いやあ、フォトキナを前にして、ソニーが一足先に新製品群を発表しましたなあ。
α99にRX1に海外発表が先に為されたNEX-5RにNEX-6と。
RX100以来、俄然アグレッシブになった……というか、実のところ、裏面照射型CMOSセンサーでコンデジの巻き返しを図ってからソニーらしくなってきて、攻めの姿勢にはいったのはNEXの登場からなわけで、休まずに進んでるとこが面白いわけだけど、
今日の注目は誰がなんといってもこれでありましょう。
世界初、35mmフルサイズCMOSイメージセンサー搭載“サイバーショット”最上位機種 | プレスリリース | ソニー
フルサイズセンサー搭載でコンパクトで35mmF2で、でもお高いんでしょう?……そのとおり、25万円前後だそうでお高いカメラなのだけど、
このカメラ、ソニーの所信表明演説というか、
好調の時のソニーに戻ってきたなという感があるわけですよ。
元気な時のソニーって、価格は高いけどアグレッシブな製品をバンッと出して
その製品には、ソニーはこういうことを考えてますよというメッセージが込められてて、
でも、たくさん売れて稼ぐのはその製品じゃなくて、
廉価版の普通の製品群だという、そんな感じ。
昔はコンデジでもパソコンでもテレビでもそんなメッセージ性の高いハイエンド製品を出してて、
たとえばCRTの時代はプロフィールプロだったし、デジカメでも巨大で個性的なハイエンドカメラを時々出してたし(今でも、Cyber-shot R1は名機だと思う)、
その路線が行きすぎたのが、一時期出てた「クオリア」シリーズだったわけで、
ソニーの調子が悪くなるにつれ、そういう意欲的な製品も影を潜めてきたのだが、
今回のRX1には久々にその匂いがするのだ。
なんというかな「ソニーは攻めますよ」というメッセージ。
具体的には、ソニーは大型センサーを採用したコンパクトなカメラをやりますよと。
NEXのフルサイズ版も考えてますよ、と。
だからRX1が売れるかというと25万円という価格があるから
道楽カメラとしての需要がメインだろうけど、
でも、NEX-7、RX100ときた流れの中でRX1が出てきたというのが一番大事で。
ここのところ、カメラ業界全体に大きめセンサーへの流れが如実で、
ソニーはそれに一歩先んじて、製品を見せてきたわけだ。
デジカメの世界でアグレッシブに攻める方向はいくつもあるのだけど、
センサーサイズで来たってところが面白い。
で、来週にはドイツでフォトキナがはじまるその前かフォトキナ初日くらいに、まだ秋冬の新製品群を発表してない各社から続々と製品が出てくるはずで、そこで何が発表されるか、RX1のインパクトを越えるものはあるか、楽しみすぎて死にます。
面白すぎます。
一番悩ましいのがNEX-5Rなんだけどね。
NEX-5→5Nと買ってきた身としては、5Rもめちゃ心惹かれてるのだ。
今はOM-Dばかり使ってるけど、やっぱNEX-5のあのスタイルも好きだし。
とりあえず、16-50mm F3.5-5.6は買うつもりなのだけど。
なんてことを適当に書いてるわたしはといえば、
DP1メリル(脳内略称「ワンメリ」)を予約しちゃったのでした(笑)。
初日に入手できるとフジヤカメラから電話がありました。ワンメリ。
あ、もちろん金はありません。特に今年は貧乏なので困っております。
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