2016/10/08

代々木上原で旧中村邸さよならイベント

昭和4年に代々木上原駅前に建てられた中村邸。
小田急線開業が昭和2年(1927年)だからその2年後だ。
当初の駅名は「代々幡上原駅」(代々幡は代々木八幡のこと)。
昭和52年に高架化されるまでは地上駅で、開かずの踏切状態だったという。

その旧中村邸が取り壊される前に一般公開されているというので見学に行ったのである。
住宅についての詳細はこちらへ。
代々木上原の文化住宅「旧中村邸」さよならイベント|ウォーカープラス地域トピックス 国立市


このあたりの小田急線は崖下に沿って宇田川支流が作った低地を走っているのだが、
代々木上原駅周辺はほんとに崖下ぎりぎりで、
今でも南口を出るといきなりこんな急坂である。
これでも切り通して少しは斜度が緩められてる。

そんな斜面の途中にある。


中村氏は大正から昭和の写真館に勤められていたということで
室内では当時撮影された写真が数多く残されており、
関東大震災の記録写真、
写真館で撮影された著名人の写真など
古写真好きにも楽しめる展示がまた素晴らしい。

若き日の夏目漱石の姿や
関東大震災における、
メディアには決して載らない、生々しく夥しい死体の山も。
今回の展示の図録も作る予定という話なので期待している。

帰宅し、
ITMediaのiPhoneカメラ講座の原稿を1本書いてメールして寝る。






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