2015/10/01

成田市のはずれでYAMAHAのYPJ-R試乗会の日

朝から成田市のはずれ、下総運動公園。
行ってみてはじめてしった。
下総運動公園の下総は下総国の下総ではなく、そこが成田市に合併する前は香取郡下総町だったからでなぜ下総町だったかというと昭和30年に滑河町と2つの村が合併したとき下総国の下総をとって下総町という名をつけたからであり、なんともややこしい。
ともあれ、まあ、成田市と香取市の間にあるエリアで、
うちからは遠いのである。


でもその公園には1.5kmのサイクリングコースがあり、
そこを借り切って、YAMAHAが電動アシストロードバイク「YPJ-R」のジャーナリスト向け製品説明会&試乗会を行ったのだ。

いやあ、その模様と感想はいずれ掲載されるであろう記事を読んでいただくとして
実に面白い自転車だったですよ。

ロードバイクは高速巡航を得意とするけど、細かいストップ&ゴーはあまり得意じゃないし、登坂には脚力を必要とする。
電動アシスト自転車は発進や登坂を得意とするが、重いので高速巡航をもっとも苦手とする。

この相反する両者のバランスをどこでとるか。
バランスをとることはそもそも可能なのか。
そこに挑戦したのがYPJなのだ。面白い。

もし高速巡航が得意な電動アシスト自転車ができれば
マメなストップ&ゴーも登坂も高速巡航もできる理想的なスポーツ自転車ができあがる。
すごい。
つまるところ、高速巡航時は当然アシストは切れてるので、
正確にいえば、
発進や登坂時は電動アシストスポーツ車として、
高速巡航時は普通のスポーツ車として走れる自転車ってことだ。

で、YPJはどうしたか。

ロードバイクは走ってる間のほとんどが、
アシストをきかない(というか法的にアシストをしてはいけない)
25km/h以上である。
ってことは、アシストが必要となる時間は
電動アシストママチャリに比べると非常に少ない。
だったらバッテリは小さくても問題ない。その分軽くできる。
というわけである。
駆動ユニットを軽くて小さなものにし、バッテリーも小さくし
(これで通常の電動アシスト自転車より軽くなる)
フレームやコンポーネントをロード用のものにする
(これで自転車としても軽くなる)
ことで、総重量15kgちょっとを実現したのだ。

それでも純粋なロードバイクに比べると重たいけれども
(エントリー向けのアルミフレームのロードバイクが11kgくらいだから)
15kgなら十分スポーツバイクとしてそこそこ快適に走れるし、
ほどよく有酸素運動できるし、
脚力が必要な発進時や登坂時に足を節約できるので
体力的につらい人でもロードバイクを楽しめるのである。

しかも疲労がたまってくるとバランスを崩しやすい
発進時や登坂時にアシストが効くので、
普通のロードバイクより安全だと思うわけである。

これは面白い。
というか欲しいわ。

細かい感想は記事に書くので省略。
とにかく
「こういう市場はアリ」である。


うん、面白い。

で、周回コースを試走してそこそこ体力を使った上に
帰宅。

行きはヤマハが用意してくれた車で。
帰りは「ローカル線に乗りたい」「見知らぬ土地へ来たらちょっとブラブラしたい」という習性により、
滑河駅まで歩き、1時間に1本の電車を待ちつつ駅前を散歩。
ホームから見える天満宮がなかなか侘びた風情でよし。

JR成田線で成田まで。さらに東京上野ライン(でいいのか?)のグリーン車で
東京駅経由で。


ascii.jpに猫連載を書いてメールして、
土曜日の新潮講座で配布する地図などの資料を作って
バタンと寝る。






1 件のコメント:

いぼじ_きれじ さんのコメント...

貴ブログをフォローさせていただいているIbojiです。YPJ-Rで傾斜の急な峠道に行ったら景色が変わりそうですね。ホアキンロドリゲスが激坂を登る時の感覚を味わえそう。