜田通りと愛宕山の間はかつて寺町で、今でも愛宕山下にいくつか寺院が並んでいるのだ。

興昭院の「こんにゃく閻魔」と通称「さる寺」の栄閑院。

興昭院は1611年創建の浄土宗の寺院。こんにゃく閻魔は、眼病が治るよう祈願し、無事治るとこんにゃくを奉納したことから。


そういえば、文京区にある源覚寺のこんにゃく閻魔も眼病とこんにゃくだった。

あちらは眼病が治った婆さまが、好物のこんにゃくを断ち、備え続けたという由来がある。

眼病とこんにゃく、どんな関係があるのかいつか調べてみたい。

栄閑院の「さる寺」は、寛永年間に「猿まわし」が本業の泥棒がおり、改心して、猿をおいて巡礼に旅立ち、その猿は寺で可愛がられたという逸話によるもの。境内には猿塚がある。


他にもいくつか寺が残っているが、その辺はスルーして、

桜田通りに出て左折する。ここは室町時代の東海道といっていい。桜田門と小田原を結ぶ旧い街道だった。

・麻布台ヒルズ訪問


麻布台ヒルズの入口に来たのでシータ。東京タワーと麻布台ヒルズの両方が見える場所だ。

麻布台ヒルズ前でシータ #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


ちなみに、再開発前の麻布台ヒルズ入口はこんな感じ。

2019年の我善坊谷入口。奥に西久保八幡の山が見える

同じ場所から撮ろうと思っていたら……撮影した歩道橋が丸ごとなくなってた(正しくいえば、少しずれた位置に移された)。がーん。

ともあれここがこうなったのである。すごいね。


麻布台ヒルズ自体に入るのははじめて。

麻布台ヒルズ入口から少しずつ奥へ入っていく。ブランドものの店には興味ないから。

すると大きな違和感を感じる。

もちろん谷間の小さな町が全部解体されて更地になって新しい街が作られたのだから違和感は当たり前なのだけど、それは想像できる範囲。

違和感を感じたのは身体だ。地形が違うのである。

おかしいと思ってスーパー地形を見る。やっぱ違う。

赤い線は2019年のログ。紫の線がこの日に歩きながら録ったもの

かつてここは我善坊谷というちょっとした谷で、谷を奥へ歩いていくと左右も奥も急斜面でその谷地だけ凹んでいたのだ。地形図を見てもそうだ。

でも歩いて見えると、その谷地が緩やかな上り坂になっており、急斜面はなく、自然に高台につながっているのである。

森ビルは地形まで変えたのかー、って感じ。「谷」がいつのまにか「ヒル」になってた。


といっても当時の地形の名残をわざと部分的に残したのか、人工的に新しく作ったのかわからないけれども、それなりに細かな高低差があり、すごくわざとらしさを感じる。


その自然を振りまいているようで実はとてもあざとく人工的であるところがイマドキなのだといわれるとそれはそれで面白いわけで、湾曲したビルやそこに張り付いた緑や木々も含めて、わざとやってるとしか思えない人工的な自然という違和感がこの麻布台ヒルズの魅力なのだろう。

実は、工事中や工事がはじまる前の我善坊谷で撮影したりTHETAしたりしたので同じ場所でもう一度撮ろうと思っていたのだけど……変わりすぎててわからんかったわ。

ただ、かつての我善坊谷にあった時が止まったような旧い街並みにノスタルジーを感じて惜しがるのは違う。

あれは、古さが残っていたんじゃなくて、「すでに開発が決まっていたため、新しく建て替えることもできなくなった、時を止められた街」だったからだ。時が止まっていたのではなく、止められていたのだ。好きで古い町のままでいたわけじゃないのである。

時が止められていた我善坊谷(2019年2月)

さてここまで来たらあそこへ上らないわけにはいかない。

もと「日本郵政グループ飯倉ビル」、1930年竣工の「旧逓信省貯金局庁舎」跡地に建てられたJPタワーの展望フロアである。

ちなみに、2007年に撮影した1930年竣工の建物がこちら。

カッコいいよねえ。

これが完全に取り壊されて跡形も無くなり、「麻布台ヒルズ」を代表するモダンな超高層ビルになった。

麻布台ヒルズは谷地だというけど、このJPタワーは高台に建ってるじゃないかという人もXで見かけたけど、いや「JPタワーだけ」が高台で、そこ以外は谷地の地形を改変して作られた「ヒルズ」なのだ。

展望フロアまでの行き方がよくわからないので案内の人に尋ねたりしつつエレベーターで上る。


広いフロアは観光客でいっぱいで、特に東京タワーが見える方向は人気だ。



ここからの眺めは素晴らしく、

見下ろすと、ロシア大使館、桜田通りの旧道の90度カーブ、西久保八幡神社、芝丸山古墳、幸稲荷神社などが一望できる。






そして、海が近い。空気が澄んでいたら房総半島も富士山も見えるだろうなあ。

思わずシータ。


実はここでも「荻窪さん?」と声をかけられた。またもや旧知の人(昔、仕事をさせてもらった)と会う。たまに都会に出ると都会がせまくてびっっくり。

ひととおり楽しみ、エレベーターで降りたら、外苑西通り側に出る。ロシア大使館の前だ。

愛宕神社で会った街歩き仲間に、ロシア大使館前に大統領選挙投票のための行列ができてると聞いたので、見ておこうと思ったのである。

そして雁木坂から霊友会の前を抜け、西久保八幡をスルーし麻布台ヒルズ方面へ再び。





0317-01:麻布台ヒルズ初訪問-虎ノ門ヒルズから愛宕神社へ-

 麻布台ヒルズ訪問の日

・虎ノ門ヒルズ駅から愛宕神社へ

麻布台ヒルズの最寄り駅は神谷町であるが、いきなり行っても面白くない。

久しぶりに愛宕神社へも訪問したかったので、虎ノ門ヒルズ駅を使ってみることにする。

虎ノ門ヒルズあたりから愛宕神社へは、いちいち男坂へ回らなくても、裏から愛宕新坂へつながる階段があり、そこを使えば近道なのだ。

2014年撮影。ここを上って愛宕新坂へ向かう階段があったのだ


ただ、この階段が残っている気がしない。地図を見ると、その階段へつながる裏道のあたりには虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワーが建ってる。

あれこれググってみると、どうも地上に出なくてもデッキでレジデンシャルタワーから愛宕新坂へつながるルートがあるらしい。

この赤い矢印にルートで行けるはずだ(2019年に日経ビジネス連載用に作成した地図を加工)

よし、それを目指そう。

まず虎ノ門ヒルズ駅で降りる。


指示に従って改札を抜けると派手な吹抜けの地下空間に出る。

飲食店が並び賑わってる……のはいいんだが、ここはどこだ?

T-MARKETってなんだ?


わたしはここから2Fのデッキに出たいのだけど、どこから行けばいいのだ?

さっぱりわからん。いろんな案内を見ても、「愛宕山方面」の案内がない。

とりあえずレジデンシャルタワーへ向かえばいいはずである。

これを上ったらなんとかなるんじゃないかと長いエスカレーターに向かう。

上る。1Fに出る。もうひとつ上った方がいい気がしたので、さらに上る(他にそっち方面へ行く人がいないので不安になる)。エスカレーターが3本あり、真ん中が少し細いのが面白い。ここは時間帯によって上り下りが逆になったりするのかもしれない。


どうやら2Fに出たようだ。とりあえずビルから出ると見覚えある風景。

数年前の内覧会の時に歩いたのだ。そして日経ビジネスの記事を書いたのである。

少し東へ歩き、ぐるっと見渡すと、ビルの隙間に森っぽいものが見える。


あれが愛宕山に違いない。とデッキを歩いていくと、小さな赤い鳥居に辿り着く。

赤い鳥居には……鳥居があるだけでなんの案内も解説も無いけど、ここを抜けると愛宕新坂だ。


急に見覚えのある風景に戻る。ここは愛宕山の裏手。見下ろしてみると、右手にレジデンシャルタワー、左手に手付かずの旧い町という東京っぽいギャップが興味深い。


坂をさらに上っていくと、愛宕神社境内に裏から出る。妙にコギレイになっていて、記憶にある愛宕神社とかなり違うのだが、虎ノ門ヒルズと合わせて整備されたのだろう。真新しい池には昔と同じように鯉がいる。

そして猫に会う。まさかど真ん中で寝てるとは。


年を取って動くのおっくうそうな白猫である。実はこの猫、10年前にも会っている。それだけ年を取ったのだなあ。猫連載のネタにしようといっぱい撮る。

猫を撮っていると不意に「あれ?荻窪さん?」と声をかけられる。よく見知った街歩き仲間が3人。

偶然にもほどがある。

そこで、虎ノ門ヒルズのあまり知られてない展望フロアの話を聞き、行ってみるべしといわれる。

帰りに寄ってみよう。

その前に麻布台ヒルズだ。

愛宕神社の男坂を下り、愛宕トンネルを抜けて麻布台ヒルズへ向かうことにする。






2024/03/16

0316:Alku Tokyo 1周年記念トークショーの日

王子にある「北とぴあ」でAlku Tokyo 1周年記念トークショー。

Alku Tokyoは東京メトロが発行する季刊のフリーペーパーで

(東京メトロの各駅に置いてあるのでよろしければぜひ)

今回はそこに登場した街歩き系の人々4人(荻窪圭を含む)と町田忍さんの5人が

持ち時間15分ずつのトークショーを行い、

さらに東京メトロクイズ大会も開催するというイベント。

会場のホールはなんと「プラネタリウム」

内側のカーブした壁面にプロジェクターで投影し、

客席はプラネタリウムならではの傾斜で140名。

機材チェックで入ったときは客席が近くてこっちが見下ろされてる感じなので戸惑ったけど

いざはじまってみると、実に具合がよいのだった。

ここが会場となったプラネタリウム

こんなポスターがありました

会場に向かう(前を歩いてるのは小林政能さん)

ステージから見た客席。球形である。

ステージからTHETAでリトルプラネット

わたしはいつものように、iPad ProにアダプタをかませてHDMI出力し、
KeynoteでApple Pencilを使ってあれこれ落書きしたりしながら「古道」メインのプレゼン。

持ち時間をちょっとオーバーしてしまって申し訳ないけど、

楽しませていただきました。

プラネタリウム兼用のホールって臨場感あって良いわ。スクリーンもでかいし。

終了後は北とぴあ内にあるキリンシティで打ち上げ。

久しぶりにビールなどを飲む。