2016年6月15日水曜日

WWDC 2016雑感など

WWDC関連のニュースが続々と上がってきた。
ascii.jpの猫連載を書きつつそれらのニュースとにらめっこする。

発表された各項目をフラットにずらっと並べた記事を見てると、
どうしても記事として冗長になり、何しろ長くて、
どれがどう重要なのか自分で読み取らなきゃいけなくて疲れちゃうので
ほぼスルー。各社ともそういう感じで第一報がくるのでしょうがないのだけどね。

その中で松村太郎さんの記事がよくまとまっててわかりやすいのでお勧め。

何かしようと思ったらアプリを探して立ち上げなきゃいけないという
面倒だけど当たり前と思われてた操作にメスをいれたという指摘に要注目。
OpenDocとかGo社のPenPointとか思い出すよねえ。

あとは、西田宗千佳さんか。
【西田宗千佳のRandomTracking】“4つのOS”進化が示すAppleの次世代戦略。WWDCに見る「開発者サポート」 - AV Watch

どちらも昔からの知人ですが。

まあようするに、
ティム・クック色がちゃんと出てるなあ
「おれたちはこれをやるぜー」「おー!」じゃなくて
派手さはないけどポリシーを持って着々と進めてますよ、という話。
watchOSも批判されてあわてて手をいれたというよりは
当初の予定通り地道に進化してる感があるし。

パソコンの成長や進化とともにパソコン中心で作業してきたわたしでも
最近はMacよりiPhone/iPad触ってる時間の方が長くなってるのである。
自宅にいても。
写真いじったり長いテキストを書いたり資料作るときはもちろんMacを使うけど
それ以外の時間はiOSですんじゃうもの。

わたしですらそうなのだから20代ともなると推して知るべしで、
わざわざ若い技術者を多く呼んだことをアピールしたのも、
最後にSwift Playgroundsを持ってきたのも
「我々はこういう時代に向かってます」とちゃんと宣言してる。

iPadでプログラミングまでできたら、
また「DynaBook」(パーソナルダイナミックメディア)に一歩近づいたといえるわけで
非常に感慨深い。
以下は、アラン・ケイの1972年の論文(DynaBookに言及したものとして有名)を和訳したもの。
PCCAA清書2

エンターテイメント系(VRとかゲームとか)に言及しなかったのは
たぶん、わざとで、その辺は秋のiPhone発表時のプレゼンでやるんじゃないかなと
思っております。

残念なのは、Apple PayもNewsも日本では……。

余談だけど、
紙雑誌の時代だと、編集者がWWDC特集のグランドデザインを描いて、
概要はこの人が2ページ、この項目についてはそれぞれ見出しを立ててこの人が1ページ、この人が半ページ、という風に割り振って構成できたので
ひとつひとつの記事が冗長になったり、内容がかぶることはなかったのだけど
Webメディアはひとつひとつの記事が独立するので、
誰の記事にも「いつどこでWWDCが行われて全体の構成はこうだった」的な内容が
はいってくることになり、内容がかぶるし、ひとつひとつの記事は長く冗長になるしで
その辺がつらいなあ、さらに読者はどの記事がどの媒体かを意識しないで読むので
「ああ、また同じ事読まされてる」感が出ちゃう(実際には、東洋経済とITMediaとasciiと……媒体が異なるのでファクト系の内容がかぶるのは当たり前なんだが)。

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