2016/10/06

日暮里-谷中エリアは見どころありすぎて困る

三連休明けの火曜日、
新潮講座の「東京古地図散歩」なる新企画がはじまるのである。
いやはや。
平日昼間でも何かできないかねということで、
平日昼間に動けるわたしに白羽の矢が立ったらしいのである。
確かに、年配の方なんかは平日の方が喜ばれるような気がするわけで、
何人集まるかわからないけど(三連休の翌日だからなあ)
やってみる。
東京古地図散歩 - パスマーケット
第一回は日暮里谷中編。
普段の東京古道散歩よりはゆっくり目で行く予定。
平日暇な人はぜひ。
まあ、荻窪圭的日暮里谷中案内です。

というわけで、
作例とりがてら西日暮里から歩く。
もうみどころが多すぎてどうしようかと悩むのである。
鉄道好きにはこんなスポットあるし。
DMC-CM1 + Adobe LR
江戸六地蔵のひとつもあるし(真ん中のやつがそう)。

有名なヒマラヤ杉あるし。
sd Quattro + 50-100mm +Adobe LR

谷中といえば「猫」。
であるが、1年半振りくらいに訪問してみると、
明らかに猫が減ってる。
以前ならこの辺とこの辺を散歩すれば何匹かはいたんだが
全然みかけない。

友達がやってる「旅するミシン店」に顔を出す。
昔は土日祝日だけの営業だったが、今は平日でもときどき開いているようでびっくり。
谷中の猫事情などを聞かせてもらう。

確かに減ってるそうだ。なるほど、
理由はたくさん思いつくが、まあまとめると
「そういうご時世だから」ってことですな。
ひどいまとめだ。

まあ何匹かは撮らせてもらったけどな。
sd Quattro + 50-100mm + Adobe LR
帰宅後、
ascii.jpに猫連載を書いてメール。

さらに
東京古地図散歩で配布する資料作り。
明治・江戸の
古地図を配布してそれを見ながら歩こうという企画なので
該当エリアの古い地図をあれこれ探し、
手元にあるものはスキャンし、
デジタル化されているものはそれを使って
なんとか作成。
時間がなくて細かいとこまで調べきれなかったけど、
なあに、それは火曜日までに調べて当日しゃべればいいのだ。

寛文11年に作られた江戸の詳細な絵図があって、それがかなり正確で
資料として抜群なのである。
ちなみにこれ「不忍池」あたり。
「志乃ハず能池」と書いてある。読みは「しのはずのいけ」
志乃能あたりは変体仮名であり、くずし字勉強会に出てるとこういうのに抵抗なくなる。「しのばずのいけ」なら「不忍池」を知っていれば誰でも読めそうだけど、
いきなりこんなのが出てきたら普通「え?」と思うでしょう。
特に「能」のくずし字なんか、「み」にしか読めなくて「しのはずみ池?」とか思っちゃうもの。

まあいくつになっても、新しいことを知るのは面白いってことですな。

その後、朝までかかって晋遊舎から出るデジカメムックの担当ページを書いてメール。
ふはー。
寝る。

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