2013/06/22

コンデジ90機種全部にコメントをつけてまわるという楽しいお仕事

年ですな、重い荷物を背負って歩き回ると疲れがたまるー。
ただでさえない体力が、さらに落ちてるわけで、
機材はあれもこれもと欲張らず、最低限におさえなきゃいかんなあと
思った次第。

で、木金と東京脱出してた分、土日は働くわけで、
昼間は近所でコンデジ3台とスマホ1台抱えてちょっとした作例撮り。

夕方からは延々と
コンデジ90機種すべてにコメントを付けて回るというお仕事。
外には虹。
rainbow
OM-D


深夜、日本vsメキシコ戦。
日本代表も疲れておりました。
疲れていたわりにがんばったけど、
長友の怪我と監督の采配が心配です。
前半の終わりくらいから、疲れで動きやパスの精度が落ちる→ボールをいやなところで奪われる→守備に走らされる→余計疲れるって悪循環が出てたから、
はやめに中村憲剛や清武を入れるべきだと思ったのだけど。
香川や本田にロコツに疲れが見えてたのに、なぜ岡崎はあれだけ走れるのか。
すげー。

以前から思うのだけど、
イタリアやメキシコにあって日本に欠けてるのはリアリズムだなあと。
目指すところのサッカーができてるときはすごくいいんだけど、
そうじゃないとき、動けなくなってきたとき、このままじゃやばいというとき、
そこで勝ちきるためにどう現実に合わせた対応をするか、
こういう大会だと、いざというとき、リアリズムのサッカーに切り替えられるかどうか、
中東の国が終盤リードしてるとやたら時間稼ぎをはじめるのはそれが中東にとってのリアリズムなんだろうし、イタリアが1点リードしたとたんさっと守備重視の陣形に切り替わるところなんかは欧州のリアリズムって感じがするし。

たとえば永井みたいな超足が速い飛び道具をひとりおいといて
いざというときのカウンター要員にするのも一種のリアリズムとしてアリだと思うんだよなあ。

ともあれ朝までかかってなんとか書き上げてメールしてちょっと寝る。


2013/06/21

渋温泉散歩して猫撮って善光寺寄って帰宅

30年前、ともだちに連れられて小布施へ遊びに行った日も台風だったなあ。
台風どまんなかの暴風雨の中、山の中の地元向け露天風呂にはいったなあ。
あれは楽しかったなあ。
首から上は土砂降りのシャワーで肩から下は温泉でぬくぬくという
たのしいひとときの翌日は
破風高原に上って山小屋で一泊。
上まで車で送って貰う予定が、落石のため通れず、途中から徒歩。
山小屋は足元まで水が来てるし、
深夜は山小屋に入ってきた牛が目の前をうろうろしててめちゃビビるし、
今思えばめちゃ面白い体験でありました。
その翌日(だったと思う)は地獄谷に連れて行ってもらって
猿と一緒に写真撮ろうと思って不用意に近づいたら後ろから襲われてびっくりしたとか
そんな記憶がおぼろげに。
あのときの写真、どっかにネガがあるはずなのだが、行方不明なり。

今回は台風の影響はない……のかあるのか、
雨模様らしい。まあしょうがない。
朝5時に目覚めたのでフロントへ行く。
金具屋のWebサイトに「猫がいる」と書いてあったので
ちょいと尋ねてみると、番頭さんらしき人、
ちょっと待ってね、というやいなやバックヤードにひっこんで、
大五郎っぽい猫を抱きかかえて連れてきてくれた(笑)。

無理矢理連れてこられてとまどうシロ
名前はシロ。無愛想なおじいさん。
実はもう2匹いて、あと1匹はにゃんた。
部屋で寛いでたら猫の声が聞こえたので(木造なので音はよく響きます)
慌ててカメラを持ってフロントへ降りたら、
にゃんたと呼ばれるハチワレ君が玄関でゴロゴロしてたのだ。
おお、なんてラッキー。
もう1匹は一瞬だけしか顔を見せてくれず、撮れずじまい。

チェックアウト時に、猫写真の使用許可を貰ったので、いずれ猫連載で「金具屋の猫」編やります。
そんなこんなでひたすら猫を撮り、
浪漫風呂と露天風呂を堪能し、
(露天風呂には石枕が用意してあって湯船に仰向けに寝転がってのんびりできるという楽しいオプション付)
チェックアウトし、
荷物をフロントに預かってもらって、
カメラだけもって渋温泉散歩。

湯田中温泉から渋温泉いったいは、山之内温泉郷で、
川沿いに温泉街が並ぶ。
渋温泉は行基が発見したという(奈良時代の僧侶。続日本紀にも何度も名前が出てくる。ほんとにここに来たのかは謎だけど、各地で活躍してた)。
近くの温泉寺には武田信玄の書が残っているという。
温泉寺
渋温泉には頼朝が入ったという伝承もある(史跡鎌倉風呂の元ネタです)。

で、なぜこんな山奥に温泉街が、というと、
善光寺と前橋を結ぶ「草津道」がこのあたりを通ってたのだ。
前橋-草津-志賀高原-湯田中・渋-善光寺
って感じ。だから往来もそれなりにあったもよう。
「日本歴史地名大系」によると、中世には菅平越えの道と並んで、志賀越えの草津道が細々と奥信濃の人々に利用されていたという。
湯田中のあたりは、「吾妻鏡」にも牧として登場する。
江戸時代になると藩主がたびたび訪れていたという。

善光寺参りと温泉&湯治はセットになってたんじゃかろうか。

それなりの温泉街ではあるが、古い街並みや湯治場っぽい雰囲気が残ってて散歩するのも楽しい。

帰りは送迎を断り、湯田中駅まで歩く。
送迎バスに頼ると、旅が「点と点」になっちゃう。
公共交通機関や徒歩を使うと、点と点が線でつながる。
それでこそ旅ってもんだ。

渋温泉入口には崖からわき水ならぬ「湧き湯」。
触ってみたらめちゃぬくい。いや熱いくらい。
こういうのは歩かないと発見できない。

川沿いの新道からちょっと斜面を上がったところにある
旧道をたらたらと歩く。さすがにちょっと退屈するが、
ところどころに「鍵を持ってる人だけ使える小さな公衆温泉」があって
それがこのあたりの文化なのだと思うと面白い。
こんなちょっとした温泉がそこかしこにあらわれる
湯田中温泉郷へ入り、湯宮神社で休憩して、
ほどなくして湯田中駅前。
駅前に無料足湯が用意されてるのでそこで足を休める。
温泉街はこれがあるからよい。

電車は1時間に1〜2本だが、
次の電車がたまたま特急のロマンスカー車両だったので
早めに乗り込んで最前列をゲット。
やっとロマンスカーの最前列に乗れたーー←なんかちょっと違う気がするけどいいや。
単線の長野電鉄をロマンスカーで最前列ってのも楽しいもんです。
誰もいなかったので三脚を立ててパノラマ撮ってみた。
(↓の写真だけFlickrです)
元ロマンスカー先頭車両パノラマ
先頭パノラマ
車窓を楽しんでたんだけど、疲れで撃沈。
地下の長野駅で目覚める始末。もったいない。

まだちょいと時間があるので昼飯を食い、
金曜中にお願いといきなりメールが降ってきたので
iPadでPDFファイルをチェックして赤入れてメール。
でもって、ここまで来たんだから一応参拝しとくか、と
バスで善光寺。

参拝してたら雨。
まあ雨の善光寺ってのも乙なもんですな。

雨が上がるのを待って(傘なんて持ってないので)
長野駅に戻り、新幹線で帰宅。

北斎と猫と温泉とロマンスカー(ちょっと違う)の一泊旅行でありました。


2013/06/20

東京を脱出して小布施から渋温泉「金具屋」へ

早起きして日本vsイタリア観戦したのち、
(イタリアの底知れなさがおそろしい)
長野までプチ温泉旅行。

新幹線の切符を買う。成り行きで適当に切符買えばいいやと思ってたが、数日前、
えきねっと「トクだ値」というのを知り、あわてて予約。
上野-長野間、通常料金で指定席だと7,570円
えきねっと「トクだ値」とやらを使うと指定席で6,990円(便によってはもうちょっと安い)。
ふたりだと片道で1,000円近く違う。
けっこうでかい。


長野駅から長野電鉄で小布施へ。
いきなりNEX車両。隣には東急車両。ローカル線気分がない(笑)

小布施駅でレンタサイクル。
久しぶりにママチャリに乗る。

小布施にくるのは30年ぶり。
学生の頃、小布施出身の友だちがいて、彼の実家にみんなで遊びに行って以来なのだ。
あの頃はただ車でいろいろ連れて行って貰っただけで位置関係もなにもわかってなかったのだけど、なんとなく記憶にある風景がいくつかあり。懐かしい。

竹風堂本店で栗おこわ。

桜塚観音堂で猫。
地元JKが境内で猫を撫でてたのでおじゃまして
猫撮影。

岩松院で北斎の天井画。
寝転がって天井画を楽しめると聞いていたが、今はダメらしい。
長いすに座って鑑賞。
北斎すげー。しばしみとれる。

裏手を上ると福島正則霊廟。そこからの眺め良し。

北斎館。北斎の肉筆画を楽しむ。北斎すげー。
浮世絵の北斎しか知らなかったのだけど、肉筆画も素晴らしい。
しばし見とれる。葡萄の絵なんか、アールヌーボーといっても通じるんじゃあるまいか。写真撮影禁止なのが残念。

長野電鉄で湯田中へ。
来た電車がロマンスカー。HiSE。小田急を引退したと思ったら長野で走っていたとは。
折り返して「特急長野」行き。ロマンスカーで特急長野行きなんてシュールで楽しい。

湯田中から送迎バスで渋温泉。
「歴史の宿金具屋」
指定文化財という昭和初期の木造四階建てに宿泊。
斜面に複数の建物が建っててそれが複雑につながって迷宮化してるのだが、
どうせ泊まるなら、その文化財でしょうってことで。
全体に古びてるけどきれいに手入れされてて、懐古趣味を芯から楽しめてよし。
旧目黒雅叙園と同様、昭和初期に庶民に贅沢気分を味わって貰うための意匠がそこかしこにあり、そのキッチュさが年月を重ねて複雑な味わいを見せる。

ここは面白い。とにかく館内はそこらじゅうこんな感じ(↓)。
【公式】渋温泉 歴史の宿金具屋へようこそ

公式サイトを見ても、建物の構造がどうなってどことどこがどうつながってるのかさっぱりわからなかったのだけど、
行ってみてもわかりません。
頭の中でマッピングしつつ、考えながら館内探検してはじめて徐々に構造がわかってくるという迷宮っぷりがたまらんのですよ。
何しろ、館内にある案内板がこれですから。いつのなんだ(笑)。

旅館内に温泉8箇所。うち5つは家族風呂。
29室しかない小さな旅館なのでこれだけ風呂場があればかなりのんびりできる。
「史跡鎌倉風呂」とか←史跡ってなんだ(笑)

大正ロマンな「浪漫風呂」とか。
なんやかやと風呂めぐりも面白い。
家族風呂もひとつひとつ意匠が凝ってて面白い。

千と千尋のモデルじゃないかとかいわれてるそうだけど
そういうのは抜きにして面白い宿であります。

温泉街に外湯が9箇所。
各浴場は鍵がかかっており、フロントでもらった鍵を使って自分で開けて勝手に入る。
温泉は洗い場もなにもなくて、とにかく湯に浸かって楽しむという昔ながら。
平日ということもあり人も少なくのんびりはいれてよし。

ここにきたらライトアップされた「斉月楼」を撮るのが定番なのだけど、
温泉に浸かって遊んでたら、ライトアップタイムの22時を過ぎちゃって
撮りそびれる←あほですな
温泉はいって部屋に戻って、そろそろ三脚もって外に出て撮るか、と思ったら、ライトアップがすっと消えちゃって(斉月楼に宿泊してたので外が暗くなったのがわかるのだ)、
あきらめて寝る。

外湯めぐりしてたときiPhoneで撮ったヤツしか残らず。
まあ誰が撮っても同じアングルの同じカットになる場所だからまいっか。


2013/06/19

網戸のぼるかふか

午後、ITMediaのAQUOS PHONEのカメラレビューを仕上げてメール。
ascii.jpの猫連載を1日早く仕上げてメール。
さらに次はAdobe CC単行本の担当ページの修正が待っているのだが図版をキャプチャしなおしたところで時間がなくなる。
うーむ。今日中に終わらせてから出かけたかったのだが、
まあとりあえず、明日明後日は東京を脱出いたします。
休みです。

でもカメラ2台持って三脚も持って行くんだから、
休み何だか撮影旅行何だかわからんけど、それはいつものこと。
にしても、
なんでこういうときに限って台風がくるかなあ。
にしても、
木金と出かける分、土日月で片付けねばならぬ仕事がどさっとあって憂鬱。

土砂崩れなどで戻れなくなったら……まあそれはそれでいっか。

かふかが妙によく鳴くのでiPhoneのビデオを回したら網戸にのぼったのでYouTubeにあっぷしてみた。


2013/06/18

上野で「江戸百景」の「月の松」が復活……だとか

上野でレビュー用の作例撮り。htc j oneとE-P5。
どっちもよいですな。

にしても上野も谷中も外国人観光客が多くて面白い。
清水観音堂へ上ったら「歌川広重 名所江戸百景 月の松」なるものできてる。
広重の「名所江戸百景」に「上野山内月のまつ」という絵がある。
松の枝がくるんと一周して円を描いてて、その円の中に不忍池が見えているという図。
その松は現存しないが、
復活させたらしい。
でも……えっと、肝心の円になってる枝が……金属の輪っかなんですが。
下方が一部破れて金属が見えてるんですが。。。。
まあしょうがないか。
ちなみに、元の絵はこちら。さすがにこれの再現はアレだったか。
上野山内月のまつ(画像提供:東京国立博物館)
東京国立博物館 - トーハク

ともあれあれこれ撮影してお茶して帰宅して
ITMediaのAQUOS Phone ZETAのカメラレビューを書きつつ、
今日から新しくなったAdobe CCをダウンロードしてあれこれ試したり
あれやこれやと作業する。

CC……まだ全機能使えるわけじゃない。
クラウドストレージの同期機能は「まもなく」だったし。ちと残念。


2013/06/17

SV600を予約しちった

近所でちょっと作例撮っただけでそれ以外は家から出ないで
ITMediaにiPhoneカメラ講座書いたり
東京人のゲラチェックしたり、
Amazonやyodobashiのサイトとにらめっこしたり。

そして深夜・明け方になり、つい、
マンフロット初というトラベル三脚「BeFree」を購入し、
返す刀で
scansnap SV600の予約注文をしてしまったのでした。
ひゃあ。

Scansnapは前から欲しかったのだよね。
目的は2つ
  1. 製品発表会やら何やらで毎回大量にもらう紙の資料をデジタル化して、紙を処分したい
  2. 古道散歩がらみであちこちで収拾した神社の由緒書きや自治体が作ってる歴史地図やパンフレットなどの段ボール一杯の資料や、古地図類(復刻版含む)をデジタル化して整理したい。そうしないと欲しいときすぐにみつからんくて困る。
で、1だけなら、従来のScansnapがいいのだ。iX500なら速いし、Macでも使えるし。でも2.になると、何かと不定形だったり綴じられてたりでiX500では扱いづらいし、A4に収まらないものもけっこうある。そのたびにいちいちフラットベッドスキャナ引っ張り出すのもアレだし、解像度的には300dpiあれば事足りるし。

で、SV600が登場するのである。
これなら、多少でかい地図でもスキャンできるし、綴じてある冊子もバラさずにスキャンできるし。
仕事効率化のためだと重い腰は重いままだけど、
そこに趣味道楽が絡んでくるとよっこらしょと腰があがるのだ(笑)。
まあそういうもんでしょ。

というわけでSV600である。
ついでに、昔書いた記事(Oh!MZやOh!X時代のはテキストファイルとして残ってないものが多いので)のスクラップもしたいし、
掲載誌が溜まると自分が書いたページだけスクラップして捨ててたのだけど、SV600ならスクラップも簡単だし。

秋まではWindows専用なんだけど(Mac用ソフトは秋にダウンロードで入手可能になるらしい)、
まあそこは、普段使ってないWindowsノートをスキャン専用にして
スキャンした端からPDFにしてEvernoteに上げちゃえばいいかなと。

実物を見てないので(笑)、どのくらい実用的かはわからんけど、
なんか画期的なアイテムのような気がして、そういうのは買っちゃいたくなるのだ。
まあそういうもんでしょ。

Scansnapは持ってないけど、実は、Scansnapの前身となるVisioneer Paperportというスキャナはいち早く買って持ってたし←実は最初はMac専用だったのだ。
まあそういうもんです。

問題は大量のスキャンなんてやってる時間があるか否かなんだけど、
まあ、7〜8月なら仕事がなくて暇な時期が少しはあるでしょう。。。。
あるよな。。。

2013/06/16

谷中に遊ぶ猫と遊ぶ

谷中は谷の中である。いやウソ。
谷中は台地の上にある。
さてどうなんだろう。谷中って谷なのか高台なのか。
いろいろ説があって、
日本国語大辞典には
上野台と本郷台の間の谷にあるところから呼ばれた
とあっさり書いてある(しかも出典不明)のだけど、
日本歴史地名大系(平凡社)はもうちょっと細かくて、そんなあっさりとは済まさない。
上野の北にあたる。東は日暮里につぽりにつぽり(現荒川区)、西は根津ねづねづの両低地の間、上野台の北半分に広がる高台で、南部は上野公園に続く。谷中の地名は上野の山と駒込こまごめこまごめとの間の谷であることによるとも、下谷に対する名称であるともいう(御府内備考)。中世には総州・奥州への街道筋にあったといい、北条氏所領役帳によれば、遠山弥九郎が「江戸屋中」三九貫文を知行していた。 
つまり、上野の北にある高台を指すといっている。 谷中霊園も台地の上だ。
谷中といえば一応台地の上とその南西にある低地を含む地名なんだが、先に開けたのはおそらく台地の上で(中世の海道筋だったというし)、谷中は台地の上にある、といっていいんじゃないかと思う。
谷って名前がついてるから低地を指してると思いがちだけど。

ともあれ谷中である。うちからは小田急→千代田線という相互乗り入れのおかげで1本で行ける。千駄木駅で降りて台地を上ればすぐ谷中だ。
明治初期の谷中あたり。あまりに寺ばっかですごい。クリックしてみて下さいまし
千駄木駅を降りて団子坂下の交差点に出て、少し西へはいると藍染川暗渠のへび道に出る。くねくねしてる。谷中銀座が近づくと商店街の様相を呈してくるが、元は川である。
谷中銀座は古い商店街のようだが、谷中銀座の道ができたのは明治時代後期で、夕やけだんだんの階段が作られたのは戦後のこと。
よって歴史好きは夕やけだんだんの脇にあるくの字型の坂(七面坂)を上るべし。
途中に石仏も残ってる。

坂を登り切った南北の通りが、日本歴史地名大系に書いてある「中世の街道筋」かと思う。この道を北に向かうと、鎌倉時代創建と伝わる「諏方神社」があるし、少し南の長安寺は江戸時代開基のお寺だが、中世には別の寺があったという伝承があり、実際、鎌倉時代の板碑も残っているからだ。その上きれいな尾根道になっており、中世の街道としては他に候補はあるまい。

上野台地には古墳もあり、上野(往古は忍岡と呼んだ)と豊島郡衙(上中里あたり。現平塚神社。豊島氏の居城跡)を結んでいた道だったに違いない。

で、その古街道沿いに土日だけ開いてる「旅するミシン店」というお友達がやってる小さなお店があり、そこで合流して妻も合わせて3人で晩ご飯を食べる約束になってたのだ。
旅するミシン店 | 東京・谷中にある手づくりのブックカバーの店です。

妻がそのお店で遊んでる間、
わたしは谷中をぐるぐるとカメラを持って散歩して、レビュー用の作例撮り兼猫探し。
谷中霊園で4匹、古道沿いで計4匹、夕方の夕やけだんだんで4匹と10匹以上。谷中の猫といえば「夕やけだんだん」が有名だけど、そこだけじゃないのだな。
しかも、路地で猫を撮ってたら「おぎくぼさんですか?」と見知らぬ人に声をかけられる。なんとTwitterのフォロワーさんで、そのあたりに住んでて、フリック別冊に出たときのバッグや顔写真でわたしだとわかったらしい。びっくり。
そういう体験、楽しいですな。
たぶん、この本。このときと同じバッグを背負ってたから。。。
携帯ツール百科 あなたのデジタルデバイス見せて下さい (エイムック 2561)
崖の上から
墓地裏の崖上猫。OM-D。
にしても谷中って客層が面白い。
古い寺町で古い商店街が残ってて大きな霊園も近いので、
高年齢層に人気がありそうなのだけど、
実際には若いカップルも多いのだ。カメラぶら下げたカップルが多い。
30〜40代が少なくて、若い層と老人層の2つピークがある感じ。
「旅するミシン店」店長もそれに同意してくれた。
面白い分布だなあと思うことしきり。何故なんでしょう。
若い人は猫目当てなんだろうか。知らないところで流行ってるんだろうか。
気になりますです。

帰宅して今日撮った写真を吸い上げてチェックして
月曜着で返却せねばならないブツを梱包して、深夜、コンビニへ持って行く。

2013/06/15

世田谷からシモキタへ

この土日は天気が悪いのかいいのか、
とりあえず雨が降ってない日になんとか作例を撮らねばってんで
曇ってるけど馬事公苑へ。
でもってあれこれ撮ってたら晴れ間が見えてきたのでちょっと撮り直して、
そしたら湿気と暑さでふぎゃあとなって、
でも池の上に住んでる友達の家に遊びにいく約束があって
先に現地着してる妻と合流せねばならず、
自転車で走る。
世田谷通りを走っててふと気づく←もっと前に気づいておけよ。

世田谷通りの旧道は、江戸時代の大山道の旧道であり、世田谷区役所の南あたりで道がクランク状になっている(今のボロ市通り)わけで、そこが「世田谷新宿」と呼ばれていたのだが、なぜクランク状なのかというと、一般には「宿に人を滞留させるため」であり、なおかつ、(室町時代は何かと内乱ばかりで物騒だったので)道をクランク状にすることで軍勢が駆け抜けられないようにした、といわれてて、それはそれで正しいのだろうし、わたしもそれで納得しちゃってたのだけど、
よく見ると、クランク状を無視して最短距離をまっすぐに通る現世田谷通りをみると、少し下ってるのだ。いったん下ってまた少し上ってる。
現世田谷通りは烏山川沿いの低地を通過してるのだね。
で、クランク状の旧道は低地に降りないよううまく回避してる。
ああ、クランク状にした理由のひとつに地形もあったのだなと。
地形だけが理由なら、クランク状にしなくてももっとうまく回避するルートも作れるわけで(ちょっと道を斜めにしてやればすむのだ)、政治的な意味がメインだったのだろうけど、ちょっとした地形もまた重要だったのだなということで。


そんなこと考えながら豪徳寺でちょっと作例を撮り、
勝国寺(今はモダンな坂の上のお寺なんだけど、このあたりは「世田谷元宿」と呼ばれた場所であり、かつて鎌倉街道の宿が置かれていたといわれてるのだ。

その鎌倉街道はどこを通っていたかというと、わたしは松陰神社脇の北に向かう道だったんじゃないかと思ってる。これがスムーズに北へとつながる古道なのだ。江戸時代は掘之内道と呼ばれてた(妙法寺へ行けるから)。

松陰神社脇の道を北に向かう。道幅数メートルの細い古い道で、北に向かって徐々に下る。烏山川を越えるからである。川を越えると道は上りに転じ、ゆるいS字を描きながら住宅街を抜けると、右手に突然広い通りが延びる。淡島通りである。渋谷から来た淡島通りはこの狭い古道にぶつかって忽然と終わるのだ。
おそらく、当初はもっと先まで伸びる予定だったのだろう。それが何らかの理由でここで止まったまま放置されてるのだ。
なぜこんなことになったのか……という理由は以前どっかで読んだけど忘れた。


ここで右折して淡島通りに入る。古道好きとしてはもう少し北まで走って旧滝坂道を右折したいのだが、この旧道は環七で遮られ、しかも信号も何もないので渡れないのだ。よくある話。

淡島通りは片側一車線ずつなるも歩道もしっかり用意されている立派な都道で、道幅もそれなりにあるので車道の左端を気持ちよく走れる。
ガソリンスタンドやマンションの前をつつーと気持ちよく走るとやがて代沢十字路に至る。
淡島通りと茶沢通りの交差点である。茶沢通りは「三軒茶屋と下北沢」を結ぶ道の略で、最近の道。古道好きとしてはもうちょっと先へ行き、古道を左折するのだが、ちょいと森厳寺に寄りたかったので、代沢十字路を左折して北へ。
少し下って北沢川緑道を越えたらすぐ森厳寺西の交差点を右折して森厳寺。

江戸時代初期、結城秀康が開基というお寺。
結城秀康は徳川家康の次男であり、長久手の戦いのあと、豊臣秀吉に養子に出され、越前の藩主として一生を終えたが、死後、江戸の地に寺を建立して位牌所とせよと命じており、1608年、森厳寺が開山されたのだとう。
でもここって「江戸ではない」のだよな。明らかに江戸の郊外。江戸市中には大人の事情で作れなかったのかもしれない。

江戸時代はここの淡島堂で行われていたお灸が有名だったそうな。

森厳寺前の道をさらに東に向かうと北沢八幡神社。
その脇の道を北に上る。北沢は低地であり池の上は台地の上であるからして、台地上に上るのである。この道は古そうだけど明治以降のもの。

上りきったら、1本東にある池ノ上駅前から淡島通りにつながる古道にシフトして駅に向かい目的地着。今は「代沢」だけど江戸時代はこの辺も下北沢村の一部だった。
何はともあれ下北沢のあたりは地形が複雑で細かな起伏がたくさんあって面白い。茶沢通りのシモキタあたりは谷地を通ってて、駅は少し高いところにある。

妻の学生時代の友だちとその息子と一緒に昭和なマンションで遊ぶ。
いやあ、傷だらけの天使や探偵物語で出てきてもおかしくないようないい昭和な建物っぷりでありましたですよ。

自転車で20分ほど走って遊びにいくというのも久しぶりでなかなか楽しい。

帰宅して日本vsブラジル戦に向けて仮眠して起きて
ちょっと仕事して試合がはじまって、以下割愛。


2013/06/14

ああ、欲しいモノがたくさん出てきたよぉ

ちょっとご近所で撮影。
ほんとは雨上がりっぽい写真が欲しかったのだけど
家を出たときはもうかなり乾いておりまして、残念。
まあよくある話で、OM-D + 60mm macroは最高です。
被写界深度がめちゃ浅くなるので
ひたすら連写してピントの山がきてるカットを祈るという、
何しろ相手は微妙に動いてるし、三脚も立ててないしで、
数mm動くともうアウトという世界なのだけど人間の手は数mmくらい一瞬で動く。
だからマクロ撮影時は三脚が必要なのだけど、
カメラをきちんと固定するよりは連写で運を天にまかせ……ずぼらです。
複眼って実は美しい
うまく当たったカット。こうしてみると複眼って美しいもんですな
ともあれ、あれですよ。
2013年も後半になって欲しいものがドカドカ出てきて困っております。
上半期はPowershot Nだけで我慢したのに……逆にいえばムリして買いたいようなものがなかったわけで。
6月になって急に欲しいモノがこんだけでてきた。
大きな収入があったわけでもないのにヤバい。
  • MacBook Air13:今使ってるのは2010年秋モデルの一番安いヤツ(メモリなんて2GBしか積んでない。何しろ、「ブツを外に出せないから、社内で作業してくれ」といわれ、訪問前にAppleStoreに立ち寄ってAir13を買った足でクライアント先に向かい、用意された会議室でセットアップしてアプリを落としてインストールして、ATOKはUSBメモリ版を持って行ってたし、必要な情報はクラウド経由でひっぱれたし、それで環境を作れちゃうんだからすごい。その場で撮影して吸い上げてテキストをメモして帰宅してから吸い上げたのでした。で、さすがに次の秋で丸3年なわけで、今のMBA13だと外でプレゼンしたり出先でAperture使って何か見せたり(タモリ倶楽部のときとか(笑))、そういうときメモリが足りなくて時々困るのだ。MBA13を抱えて外に出る仕事が増えるようなら買い換えた方がいいし、そうでないなら今のままもうちょっと引っ張れる。微妙。
  • AirMac TimeCapsule:今使ってるAirMac ExtremeはTime Capsuleが出るちょっと前のヤツなので、そろそろ欲しいなと。MBA13のバックアップも今はUSB接続のHDDでやってるけど、TimeCapsuleだとつなぐ手間もないし。MBA13を買わないのなら、ムリに買い換えなくてもいいんだけど(震災で棚の上から落ちてひっくり返ってたけど壊れなかったし)。微妙。
  • PENTAX Q7:1/1.7インチセンサーなら欲しい。単焦点の明るい中望遠レンズが出たらかなり欲しいんだけど(1/2.3からセンサーサイズが上がった分、今までのレンズは少し画角が広くなるのだ。広角系を撮りたいときはいいけど、わたしは標準〜中望遠の明るいレンズが欲しいので)。微妙。でも心惹かれる。
  • ScanSnap SV600:これは欲しい。非接触型のScanSnapですよ。サイズがでかくてスキャンしづらいものも300dpiだけどスキャンできるですよ。個人的には発表会や取材でもらったドキュメント類をデジタル化して紙は処分したいし、昔あれこれ買った古地図類(こいつらはデカいのだ)もデジタル化してすぐネタとして使えるようにしたいし。Mac用アプリは秋になるらしいけど、考えてみたら、今眠ってて役になってないWindowsノートをスキャン専用機にしちゃって、スキャンしたデータは片っ端からPDFにしてEvernoteかDropboxにつっこんじゃえば問題ないじゃないかということに気づく。予約しそうな気分。やばい。
  • 18-35mm F1.8 DC HSM:シグマのF1.8通しのズームレンズ。これは欲しい。ただ今後買う一眼レフ用レンズは全部フルサイズでも使えるものに、と思ってるので買えないかなあ。
  • ルンバ620:なんか野良ルンバの動画を見てたら欲しくなった。ココロボの方がいいとは聞くけど、買うならルンバだよなあ。
  • SONY RX100 MKIIだかRX200だか:今、噂サイトにRX100の新型が出るって話がただよってて、どうやらチルト式モニタとかWi-Fiとか搭載するらしい。どこまでほんとかしらんけど、RX100が出てから1年以上たつし、新型が出てもおかしくない時期。あれでモニタがチルトしてWi-Fiがついたら……欲しいじゃないか。多少テレ端が暗くても気にしない。操作系がもうちょっとこなれてたら……こなれてるかもしれない。まだ発表もされてないけどめちゃ気になる。
  • 新MacPro:まあまだまだ先の話っぽいので慌てない。ただこれに買い換えるとなると、モニタもThnderbolt Displayにしたいし(そうするとFW800のHDDをモニタにぶらさげられる)、現行MacProに内蔵してる数TBのHDDをThunderbolt系のケースに入れ替えねばならないし、トータルでみるとかなりコストがかかるので躊躇しそうではある。USB 3.0に切り替えちゃえばそこまでコストはかからないか。うーむ。難しい。そもそも、円筒MacProがいくらになるかもわからないしな(AMD FirePro×1の廉価版がラインナップされることを願っております)。
ああ、優先順位が付けられません。趣味道楽を優先するならまずScanSnap SV600で次がルンバかな。カメラは昨年レンズ一体型3台、レンズ交換型3台買ってるので今年は2台ずつに減らしたい。Powershot N+RXか。APS-C系の高級コンデジを買う予定はなし。クオリティ的には欲しいけど、常用カメラとしてはスナップ用の28mm相当と猫用の75mm相当の2つ欲しいので、単勝手高級機では賄えないのだ。あ。DP1 MerrillとDP3 Merrillの2台で済むじゃん←それに気づいてはいけません
レンズ交換型は……秋以降のモデル次第だな。
おっとその前に、住民税を払わなければ。
こういうタイミングで納付書を送ってくれる行政の有能っぷりに感心せざるをえません。

とかいいつつ、夜は明治彩色地図(業界では迅速図と呼ばれてる)の再スキャン。
もっと高解像度のデータが欲しいといわれたので、720dpiで必要な箇所だけスキャンするというシンプルなお仕事です。720dpiだと網点まできれいに見えるよ。おそろしや。

2013/06/13

西日暮里の切通しが気になった雨の午後

雨だ……。
でも何かとスケジュールの都合もあるので
上野でレビュー用作例撮り。
雨が上がったらちょっとブラブラしようと思ったのだけど
断続的に本格的に降ってくれるので諦めて帰宅。
ちょっと遠回りだけど、確実に座れそうな、
上野→山手線→西日暮里→千代田線
というルートを選択。西日暮里での山手線→千代田線の乗換って
専用乗換改札があるから楽なのだ。

西日暮里の駅って、ちょうどでっかい切り通しの真ん前にあってこんな風景が楽しめる。
西日暮里のでっかい切通し
iPhone5で東京地形堪能パノラマ
見てわかるとおり、左右が崖。台地の狭いところを削って道路を通したのがよくわかる。

駅は崖下にあるので武蔵野台地の端っこをまのあたりにできるという東京地形好きにはたまらん場所。
左右を見ると右の方がちょっと高いな。
左側が諏訪台と呼ばれてて、尾根上を古道が通ってる。諏方神社や日暮里の富士見坂がある。
右側はちょっと高くなってて江戸時代に道灌山といわれてた。上野台地で一番高いところ。道灌山遺跡には縄文時代から弥生時代、平安時代の住居跡も見つかっている。今の開成高校のあたり。それだけ古い土地なのだ。

気になるのがこの、台地を人工的に削ってできた深い切通しの坂がいつできたのか、ということ。いつからここの台地は分断されたのか。
明治時代初期の地図を見るともうここが切り通されてるのがわかる。
江戸時代にはこうなってたということだ。
ちなみにこの狭い尾根道を南東へ行くと、谷中を抜けて上野台地へと至る。
逆に北西へ行くと、平塚神社(豊島郡衙跡)を抜けて飛鳥山へ至る。

自然にこんな地形になることはないので、人為的に尾根の狭いとこを削って道を通したんだと思うけど、いつこうなったんでしょうねえ。ああ気になる。
新編武蔵風土記稿もそこにはつっこんでくれなかったし。
太田道灌の頃はどうだったんだろう。

それはさておき、
千代田線で帰宅して、疲れたのでちょっと仮眠して、起きて、
ascii.jpの猫連載を書いてメール。
猫連載用に借りてるカメラがあったのだけど天気が悪くてなかなか撮れず
急遽かふかネタになる。

そのあと家電批評のちょっとした記事を書いてメール。




Echofon for Mac 難民の方へ

昨日、愛用してたEchofon for Macが突然使えなくなり、
どうもTwitterのAPI変更によるもので、
Echofonの「アップデート確認」してもそれは最新ですといわれるだけで
どうしようもないと諦めてJanetterに切り替えてたら、
「App Storeにあるよ」と教えて貰った。

App Storeができる前からEchofonを使ってた人(つまりEchofonのサイトからダイレクトに落として購入して使ってた人)だけがハマった罠だったのだ。
Echofon for Macはモバイル版に注力するためデスクトップ版(つまりMac用)はもう終わりといってたのだが、
App Storeでは新APIに対応するバージョン1.8が上がってたのである。

よって、Echofon for Mac難民になった人は
App Storeで落とし直すべし。

Echofon Lite for Twitter
Echofon for Twitter


初期設定などをやり直す必要があるけど、
まあその辺はしょうがないですな。


Echofonは機能はシンプルなんだけど
その分ウインドウが場所をとらないのでデスクトップにおいといても邪魔にならない、
iOS版と未読情報などを同期できる(iPhone上で読んだメッセージはデスクトップ版では既読として扱われるなど)という便利な機能もあって
愛用してるのである。

追記:どうやら、AppStore以前の旧Echofon for Macも、1.8にアップデートできるようになったと教えていただきました。1日遅れて遅れてただけなのかー。あわててAppStoreから落としなおさなくてもよかったのかーー。がるる。
というわけで、ひとまず安心です。

2013/06/12

富士山の見える坂を探す簡単な方法

富士見坂や富士塚の写真を何枚か提供して欲しいといわれ
必死に探す。
あんまりないんだよな。
富士塚も見つけたら撮るけど、それが目的で行くって事はないので
探すのが大変で。
昔の写真は「富士山」タグをつけたこともあったので
タグである程度探せるんだけど、
ネコタグは全写真につけたけど富士山タグはアバウトなんだよな。

今は岡本三丁目の坂も富士見坂として有名らしい。
ほんとに富士山は見えるのか。
調べるには
Google地図の「距離測定ツール」を使うのが簡単。
新バージョンのGoogle地図では使えない機能なので旧マップで。
こんな風に、富士山から線をひっぱってやり、
終点をドラッグして調べたい坂に合わせて線がどのくらい重なるかを見ればいいだけなのだ。
距離測定ツールは……どうやればオンにできたのか忘れたw
たとえば岡本三丁目の坂。
見事に方向が一致するじゃないか。完璧。
ここの坂上からよく遠くを眺めてたけど、富士山がよく見える空気が澄んだ日にたまたま当たらなかったのだな。
岡本三丁目の坂の上から富士山の方向を
富士山撮影スポットとして有名な、成城学園の富士見橋と不動橋。
これも調べてみた。
不動橋から富士山の方向を
おお。見事に線路の方向に富士山があるじゃないか。
ここは何度か富士山を撮ってるから知ってたけどここまで重なるとは。
とまあ、グーグルマップはこのように使っても楽しい。

写真を発掘したり、写真などのフルバックアップをとったりして1日が終わる。
問題は
「20090803」フォルダが見つからないことだ。
昔、品川宿を自転車でめぐったときの写真が入ってるフォルダなんだけど
見つからない。とほほほ。
たぶん、どっかの段階で間違って消しちゃったのだろうなあ。
フォルダ丸ごとだもんなあ。
もちろん、バックアップにも残ってません。
バックアップは現HDDのコピーなのだから。
2011年以降は四重でバックアップとってるからそういうことはないんだけど
(同じ写真がApertureライブラリと元写真用ボリュームの2箇所にあるようにして、それぞれをバックアップし、元写真用の方は取り込んだら触らないようにしてるので)
昔は二重にしかとってなかったから、バックアップを上書きしたらアウトだったのだ。
とほほほ。

あと、どこどこで撮った写真を探したいってときに写真にジオタグがついてると便利。
できるだけiPhoneでも撮っておくと、iPhoneの写真には位置情報がついてるから、
iPhoneの写真を地図に表示して「〜〜に行ったのはいつだっけ」を見つければ、あとはその日の日付から、そこに行った日の写真を引っ張り出せる。
iPhoneでもマメに撮るのが重要なのです。
まあ、デジカメが全部「優秀な」GPSを搭載してくれるようになれば問題ないのだけど、その日は遠そうだしな。






2013/06/11

KLYP5まもなく発売です

やっとそれなりに眠れて、起きて、ちょっと雑用して、
ああ、今日掲載予定のiPhoneカメラ連載……まだかいてねー。
すまない。今日中に書きます。1日遅れです。

夕方から「東京ウォーカー」の取材を受ける。
なぜ富士見坂や富士塚の話題でわたしが取材を受けるのかよくわからないが
それでもいいというので(面白そうな仕事は基本的に引き受けます)、
iPadに手元にある富士見坂や富士山や富士塚の写真をいれて
(ほんとはややこしいことしてる時間が無かったので、Dropboxに突っ込んだだけ。
 で、iPadでdropboxを開けばOkなのだ。Dropbox便利すぎ)
喫茶店であれこれ話をする。

富士塚はいろいろ東京に残ってるけど、
それなりに登山できるとことなると限られるんだよねえ。
やっぱ千駄ヶ谷富士と品川富士かなと、と。
富士見坂は……日暮里のがもう見えなくなるのだよねえ。
マンションが建つから。
たまたま今年1月に日没直後の富士見坂の姿を撮ってあってよかった。

江戸の富士見坂でちゃんと富士山が見える最後の坂だったという話で、
じゃあ都内で富士山が見える富士見坂はもうないのですかと聞かれる。
いや、江戸市中は今の23区よりずっと狭いから、目黒や世田谷や大田区なら大丈夫でしょうと。

富士山かあ。たまには富士山が見える日に岡本三丁目の坂とか多摩川浅間神社とかそんな場所をカメラを持って回っていくべきだったなあ。

帰宅してやっとiPhoneカメラ講座の原稿を書いてメールする。
「荻窪圭のiPhoneカメラ講座」最新記事一覧 - ITmedia Keywords

今回のネタは水曜日発売のマンフロットのKLYP。
LEDライトをケツにつけるのが今のトレンドです←んな
これは没カット。右手にLEDライトを持ち、左手で撮影するなんて無精こいたら、手ブレした……。まあ、夜景撮影ネタが長くなったのでLEDライトネタは次に持ち越しってことで。

なんかKLYPが気に入ったようで、ここんとこiPhone用ケースはKLYP一択な状態。
表面がマット調で手に馴染むのがよいのです。

ところで、マンフロットのロゴって
「三脚からセンターポールを発射した瞬間」に見えるのですが
間違ってますでしょうか?

IPhone® 5 - Klyp - フォト | Manfrotto


2013/06/10

ほぼ徹夜状態でWWDCでiOS7とかSea Lionとか魔法瓶とか

ふはー。午前中に終わらせる予定が終わらず夕方になり、
そのあと図版を作成して写真も選ばねばならず、
つまるところ、見通しがあまかったということだけれども、
ほぼ寝ないで作業して、あと2項目分作業すれば終わるか、
ってところまでこぎつけたところで
WWDCが始まってしもた。ああ。

アップルがストリーミング放送してくれるので
とりあえず仕事は朝までに終わればいいやってことにして
じっと見る。

わはははははは。今回のは面白い。
新AirMac TimeCapsuleも新MacBook Airもいいけど
やっぱMacProでしょう。
往時のグラフィックワークステーションを彷彿とさせるボディで
ストレージはフラッシュストレージのみで
とにかくCPUとGPUとメモリと……コアだけを
魔法瓶だか保温式弁当箱だか加湿器だか暖房器具だか掃除機だか
そんな円筒形にいれた感じ。
これ、欲しいわ。

ただ、Xeon E5×2とかAMD Fire Pro ×2とか
なんだかお高い部品がたくさん使われてるので値段が心配。
うーむ。まあ完全に業務用ワークステーションって感じなのでしょうがないのだけど
(だから普通ならこんなに話題にならない製品であります)
MacProユーザーとしては欲しいよなあ。
XeonじゃなくてCore i7でいいから、FirePro×2じゃなくてRadeonのハイエンドのヤツでいいから、お安い下位モデルだしてくれないかなあ。

でも当面は、
MacBook Airを買い換えるか否か、AirMac Extremeを新しいTimeCapsuleに買い換えるか否か、そっちが問題であります。
さてどうしてくれよう。

さらにウケたのがiOS7。
実は今回一番注目されてたのが、iOS7のデザインがどうなるか、だったのだ。
普通、これだけシェアを撮ったデバイスのOSの画面を
デザインテイストからがらっと変えるなんてしませんってば。おそろしくて。
でもやっちゃうところがアップルなのである。
その辺は相変わらず容赦ない。

そもそもiOS7は画面やアイコンデザインががらっと変わると予想されてた。
それには前振りがある。
昨年、iOS担当上級副社長フォーストールが辞任したんだけど、
iOSのデザインが現実の何かを模倣したもの……
アイコンとかテクスチャとか、NewsStandの本棚風デザインやレコーダーのスタジオマイクっぽいグラフィックスとか……は
フォーストールが主導したものだったのだ。

そしてフォーストールがいなくなった代わりに
ジョナサン・アイブがiOSのデザインも見ることになる。

となると、
アイブが全部デザインしなおすに違いない。
フラットでミニマルなものになるに違いない。
新しいデザインのiOSを見られそうだ。わくわく。
な中でのiOS7登場だったのだ。
Apple - iOS 7 - Design

そして、ほんとに、iOSの画面デザインをぜーんぶ作り直しちゃったのである。
アイコンもボタンもテクスチャも全体のテイストも
変えちゃったのだ。かなりポップで爽やかで現代風でフラットでミニマルになった。
いやあ面白いですな。
アップルらしい新しいギミックも取り入れられていて、
まあ、テイストがはっきりしてるので好き嫌いが出そうだし、
昔ながらのテイストが好きでそれに慣れちゃってる人は反発するだろうけど
個人的には、やっぱこれでこそアップルって感じがして
評価しております。

Xperia VL
ところでソニーっぽいという声があった。
なんでかというと、数字の書体が、Xperiaのロック画面に出てくる時計の数字とそっくりなのだ。
なんというかな、似てるけど、これが今の時代のデザインなのだと思う。

それにしても、役員がひとり退任しただけでデザインがこれだけ変わるっていう事例としては面白すぎます。
まあその容赦なさがアップルの面白さであり、それがまだ残ってたのですな。
ジョブズがいなくなって云々って声はまだときどき聞くけど、アップルはアップルですよ。そんなWWDC基調講演でありました。

とりあえず秋が楽しみ。

この細いフォントの日本語書体もちゃんと用意してくれますように。一番心配なのはそこですな。

で、WWDCの基調講演が終わったので、
頭をお仕事に切り換え、
残りの2項目分の図版を作り、
追加で頼まれたテキストを作ってメールしたら
朝7時過ぎてて
さすがにここで寝ないとヤバいという感じなので、
寝る










2013/06/09

日本橋三越で岩合光昭写真展「ねこ歩き」

昨日中に終わるはずだった「東京人」の原稿がとっても詰まってて、
はじめて書く雑誌で普段とは畑が違うので
なかなか「よし、これで行くぞ」という筋が定まらず、
まあとりあえず
日本橋三越へ行く。
岩合光昭写真展「ねこ歩き」のチケットがあって、月曜までなのだ。
iPhone5。ねこ歩きのチケットはねこの形なり
いやあ、すごい人人人でしたわ。
しかも女子比率がめちゃ高い。
写真の点数も多いんだけど、人が多すぎて全部をゆっくり見るなんてムリ。
NHK BSでやってる「世界ねこ歩き」で見た猫たちもたくさん。

写真を見るとついキャプションに撮影情報が載ってないかとチェックしちゃうのは仕様ですが、もちろんそんな情報はありません。とりあえずカメラはオリンパス。

トークショーがはじまるとかで客の滞留はピークに達したので退散し、
人口密度が極端に低い屋上庭園で休憩する。
XZ-2。人が少なくて素晴らしい
屋上には神社がある。もちろん三囲神社(みめぐりじんじゃ)の分社である。
向島(浅草から隅田川を挟んで反対側)にある神社で、
三井家の江戸における守り神であり(三囲って字が良かったらしい)、
境内には池袋三越に置いてあったライオンが、狛犬のすぐ後ろに奉納されている。

ちなみに、三越は「三井越後屋」の略なので、三井系なのです。

日本橋をちょっとだけ散歩してねこをちょっとだけ撮って帰宅。
頭痛がひどいのでちょっと仮眠して起きて
そのあとは延々と、明日朝には終わるだろうって感じで
原稿を書き続ける……。
終わるのか。いやさすがに〆切を過ぎてるので終わらせねば。。。。
ああ、14ページって思ったより多いな。写真や地図がはいるからもっとテキスト量は少ないかと思ってたけど、文章量がどんどん減ってるIT系雑誌といっしょにしちゃいかんということか。そういえばこの指示されたテキスト量って写真がはいることを考えてるのかな。
写真が入るときはその分減らしてねって指示がないから込みなのかな。
まあいいや、長いのをあとから削る分にはなんとでもなる。

2013/06/08

原稿が進まなくて悶える日

終日原稿書き……だけど
ああ、全然すすまねー。
困った。
ちょっと書いては消し、ちょっと書いては一服し、
何書くかは打ち合わせで決まってるのだけど、
それをどういう流れでどうおさめていくかが
なかなか決まらないのだ。
困ったな。困った。そんな土曜日。

2013/06/07

夜のお茶の水

なんとか東京人用の地図を仕上げてメールし、
神保町で家電批評次号の打ち合わせをし、
日が暮れてきたのでお茶の水まで歩いて
夜景作例。
Powershot N
ついでにお茶の水に新しくできた「ソラシティ」とかで←それにしてもネーミングがなあ。東京スカイツリーのソラマチとかぶりすぎてないか?
かつて、日立本社ビルがあったところ。ここに取材に来たこともあったなあ。
IPS液晶の取材だった。取り壊されたと思ったら「ソラシティ」なんていうものに変貌してたのだ。
で、ここから見えるニコライ堂がなかなかいいと聞いたので来てみたのである。
Powershot N
東方正教(ギリシャ正教とかロシア正教とかの系列で、日本正教ってのもあるのだ)の聖堂ですな。
このあたり、駿河台の一番南の端なので地形的にも面白い。

メインはiPhone5。iPhone5+三脚ネタの作例。

帰宅して次は写真のセレクトをはじめる。
古い写真はカメラ性能がちょっとアレでコンデジで撮ったのしかない場所もあって
うーむ、と思いつつ、でもまあしょうがないか。


2013/06/06

Amazonで使った金額を見る勇気

延々と原稿を書き、
とりあえずまとまった段階でメールして、
続いて東京人に頼まれた地図の用意にとりかかる。

FacebookでAmazonでいくら使ったかブームがきてて、
Amazonにアクセスしてデータを引っ張り出して合計を計算するスクリプトを組んだ人がいて、
いままでいくらAmazonで買い物したか合計するブックマークレット書いた - モロ屋
それをいろんな人があれこれ報告してて
わたしもやってみたわけですよ。

具体的な金額は公表しませんが、
わたしのFB友だちで結果を公表してる人が数人いおりまして、
見てると2つのグループに分かれてるのですよ。

ひとつは
10~50万円グループ
もうひとつは
200万円台グループ
面白いもんだなあ。

ちなみにAmazonが日本でサービスをはじめたのがたぶん2001年で、
わたのFB友だちはだいたいこの業界に近いので、その頃からAmazonを使ってる人が多いわけで、12年でどのくらい使ったかを暴露しあう感じになるわけだけど、
わたしは見事に200万円グループでした。

あと、数人のサンプルでいうのもアレですが、
自由業の人の方が金額が多いという感じ。
いつでもAmazonを使える、通勤がないので定期的に量販店や書店に寄るという習慣がない、ってのがでかいだろうな。
会社員と違って自由業なら仕事中でも欲しいとなったら買えるもの。

それよりおそろしいのがヨドバシカメラ。

iPhone用のヨドバシポイントカードアプリには
「履歴」って機能があるわけですよ。
で、それを開くと

「今まで獲得した累計ポイント」と「使ったポイント」を教えてくれるのです!

話を単純にするため10%のポイントがついてたと想定すると、
(クレジットカードで買うこともあるので実際にはもっと使ってるはず)
累計ポイントを10倍して、使ったポイントを加えてやれば
大雑把なヨドバシでの利用金額がわかるわけで
……おそろしい金額になっておりました。
Amazonの5倍近く……ひゃあ。

まあヨドバシカメラのゴールドポイントカードの方がAmazonよりずっと古くから使ってるわけで、
最初にカードを作ったのはいつだろう、
まったく思い出せないが、
旧デザインのカードなので、かなり古い。

ヨドバシが今のゴールドポイントカードを発行したのが90年12月だそうだから、
それからまもなくのうちに作ってたかと思う。
って考えると、ゴールドポイントカード歴20年くらい……
 にしてもAmazonの約5倍近いんだからいっぱい買い物したんだなあ。
キヤノンのEOS 1000を買ったのがヨドバシだった記憶がおぼろげにあるので
その頃かもしれないし、もうちょっとあとかもしれない。覚えてない。
当時は中央線沿いに済んでて、Macはアキバで買ってたけど、
カメラや電化製品や周辺機器や消耗品関係はたいていヨドバシカメラにいってたのだ。
だから金額がかなりアレなことになるのもむべなるかなってことで。

いやはやおそろしい。
累積っておそろしい。


2013/06/05

延々と地味にお仕事ちう

終日、アドビクリエイティブクラウドの単行本の原稿
(といってもわたしが担当するのは冒頭の10ページだけなんだけど)
と格闘。
CSがCCに移行するのはすごくわかるしタイムリーなのだよなあ。
これから新たにアドビ製品群を買うなら、絶対CCの方がいいし。
初期投資が圧倒的に安い。
でも今までデザインスタンダードのセットで済んでた身からすると、躊躇しちゃう。
まあ、意識が高い人はCCへってことで。
ずっと月3,000円ならいいのに。

なんとなく先が見えてきたところで眠くなる。
問題は図版だ。

テキストだけは今日中に書き上げるつもりだったのに
途中で気分転換にと古道関連エントリーとか書いちゃったものだから
混沌の屋形風呂: 村尾嘉陵「阿佐谷村神明宮道の記」を辿る(「江戸近郊道しるべ」より)
結局書き上がらず。いかんなあ。
明日は明日で別の原稿を書かねばならないのに。申し訳ない>関係者各位

そろそろカメラ背負って自転車で走り回りたくなってきた。。。

村尾嘉陵「阿佐谷村神明宮道の記」を辿る(「江戸近郊道しるべ」より)

村尾嘉陵の「江戸近郊道しるべ」シリーズ第3弾。
業界筋では「嘉陵本」と言われてるっぽいんだけど
それはともかく、
この道、現代語訳版では略されてて残念。

東洋文庫版で3ページほどの小さなエントリーなのではずされたんだろう。

「阿佐谷村神明宮道の記」はいきなり、青梅街道からはじまる。

文政9年(1826年)10月(もちろん旧暦)。
堀の内村妙法寺へ行くべき道のところより、二丁ばかりも青梅の方へ街道をゆけば、→の右に石の榜示(この場合は道標ってことでいい)たてり、石神井村弁天道、谷原村東高野山道と刻む。
青梅街道から妙法寺へ行くには、鍋屋横丁の信号を南に折れるのが一般的。嘉陵もそのルートを以前にも使ってる。
でもそこから「二丁」(まあアバウト220mくらい)ばかり先へいったところに、ほどよい分かれ道はない。再度青梅街道沿いを走って確認しなきゃなあ。まあ、「二丁」という記述がどのくらいアバウトかによるのだけど、
どこであるにしろ、このあたりで右折してまっすぐ行くと、現早稲田通りにあたる。
旧早稲田通りは石神井村弁財天につながっているので、早稲田通りに出るにはこちら、ってな意味の道標だろう。
この手の道標は村の境に立ってることが多いので、中野村と高円寺村の境に相当する道かと思う。
なおそのさき少しばかりゆけば、又石の榜示あり、阿佐谷神明道とあり、そこより右に曲がりて、みちの左右楢の木たてる中を行くことしばらくにして、うちひらけたる田あるところに出(この間に民家1,2戸あり)、又そこを過ぎて、楢、くぬぎの中道を行けば、又田あり、左右のながめ前におなじ、なお行けば……(中略)、道の東の木立のおくに、小社あり……
江戸時代後期は楢やクヌギの雑木林、ときどき田んぼっての中に道があったのだ。
この道は現存する。道標が残ってるかどうかは記憶にないけど、環七のあたり。
今でもその道を北西へ行くと、右手に稲荷がある。馬橋稲荷である。
馬橋稲荷。2011年撮影。
嘉陵の当時は、神社名を掲げた額もなく、狐の絵が描かれた額を見ていなりなんだなとわかったというレベルだったそうな。
実のところ村の神社なんてそんな感じだったのだろう。
ゆき行程に、又田あり、向こうに見える木立の影に、萱ふける長屋門、軒端たかく作りなしたる家あり……(中略)……老たる女のありつるに、この屋にすむ人は何というぞと問えば、相沢喜兵衛といいて、村の名主をつとむるよしを答ふ……(中略)……神明宮はいづかたおと問えば、この屋の垣に沿って、後ろの方に行けば、鳥居たてるぞ、神明宮にてましますとおしゆ。
かくして相沢家の御屋敷前で老女に道を尋ねて無事到着。ちょうど屋敷の裏手に神社があったのだ。
明治の地図でみるとこんなルートである。


実はこの相沢喜兵衛宅、今でもある。もちろん建物や敷地は違うだろうけど。
阿佐谷神明宮あたりを自転車で散策した際、巨大な敷地を持つ「相沢」って御屋敷があって、すんげー気になってたのだ。
でもこれで判明した。少なくとも江戸時代には阿佐谷村の名主として広大な屋敷を持っていたのだ。それより昔は調べないとわからないけど、神明宮もその横の世尊院も相沢家が管理していたっぽいニュアンスで書かれている。

中央線阿佐ヶ谷駅があそこに作られたのも、名主の家が近いからかもしれないと陣内先生もおっしゃってた。
中央線ってほとんど人が住んでない農地に敷かれたのだけど(だからあんなにまっすぐに敷けたのだ)、阿佐ヶ谷駅だけは古道とまじわる場所にあるので気になってたのである。

ちなみに阿佐谷の谷は「桃園川による浅い谷」が語源といわれている。
神明宮は中世に遡る古社(日本武尊伝承もある)で、当初は御伊勢の森(現地から東北へ少しいった、早稲田通り沿い)にあったがここに移転したらしい。
脇にある世尊院は、中野にある宝仙寺の末寺。宝仙寺はもともと阿佐谷(今の阿佐ヶ谷駅南あたり)にあったが、室町時代(1429)、それが中野へ移転するに伴い、世尊院が創建されたのだという。
宝仙寺は源義家が不動明王像を安置するために開いたといわれてる。平安時代後期である。
混沌の屋形風呂: 石神井公園で雨に降られた日

さらに室町時代、江戸氏の一族が書かれた文書に「あさかやどの」とある。
それがこの阿佐谷で、中世は江戸氏系の阿佐谷氏が領していたもよう。

つまり、それほど古い場所であり、
鎌倉古道が通っていたのもうなずけるってもんだ。

阿佐ヶ谷は桃園川沿いに開けた古い集落だったのである。
南北に鎌倉古道が走り、北にある早稲田通りも実は古道で、これが豊島郡衙へつながってた道の名残じゃないかとわたしは思っております。
国府→乗瀦→豊嶋の道筋ですな。

さて嘉陵のルートは現代の地図だとこんな感じ。太い青の線がそう。
古道を探す上で「この道はいったいどのくらい古いんだろう」と思ったら、
武蔵野台地の場合は、地形をみるといい。
武蔵野台地は江戸時代に玉川上水など各種用水路が引かれるまでは農耕に向かず、
中世以前の集落は水が豊富な川沿いにしかなかったのだ(たぶん)。
そういう古い集落を結んでてなおかつ古い伝承を持つ寺社がある道は古道の可能性が高い。
たとえば「高円寺」も桃園川沿いにある。

座談会で陣内先生と阿佐ヶ谷の話をちょっとした記念で、久々に「江戸近郊道しるべ」ネタでした。

2013/06/04

ひやひやさせてくれつつ何とかワールドカップ出場を決めたの巻

今週は家にこもってたまった原稿を書くのだ、
と決めた週に限って晴れが続くのがなんともいたたまれんが
日本カメラのPEN5の原稿を4ページ書いてメールする。
ついでに昨夜書いたSX280HSのレビューもメールする。
よし。次は単行本の担当部分をはやく書かねば。
そのあとは「東京人」。やっぱ今週いっぱいかかりそうだ。

でも日本代表戦は観る。
松木のテンションが以前ほどじゃないのが気になるけど、
たぶん、中山と名波がいるからだろう。
中山の解説は反応が早くてきちんと伝えるべき言葉が出てくるし
松木もそれに呼応してきちんと解説するし、
名波もクールに分析してくれるしで、
いやあ民放でこのレベルの解説者が揃うとなるとたまらんですわ。
もうアナウンサー無しでこの3人だけで試合を観ながら雑談しててくれればいいくらい。
現役を引退した選手の何人かがサッカー解説者になってるんだけど、
中でも福田と名波と中山の3人はすごくいい。
プロの視点や技をきちんと伝えてようとしてくれる。

今日の日本代表は代表らしいサッカーしてるなと思うのだけど
なかなか点にならず、最後に何をやろうとしてるかバレてる感じで
いい感じでシュート打たせてもらえず、
でも点を取られる気もしないので、0-0で終わってワールドカップ出場かなと思った途端、
ほわっとしたセンタリングがそのままゴールに吸い込まれて
「あ……」
これがあるからサッカーは怖ろしい。
これで負けたらかなわん。
でもアディショナルタイム、本田の右サイドからのクロスが
相手DFの手に当たって、偶然かもしれないけど、
身体から少し離れたところにある手にあたってコースが変わったものだから
これはもうPK以外にはありえず、
本田がまた真ん中に蹴りそうで不安はあったのだけど
きちんと真ん中に強い球を蹴り込んでくれまして
ほっとした次第。
よかったよかった。

そうそう、スタメン11人の内、海外組が8人、J2が2人で、J1がひとりしかいないというのは、なんか不思議な代表であります。
これで1トップがハーフナーだったら、
スタメンにJ2がふたりいるのに(遠藤と今野ですな)、J1がゼロという、Jリーグ的にはかなりアレなことになるところだったもの。


2013/06/03

渋谷で座談会出席

いやあワタミ社長が本当に出馬するそうで、
「営業12時間の内、メシを食える店長は2流」
「営業12時間の内 メシを食える店長は2流」(渡辺美樹ワタミ会長) « Merx

発言の盛り上がりと相まって燃えてます。
普通に考えて、
自分がメシを食う時間をマネジメントできない店長の方が2流だと思うのですけれどもね。

それはさておき、
月刊「東京人」座談会の日。東京古道の話。
「東京人」っていつも特集に関する座談会がけっこう大きなスペースを占めてて、そんなとこにいきなり大学の先生や学芸員の方と一緒にわたしなんかが登場してもいいのだろうかと思いつつ、まあいざとなったらあれこれ疑問をぶつける役に徹しようかと、家にある大量の地図(明治のとか江戸のとかその他あれこれ)を抱えて渋谷へ。


法政大学の陣内先生と葛飾区の学芸員谷口先生。
おそろしや。
いきなり陣内先生がわたしの「東京古道散歩」を取り出す。
これを購入した人から、ここに書いてある道は全部歩いたから不要になったから貰ったという。すごい。書いたわたしはほぼ自転車で回ってるのに。。。
とにかく知らない話がどんどん出てくるので面白い。
今度、葛飾区郷土と天文の博物館にとらさん埴輪を観に行かねば。

阿佐ヶ谷の鎌倉古道の話がちょっと出る。
ここ、Twitterでもどっちが鎌倉古道なんだろうといわれて、
うーむ、まあ、どっちもそうだったんじゃね、と答えたところ。
道としては大宮八幡宮の方がそれっぽいのだけど、
尾崎熊野神社ルートは近くに成宗砦があったのだよな。
途中でルートが変遷したという可能性もある。
阿佐谷南の2本の鎌倉街道伝承
まあそんなこんなで座談会が終了し、
3人の写真を撮って解散。
陣内先生が書かれた「中央線がなかったら見えてくる東京の古層」が面白そうだったので早速Amazonで注文。こういう本を書いてみたいもんです。

帰宅して頭を切り替えて、
ITMediaのiPhoneカメラ連載を書いてメールし、
日本カメラのPowershot SX280HSのレビューを書く。

2013/06/02

DVDを観るのに一苦労な環境におります

晴れてるやん。金曜の天気予報で、
土曜は午前中は晴れ、日曜は曇りがちで雨も……って感じだったから
がんばって土曜の午前中から撮影にいったのにー。


友だちから借りたDVDを観なきゃ、どうせならテレビで観たい。
まあ普通なのであるが、
うちのテレビにDVD機器がつながってないのである。
1台アナログ放送時代のDVDレコーダーがあるけど、もう配線外してあるのでつなぎなおすのもめんどくさいし画質もアレだし。

で、妻のMacBookPro(2010年モデルなのでAirPlayミラーリング未対応)のDisplayPortにHDMI変換コネクタを介してテレビにつないだはいいが、音声が来てない。あれ? HDMIって音声にも対応してたはずなのに、なんでだろ、まいっか、と納戸から古いiPhone用ステレオユニットをひっぱりだして、そっちから音を出したんだけど、
あとで「もしや」と思って調べてみたら、環境設定のサウンドで音声出力を「HDMI」にすればいいだけなのであった……orz

あほですな。

あとはブツを発送したり
夜はともだちとガラム・マサラでカレー食ったり
明日の準備したり
5月末〆切の原稿を書き始めたりとドタバタ。

2013/06/01

湯島と上野で猫三昧

午後からは曇るってんで
朝から不忍池と上野動物園へPEN5とかPowershot SX280HSとかを抱えて作例撮りへ。
もう夏なので案の定野鳥がいない。

動きモノが欲しかったので園内へ。
アイアイはこっちだよ暗いところにいるよというので
暗所作例でも撮れるかなと入ってみたら
いきなりマダガスカルの巨大ゴキブリが出迎えてくれる。
なんてお茶目な上野動物園なこと。

トルネードに泳いでるペンギンや
細長い舌でディープキスしてるオオアリクイを見てたら
曇って来ちゃって
ああ、残念、と弁天口から動物園を辞去し、
散歩しながら湯島駅へ向かう途中、
うさぎやのどら焼きでも買って帰ろうと
ひとどおりが少ない路地裏へ入り込んだら猫三昧。
湯島路地裏猫
XZ-2
3箇所で計8匹ほど顔を出してくれて
ラブホとか熟女専門なんとかとかそんなのが並んでる路地で
湯島路地裏猫
XZ-2。この裏に2匹いた。
這いつくばって猫を撮ってた妖しい人になってたのでありました。
湯島路地裏猫
XZ-2。うさぎや近くの住宅街で。
今日は猫を撮りに来たんじゃないんだけどな。
まあそういうもんですよってことで、
上の3枚はちょいと派手目に現像してFlickr!。
それはそれとして、
うさぎやのどら焼きはもっちりしてていつ食べても美味でありますな。

不忍池の畔で、井の頭自然文化園の熱帯野鳥園がこの週末で終わりってことを知る。
がーん。井の頭池へ行けばよかったか。
熱帯鳥温室のあの昭和な鉄筋建築(1962年だそうですよ。50年前!)も
熱帯な蒸し暑さも(冬に入るとメガネとレンズが曇ってしばらくなんもできんかった)
ウルトラQなら謎の熱帯植物が突然変異して人を襲いそうな昭和っぷりも
その中でのんびりしてる熱帯な派手派手鳥さんたちも好きだったのに。
建物の老朽化が進むとともに、今の建築基準法では存続できなくなったそうで、
もうすぐお別れ、熱帯鳥温室、6月2日(日)まで | 東京ズーネット | TokyoZooNet
たいへん残念。
もっと写真を撮っておけばよかった。
2012年2月撮影