2014/02/08

[大雪]53Fのパーティ会場へ雪中行軍

えっと、大雪でした。雪国のような勇ましい降りっぷり。


1時間余裕を見て家を出たものの、
駅に着いたら、車が踏みきりで立ち往生したとかで小田急が止まってて、


ホームで30分ほど待たされ、徐行徐行で新宿へ辿り着き、
友だちと合流して3人で東京湾埋め立て地方面へ。

辰巳から吹雪状の雪を全身で浴びながら橋を渡り
気分は「八甲田山」。頭の中になるのは「雪の進軍」。
めざすは
対岸の高層マンション53Fである。

橋を渡ったはいいけど、似たような高層マンションが建ち並び、
マンション名の書いてあるプレートは雪に埋もれ、
なんとか辿り着いてパーティールームを呼び出し、
53Fへ向かう。

足跡一つない雪原と高級マンションのギャップがたまらん。
こんな天候の中わざわざ遊びに行くなんて酔狂なヤツはアホだ。

と思いながら
会場へ辿り着くと、そんなアホな大人が何10人とおりました(笑)。

酔狂すぎます。
そこは、東京スリバチ学会系の懇親会で、
老若男女が……いやさすがにこの天候なので
平均年齢は下がっておりましたが、
いやはや、賑やかで、
45年ぶりとかいう大雪と
暖かな高層マンションというギャップが
映画のようで、いや映画ならここで何かサスペンスな展開が期待されるのであるが、
もちろんそんなことはなく、
夜景がきれいというその部屋から見えるのは猛烈な勢いで舞う雪だけで、

集まっているのはマニアックな人々ばかりなので
いろんな人とマニアックな話をして盛り上がり、
マニアパレルな人から、マニアックなエレベーター手ぬぐいを買ったりして
過ごしたのでありました。

帰りは雪も少しおさまり、
電車も遅れてはいたもののそれなりに動いており、
平和裡に帰宅したのでありました。

いやあ、相変わらず雪の中を歩くと疲れるけど、
いろんな意味で面白かったわー。



2014/02/07

[不調]

ゲラをひとつチェック。
次の仕事に取りかかるもすすまねー。やべー。しぬー。明日雪だー。ばたむ。

2014/02/06

[悲惨防止フィルム]E-M1のモニタに保護ガラスしたこと忘れてた

ちょいとお仕事の打ち合わせ、というか、顔合わせのために等々力渓谷のOTTOでランチ。いやあ一度来てみたかったんだ、ここ。
はじめましてと挨拶したら、実は10年以上前にメールのやりとりをしたことがあるといわれて、すみません記憶にないです申し訳ない。
先方は当時某社のエンジニアさんだったはずなので、何か知りたいことがあってこっちが質問したのかもしれない。
ともあれ、等々力渓谷を見下ろすとっても昭和なイタ飯やさん、OTTOである。
等々力渓谷を散歩しながら「あそこ、いってみたいなあ」と思ってたのだ。
E-M1 + panasonic 25mmF1.4
食後、せっかくなので等々力渓谷横穴墓や野毛大塚古墳を散歩してから帰途につき、
帰宅して、自分のOM-Dを見て思いだした。
「あ、そういえば、E-M1のモニタに保護ガラス貼ってたんだった。すっかり忘れて普通に使ってたよ」
である。

先月あたり、友だちから「今度、E-M1用の保護ガラスを出すからちょっと使ってみて感想を教えて」と送られてきたのである。

はたと困った。
実は、生まれてこの方……まあ実質的にはデジカメや携帯電話が出てこの方、
「一度も」、モニタに保護フィルムなぞを貼ったことがないのだ。
貼ろうと思ったこともない、というか、保護フィルムを貼ろうという発想がわからん。
だって見づらくなったりタッチの感触が悪くなったりしそうじゃないか。

指紋なんてついたら拭けばいいやないか。

とあるデジカメユーザーは、中古で売るとき、少しでも査定が高い方がいいから
普段は保護フィルムを買って、売るときに剥がすといった。
ああ、それならわかる。わたしはいつも乱暴に使うので、査定の時不利だ。

先日、スマホを買った知人にそう聞いたら、表面が傷つくといやだからといった。
デジカメのモニタならともかく、
イマドキのスマホは強化ガラスを使ってるので、
傷がつくことはほとんどなく、むしろ、割れるか割れないかの世界だろうと。

やっぱわからん。安いフィルムだと明らかに見づらいし、フリックなどで指を滑らしたときの感触が悪いもの。

さらに、だ、うちにあるXperiaの写真を見て欲しい。
わたしのXperia。こうしてみると1枚貼ってあるのがよくわかる。ちょっと反射してるし。

よく見ると、すでに1枚「貼ってある」のだ。飛散防止フィルムとして貼っているらしい。
実はこれもイヤなので、以前使ってたIS06では無理矢理ナイフを差し込んではがしたほど。
今回はめんどくさいのでやってないけど、
IS06では剥がした方が明らかに画面がきれいで明るくなった。
このXperiaも、剥がした方がよくなると思う。

もちろん飛散防止フィルムの有無はメーカーによって違うだろうけど
(心証としては日本メーカーの方がやってると思う)
飛散防止フィルムが貼ってある上にさらに保護フィルムを貼ろう、なんざコンドームの2枚重ねというか(←をい)、2枚でどうだ、というか、
何したいんだかさっぱりわかりません。

すでに1枚貼ってあるのになぜわざわざ追加する?
さらに上手く貼れないからといって、手数料払って貼ってもらったりする?

謎である。

で、話は戻る。
そんなわたしのところに液晶モニタ用保護ガラスが送られてきたわけだが、
せっかく送って貰ったのだし、
そんなわたしのところへ送るのだろうから自信作なのだろうし、
あとからきれいに剥がせるというし、
こういうことでもないと自分で貼ることはないだろうから、
ちょっとだけ体験がてら使ってみよう、と
先週末に貼ったのだ。

実はこういう細かい作業苦手なのでアレだったけど、
0.1度ほど傾いちゃったけど、貼り直しは一度だけで
なんとか成功。

で、貼ったのをすっかり忘れて普通に使ってた自分に今日驚いたという次第。

E-M1+保護ガラス。マクロで撮ったけどわかりづらいですな。

いやあ違和感なく使ってる自分にびっくりした。
なぜだろうと思ったら、
これ、「フィルム」じゃなくて「ガラス」だったのだ。
ガラスなのである。だから指触りもいいし、表面がきれいにフラットで、
一般的なフィルム(というか、なんだあれ、合成樹脂みたいなもん)とは
見映えも触感も全然違ったのである。

それがこれである。
Deff DIRECT STORE / High Grade Glass Screen Protector for OLYMPUS OM-D E-M1
ちなみに、E-M1用とあるけど、E-M5やStylus 1やE-M10でも使えます。
寸法を見る限り。

なんだか不自然なほどステマっぽい展開だけど、
指の滑りがよくてさらりとした触感もいいし、
デジカメの背面モニタってスマホほどの強度はない上に
汚れが付きやすい(ファインダーを覗くと、鼻が当たるから)から
これはこれでアリ。

なるほど進歩したものだと。
ハイグレードと称するだけのことはあるなと。

これを機に宗旨替えするつもりはないのだけど
(やっぱ、ナマが好きだし、落として割れたらしょうがないと思ってるし)、
E-M1に貼り付けたコレは、そのまま剥がさずに使い続けようと思っております。
貼ったのを忘れたくらい違和感なく使えるなら何の問題もないもの。

iPhone用のもあるから、この手触りなら
iPhoneの保護フィルムを探してる人におすすめかも。
iPhoneの方が落としてガラスが割れて飛散したら悲惨だものね。
悲惨防止フィルムということで。

で、夜、
ascii.jpに猫連載を書いてメール←した仕事はそれだけかいっ



2014/02/05

[富士山]ベランダから富士山がよく見えた朝

朝、富士山と丹沢山系がきれいだといわれて起きる。
確かに雪が残ってよい感じ。
E-M1 + 60mm
ついでに、D600にシグマの50-500mm(旧型。手ブレ補正のないヤツ)をつけて。
ジグザグに山頂を目指す登山道が見えます。
いやあ、富士山だなあ。
てなわけで、終日自宅仕事。
えっと、iPhoneで古地図散歩をしよう的な電子書籍が出ます。たぶん。
その原稿を書き上げてメール(いや、もっと前に第一稿は書いて渡してあったのだが、一部、差し替えたいところが発生して、そこだけ書き直してたのだ)。
ふー。
一段落。
でもあとひとつ、電子書籍ものでやんなきゃいけない作業があるのだ。
うがー。

[THETA]THETAパノラマをGoogleマップに!

THETAアプリがバージョンアップして
PhotoSphere XMP付JPEGファイルを書き出せるようになった。

要するに、
グーグルマップにTHETAで撮ったパノラマをのっけられるぜ、
という話。
もっともTHETAアプリに「Googleへの書き出し」機能がついたわけじゃないので、
ちと手順が必要になる。
試しにやってみたらできたのでご報告を。

大前提:位置情報付のTHETA全天球データをパソコンに転送してあること。

  • 位置情報付でシータするには:iPhoneからのリモートで撮影すると、画像にiPhoneの位置情報データが付加されます。シータ単体で撮ったときはダメ。
  • シータとパソコンをUSBでつないで適当な方法で転送しておきます。
ではやってみる。
  1. RICOH THETA for Windows/Mac (なんて芸のない名前だ!)で使いたいファイルを開く。ちなみにわたしはGraphicConverterを使って画像を選んでおります。
  2. 天頂補正書き出してでてきとーなとこに書き出す
  3. 書きだした店長補正画像(←店長を補正してどーする)をGoogleフォト(あるいはpicasa)の適当なフォルダにアップロードする(わたしはTHETAってフォルダつくった)
  4. ビュー:Googleマップを開く(ビュー - Google マップ)。
  5. カメラアイコンをクリックしてアップロードした天頂補正イメージを指定する。

  6. タイトルを付けてアップロードする
  7. 待つ
  8. 待つ
  9. 寝る
  10. 起きる
  11. Googleマップにめでたく掲載される。ちなみにわたしの場合、夜にアップロードして翌午前中には登録されてました。けっこうはやい。

いやあ、無事登録されてよかったね、と。
ちなみにここは広島県福山市。鞆の浦の奥の方であります。
開くとこんな感じ。
鞆の浦観光の人もこんなとこまではなかなか上らないので貴重です。遠くに見える上りは、淀姫神社。


THETAで撮った写真を簡単にグーグルマップに公開できて、しかも地図からぐるぐる回してもらえるという素晴らしいお話でした。
これをブログに埋め込めるとよかったのだけど、まあそれはアレだ。

ちなみに専用のページも作ってくれます。
今後も気が向いたらちょこちょことアップロードしていくつもりなので
興味ある方は是非ご訪問を。

いやあ、やっぱTHETAは楽しいわ。
どんどんできることが増えていくってのもまた素晴らしい。

追記20140206:位置情報がついてない画像データでも、Googleマップビューに登録する際、地図から場所を指定することでアップロード可能なことがわかりました。
これならシータ単体で撮ったパノラマでも(撮った場所を覚えていれば)Okですな。


2014/02/04

[日記]渋谷で雪、世田谷で月

渋谷におともだちの20代女子を呼んで作例撮り……だが、
雪が!

雪が降る前の渋谷をヒカリエから。まだ渋谷川は開いてます!
E-M1

この1時間後には雪が降り始め、2時間後にはこんなことに。
E-M1

ヒカリエから出られません。まあ、窓がでかくて明るいから何かと便利な場所です。

やがて日が暮れ雪もやみ、
神保町の家電批評編集部で次号の打ち合わせして
遅れに遅れた請求書を渡して帰宅したら
月がきれいだったので思わず。
E-M1



2014/02/03

[日記]アサヒカメラで鼎談

なんとか日本カメラの原稿を形にしてメール。ひぃ。
夕方からはDfを持って築地方面へ。

新橋から朝日新聞社へ歩く道、
首都高をくぐる面妖な歩道橋が工事中で、
きっとシオサイトっぽい新しい歩道橋になるのでありましょう。
また昭和がひとつ消え去りますな。
昼間にここでシータしときたいな。


アサヒカメラで、赤城さんと担当編集者とあれこれカメラ鼎談。
わたしなんかでいいんだろうかと思いつつ
楽しく談笑してビール。
今週、iPhoneカメラ講座はお休みなので、仕事しないで寝る。

2014/02/02

[日記]DfとSpheroとgnomeの3本です

1)いやあ、Df楽しいわ。
やっぱこのセンサー、階調が豊かで、イマドキの高画素機とは絵が違うもの。
それが一番魅力的。
昔、デジカメの進化について、中ザワヒデキさんの「西洋画人列伝」(名著です!)をベースに、
画伯は西洋画の歴史は「色彩派」と「形態派」のせめぎあいでなりたっており、色彩派はいうなればペイントソフトであり、形態派はドローソフトであるという風に広がったといったのだけれども、その講義にインスパイアされたわたしは「ああ、もしかしてデジカメの世界もそうじゃないか」と思うに至ったのである。「油絵」という世界において「色彩派」と「形態派」が現れたように、色彩のみで表されているデジカメの画質にも「色彩派」と「形態派」があるのである。
てなコラムを2001年に書いたんだけれども、
Dfは形態派が主流の中、色彩派の要素が強く入った、印象派的なカメラなのだ。
まあ要するに、画素数を抑えたかわりに、豊かな階調を手に入れたってことです。
で、あのカチカチしたダイヤルを回しながらフルマニュアルで、
カメラがいう適正露出なんて無視して、自分の撮りたい露出で撮ると楽しいのだ。


ちなみに、
絞りリングがついた昔のDレンズって
めいっぱい絞り込んだ状態でカメラに装着して
電子ダイヤルで絞り値を設定しなきゃいけないと思い込んでたけど、
設定メニューから絞りリングを使う、ってすると、絞りリングが有効になるのね。
Dfをいじってて、今日知りました……orz。
もしやと思って調べたら、D7000もD600もできました……orz。
たぶん、もっと前からできてたみたいです。んが。
D1の頃、Dレンズは絞り込んで装着しないとダメだったから
ずっとその習慣をひきずってたよ。がーん。もったいない。


2)リモコンで動くボールが届いてた。
いやあ、すっかり忘れてた。
昨年、Adobe Cloud 100万人ユーザー記念ありがとうキャンペーンなるものがありまして、
Adobe Creative Cloud 100万人ユーザー記念ありがとうキャンペーン
Photoshop CCの写真業界プランにはいったときついでに申し込んでたのだ。
商品の選択肢は6つ。

なんともマニアックなセレクトだが、
欲しいと思ったのはGoProとSphero 2.0。
で、面白そうだけど自分では買わないよなって視点で、
Sphero 2.0を申し込んだのだった。
それが当選してたのである。
いやあこの手のが当たったことなかったのですっかり忘れてた。
ちなみに、たくたさん(Flick!編集長)も当たったらしい。
応募が少なかったんだろな。

で、ちょっと転がして遊ぶ。
ほんとにiPhoneをリモコンにして動き回るのが面白い。
すごいのは、Sphero対応アプリがすでにいくつも出てること。
感心して、
ビデオを撮りながらSpheroを操れるSphero Camを落とし、
猫とSpheroが戦う動画でも録るぞと思ったら……
かふかはびっくりして飛び上がって逃げちゃいました(泣)。

ともあれ面白いオモチャである。

3)濃霧
夜、外がすごいノームだと聞いてあわてて観に行く。
そしたらノームがびっしり……
いやそれはノーム違い。


2014/02/01

[古道散歩]東京古道散歩第2回-国分寺編-

朝早く起きて、SV600に活躍してもらって
自分用の地図や資料をA4にプリントしてもっていく。

昼過ぎ集合場所の西国分寺駅着。
13時から新潮講座「東京古道散歩」第2回。
今回、週刊東洋経済の取材が入るということで
編集の方がひとり同行。
いやはや、もし取り上げられたら読んでやってください。

当初、国分寺跡から武蔵国府跡へ歩こうかと思ってたが、
国分寺と府中の間がなんとも、古道がそのまま残っているわけでもなく
途中に史跡があるわけでもなく、参加者が退屈してもいかんなと思い、
恋ヶ窪と武蔵国分寺跡というルートにした。
当時の道はこんなである。
当日配った資料の1枚

西国分寺駅から中央線北側へ渡り、
恋ヶ窪の鎌倉街道を熊野神社まで、江戸名所図会のプリントアウトを見ながら歩き、
住宅街を、できるだけ東山道武蔵路を辿りながら、
恋ヶ窪の姿見の池へ。

中央線を渡り、反対側に残る東山道武蔵路跡を南下。
現国分寺と武蔵国分寺跡を堪能し、
資料館で発掘資料を見て、
府中街道を渡って武蔵国分尼寺跡。
伝鎌倉街道を北上して西国分寺へ至る2時間半の散策でありました。

いやあ、わたしは講師なのでワイヤレスマイクをつけてしゃべりながら歩くのだけど、
ひとりでしゃべるのは寂しいわー。
さらに、特に何もネタがない道を歩いているときは無言になっちゃうので
次回はそういうとき用の小ネタを用意してプリントアウトしていこうと思った次第。
もうひとつ、
いざしゃべってると、細かいことをけっこう思い出せなくて
自分の記憶の適当さに凹む。
本を書くときは曖昧なとこをその都度調べられるからいいけど
しゃべるとなるとそんなヒマないんだよなあ。
次回への反省点。

で、当日のGPSログはこんな感じ。
さすがに講師としてしゃべりながら歩いてると、
猫がいるからといって悦んだり立ち止まって写真撮ったり(3度ほど遭遇した)
できないし、写真撮るタイミングもなかなかないので
ほとんど撮っておりません。まあしょうがない。
Zweite GPSによるログ
参加してくださったみなさま、ありがとうございました。
楽しんでいただければ幸い。
次回は高田馬場から池袋へ鎌倉街道を辿って歩きます。

で、なんと、4月からの第2期が決定いたしました。
詳細はまもなく発表されると思いますが、
次回は3回とも歩きます。春ですし。
ぜひご参加いただければと思います。

講座のあとは、新潮社の人とかゲスト参加してくださった皆川さんとか
そのお友達とか、参加してくれたわたしの友だちらとしばしお茶。
ふー。
疲れたけど面白かった。






2014/01/31

もう1月おわりかよ的な

昼間、ちょいと近所で作例撮り。
というか、レンズの比較テストをしておきたくて、
以前チェック用に撮った場所で同じように撮る。
たまにやっておくとデータが溜まってよい。
まあ、でかくて高いハイエンドレンズの画質がよいのは当然だけど、
オリンパスの超薄型電動ズーム12-42mmはかなり検討。
逆に、E-M5の標準ズームレンズとして登場した12-50mmは細いしマクロモードあるし24-100mm相当ってのは扱いやすいけど、クオリティ的には今ひとつという感じで。

デジカメのレビューは書き慣れてるから、作例を用意して十分に触ればすぐ書けるだろうという心づもりだったのだけど、そういう時はどっか油断してるんだろうな、全然すすまねー。結局書き上げられず、明日のために寝ちゃうのである。

2014/01/30

[THETA]全天球パノラマをGoogleに

THETAアプリのバージョンが、iOS用、パソコン用ともにバージョンアップし、
「写真を(xmpメタデータ付で)カメラロールに書き出せる」とか
「カメラロールに保存されたイメージを表示できる」となどの機能が付いて
またワンランク上に行ったわけである。

まあ、
「カメラロールから開いた全天球イメージはサーバーに上げられない」
(がーん。いったん書きだした絵をレタッチして補正したりモノクロにしてからサーバーに上げたかったのに)
のは残念でありますが、順調に進化してて楽しい限り。

今回の一番のウリは
「xmpメタデータ付出力」でありまして、
要するにGoogleのStreetViewが使ってるのと同じ形式で書き出します→Googleのサービスを使ってパノラマを表示ができます→リコーのサーバーを使わなくてもパノラめる!

で、やり方はアホみたいに簡単。
今回はパソコンを使って(その方が高解像度のイメージを扱えるから)
パソコン上のシータアプリから画像を書きだし、
それをGoogle+のフォトアルバムにアップロードする
だけ。
これがその元データ。

Googleさまは何度もここで取り上げてるとおり、
画像を勝手に解析して「雪を降らせたり」「HDRにしたり」「アニメGIF」にしたりしてくれるわけだけど、
混沌の屋形風呂: [google]googleさまが雪を降らせてくれました
混沌の屋形風呂: googleさんが勝手にパノラマ作ってたなんて
そんな調子で
正距円筒図法でPhotoSphereXMP対応の画像を見つけたら、
「勝手にパノラマと解釈して、ストリートビューな感じで見せてくれるのだ」。
こっちはデータを普通の写真のように上げればいいのである。

それをgoogle+のサイトで見るとこうなる。

で、パノラマアイコンをクリックすると(まあしなくても勝手になるけど)、
このようにパノラマで見せてくれるのだ。
おお。おもしれー。
ただし、直線がぐにぐにと波打っているのは謎。
どうして波打つんだ?

いやあこれはお手軽でいいや、
と思ったのだが、
「このパノラマをブログに貼りたい」「Facebookで共有したい」ときはどうするんだ?
URLをコピペしてFacebookやTwitterに貼ればいいのだけど、
ブログに埋め込めないし、
なんだかGoogle+のフォト共有って、Google+での公開しかできないっぽいのよね。
その点、picasa時代より不便なわけで、
このブログはGoogleのブログサービスなのでイケてもよさそうだけど、
だめそうです。
ここにパノラマを埋め込みたいぞくそ。

もうひとつ、
iOSのGoogle+アプリではパノラマ表示未対応です。
Safariで見なきゃいけない。

なんとも中途半端な感は否めないのだけど、
これが第一歩ということで、
毎月のように何らかのアップデートが為されているのはよきことであります。
ああ、あとはGoogleさまががんばっていただきたい。
とりあえず、
iOSでもパノラマ鑑賞できる
パノラマ状態でブログに貼れる
の2つはなんとかしていただきたく思うです。

さらに
Googleマップに貼れます。
とりあえず、picasaウェブアルバム(というか、google+フォト)に
THETAのPhotoSphereデータをアップロードし、
そいつをGoogleマップで指定してやるだけ。
簡単。
詳しくはこちらを。
Googleマップ | RICOH THETA

てなことにかまけてて仕事が全然すすんどらんわ(泣)
とりあえず
ascii.jpに猫連載を書いてメールした。




2014/01/29

[渋谷]駅前に渋谷川が顔を出したと聞いて

昨日三井さんから、工事の関係で渋谷駅前の渋谷川が一部見えてるよと教えられ、お、これはぜひ見ておきたいと思い、
レビュー用作例が必要なカメラと時前のE-M1を携えてまずは渋谷へ行ったのである。
ヒカリエから渋谷川を撮影して、あとはブラブラとレビュー用作例でも撮ろうかなという算段。

最近はよく知られるようになったけど、
新宿御苑あたりから流れ出た川は原宿から渋谷を流れ、広尾をすぎて、下流は「古川」という名前になって海に注ぐ。
今は地下を流れる暗渠になってるので普通は知られてないが、
渋谷駅南の「稲荷橋」から開渠となって顔を出してるので
ああ、ほんとに渋谷駅前を流れてるんだなとわかるわけだ。
当時の地図をひっぱりだしてみるとこんな感じ。

 

いやあ面白い。
左は明治時代後期の渋谷。
山手線はもう通っているが、渋谷駅の場所が今とは違う。
わかりにくいけど、山手線の内側を渋谷川が流れてる。
「東京時層地図」の方が見やすいので、そのスクリーンショットにちょいと書き足してみたのがこちら。

左が明治の終わり、右が昭和末期の渋谷。東京時層地図より。
渋谷川がモロに東急東横店の下を流れてるのがわかるのだ。
渋谷南口の稲荷橋は現存。名前の元となった稲荷神社は元は駅前にあったが
今は遷座して、金王八幡の隣の「豊栄稲荷神社」となっている。
駅前バスターミナルに稲荷がポツンと残ってても面白かったのだけど、まあちゃんと遷座してますってことで。
で、バブル期の地図にある青い四角が、今日顔を出していた渋谷駅。

駅に着いたら寄り道せずにヒカリエに向かい、即行で9Fへ。
西方面はここが一番観やすくて人も少ない。
駅を見下ろすと……絶賛大工事中
もともと渋谷にはめったに近寄らないのでよけい変貌過程が新鮮なのだが、
東急東横店は半分以下になってて向こうにスクランブル交差点は見えてるわ、



東急渋谷駅跡はもう屋根もなくどんどん削られてるわ。
そして駅前にぽかんとあいた狭いスペースに顔を出してる暗渠。
中はよく見えないのだけどあれが渋谷川だろう。

iPhone5s+アプリあれこれ


ついでに歩道橋からも。


にしても、
渋谷駅東口は大変貌しますな。
渋谷駅に西側から……つまり井の頭線でアクセスする身としては
ダンジョンっぷりに拍車がかかって混迷の度を深めております。

ついでにぶらぶらとカメラを持って散策し、
神泉駅から井の頭線。
池ノ上で降りて、森厳寺経由で下北沢駅へ。
下北沢駅も絶賛大改造中で
駅前にあった戦後を思わせる下北沢駅前食品市場も徐々に閉鎖されつつあり、



一部だけが細々と残っているありさま。
まもなくすべてが閉鎖され、新しい下北沢駅の建設がはじまるのでしょう。

古いものがなくなるのは寂しくはあるけど、
まあ東京なんて徳川家康入府以来、こんなスクラップ&ビルドと改造の繰り返しの上に成り立ってきた都市なわけで、いまさらなにをかいわんや、という気がしないでもありません。

夜は新潮講座のための準備をあれこれ。

[デジカメ]オリンパスのE-M10も出た。狙いは魚眼ボディキャップレンズ!

オリンパスからも発表がありました。
E-M10。
ミラーレス一眼カメラ OLYMPUS OM-D E-M10|オリンパス
「撮るというアイラブユー」ってコピーはポエムにしてもヒドイと思うけど、
これが「プレミアム」かどうかはアレだけど
その辺は広告だからまあ我慢するとして。

往古のOM10がエントリー向け一眼レフだったのと同様、
こちらもエントリーモデル。
E-M5に比べて少し軽くて、防塵防滴じゃなくて手ブレ補正が3軸で、
時節柄Wi-Fi機能は内蔵で、
まあ、下位モデルなのだ。

バッテリーはE-M1/E-M5とは違い、
Stylus 1、PEN5以外のPENシリーズ(P3/PL5/PL6/PM1/PM2など)と同じ
BLS-5(容量的にはほんのちょっと少ない)。
充電器・充電池・電源アダプター | オリンパスイメージング

つまり、「これはE-M5の後継機ではありません。むしろ、PENからのステップアップ用EVF搭載モデルなのです」ってことだ。

E-M5ユーザーは後継機じゃなくて残念でしたってことで。
でも、E-M5も早々にファームアップ2.0が出たし、しばらくそのまま使っても悪くないでしょう。
フォーサーズシステム ファームウェアアップデート | オリンパスイメージング

新しい電動ズームレンズも面白い。
14-42mmなんだけどめちゃ薄くて(このレンズをつけたE-M10はStylus 1と変わらない大きさ)、別売りの自動開閉キャップのギミックがなかなか面白いので
日常使いにいい。
今までの14-42mmレンズを使ってた人は買い換えたくなるレベル。
従来の14-42mmより5cm寄れるし。

個人的には、
魚眼ボディキャップレンズだな。あれは買う。
交換レンズ フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980(9mm F8.0 Fisheye)|オリンパス
25mmF1.8は……すでにパナの25mmF1.4を持ってるからどうするか不明。

で、
2013年半ばから、
ソニーのα7、オリンパスのE-M1とE-M10、フジのX-T1と
光軸上にEVFを搭載した「一眼レフ風デザイン」のミラーレス機が続々と出てきつつあるのだけど、
これ、EVFのクオリティが上がったのと同時に
欧米での展開をにらんでのことかと。
あっちでは一眼レフスタイルじゃないとどうしてもワンランク下に見られるし、
E-M5はあのスタイルだったことですごく注目された、
とオリンパスの人がいっておりましたので。
そう考えるとわかりやすい。
ただ
日経によると
レンズ交換式カメラも欧州や中国の景気減速の影響でエントリーモデルの需要が落ち込んだ」
キヤノンの田中副社長「180度変わった市場に対応」 :経営トーク :企業 :マーケット :日本経済新聞
ということで、レンズ交換式カメラ市場も大変そうです。

2014/01/28

[デジカメ]富士フイルムのX-T1は欲しい

富士フイルムの新製品発表会。
登場したのはX-T1。
これ、めちゃよさげ。

今までのXシリーズになかったISO感度ダイヤルもついてるし、
EVFがでかくなったし。
ちなみに、0.77倍ってメチャでかいっす。
今までで一番でかかったオリンパスのE-M1が0.74倍だから
それよりちょっとでかいのだ。
E-M1の良さのひとつがEVFがでかくて明るくて見やすいことだったわけで
それを数字で上回ってきた。
ハイクオリティなEVFは正義です。あれは素晴らしい。
しかもレスポンスがいい。レスポンスも正義です。
わたしのなかでミラーレス一眼といえば
E-M1かX-T1か、になりました。
センサーサイズ以外はけっこうかぶるんだよな。

見た目は、クラシックな一眼レフっぽいんだけど、
細かなデザインがα7ともOM-Dとも違ってて、
X-T1の方がかなりクラシカルなんだけど、
一眼レフっぽいわけじゃないという面白い形状で。
ちょっと不細工なんだけど愛嬌がある。
α7ほどてっぺんの凸部が主張してないのがいい。
接眼部があまり後ろにでっぱってないのもいいし、
モニタがチルトするのもいいし、
レンズもとうとうF2.8通しのズームレンズがロードマップに登場して、
ミラーレス機はマイクロフォーサーズかソニーかって感じだったけど
ここに来て、富士フイルムが下と上に一気に製品を投入して
面白くなってまいりました。
はじめてX-Pro1を見たときは「カメラ好きおっさんの道楽機」という感じで
ほとんどそそられなかったのだけど、X-T1で次のステージにすすんだなと。

奇しくも、各社のハイエンドモデルがEVF+チルト式モニタを備えてきたわけで、
この辺を見慣れると
「一眼レフってなんて分厚いんだ」と思うわけで、
ミラーボックス+撮像素子+モニタの厚みは全体のバランスがよくなく。
ミラーレス機の方がほどよい厚みでいいじゃん、と。

テーマは画質と機動性の両立――「FUJIFILM X-T1」詳報 (1/2) - ITmedia デジカメプラス



まあ、E-M1を持ってるし、余剰金もないので
X-T1を買うことはないだろうけど、
これなら欲しいわ。

わたしはフィルム時代のカメラに何の思い入れもないので
(本格的に写真を撮り始めたのはデジタルになってからだし)
一眼レフ風デザインに対するこだわりはゼロなのだが、
OM-Dをつかいはじめて「見やすいEVFは必須だな」、
ハイクオリティなEVF+可動式モニタがあってこそ
フルデジタルの良さを味わえるのだという結論に達し、
そうなると、
EVFがモニタの上に加わる分、どうしても
凸型デザインになりやすいわけで、
これはこれで理にかなった形状なのから、これでいいのだ。

発表会後、三井さんとベンツのカフェでお茶してたら、
近所にオフィスがあるcheeroの面々やそこに打ち合わせにきてた友人も登場して
おお、ひさしぶりーってんで
あれやこれや雑談して、
さらに、Power Plus 2とM-CLIPをいただきました。ありがとうです。
使います。最近、6000mAhのPower Plus 2 miniではちょっと心許ないケースが増えてるのでありがたやです。

で、表参道までカメラ持ってぶらぶら散歩して帰宅。
郵便受けを数日ぶりにみたら大量の封書やら本やらが詰まってたので慌てる。
メールと郵便受けは毎日チェックしなさい、はい。。。。