2011年8月18日木曜日

東京の地形好きは南洋堂へ

神保町の南洋堂で開催されてる「東京の微地形模型」。
神保町の編集部へいったついでに立ち寄ってみた。

詳細な標高データ通りに(国土地理院が発行する数値地図5mメッシュデータだと思うが、もっと細かいかも)、
実際に木を削って作り上げた、東京の立体地形図を展示しているのだ。
高さ方向は誇張されているので、高低がよりよくわかる。
面白いところはいろいろあるのだが、
メジャーどころでは江戸城前あたりか。
写真は撮ってもOKといわれたので、撮影した写真に簡単な解説を入れてみた。


江戸城はいうまでもなく今の皇居。
江戸時代以前は半島のように江戸前島(銀座から新橋あたり)が出てて、そこと江戸城の間は遠浅の海が入り込んで「日比谷入り江」と呼ばれてた。ここを埋めさせたのが家康。
でも、現代の地形図でもこうして立体化すると日比谷入り江と江戸前島の名残がしっかり残っているのだ。
それをリアルに体感できるのがすごい。
実際には日比谷入り江は上の写真ほど北には入り込んでなかったはずなので、当時の地形そのままではないけど、
雰囲気はわかるかと思う。
次の注目は上野と浅草の間。
不忍池の向こうにあるのが上野台地。右側、隅田川沿いにある微高地(自然堤防)が浅草。
その間に低地が広がってる。
実はここ、中世には千束池といわれる大きな池があったのだ。
室町時代に埋められたそうだがなんとなく地形に名残がある。
いやあ、めちゃおもろい。


さらに別角度から見る。神田川が途中で曲がり、お茶の水あたりの台地の端を削って流路を変えたのが丸わかりである。これも江戸時代の普請によるもの。
本来の流路は今の日本橋川に近くて平川と呼ばれてて(今でも、江戸城の平河門に名を残してる)日比谷入り江に注ぎ込んでた(といわれてる)のだが、
氾濫するたびに江戸の街がえらいことになるので、流路を変えて隅田川に流すようつけかえたのである。
皇居周りに目をやると、
江戸城のお堀も、自然地形を利用したものと、人工的に掘ったものの両方でできているというのもわかる。

いやあ、東京の地形が好きな人は必見。
ただし、見ての通り、細かい解説は置かれてないので、内容としてはかなりマニアック。
好きな人じゃないとわけわからんけど、好きな人なら何時間みてても飽きません。

ちなみに8月27日まで。

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