2012年9月8日土曜日

電力の話を考えてみた

この手のネタは一歩間違うとアホがばれるので避けるのが賢明ではあるのだが、
思いついちゃったのだからしょうがない。

NHK NewsWeb24で電力の話をしててしきりに「短期的には原発を使った方が安い」という発言が出てきたのだけど、長期的にはどうなのかという話はなくて、短期的にはそらそうだろう、と。
だって、多くの原発は建設から長くたってて減価償却もかなり終わってるし、
原発は、建設費用はかかるけどランニングコストは安いのが特徴だから(もちろん大きな事故を起こさない場合)、古い原発を動かし続ければコストは安く済む。
対して火力の方は、長期的な契約で購入している燃料に加えて、短期で追加で燃料を買わねばならなかったのだから高く付くのは当たり前。
短期的な問題であれば、というかロードマップをちゃんと示してくれれば短期的に電気代が高くなるくらいは許容しましょう、と。

で、長期的にはどうだろうという話が出ないのだよな。
火力のコストにしても、今のコストで計算してて、たとえば東電なんかは震災後に臨時で小さなガスタービン発電機を大量に並べて電気を作ってるわけでそういうのはコストもかかるでしょう、と。
じゃあ、10年単位で、あらたにLNGを安く調達して、古い火力発電所を順次最新型の効率がよい「コンバインドサイクル発電」に置き換えていったらどうなるか……という計算を誰かしてくれないかしら。長期的なコストだとそういう前提になると思うのだけど。

たとえば、WikiPediaによると関西電力は姫路第二発電所にLNGを使ったコンバインドサイクル発電装置を6基作ってて、それが2013年〜2015年に完成する予定らしい。
この6つを全部合わせると最高で291.9kWで、大飯原発2基分(今動かしてるヤツですな)より多い発電量で、まあ、常に100%で動かせるわけじゃないけど、
こんな感じで、古い火力発電所を順次最新のコンバインドサイクル発電式に置き換えていった場合に最終的にコストやCO2排出量はどうなるのかって計算をして欲しいな、メディアは。
それではじめて、長期的な電力構成比を考えるための基盤ができるでしょう。
そうなれば発電コストも原発と変わらなくなるみたいだし。

てなわけで、個人的には、20年くらいかけて原発を減らしていって、
(技術開発やリスク分散のために電力会社とは独立したとこが持つくらいはいいとして)
その分は現実的に、LNGを中心に、それ以外は自然エネルギーものを少しずつ交えながらってところが
落としどころとして最適だと思うのだけどだめかね。



0 件のコメント: