2016/01/24

茅ヶ崎城址散歩の日

茅ヶ崎城址である。
実は神奈川県には茅ヶ崎が2つあって、
めざすは、砂混じりじゃない方。
海というよりは丘陵地。
駅でいえばセンター南。
あざみ野から横浜市営地下鉄で
港北ニュータウンである。

丘陵地を開発して作られた巨大なニュータウンで
1983年に入居が開始。
で、そのあたり、実は縄文・弥生から戦国時代までの遺構がたくさん有る、
早渕川沿いに古くから人が住んでいたエリアで、
特に中世は、矢倉沢往還と中原街道(どっちも江戸時代よりずっと前から有る古道なのだ)に挟まれたこのエリアは重要な土地だった。

そして、中世、茅ヶ崎の台地の端っこに築かれたのが茅ヶ崎城なのである。
でも城主が誰だったかは不明。
ただ、曲輪や空堀や土塁が発掘されており、そこに城があったのは確かなのだ。

メンバーは4人。そのうちひとりが地元で詳しいというので案内して貰い、
わざわざぐるっと回って、虎口から城を攻める。






遺構がきれいにのこってて眺めもよくて良い場所でありました。

恒例、城址の真ん中でシータ。


茅ヶ崎城 中廓でシータ #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

その後、都筑中央公園にある杉山神社へ。

これが気になったのだが、何の解説もなし。残念。

元都筑郡には杉山神社がすごくたくさんある。
江戸時代の時点で70社以上ある。
でも東京にはほとんどない。
こういうのって面白い。
しかも、都筑郡の杉山神社は延喜式内社なのだ。
たくさんある杉山神社の、どれが延喜式神名帳に書かれた杉山神社なのかはもう
わからないのだけれども、
茅ヶ崎にある杉山神社はその論社のひとつなのだという。
だからちょいと立ち寄ってみたかった。
まあ、まわりがニュータウン化してるので公園と化した里山に
ぽつんと残っている感じであるけれども、裏には貝塚もあり、
古い場所なのは確かだが、早渕川の対岸にも同様に遺跡群や杉山神社があり
(こっちは旧地から何度も遷座してるのだが)
どちらがそうなのか、いやどちらも違うのか、よくわからず、
答えはなかなか出なさそうである。

そして川を渡って
横浜市歴史博物館へ。


港北ニュータウン近辺の歴史がわかるかと思いきや、
もっと広い範囲を扱っており、まあ横浜市の博物館だからしょうがないのだが
関東地方の横浜を中心とした古代から近代への歴史を概観できる。

日が暮れたのでセンター北のソンジンであったまりつつ
分厚いホットケーキを食い、
帰宅。



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